第五話 山小屋生活
side シュタルク
俺たちはグラナト伯爵から一応フランメの魔導書は貰った。だけど屋敷を精液まみれにした影響で、修繕を少し手伝うハメになった。
「そんなに臭いか、我の液は?」
「これだけぶちまけりゃあ臭うだろ。」
「私ももっとぶちまけないと。」
「真似すんなよ、リーニエ。」
「いいや、真似してもらおう。同じちんちん侍として。」
「大丈夫なのか、少年?この変態パーティーで。」
「大丈夫なわけないだろ、伯爵。混ざってくれよ。」
「私は既婚者だから無理だ。」
「ちぇっ。」
人手が増えたのは有難いんだが、同時に変態も増えてしまった。最近ではリーニエに発症したサキュバス特有の性欲を満たすために、オチンチンが日々訓練に勤しんでいる。フリーレンが俺も手伝った方がいいと言ったのだが、フェルンの猛反対にあって却下された。
そんなこんなで屋敷の修繕が終わった後、俺たちは北側諸国最大の魔法都市、オイサーストに向かうことになった。だがその途中で…………
「迷った。」
遭難した。
side フェルン
シュタルク様があまりの寒さに気絶してしまいました。仕方なく私が運ぶことになったのですが、重いし独り言もうるさいしやっていけません。
「変わろうか、フェルン?私一応北側諸国出身*1だし、これくらい慣れてるよ。」
「大丈夫ですよ、リーニエ様。」
「私も前来たことある道だし………」
「フリーレン様も大丈夫です。」
ですがリーニエ様やフリーレン様に任せるのは胸がもやもやします。なんか嫌です。
「リーニエよ、シュタルクとフェルンはえっちな関係なのだ。だから邪魔するでない。フリーレン殿もよろしくお願いします。」
「違います‼︎」
「そうなんだ。」
「ああ、なるほどね。」
「皆さん、ゾルトラークして欲しいんですか⁉︎」
オチンチン様は余計なことしか言わないです。何故か私とシュタルク様が一緒にいると気を遣って近づいてきません。本当にムカつきます。理性も知性も無さそうな言動ばかりなのに、時々こういう紳士的な一面があるのが気持ち悪いです。
そんなことを思っていると、
「確か麓まで行けば避難小屋があるはず………」
「それ80年前の知識ですよね?大丈夫なんですか?」
「リーニエは分かるか?」
「私この辺あんま来ないから分かんな………あっ、山小屋だ。」
「ほら、あったじゃん。」
「本当ですね………」
雪景色の中にポツンと山小屋が現れました。どうやら定期的に管理されているようで、外装は簡素ながらもしっかりとしています。また人の気配があるようで、先客がいらっしゃるのかもしれません。
「とにかく入るよ、このままじゃ氷漬けになっちゃう。」
「氷の上で滑るように挿入………」
「余計な事言ってる場合ですか?」
「ありがとう、オチンチン。また性癖が一つ増えたよ。」
「それは良かったな、リーニエ。」
「増やさなくていいです。」
碌なことしか言わない変態2人はさておき、私たちが中に入ろうとすると……………
「ふんっ、ふんっ‼︎いいぞぉ、温まってきたぁ‼︎」
そのには上半身裸でスクワットをする男の変態がいました。これはマズいです。知らない変態となんて、同じ空間では過ごせません。ここは退散しましょうか。
「フリーレン様、ここはダメです。中に変態がいるからです。」
「横にもいるでしょ。」
確かに、横に2人もいましたね。
「変態とは心外………うわっ、変態だぁ⁉︎」
「上半身裸ですと………っ⁉︎なんて卑猥な格好をしておるのですか⁉︎」
「下半身裸に言われたくないぞ‼︎」
「上半身裸と下半身裸………2人合わせて全裸だね。」
「合わせるな‼︎」
隣にいる下半身裸とそれを真似する女に比べれば、上半身裸などマシですね。
「とりあえず中に入らないか?この吹雪の中外にいると死ぬぞ。」
「それじゃあお邪魔するよ。」
「感謝致します。」
ということで、私たちは上裸の男エルフのいる山小屋に入ることになりました。
中に入ると、私たちは早速自己紹介をすることになりました。
「
「魔法使いフリーレン。」
「同じく魔法使いのフェルンです。こちらは戦士のシュタルク様。」
「ちんちん侍をしております、オチンチンと申します。」
「私は
「ちんちん侍と
普通は見ませんよね、そんな変態種族。何を思ったら、それをメインウェポンにしようと思うのですかね?不思議で仕方ありません。そんなことを思いながら、その日は談笑して眠りにつきました。
side シュタルク
クラフトと共同生活を始めてから数日後、俺はフェルンと薪に使う用の木を伐採してる時に…………
「おぉおぉおぉ、旨い人間の臭いがしますなぁ!」
なんと魔族に襲撃されてしまった。中肉中背で、気持ちの悪い男の魔族だ。*2
「嘘だろぉぉぉ‼︎こんな大吹雪にいんのかよぉぉぉぉ‼︎」
「シュタルク様、一旦戻りますよ‼︎」
マズイ、このままだと俺とフェルンがひと足先に天国に行っちまう‼︎だから早くフリーレンたちと合流しないと‼︎斧で牽制しながら、後退して…………
「
しまった…………っ‼︎奴の魔法を喰らっちまった‼︎マズイ、どうすれば…………ん?さっきからなんか変だな?チンコの収まりが悪い?なんかムズムズする‼︎
「大丈夫ですか、シュタルク様⁉︎」
「大丈夫だ、フェルン。ただチンポジが良くないだけで………」
「大丈夫じゃないみたいですね。」
フェルンには死んだ目をされた。もしかしてチンポジを知らないのか?確かに、無理もない話だが…………
「あひゃひゃひゃひゃ!貴様は既に私の術中だぁ‼︎」
なん………だとっ⁉︎俺は既にコイツの魔法の影響を………っ‼︎
「私は魔族チンポズラシ!私の魔法はチンポジをずっと悪くするもの‼︎」
「くそっ………‼︎」
「はい?」
そういうことか‼︎通りでチンポジが全然治んねえと思ったんだよ‼︎
「不安定なチンポジに気を取らせて、隙を狙う作戦だ‼︎」
「なんて卑劣な魔族なんだ………っ‼︎」
「馬鹿の間違いでしょう?」
どんなに強い男でも、チンポジが変なら集中力を削がれてしまう。それはほんの僅かなのだが、時に大惨事に繋がりかねない‼︎
「とりあえず、私には意味ない魔法なんで殺しますね。」
そうか………っ!フェルンなら奴の卑劣な魔法が効かない‼︎何故ならついてないから‼︎頼んだ、フェルン‼︎
「馬鹿だねぇ‼︎
「「えっ………⁉︎」」
くそっ、フェルンも奴の魔法を喰らっちまった。でも女なら…………
「む、胸が………っ‼︎///」ブルンブルン‼︎
おっぱいがめっちゃ揺れてる‼︎ヤバい‼︎流石にフェルンを見るのは気まずい‼︎くそっ、奴は女用の魔法も用意してたのか‼︎
「シュタルク様のえっち‼︎見ないで下さい‼︎///」
「ごめんフェルン‼︎」
このままではフェルンの方を見られない‼︎上手く連携が取れないっ‼︎くそっ、なんて卑劣な奴なんだ‼︎
「あれは………魔族っ‼︎」
「
「クラフト‼︎リーニエ‼︎気をつけろ‼︎」
「
まずい、この2人も被害に…………
「なにっ、股間がおかしい………っ‼︎」
「パイポジとチンポジどっちも変だ………」
遭っちまった‼︎しかもリーニエはどっちも‼︎最悪だ‼︎こうなったらチンポジが悪いまま戦うしかねえ‼︎
「皆、私に任せて!」
「フリーレン‼︎」
「
フリーレンも恐らくおっぱいが揺れるのを承知でやってきた様子………
「…………」
「あれ、おかしいなぁ?私の魔法、効いてないのかなぁ⁉︎まさか男⁉︎」
「殺す…………っ‼︎」
すげえ、フリーレンには効かねえみたいだ。でも何故か血の涙を流している。それは煮えたぎった、殺意に満ちた目だった。
「にしても、この人数はマズいなぁ‼︎退散‼︎」
そんなフリーレンを横目に、なんと逃げの一手を出してきた魔族チンポズラシ。ここで逃してたまるかっ‼︎
そんなことを思っていると………
「貴様が変態か………っ‼︎」
「何っ⁉︎まさかり担いだ金玉太郎だと⁉︎」
山の少し奥で薪を集めていたオチンチンが戻ってきた。このクソ寒い中、相変わらずチンコ丸出しで山を徘徊している。この光景だけ見たら、まるでもう1人の魔族が現れたかのよう。
「
しかしコイツもチンポジをおかしくされるのか…………
「効かぬな。」
「「「「「えっ⁉︎」」」」」
その時、その場に居合わせた全員が衝撃を受けた。あの魔法が効かない⁉︎チンポジをずらす魔法だぞ⁉︎あれだけデカいちんこをぶら下げてたら、人よりもダメージあるはずなのに………っ‼︎
「チンポジというのは、ズボンの中におけるオチンチンの位置のこと。つまりズボンがあって初めて定義できるものなのだ。」
「つまり…………っ‼︎」
「下を履いていない我には、そもそもチンポジの概念など存在せぬ‼︎」
そういうことか‼︎確かにズボンなかったらチンポジもクソもねえわ‼︎良かった、オチンチンが変態で助かった‼︎
「くそぉぉぉぉ‼︎なんでズボン履いてないんだよぉぉぉぉ‼︎」
「「
「「
「「死ねぇ‼︎」」
こうして、変態魔族はごもっともなツッコミを叫んだ後、俺たち全員の手で抹殺されたのだった。
チンポズラシ
性別:男
種族:野良魔族
年齢:235
身長:1.7m
体重:70kg
声:島崎信長