side フェルン
剣の里から数日後、私はアパティート地方にやってきました。宿に荷物を置いたら夜まで自由行動ということで、私たちは女子組と男子組に分かれて行動していました。そして今私たち女子組は宿の部屋にいます。
「フリーレン様、リーニエ様、一緒にお店とか見て回りますか?」
「私はいいや。宿でゆっくり魔導書を読むよ。」
「そうですか。」
フリーレン様は相変わらず魔法に興味津々なインドア派。このまま1週間くらい引きこもりそうな勢いです。
「エッチなお店回るの?」リンゴムシャリ
「そこは回りません。」
「そっか。なら青果店でりんご買ってくる。」リンゴムシャリ
「どれだけりんご好きなんですか………」
対してリーニエ様はりんご大好き。魔族時代からの習性で、いつもりんごを食べてるそうです。もはや中毒ですね。
「あっ、そうだ。」
そんな事を思ってると、フリーレン様が何か思い出したようです。
「今日はシュタルクの18歳の誕生日だから。」
それはそれは、とても重要な事でした。
「なんでそういう事、事前に教えてくれないんですか?私何も準備していませんよ?」
「この街で何か買えばいいじゃん。」
「………シュタルク様の欲しいものが分かりません。」
そんな重要な日を当日に教えられては、とても困ります。果たしてどうすればいいのでしょうか?このままでは、シュタルク様に失望されてしまいます。
「フェルンの身体。」リンゴムシャリ
「
「いたた………なんだよ、もう。わがままだなぁ。せっかくシュタルクが欲しそうなやつ言ったのに。」リンゴムシャリ
「絶対に違いますよね?」
リーニエ様は頭エッチなので碌なアドバイスをくれませんでした。ならばフリーレン様ですね。
「フリーレン様は………」
「とっておきのやつ………服だけを溶かす薬!」ムフー!
「その下品な薬、買った時捨てろって言いましたよね。」ジョバジョバ
「あっ、ああ!」
「あっ、それ欲しかったのに。」リンゴムシャリ
「オチンチン様は服着てないから要りませんよね?」
「上は着てるよ。」リンゴムシャリ
フリーレン様も頭エッチでした。どちらもダメなようです。もう知りません。ここは1人で探すしかないようですね。
とはいえ、欲しいものが分かりません。という事で、私はシュタルク様に直接聞くことにしました。彼は恐らく男子部屋にいるでしょう。そう思って、部屋をノックしましたが…………
「………いませんね。」
どうやらオチンチン様と一緒に街に出かけたみたいです。ならば道行く人に声をかけて、彼を追いましょうか。
しばらく街を歩きながら、行方を探していると、色んな人から話が聞けました。
「斧を背負った戦士様かい?荷車を押すのを手伝ってくれたよ。露出狂の男と一緒に。確か、広場の方へ向かって行ったよ。」
「木から降りれなくなっていたところを、あっ、アレを使って助けてくれたんです!」
「暴れ牛を変態のイチモツを使って止めてくれてね〜。」
「ついさっきまで、俺たちと遊んでたぜ。ちんちん縄跳び*1、楽しかったな〜‼︎」
どうやら沢山人助けをしていたようです。フリーレン様とリーニエ様は流石に失礼ですね。オチンチン様はともかく、シュタルク様があんなエッチな薬や私の身体で喜ぶようなはずが………
「なあ、オチンチン。」
「どうしたのだ、シュタルクよ?」
おっ、ちょうど良いところに2人がいました。声をかけてみましょうか………
「あの雲、おっぱいみたいだ。」
「確かに、卑猥な形をしておるな。」
エッチだった。
「おっ、マジかよ!あっちはうんこだ‼︎」
「本当だ、卑猥な形をしておるな。」
違う、コイツらガキなんだ。
「後でフェルンに教えてやろう。」
「それは良い提案だ。」
リアクションに困るよ〜。
まあ仕方ないでしょう。とりあえず話しかけましょうか。
「シュタルク様。」
「おっ、フェルン!ちょうど良いところに!あの雲さあ…………すみません、なんでもないです。」
とりあえず、目で圧をかけておきました。これでシュタルク様は雲の話をしなくなったようです。
そんな事を思っていると…………
「我は風俗街に行ってくる。後は2人で好きにすると良いぞ。」
オチンチン様が自分の欲望を満たしに行きました………というより、明らかに気遣ってくれてるみたいです。そういうところ、なんかムカつきます。
side リーニエ
魔族には誰かの誕生日を祝う慣習も無かったし、それがめでたいという気持ちもなかった。だけどこうして
「シュタルク、これあげる。」リンゴムシャリ
「シュタルクよ、我からの贈り物は官能小説ぞ。」
「おっ、おう………ありがとう………」
エロ本をあげた。どうやらオチンチンとは別ジャンルみたい。よかった、被らなくて。
また、誕生日パーティーの一環としてバカみたいにデカいハンバーグをフリーレンと一緒に作っていた。どうやらアイゼンの地方の風習で、精一杯頑張った戦士へのご褒美らしい。
「やったぁ、あのバカでかいハンバーグだぁ‼︎」
「良かったね、シュタルク。」リンゴムシャリ
ご褒美………その言葉の響きになんかいいな、と思えるようになった。今までの努力が報われたかのような………そんな嬉しい思い。オチンチンの精子をごっくんしてからというもの、徐々に自分の中に新たな何かが芽生えていくのを感じつつあった。
side シュタルク
俺の誕生日から数日後、俺たちはアルト森林にて、
「そうか。お前は冒険者なのか。俺もずっと昔、冒険者に憧れていた。ガキの頃………」
なんかカッコつけながら底なし沼に沈んでゆくオッサンに遭遇した。
「とりあえず、我が魔羅を掴んでくだされ。」
「えっ………?他の方法、無いの?」
「これが1番手っ取り早いと、我は思いまする。」
「そ、そうか…………」
「安心しろ、コイツのチンコの頑丈さは、俺が保証する。」
「嘘だろ………?なんでチンコの固さ、知ってんだ?」
「私も保証するよ。」リンゴムシャリ
「おいおい、マジかよ………」
なので、オチンチンのチンコを差し出させて救出した。おっさんはめちゃくちゃ困惑した目で俺たちを見てきたが、まあ仕方ないだろう。チンコ丸出しの大男にチンコを使って助けるなんて、普通あり得ないしな。
その後、俺たちはおっさんを見送って、
「俺はここでいいよ。」
「そうですか。なら分かりました。」
「それより本当に村に寄ってかなくていいのか?収穫祭の準備で忙しいが、礼くらいするぞ。」
「物資の補充がしたいから、今日中に大きめの街に行きたいんだよね。」
「そうか。なら気をつけてな。ここら辺は危険な毒性生物が多いから。」
「分かった!」
大きめの街へと向かう事にした。
変なところで区切ってますが、普通にザイン編やります。