今回は時間をかなり飛ばしてニコ、アイン、りんご頭の話です。
少し月日が経ち、カラシニコフは才能を使い武器を順調に増やしていき、AKMを500挺、AK-12を200挺、AK-74を200挺、AK-74Mを100挺、RPKを100挺を作成した。
どうやら壊れる、または彼女が「消えろ」と念じるまでは存在し続けることがわかった。銃は消費物なため逐一点検しないといけないためノイマンの
繰り返していくごとに銃の製作スピードと精密度が高くなっていき、今では0.1秒で銃を作れるようになった。
何度も才能を行使していくごとに服装が変わっていき、遂に『完全な廻り者』になった。服装はソ連の軍服のものとなり、帽子にはソ連の象徴でもある赤い星がある。髪は黒から白色になり目の色も青色となっている。
そしてアインと共に才能の練習をしていると頭がリンゴになっている男が近づいてきた。名はアイザック・ニュートン。りんごが木から落ちることから万有引力のアイデアを見つけた偉人である。
アインに触れようとした手を彼女は振り払う。
「おっと、気安かったかな?」
「そう邪険にするなアイン。あの一件以来調子が悪いだろう?アインの才能は『杜』に必要不可欠だ」
「・・・それで?こいつはなんなの?」
アインは訝しげにりんご頭を指差し誰かと問うた。ニコはアインに抱きつき警戒しながらりんご頭を見る。
「俺はニュートン!!君の補佐役を頼まれた!見ての通り熟した色男!よろしく!!」
「熟しきって頭腐ったんじゃない?」
「え!?この子初対面に対して容赦なさすぎない!?」
ニコはニュートンに皮肉を言い、アインはニコの手を引きながらニュートンの反対側へと離れて行く。無視である。
「ちょ、ちょーい!!無視しないで!!」
「自分の才能くらい自分で制御してみるわ。果物コーナーにでも戻ることね、りんご頭」
「果物コーナーより生ゴミに捨てた方がいいよ」
「それもそうね」
「普通に傷つく!」
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アインは才能の練習をするため正座して集中を高める。その横でニコは静かにアインを見つめるのだが、邪魔者がそこにいる。
アインの頭には一個のりんごが置かれている。
「だっかっらっ!邪魔すんなって言ってんでしょ!!」
頭に乗っているりんごを握り地面に叩きつける。ニコはそのりんごを拾いムシャムシャと食べる。もったいない。
「邪魔じゃないよ、協力だよ?」
「頭にりんごを乗せてきたり落としてきたりするのが!?」
「人には人に合ったやり方があるはずだよ。側から見てもニュートンは邪魔してるようにしか見えない」
「んー、でも目を瞑ってイメージで
「まともなことを言ってる」
「やっぱり君は口が悪いね」
ニュートンは理論構築の本を開きながら木から降りてきて話しかけるが、アインは無視してニコはバカにする。
けれどニュートンはめげずに、アインの頭にえいんごのタワーを建てていく。
「おー4個も乗った。アインのバランス感覚すごい」
「俺の乗せ方も上手いでしょ」
「だからやめろってんだらぁああ!!」
「アイン、キレた!」
アインは4個のうち1個のりんごをニュートンの頭に目掛け投げ、ヒットするのだが跳ね返ってニコの頭に当たり、「いてっ」と声を出す。
ニュートンはキレて同時に息も切らして、ニュートンは腰を低くして諭すようにアインに話しかける。ニコはアインの前にりんごジュースを差し出す。
「座学は諦めるけど休憩にしよ?何日何時間も詰め込んだら危険も増えるよ。彼女もそう思ってるはずだよ」
「エスパー」
「・・・・・・」
「ほらほらお花は好きかな?お菓子かな?」
「アイス!」
「じゃあガリ◯リくんをあげよう!」
「アインも何か食べよう?ニュートンはきっと悪い人じゃない。保証する」
「・・・・ニコがそう言うならそうなんでしょうね」
ため息を吐いて観念したかのようにお菓子を口に運んだ。
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任務から帰ってきたアインは不服そうにしながらもニュートンに理論構築を学び出した。決まった形、数値の明確化、視点の作成。ニュートンに補助をしてもらうことによってアインの力はだんだんと安定してきている。ニコは少しでも支えようと雑用などのサポートをする。
「ニュートン。アインの調子はどう?」
「俺の補佐のおかげと彼女の努力でいい感じに仕上がってきてる。それに君のサポートもあるおかげで精神面も大丈夫そうだ」
「・・・ちゃんと支えてあげてね?私も出来る限り支えるけど、ニュートンだからこそ出来る支えかたがあるはずだから。アインを支える棒は私だけじゃない」
「アインから聞いてるよ?男の人は苦手なんだろ?無理しなくてもいいのに」
「今は信頼してる仲間。仲間に男も女もないよ」
「そっか。ありがあたいことだね」
ニコは仲間なら誰でも信用しているわけではない。自分の目で見て自分の頭で判断する。
キザな男だけど、気分は悪くならない。むしろ心地よい気もする。アインも信用している。だから大丈夫。
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敵の襲撃により、今のアジトは崩壊しようとしている。天井にあったテレビは崩れ落ち、生き埋めになってしまう寸前だ。
「参りましたね、道連れ・・・ですか」
「私のミスだ。演算が不十分だった。相手の算段を見誤った」
「今回は相手が上手だったんだよ」
「これは無事に済まなそうでありますな」
「不思議と呑気に聞こえてしまうのは不死ゆえかな?」
「冗談を」
「船坂はきっとこの中で誰よりも焦ってるはずだよ。死ねないで生き埋めになるのを考えるとゾッとしちゃうね」
「その通りであります」
「みんな集まって」
アインはノイマン、船坂、ニュートン、ニコを一箇所に集めて転移を試みようとしている。今までやってきたことのない一発勝負。
「アインいけるのか?」
「わからないけどやるしかないわよ」
「広範囲で複雑な転移はできないと聞きましたが」
「揺れも激しく干渉物も多い。成功率を演算するか?」
「「必要ない」」
ニュートンとニコは同時に同じことを言った。
「できるさ。そのために練習してきた」
「できるよ。アインは研鑽してきた」
ニュートンはアインの左手に右手を重ねて、ニコは上から両手で重ねる。
「・・・ありがとうニコ。頼りにしてるわよ、ニュートン」
「僕もさ、アイン」
「2人ともがんばれ!」
アインは微笑み、ニュートンはりんご頭で表情はわからないが間違いなく微笑み返している。ニコも2人は励ますようにニコッと笑う。
アインは全員を囲うように空間を選択する。その空間を起点に転移場所を指定。上からテレビが落ちてくる。ぶつかりそうになった瞬間。
他のメンバー避難していた場所へ無事転移することができた。
ノイマンと船坂は安心して体の力が自然と抜け、アインは汗だくになり、深呼吸を繰り返す。
その背中を摩るニコと肩を叩くニュートン。ニュートンはその流れのまま頬を撫で、ニコはアインに抱きつく。
「「頑張った」ね」
本誌65話の内容をここに持ってきました。
重要だからねここ。
アインはニュートンを信頼して、ニュートンはアインを信頼する。
ニコはニュートンを信頼して、2人を支える。
友情ってすごいね
サブタイトルはつけるべき?
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いる
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いらない
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早よ書け