アルテミスへとたどり着いたアークエンジェルーーしかし、運命とは彼らにそう易々と味方してくれる訳ではなかった。
アルテミスの宇宙ドックへと入港した彼らを待ち受けていたのは、武装した地球軍兵士たちであった。
同じ軍に所属している者たちだというのに、この異様とも言える状況にマリューたちは艦に入ってきた臨検官に問い詰めるも、武装した兵士たちよって瞬く間に制圧されてしまうのだった。
銃を突きつけられ、艦内の食堂に集められたクルー及び避難民たち。
「なんだってんだよ!お前達は!ふざけんじゃねぇよッ!」
食堂にマードック曹長の怒号が飛ぶ。
格納庫にいた整備士たちーーそしてドクターエイダたち、カンパニーの者らも此処に集められた。
今尚怒るマードックにドクターが制止する。
「マードック曹長、落ち着いて。ーーでないと、ほら」
「あん!?ーーっげ!」
銃口がマードックに向けられ、たじたじになる。
出入り口は既に銃を持つ兵士たちによって見張られている。
不安な状況の中、サイがトノムラたちに尋ねる。
「ユーラシアって味方のはずでしょ?大西洋連邦とは、仲が悪いんですか?」
「…そういう問題じゃねぇよ」
「はぁ…識別コードがないのが悪い…」
サイの問いにトノムラは不機嫌に答え、ロメロ・パルが頭を抱えて溜め息を吐いた。
「それってそんなに問題なんですか?」
トールがパルの呟きを拾い、問いかける。
「あぁ、どうやらねぇ…」
「本当の問題は、別のところにありそうだがな…」
「…ですね」
チャンドラとマードックが代わりに答え、ノイマンがそれに同意する。
そこにドクターが確信するように言う。
「間違いなく連中はアークエンジェルとストライク、そしてパワードを奪うつもりかもね」
「…やっぱか……」
彼女の言葉にマードックは頭を抱える。そんな中、彼らと同様に食堂に入れられたキラは、傍にいるシンラに不安そうに話しかける。
「シンラさん……」
「キラ、大丈夫だ。今は焦らずにいるんだ」
「は、はい……」
彼女はそう頷きつつ、彼の軍服の袖を掴む。その手が不安によって震えているのが分かる。
シンラはこの状況はどうすべきか、思案に暮れる。
一方、マリュー、ナタル、ムウの三人は現在アルテミス内のある一室に居る。
その中でナタルは落ち着つきもなく、部屋中を歩き回る
「おいおい、バジルール少尉……少しは落ち着けって」
「これが落ち着いていられますか!!」
マリューたちは、アルテミスの司令官ジェラード・ガルシアと面会した後、この部屋に軟禁されている。
友軍であるはずの者からの扱いに、ナタルは憤慨している。
その彼女とは対称的にムウは片手を振って言う。
「仕方ないだろー?連中は今、我々を艦に帰したくないんだからさ」
彼の一言にナタルとマリューは「まさか…」と思ったーー連中はもしや、アークエンジェルやストライク、そしてパワードを奪うつもりなのではと。
だがムウにとって気がかりなのは、それだけではない。
司令のガルシアとの会談の最中、ローラシア級のガモフがこのアルテミスの周囲をウロウロしているのがわかった。
ガルシアは"ここが安全"だと思っているようだが、果たしてそうだろうか……ムウはきっとそうでないと思っている。
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その一方、ローラシア級ガモフでは……。
「傘はレーザーも実体弾も通さない。向こうからも同じことだがな」
「だから攻撃してこないと?バカな話だな、フッ」
ガモフ艦長ゼルマンが、奪取したG兵器に乗るパイロット三人にアルテミスに対するブリーフィングが行っている。
アルテミスの構造にディアッカは呆れ鼻で笑う、だがぜルマンはそうではないと言う。
「だが防御兵器としては一級だぞ。そして重要な拠点でもない為、我が軍でもこれまで手出しせずにきたが、あの傘を突破する手立ては今のところない。厄介な所に入り込まれたな」
「じゃあどうする?出てくるまで待つ?」
っとクスクスとぜルマンを小馬鹿にするディアッカではあるが、それをイザークが咎める。
「ふざけるなよ、ディアッカ。お前は戻られた隊長に何も出来ませんでしたと、そう報告したいのか?それこそいい恥さらしだ」
彼に咎められるディアッカは気まずそうに顔を逸らした。その中でニコルはジッと映像のアルテミスを見て呟いた。
「...傘は、常に開いているわけではないんですよね?」
「ああ、周辺に敵のいない時にまで展開させてはおらん。だが、閉じているところを近づいてもこちらが要塞を射程に入れる前に察知され、展開されてしまう」
ならばお手上げだとディアッカが両手を開いて首を振る。
ニコルは悪戯好きな小悪魔のように、にこりと笑いを見せる。
「僕の機体、ブリッツなら上手くやれるかもしれません!」
彼の言葉の意味が分からない彼らは首を傾げる。
「あれには、フェイズシフトの他にもうひとつ、ちょっと面白い機能があるんです」
それからして、アルテミスの周囲を徘徊していたガモフは突如180回頭し、要塞に背を向けて全速力で離脱する。
そのガモフ離脱の知らせがガルシアにも届く、その司令である彼に副官のビダルフ少佐が報告の為にやってきた。
「なんだ?」
「は!それがぁ…」
ビダルフ少佐からの報告は、アークエンジェル艦内の調査は順調なのだが、モビルスーツの方が難航を極めている模様。
ストライクはOSに深いロックが掛かっているようで、一切起動出来ない。
「なんだと?」
「それだけではありません。もう一機の方が更に…」
「なに?」
「はーーシステムを解析したくとも、機体のコクピットハッチすら外部から開くことも出来ません。どのようなアプローチもシステムが拒否しているので解析やおろか、解除も不可能です」
もう一機ーーパワードへの解析が何一つ進むことが出来ていない模様。
ストライク以上に全力で調査するが、一切進むことが出来ない。
何よりも解析するにしても、コクピットのハッチを開けないといけないーーっが、開けたくても一切それすらも叶わない。
それを聞いてガルシアは思わず舌打ちをしてしまう。
痺れを切らしたか、ガルシア自らアークエンジェルに赴き、食堂に集められた乗員らに問い詰める。
「この艦に積んであるモビルスーツのパイロットと技術者は、どこだね?」
「パイロットと技術者だ!この中に居るんだろ!?」
ビダルフ少佐も皆に問い詰め声を荒げた。キラは思わず立ち上がろうとするが、シンラが肩を掴んで首を左右に振って制止する。
そんな中、ノイマンが代表してガルシアと対峙する。
「なぜ我々に聞くんですか?それに、ストライクとパワードをどうするおつもりですか!?」
「どうもしないさ、ただお目にかかりたいだけだよ」
等と見え透いた嘘をついているガルシア、すると突然奴は近くにいたミリアリアの腕を掴み、自分の傍らに無理矢理引き寄せる。
「痛い!!」
「ミリィ!!」
無理矢理引き寄せられたので、当然痛がるミリアリア。
恋人がそんなことになり、トールは彼女の名を叫ぶ。
これに彼女の親友であるキラは居ても立ってもいられず、ガルシアに憤り立ち上がろうとするがシンラが止め、更にシンラとは反対側にキラの隣に座っていたフレイも、それを察して彼女を止める。
「艦長が女性だったのだ、ならパイロットも女性という可能性もあるさ」
「いやぁ!!」
ミリアリアを見ながらニヤニヤするガルシア。無理矢理にされるミリアリアは痛みによって嫌がる。
「ミリィ!!」
「だめ!キラ!」
「フレイ!離して!ミリィが!」
「気持ちは分かるけど、ダメ!」
親友のミリアリアを救おうと自分が名乗るべく立ち上がろうとしたその時だった。
突如シンラが思いっきり立ち上がったのだ。
「し、シンラ中尉……」
彼の向かい側に座っていたサイはこれに驚くが、シンラは気にせず歩きだした。
誰もが皆、彼に注目しているーー無論、キラも同じくで徐に彼の名を呟く。
「シンラ、さん……」
「君は?なんだね?」
ガルシアの目の前まで止まるシンラ、それを見てドクターは「まさか」と思うが、これを止めることはせず静観しようと決めた。
そしてガルシアに対してシンラは口を開く。
「大西洋連邦所属、シンラ•ユーリ中尉であります」
「ほう?士官か。で?ユーリ中尉ーー何か用かね?まさか君がパイロットと言うことかな?」
「はいそうです」
「ほう?」
ガルシアの興味の対称がシンラに変わり、ミリアリアを拘束している手の力が緩み、彼女は咄嗟にトールの元まで走り戻る。
「トール!」
「ミリィ!良かった!」
そんな二人を余所にガルシアは尚もシンラに問いかける。
「でだ、ユーリ中尉ーー君の機体はどちらかね?」
「格納庫にあるトリコロールの機体ーーメタルグレーの機体よりも一回りデカイ方です」
「なるほど、だがもう一機の方のパイロットは?出来れば名乗り出て欲しいものだな?」
「それには及びません」
「何故かね?」
不思議がるガルシアだが、シンラはストライクよりもパワードが優れていることを説明することで、キラを庇おうとしている。
「パワードはストライクよりも高い性能を持つ機体です。なのでデータが欲しいなら、パワードが良いと思われます」
「ほほう?ーーふむ」
ガルシアは悩むが、だが二機の内一機は高い性能を持つと聞かされれば、これに欲しがらない奴はいない。
すると静観していたドクターが、シンラから視線を送られているのを察し、彼が何を企んでいるのかも瞬時に理解する。
そして彼女もシンラの言い分を後押しするように立ち上がって口を開く。
「彼の言う通りです。パワードはストライクよりも高い性能を持つ機体ですわ」
「君は?」
「パワードの開発責任者です」
「こりゃあ良い!なら二人とも一緒に格納庫まで来たまえ」
ガルシアの求めに素直に従い、シンラはドクター共々格納庫へと向かう。
「シンラさん!!」
「だめだ嬢ちゃん!」
キラは思わず立ち上がって彼の名を叫び、追いかけようとしたがマードックに止められる。
「で、でも!シンラさんが!!」
「ここは中尉たちの思いを無碍にしちゃいけねぇ!!」
「で、でも!!やっぱりいやです!!」
「嬢ちゃん!!」
「キラ!!」
「止まれ!」
マードックとフレイに呼び止められるも、キラは彼らの声や見張りの制止を無視して彼らが向かった格納庫へと走る。
彼女を止めようと見張りを任されたアルテミスの兵士らが、彼女に銃口を向けようとした時ーーノイマンらが隙をついて彼らを気絶させて拘束させることに成功する。
彼らの制圧し、武装を奪ったチャンドラらはノイマンに問いかける。
「これからどうします?」
「いまは艦長たちを待つんだ、それとブリッジに行って連中を追い払うぞ!」
「了解!」
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その頃、アルテミスの索敵範囲から離脱したガモフより整備員らの尽力で修理が完了したブリッツが出撃する。
「ミラージュコロイド展開ーー使えるのは80分が限界か」
ミラージュコロイドーーそれは、可視光線を偏向する特性を持ち、マイクロ・プリズムに類似した働きをする物質。特殊なコロイド状の微粒子の一種とされ、様々な帯域の電磁波に干渉または変更する性質を持つ光学迷彩技術であり、ブリッツ専用装備である。
そのミラージュコロイドであれば、堅牢なアルテミスの索敵網をくぐり抜けられる。
これこそニコルが考えた策なのだ。
ゆっくりとアルテミスへ向けてスラスターを噴射せず、閑静飛行のみで進む。
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そんな事など知らずのシンラとドクターは、格納庫へとたどり着いた。
ドクターはガルシアに問いかける。
「で?どうして欲しいのです?ガルシア司令殿」
「ではまず、パワードのコクピットハッチを開けて貰おう」
「いいですよ、シンラ」
「了解」
シンラはコクピットハッチに備え付けられている端末にアクセスする。
この端末にアクセスできるのは、シンラとドクター、それにカンパニーのスタッフのみである。
だが中枢であるコクピットシステムは、シンラのみしかアクセス出来ない。
ハッチを開けてシステムを立ち上げたシンラは、ガルシアにある警告を告げる。
「機体のシステムは立ち上げました、しかしお気をつけをーー」
「ん?どういう意味かね?」
「この機体のデータを取りたいのであれば、覚悟しておやりください。自分たちは一切関知しませんのでーー」
「ふふっ、そんな怖い怖い脅しは聞かんよ。早く進めろ!」
ガルシアの命令で作業員らは総出でパワードのデータを調べる。
そんな中、シンラたちを追うようにしてキラが追いかけてきた。
「シンラさん!!」
「キラ!!何故きた!?」
「だ、だって、シンラさんが連れてかれたから……怖くて、不安で……」
キラは悲しげにそう言って眼を伏せる。そんな彼女にガルシアが興味を引く。
「君は?」
「わ、私は……す、ストライクのパイロットです!!」
「キラ!!」
思わぬアクシデントと言うべきか、彼女は彼女なりにシンラを守ろうとしているのだろうーー自らストライクの乗り手だと告白する。
それに対してドクターは頭を抱え、シンラは「これは不味い」と感じた。
ガルシアはそんなバカな嘘と鼻で笑い一蹴するが、しかし次にキラが言う言葉に彼は驚愕することになる。
「私は!コーディネイターです!!」
「キラ!?」
「バカな子……」
シンラは声を荒げ、ドクターは眼を細め何処か呆れる始末。
だが彼女がコーディネイターと知ると、ガルシアはニヤニヤと嗤う。
「ほーう?……コーディネイターか」
ガルシアは彼女のことを嘗め回すような視線を向けながら、ゆっくりと近づいてくる。
キラは恐れを抱くが、それでも自分なりにシンラを守りたいと前に出る。
「ストライクの……OSのロックを外せばいいんですか?」
「まずはな。だが君にはもっといろいろなことができるのだろう? 例えばこいつの構造を解析し、同じものを造るとか……逆にこういったモビルスーツに対して、有効な兵器を造るとかね」
ガルシアが真っ先に興味を引いたモビルスーツは、パワードである。
銃を持った部下を引き連れて共に興味深そうに、徐々にその全貌が明らかになりつつあるパワードの姿を眺め嗤う。
「私はただの民間人で学生です……!軍人でもなければ、軍属でもない……そんなことをしなければならない理由はありません!」
キラはそれを拒否する姿勢をするが、ガルシアは嘲笑う。
「だが君は、裏切り者のコーディネイターだーーそうだろ?」
「裏切り者!?」
「どんな理由でかは知らないが、どうせ同胞を裏切ったんだろう?ならばいろいろと……クククッ」
「……違います!!!……私は……!」
シンラは必死に耐えようとする、パワードには"あるトラップ"が発動するまでの我慢と耐えている。
だがガルシアがキラに対して嘲笑ったり、処か、頻りに彼女の身体をチラチラと見ては下卑た笑みすら溢すその下衆さに苛立ちと、そしてーー殺意が徐々に込み上げる。
「地球軍側に付くコーディネイターというのは貴重だよ。なに、心配することはない。
君は優遇されるさ、ユーラシアでなぁーーなんなら、私の愛人にしてやろう、大丈夫さぁ……私はコーディネイターでも女性を優しく愛してやれる男だからなぁ」
「い、いや!……や、やめてください……ッ!!」
ガルシアは滔々キラの手を掴み、彼女を自分の顔に近づけ荒い鼻息がキラの顔にかかる。
それが余計に不快感と恐怖が沸き上がる。嫌がるキラの姿にガルシアの中で厭らしい劣情が沸き、嗜虐心まで抱いてしまう。
コーディネイターの身体能力をもってすれば何とか出来そうな相手なのだが、しかしヘリオポリスの出来事が起きるまで戦争など無縁で護身術など習ったことがないキラに難しい。
しかも迫るガルシアに恐怖すら抱いてしまって足すら震えてしまう、そして遂には涙が込み上がってしまうキラ……それを見たシンラはーー
ブチッ!!!!
っとーー彼の中で何かがキレた。その時だった、パワードのコクピットシステムを調べていた調査員が血相変えて、しかも青ざめた様相でガルシアに知らせてきた。
「た、大変です!!閣下!」
「なんだ!?何か分かったか!?こっちは良いところだと言うにぃ!!!」
「そ、それが!ぱ、パワードに……
………味方識別コードがありました」
「な、なに!?」
「そ、それも!地球連合軍最高司令部統合作戦室所属、並びに第13独立機動遊撃群ーーデイナ•ザールラント准将です」
「な!?」
その名を聞いてガルシアは青ざめた。デイナ•ザールラントーーその人物は、大西洋連邦に所属しており、且つアズラエル財団の当主ムルタ•アズラエルの配下でもあり、最高司令部に属していながら前線に出る事を厭わない人物としての側面もあるエリート将校で謀略など得意している。
以前に最高司令部統合作戦室所属の前任者だったウィリアム・サザーランドという将校が居たのだが、彼はユニウスセブンの核攻撃後、自身の戦艦ドゥーリットルの謎の内部爆発により死亡した為、彼女が新たな後任者として就いたのだ。
噂では過激な反コーディネイター思想を持つ彼が目障りとなった彼女が謀殺したのでは?というのがある。
その彼女の武勇伝はユーラシアでも轟いており、このアルテミスでも彼女の名を聞いて恐れぬ将校は居ない。
ガルシアはその人物の名を聞き、恐れ震える。
「じゃ、じゃあ!シンラ•ユーリ中尉!貴様は!あの女の部下ーーっ!?」
その時、シンラは人間とは思えないぐらいのスピードでガルシアに迫り、渾身の拳を叩きつける。
ガルシアはその一撃によって、綺麗な放物線を描きながら壁に吹き飛ばされ叩きつけられた。
「ぶ、ぶびゃあ!!!ぎ、ぎざまぁ!!!ーーひっ!!?」
鼻から夥しい量の血を垂れ流しながら、彼を睨みつけるがそれは一瞬で萎縮し、代わりに恐怖することに。
「彼女に……近寄るなっ!!」
額に血管が浮き出て、更に眼が血走っていて鬼気迫る勢いでガルシアを射殺すように睨むシンラ。
ガルシアは怯みつつも、何とかして同じくして恐怖で怯む部下たちにシンラを撃ち殺すよう指示する。
「ご、ごのお"どごを"ごろぜぇー!!」
ビダルフ少佐以下、部下たちはシンラに銃口を向けようとした時だったーー突如、アルテミス全部が突如して大きく揺れ、皆動揺してしまう。
「シンラさん……」
そんな状況の最中、キラは彼の傍に近寄り、彼の温もりを確かめるようにすり寄る。
「………」
シンラは無言ではあったが、キラの手を「絶対に離さない、誰にも触れさせない」と言わんばかりに強く握っていた………。
と言うことで、地球連合軍最高司令部統合作戦室の将校にオリキャラのデイナ•ザールラントという人物が話の中で、名前のみ出てきました。
本来、地球連合軍最高司令部統合作戦室という役職にはSEED原作のキャラクターであるウィリアム・サザーランド大佐がいるのですが、この作品の今後の展開的に不必要と思ったので作者の気分でお亡くなりになって貰いました。
死因はユニウスセブンの核攻撃後、乗艦していた戦艦の謎の内部爆発による不幸中の事故です。コワイデスネェー