Fate/Grand Order 輪   作:ケントxv

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私はあの手を忘れない。


プロローグ(藤丸立香)

立香「セイバー!!宝具を」

 

セイバー「約束された勝利の剣(エクスカリバー)

 

 セイバーから放たれた光の奔流は瞬く間に化け物ども飲み込み、全てを消し去っていた。

 

立香「やったやった!セイバーってすごーい!!」

 

 そう無邪気に喜んでいたのだが、急に辺りが暗くなる。

 

立香「え?なに?何なの?」

 

 そして地面の感覚すら闇に飲まれ

 

立香「きゃぁぁぁ!!」

 

 私は闇に落ちて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「フォウ・・・?キュウ・・・キュウ?」

 

 今、頬を舐められたような・・・

 

 そんな感覚と共に私は目を覚ます。

 

??「・・・・・・・・・・・・。」

 

 そこには綺麗な女の子が私の顔をのぞき込んでいた。

 

立香「・・・・・・・・・・・・。」

 

 私は思わずその顔に見惚れてしまう。

 

??「・・・・・・・・・・・あの。

   朝でも夜でもありませんから、起きてください、先輩。」

 

立香「へ?あっ...えっと、君は?」

 

??「いきなり難しい質問なので、返答に困ります。

   名乗るほどのものではない____とか?

   いえ、名前はあるんです。

   名前はあるのです、ちゃんと。」

 

立香「なら名前教えてよ!私は藤丸立香」

 

??「あ、はい。マシュ...マシュ・キリエライトです。先輩」

 

??「フォウ!キュー、キャーウ!」

 

 マシュの自己紹介を受けるとその下から謎の鳴き声が聞こえる。

 

マシュ「・・・・失念していました。」

 

 そう言って、マシュは謎の動物(?)を抱きかかえる。

 

マシュ「こちらのリスっぽい方はフォウ。

    カルデアを自由に散策する特権生物です。」

 

フォウ「フォ!キュー、キューウ!!」

 

 自己紹介されたフォウは胸を張るようにしながら鳴く。

 

マシュ「わたしはフォウさんにここまで誘導され、

    先輩を発見したのです。」

 

 これが私変える最初のFate(運命)、マシュとフォウ君との出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、レフ教授と合流した私は所長という人の説明会に参加したのだけど...

 

所長「寝るな!遅刻魔!」

 

 と一喝...説明会からも追い出された。

 

マシュ「・・・大丈夫ですか先輩?」

 

立香「どうしようマシュ...盛大に寝落ちちゃった」

 

 所長...たぶん一番偉い人の話しの途中で寝落ちる。中学の校長先生の話いらいだ。

 

マシュ「はい。先輩は所長の目の前で堂々としたレム睡眠でした。さすがです。」

 

立香「それは褒めてるの?けなしてるの?」

 

 この子は感情が読みずらいな~

 

マシュ「ともあれ、所長の平手打ちで完全に覚醒したようで何よりです。」

 

立香「それむしろ悪いよね?最悪だよね?」

 

マシュ「・・・・・・・先輩はファーストミッションから外されたのでお部屋にご案内しますね」

 

立香「無視!!」

 

フォウ「フォウ!」

 

マシュ「先輩のお部屋に到着です。個室ですのでごゆるりと、後はフォウさんがついているので安心です」

 

 そう言ってマシュはファーストミッションに参加するため戻っていき、私は部屋に入った。・・・のだが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「はーい、入ってま-・・・・って、うぇえええええ!?誰だ君は!?

   ここは空き部屋だぞ、ボクのさぼり場だぞ!・誰のことわりがあって入ってくるんだい!?」

 

立香「そう言う貴方は誰ですか!?私はこの部屋が私の部屋だと案内されて来ただけなんですが!?」

 

フォウ「フォ、フォキュー!」

 

??「何!そっか、ついに最後の子がきちゃったかぁ・・・・」

 

 そう言いながらロマニ・アーキマン。通称Dr.ロマンに自己紹介されここ”カルデア”ついて説明された。

 

立香「ケーキうっま」

 

ロマニ「そうでしょう。このケーキはロンドンでも有数なパティシエに依頼した特注で・・・って違うよ!ここカルデアについて」

 

立香「雪山の中に作られた施設。ですよね?」

 

ロマニ「まっまぁ・・・それでいいよ~」

 

 そこにロマンの通信機からレフ教授の声が聞こえる。

 

レフ『ロマニ、あと少しでレイシフト開始だ。万が一に備えてこちらに来てくれないか?

   Aチームの状態は万全だが、Bチーム以下、慣れていない者に若干の変調が見られる。

   これは不安からくるものだろうな。コフィンの中はコクピット同然だから。』

 

ロマニ「やあレフ。それは気の毒だ。ちょっと麻酔をかけに行こうか。」

 

レフ『ああ、急いでくれ。いま医務室だろ?そこからなら2分で到着できる筈だ。」

 

 そう言って通信が切れる。

 

立香「どうするんです?ここ、医務室じゃないですよね?」

 

ロマニ「・・・あわわ・・・それは言わないで欲しい・・・ここからじゃどうあっても5分はかかるぞ・・・」

 

立香「隠れてサボってるから・・・」

 

ロマニ「だから言わないでよ~。ま、少しぐらいは許されるさ。Aチームは問題ないようだし。

    お喋りに付き合ってくれてありがとう、立香ちゃん。

    落ち着いたら医務室に来てくれ。またケーキをごちそうしよう」

 

立香「え、ホントに!やった~」

 

 等と喜んでいると突然部屋の電気が消える。

 

立香「え?何?」

 

ロマニ「明かりが消えるなんて、何か___」

 

 ガタン

 

  ブーーー!ブーーー!

 

 

『緊急事態発生。緊急事態発生。

 中央発電所、及び中央管制室で火災が発生しました。

 中央区画の隔壁は90秒後に閉鎖されます。

 職員は速やかに第二ゲートから退避してください。

 繰り返します。

 中央発電所、及び中央_____』

 

ロマニ「今のは爆発音か!?一体何が起こっている・・・・・!?

    モニター、管制室を写してくれ!みんなは無事なのか!?」

 

 そうして映し出されたのは辺り一面が火の海となっている光景だった。

 

立香「ひどい(管制室って、マシュは・・・・?)」

 

ロマニ「これは・・・立香ちゃん、すぐに避難してくれ。ボクは管制室に行く。」

 

立香「嫌です!」

 

ロマニ「なに!?」

 

立香「マシュを!折角出会えた友達を!見捨てておけない!!」

 

フォウ「フォウ!」

 

 そう言って私とフォウ君は管制室へと走り出した。

 

ロマニ「待つんだ立香ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立香「マシュ!マシュ!!どこ!!ゴホゴホッ」

 

 辺り一面火の海で煙が入って来る。

 

『システム レイシフト最終段階に移行します。

 座標 西暦2004年 1月 30日 日本 冬木

 ラプラスによる転移保護 成立。

 特異点への因子追加枠 確保。

 アンサモンプログラム セット。

 マスターは最終調整に入ってください。』

 

立香「マシュ!誰ゴホッ...誰かいませんか!?」

 

 必死に生存者を捜す。そして...

 

マシュ「・・・」

 

立香「マシュ!!」

 

 瓦礫の下敷きになっているマシュを発見し駆け寄る。

 

マシュ「・・・・・・、あ。」

 

立香「しっかりして、いま助けるからから・・・!」

 

 だが、瓦礫の中から多量の血が流れ出て来ている。

 

マシュ「・・・・・・いい、です・・・助かりません、から。

    それより、はやく、逃げないと。」

 

立香「そんなこと言うな!諦めないで!」

 

 そこに中央にあった大きな地球儀...カルデアスが赤く発光する。

 

『観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました。

 シバによる近未来観測データを書き換えます。

 近未来百年までの地球において人類の痕跡は 発見 出来ません。

 人類の生存は 確認 出来ません。人類の未来は 保証 出来ません。」

 

マシュ「カルデアスが・・・真っ赤に、なっちゃいました・・・・・・

    いえ、そんな、コト、より______」

 

『中央隔壁 封鎖します。館内洗浄開始まで あと 180秒です』

 

マシュ「・・・隔壁、しまっちゃい、ました。・・・もう、外に、は。」

 

立香「そうだね。一緒だね。」

 

マシュ「・・・・・・・」

 

『コフィン内マスターバイタル基準値に達していません。

 レイシフト 定員に 達していません。該当マスターを検索中・・・・発見しました。

 適応番号48 藤丸立香 をマスターとして 再設定 します。

 アンサモンプログラム スタート。霊子変換を開始 します。』

 

マシュ「・・・あの・・・・・・せん、ぱい」

 

立香「何?マシュ」

 

マシュ「手を、握ってもらって、いいですか?」

 

『レイシフト開始まで あと3

 

立香「もちろんだよ。マシュ」

 

2

 

 そう言いながら、私はマシュの手を握った。もう離さない様に大事に、優しく・・・

 

1

 

マシュ「ありがとう、ございます。せん、ぱい。」

 

 そう言いながらマシュは弱々しくも握り返してくれた。

 

全行程 完了(クリア)。ファーストオーダー 実証を 開始 します。』 

 

 こうして私の意識は闇に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《特異点F》

 

   A.D.2004 炎上汚染都市 冬木 

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立香「貴方が私の最初に召喚したサーヴァント」

 

セイヴァー「・・・どうした?_マスター」

 

マシュ「・・・先輩?」

 

フォウ「フォウ?」

 

立香「か...」

 

セイヴァー「か・・・?」

 

立香「可愛いぃぃぃ!!」

 

 そこには見た目は普通より大きいし額に角があるけど、黒く美しい毛並み、力の籠もった青い瞳...

 どれもドストライク!私が探し求めていた理想のワンちゃんがそこにいた。

 

マシュ「犬...ですね。」

 

フォウ「フォウ!」

 

 フォウ君はワンちゃんの背中に乗って胸を張るように立っていた。

 

立香「フォウ君きゃわ~、何でカメラとか無いの?」

 

セイヴァー「やれやれ」

 

 

 

 こうして、のプロローグは終わる。

 さあ、行こう。の理想のエンディングに向かって!!

 

 




どうも、ケントxvです。

ついでに私のFGOのマスターネームは「ケント」です。

今は関係ないですね。

さて、セイヴァー君のイメージはシベリアンハスキーに瑠璃色に輝く角が生えており、人間の腰ぐらいまで大きさがある。と言ったらイメージしやすいですかね?

何故人間じゃないのか?そこは某”アームドブルー”みたいにしたいとか思ったりなんだり...

さて、次回からは冬木での冒険が始まります。

気長にお待ち頂ければ・・・

それでは
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