3年J組おじさん先生
故郷のおっかあ、元気にしていますか。
貴方の娘の、
色々あって先生がよく辞めていきますが、ウチの学校は今日も平和です。
学友にも恵まれ、日々を楽しく過ごしています。
そんな今日もまた新しい先生が入って来ました。
皆は何日で辞めるのか賭けを始める始末。
あっ、チェンちゃん手紙を見ないでだべ。
は、はずかし────
「席に着きなさい。今日はみんなに新しい先生を紹介する。入ってくれ」
校長先生は、よぼよぼと一言を発します。
皆が、静かになります。
「あざっす」
「ジェッセルトン・ウィリアムズ先生だ」
校長先生は、名前をそう呼びます。
やる気のない返事をした本人は、死んだ目をした黒いおじさんです。
◇◆◇
「えー、今日からテメーらの担任のジェッセルトンだ。何か質問はあるか」
先生は、やる気のない声で言います。
いきなり質問と言われても、困るだべ。
そんなに聞くことなんて───
質問で頭を悩ましていると、
後ろのスワイヤーちゃんが質問をします。
───彼女は、常識人でクラスのツッコミ役です。
日々の安寧は、彼女が胃を痛めているからこそあります。
「あの、先生はなんでタブレットを触っているのでしょうか?」
「アークナイツの周回中だ。次」
先生の手は、タブレットを操作しています。
無限のマークが書かれた謎の会社製です。
「いやいや、授業中にゲームしないでくださいまし」
「アークナイツは心の勉強だ。問題ない」
先生、それは間違いだべ。
アークナイツの運営に心は無いだべ。
喉まで出かかった言葉を抑えていると、
斜めのリンちゃんが発言します。
────彼女は、聡明です。
彼女に救われた宿題の数は両手では数えれません。
「先生の肩に乗っている生き物は何でしょうか?」
「さっき捕まえたオリジムシだ」
先生の肩には小さい黒い塊が居ます。
意外と『キュキュ』かわいらしいだべ。
「いや、リリースしてください」
「人は噛まない、ハズだ」
先生、噛む噛まないの問題じゃないだべ。
オリジムシを持ち込むことが問題なんだべ。
校長先生は止めなかったことに危機を覚えていると、
横のチェンちゃんが質問します。
────彼女は、勇敢です。
例え敵陣でも、修羅場でも、いい雰囲気のカップルでも彼女は突撃します。
「先生は何故タバコを吸っているんですか。校内は禁煙です」
「安心しろタバコの味がするタバコだ」
先生の口には、白い煙を出すタバコが咥えられています。
煙が出る飴やシガレットは聞いたことがありません。
「なるほど、なら問題ないですね」
「いや、だまされてるわよ、チェン!」
チェンちゃん、それはただのタバコだべ。
別に上手いこと言ってない先生に騙されないでだべ。
横の友人の将来に不安を感じていると、
先生がしゃべりだします。
「質問は以上か。なら今日は────」
「し、質問ッ!」
はっ、つい反射的にしゃべってしまった。
フィオナは何も考えていません。
ただ、何となく、終わるにはもったいないという
主婦的感覚で質問をしてしまいました。
何かないかと考えて、
フィオナは脊髄で質問をします。
「先生は、なぜ先生なんですか?」
「......」
意味不明です。
1=1みたいな質問を、何故したのでしょうか。
顔が熱くなり、赤みを帯びています。
、
恥ずかしくてしゃべれないフィオナを気にせず、
先生は紡ぎます。
「
「へっ?」
理解不能です。
何を救って、何故心を取り戻すのでしょうか。
ですが、その言葉には熱を感じました。
フィオナは不思議な感覚に陥ります。
まるで、目の前のダメ男が、
唖然としているフィオナを横に、
先生はしゃべります。
「これ以上はないな。なら今日は解散」
「あの~授業は」
スワイヤーちゃんが恐る恐る聞きます。
まだ、始まってから5分しかたっていません。
動揺する皆を放置し、先生は去ります。
去り際に────
「授業は、緊急作戦【制御不能】波瀾万丈15クリアで出席とする」
無理難題を置いていきます。
でも、生還者の契約を使えばまだ───
「───精神論分隊は禁止だ」
クラスの皆は、思います。
この授業は捨てよう、と
後日、チェンちゃんがチェン単騎で攻略して、
皆がこの授業をとる気になるのは別の話です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。作者です。
今回の話は、本編を書いていたら終わらなかったので、外伝を書きました。本音を言うなら、バグパイプを書きたくなっただけともいいます。
本編とは関係ない話ですし、楽しみにされていた方には申し訳ないと思っています。まあ、気長に待っていただけるとありがたいです。
さて私語なのですが、最近ローグライク熱が復活しまして、10で止まってた難易度を何とか上げようとする日々です。朝っぱらにコツコツやっているのですが、だいたい緊急作戦で陸地に帰るハメに......。絶対に許さんぞ、サルカズってな感じですね。
さて、前回も誤字報告ありがとうございます。数時間で2件ぐらい来て、うれしいような悲しような気持になりました。今年の祈願は誤字を減らすに決まりそうです。これからもよろしくお願いします。
また、温かい感想もありがとうございました。おかげで元気になりました。その感想をモチベに作者は今日も書いております。
では良きガチャライフがありますように。