みんなのアイドル、まこーらになってしまったようだ   作:やめちっち

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そろそろ羂索描写を入れたいところ


ダンシングまこーら

 

 

 俺は膿爛相たちに一旦別れを告げて、伏黒君の元へ向かう。その最中、気配を悟られないように呪力を抑え、体を小さくして移動を進めた。サイズ的に多分伏黒君の身長の八分の一くらいだろう。めちゃくちゃ大きくなって渋谷を破壊し尽くすまこーらをアニメで観たからね。だから小ちゃく出来るんじゃね? と思ってやってみたら出来た。すげーや。

 そんな小さくて可愛らしいお人形まこーらと化した俺は大きな呪力、恐らく花御の呪力の元へ、よく分からない場所から生えている翼をはためかせて飛ぶ。今さっきまで花御と伏黒君の呪力の存在は近かった。しかし今は距離が離れている。俺は術者である伏黒君の容体はある程度……なんとなく……少し分かる……と思ってる。だから分かる伏黒君は無事だと、多分。だが、呪力がかなり減っている。それらを踏まえると、誰かとバトンタッチしたのだろうと想像がつく。花御とやり合えるのは俺の兄弟である虎杖と東堂くら……って違う!! アイツらは兄弟じゃねぇ!! ヤバい、変な方向に適応してきている。東堂と会うのは避けよう(できない)

 

 てな感じで、東堂の脅威を払い除けつつ、伏黒君の元へ向かっていると歌姫とサイドテールのクソ野郎の姿が見えた。確かアイツはまこーらに殺されかけた奴だ。

 

 ……聞こえるか? 原作のまこーらよ。オマエがなし得なかったサイドテール殺しを俺が実現してやるよ。

 

 とはならないんだよな〜。一応情報を吐かせるために生かしておく必要があるし。まあ、大した情報なんて無いだろうけど。全く使えない奴だ。

 それに、伏黒君は例え呪詛師でも人を殺すのに抵抗があるだろう。伏黒君が直で処してないとしても、伏黒君の下僕の俺が殺したらきっと気に病む。多分。

 

「いいでしょ、コレ。鞣造が作ってく――グッ……!!」

 

 俺は静かに忍び寄り、体を通常サイズに戻してサイドテールを引っ張り、コチラに寄せる。

 

「な、なんだ――ヒッ!!」

『マコ』

 

 そんなビビらんといてください。

 

「あ、あれは確か伏黒の……」

 

 そうです、歌姫ちゃん。私は伏黒君の下僕です。気軽にまこーらと呼んでマコ。

 

「な、なんなんだよオマエは……!!」

 

 俺はうるさいサイドテールを横脇にある石垣に向かって投げ飛ばす。

 

「ぐへっ」

 

 俺は思いっきり叩きつけられて立ち上がることが出来ないサイドテールにゆっくりと近づいていき、剣に微力の呪力を流し込む。

 

「お、おい! 近づくな!!」

 

 はーい、大人しくしましょうねぇ〜

 

「あ、あぁ……? えっ? あ゛あ゛ぁ゛う゛、う゛て゛か゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!!」

 

 俺はサイドテールの四肢をそぉーーっと優しく剣で切断した。何回かも剣振るってるのに攻撃が当たらない時があった。そういう術式なのかな? まあ、いいや。もう終わったし。

 

「う゛、う゛う゛う゛う゛て゛て゛て゛て゛て゛!!!」

 

 凄い痛そうだ。ちょっと可哀想なので剣に正のエネルギーを流し込み、傷口を塞ぐ程度の処置を施した。そしたら大人しくなった。きっと気絶したんだろう。おやすみ。

 

「ア、アンタ……!!」

 

 歌姫が後退りしながら、離れていく。別に取って食ったりしないのに。まあ、ネタ抜きでこんなデカい怪物いたら、そりゃあビビるよね。それに、四肢斬り落としてるわけだし。辺りが血まみれだぁ。よく見たら歌姫の顔にサイドテールの血がついてるし。ちょっとやり過ぎたかも。まこーら、反省(してない)

 

『マコッ』

 

 お気をつけてキラーンって感じで、爽やかスマイルを見せて、手を振ってその場を後にした。本当は手を取って手の甲にキスでもしようかと思ったけど、流石に怖がらせちゃうのでやめた。紳士なまこーらをやってみたかったけど残念。

 

 

 俺は再び小さくなり伏黒君の元へ向かっている最中、五条先生を入れない帳が上がり始めた。もうコレで安心だ。宿儺の指と脹相が盗まれたことを除けば。

 

 ブンブン飛んでいると伏黒君、狗巻パイセン、加茂の三人が目に映った。

 

「加茂さん、大丈夫でしたか?」

 

 俺は気づかれないようにゆっくりと近づいていく。

 

「私は君の式神のお陰で何とか。君の方は?」

「俺も大丈夫です。時間稼ぎ程度でしたので」

 

 俺は背後からゆっくりと、ゆっくりと伏黒君に近づいていく。その時、狗巻パイセンと目が合った。俺は人差し指を自身の口元に待っていき、しー! っと静かにしてほしいとお願いをする。狗巻パイセンは悪戯な笑みを浮かべて静かに頷く。

 俺はそっと肩に手を置き、伏黒君の耳元に、ふーっと息を吹きかける。

 

『マコォ〜〜〜――マッ!!』

 

 俺は面白いリアクションを期待していたが、返ってきたのは腹部へのパンチだった。

 

「なに馬鹿なことやってんだ」

 

 な、なに!? バレてるだと!! ……あぁ、そういうことね。俺と伏黒君の心と心が通じ合ってるから分かったんだね。まあ、相思相愛ですから。

 

「……ニヤニヤしてて気持ち悪い。つか、何してたんだよ」

『マコマコマコ』

 

 俺は取り敢えず、今回の出来事を口頭で伝える。って、呪物の流出について教師や上層部以外の人に漏れちゃダメじゃね? そこから呪詛師に情報流れちゃうかもだし。あー、やらかした。

 

「ん? マコマコ言ってるが通じているのか?」

「通じてませんよ」

 

 セ、セーフ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんにちは!! 役立たず三輪です!! 

 自分で役立たずとは言いつつも『まぁ、そこまででもないっしょ?』と思っていました。

 でも特級呪霊の襲撃で皆の命が繋がっている中、真依のお姉ちゃんに全く歯が立たず、腹部を蹴り飛ばされ、挙句の果てに爆睡ちゃんをかましてしまい、肩身が狭いです。

 そんなこんなで中止と思われた交流会。

 とりあえず、一日休みを挟んで私達は今、野球をしています。

 

 しかしこの野球、普通の野球とは少し……いいや、かなり違います。

 

 まず、ピッチングマシーンと化したメカ丸。

 当たり前のようにいるパンダ。

 そして何より応援席にいる、体長三メートルほどあるボンボンを持ったチアガール姿の白い異形。ドスンドスンと音を鳴らし、スカートをフリフリと揺らして、マコー!!と雄叫びを上げています。

 東京校の皆さんと東堂先輩は当たり前のように受け入れてます。東堂先輩に関しては『これでこそマコだ!』なんて言って殴られてました。私がおかしいんでしょうか?

 

 そんなこんなで試合は東京校に四点取られて敗北。

 

 試合が終わると東京校の皆さんはすぐに応援席に向かい、白い異形……マコさんと喜びを分かち合っています。狗巻君は肩車をしてもらっています。

 

 そんな光景を見て心が温まり、思わず笑みが溢れる三輪でした。

 

 

 




三人称視点では可愛いまこーらを書きたいと思ってる。



花御との戦闘描写、伏黒の呪力量的に時間稼ぎくらいしか出来なそうだし、東堂と虎杖は原作と変わらないからカットしてもうた。サボってごめん。




共通テストまで一ヶ月だぁ。隙間時間にちょこちょこ書いてたけど、そろそろ大人しくなります。
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