みんなのアイドル、まこーらになってしまったようだ 作:やめちっち
アニメも漫画も出演がなくなってしまった。次にアニメで観られるとしても他のオスの味を"知っちゃった"まこーらなんだよね……
まこーらも領域展開してみたいマコ。
いやー、伏黒君かっけぇっすわ! まこーら調伏できれば、領域内で まこーらフェスティバルやダンシングまこーらができるんだよな?(意味わからん)
と、そんな事はさておき、無事に真人を祓えたわけですが……。少なくともあのアホみたいな努力家はこれくらいで諦めるわけないし、せっかく手に入った六眼の無下限男の親友の体が手に入ったんだ。ここで仕留めておきたいはずだ。それに宿儺の器がいるし。
宿儺と言えば、最近やたらと話しかけてくる。もしかしたら惚れてしまったのかも知れない。本当はアイツに姿を見せたくなかったが、色々事情があって……ね。
取り敢えず、気をつけないといけないのは五条先生が封印されないこと、宿儺に寝取られないこと。そんだけだ。……結構キツイな。ま、まあ、真人いないし、もし交流戦の時に襲いかかって来ても、宿儺の指が盗まれないように門番してればいいだけだし。そうすれば、宿儺が大暴れすることもない。虎杖も曇らない。そしたら俺の敵になるのは敵側なら羂索のみ。呪霊なら恐らく一発だし、適応しちゃえばそこら辺にいる四級呪霊と大差ない。
俺は伏黒君第一主義だから百年後に羂索が悪さしようとしても、ぶっちゃけどうでもいい。だから、羂索には、あの賢いまこーらがいるから諦めよう、と思わせれば勝ちってことだ。
俺は伏黒君の幸せが一番なのさ。
『おい、魔虚羅』
自室で数学のお勉強をしている伏黒君から冷たい声がかけられた。怒ってるのだろうか? 身に覚えがないマコ。
『いい加減その手をしまえ』
手? あー、はいはい分かりましたよ。
俺はスッと、影から伸ばしていた手をしまう。
『おい、次は方陣を出すな』
へいへい、しまいますよ。
俺は一旦顔を出してから方陣をしまう。
「おい、今度は顔を出すな」
分かったよ、そんなカリカリすんなって。
『チッ、唇だけ出すな。気持ち悪い』
だって! 影に完全に戻ったら自由に出入り出来ないだろ! 縛りが甘かったオマエのせいだ! やーい、やーい、ざーこ! ざーこ! と唇だけを出した状態で煽り散らかす。
『マーコ♡ マーコ♡』
『気色悪い声を出すな!』
あ! 気色悪いって言ったな!!(事実)
『あー!! 縛りを破棄すれば良いんだろ!! 破棄すれば!!』
『マコー?』
うーん、良いか悪いかで言ったら全然良いんだけどね。理由が欲しいんだよ。まこーら は少しでも伏黒君と、あま〜い時間を過ごしたいの。ねぇ? いいでしょ?(キッショ) だから縛りはそのままでも良いよ? 俺にとってはどっちでも構わないからさ。
てか、そもそもなんで縛りが結ばれてるのか疑問なんですけどね。もしかして俺と伏黒君の間で結ばれたんじゃなかて、伏黒君だけで完結してるって感じか? 俺に人権はないのか? ……ないよね、だって式神だもん。
『はぁ……。なんなんだよオマエは……』
まこーら だよ。
▽
高専のグラウンドでは狗巻、パンダ、真希の二年生組と虎杖、伏黒、釘崎の一年生組が集まり、先程まで鍛錬に励んでいた。そして今は休憩中。
「恵ー、飲みも――」
『マコ』
「お、サンキュー」
真希が伏黒をパシらせようとすると、伏黒の影から顔だけ出していた魔虚羅が彼女にペットボトルを渡す。
「ツナマヨ〜」
『マコ』
「高菜」
狗巻は虎杖に近くにある上着をとってほしいと頼むと、顔だけ出した状態の魔虚羅が急いで上着を取りに行き、彼へ渡す。
「恵〜、ちょっと背中掻いてくんね?」
『マコマコ』
「あ"〜、気持ちいい」
『マコ!』
「同じ動物なのにこんな技術があるなんて魔虚羅は凄いな」
パンダは背中が痒くなったので近くにいた伏黒に掻いてほしいと頼むと、魔虚羅は上半身まで体を露出し、パンダの背後へ移動して背中を掻く。その手捌きはとても気持ちがよく、パンダの心は安らいでいた。
「あ! めっちゃ気持ち良さそうじゃん! なあなあ! 俺の肩揉んでくんね? 俺もやるからさ!」
『マコ!』
パンダが気持ち良さそうにしているのを見た虎杖は自分にもやってほしいとお願いする。そして魔虚羅は右手を挙げて元気よく応える。
「ねえ、虎杖、伏黒。明日買い物行くから付き合いなさい。魔虚羅も行きたい?」
『マコ!』
「そう言う事だから伏黒、明日13時ね」
釘崎の提案に元気よく返事をする魔虚羅。
「クックックッ、随分と従順だなぁ。貴様のようなペットにはお似合いだ」
「おい宿儺! 勝手に出てくんじゃねぇよ」
『マコ!!』
「悪りぃな、魔虚羅」
『マコ』
「文句があるならかかって来い、相手してやる。おい小僧、体を寄越せ」
「ダメに決まってんだろ!!」
「…小僧は本当につまらん」
「何なんだよ、これは……」
伏黒はこの光景を目の当たりにして、そう呟かずにはいられなかった。
何故か異様に魔虚羅と仲が良い先輩と同級生。どうしてこのような事になっているのか、全く心当たりがなかった。
「何でオマエらそんな仲が良いんだよ。俺がいる時しか魔虚羅に会ったことないだろ」
伏黒は当然の疑問を溢す。
「うーん、なんかコイツ見てると心が温かくなるんだよな。愛想良いし」
「そうそう、キモ可愛いのよね」
そしてそれにさも当然とばかりに応える虎杖と釘崎。
「は? 何言ってんだオマエら……」
そんな二人を見て絶句してしまう。伏黒は魔虚羅のどこが可愛いのかさっぱりわからない。確かに自分の身の危険から救ってもらった恩義がある。魔虚羅がこのような姿でなければ今頃伏黒という人物はこの世から姿を消していた。だが、普段が普段なので伏黒には何故あそこまで好かれているのかが理解出来なかった。
朝起きたら抱きつかれていたり、勉強している時に一緒に考えて悩み、勝手にノートに『マコ』と書き込んだり、と。 これが絶世の美女なら大歓迎だろう。しかし相手は筋骨隆々の異形だ。
伏黒は思い出してゾッとする。
『マコ?』
そんな彼の足下から顔を覗かせる魔虚羅。その顔は我が主の様子を心配しているように見える。これも絶世の美女なら惚れてしまうだろう。しかし何度でも言うが、相手は筋骨隆々の異形だ。
「これのどこが心温まるんだよ……」
魔虚羅は皆に適応、皆は魔虚羅に適応。
実質、One for all, all for one. ……ということだ。
存在しない記憶
??「かかって来い。
俺に一撃♡でも入れられたら
オマエの
ほれ、赤スパだ。がんばれ♡がんばれ♡
魅せて見ろ! まこーら!
いい、それでいい。
おかげでオマエの(エッ)チ体もよく見える」