みんなのアイドル、まこーらになってしまったようだ 作:やめちっち
交流せぇーーーん!!!
ってことで始まりました、京都姉妹校交流戦が!! 俺は歓喜で打ち震えている。方陣も意味なくガコンガコン鳴ってるぜ。
交流戦では伏黒君の成長が見られるので楽しみだ。原作より数段強くなってるに違いない。
ただ全く喜べない点がある。それは……
「マコ! いいから出てこい!! 今日の十一時からの散歩番組に高田ちゃんがゲストで出演する。一緒に観るぞ!」
影から伸びてる俺の腕を掴んで引っ張り出そうとしてくる。縛りは破棄してもらったから影に逃げ込むことが出来たのだが、東堂の動きが速すぎて間に合わなかった。コイツは宿儺より怖い。京都校の先生、本当にいつもお疲れ様です。こんな珍獣を飼い慣ら……せてないよな。
……そもそも俺は高田ちゃんのことは好きでも嫌いでもない。可愛いとは思うけど。俺は退魔の剣が大きい女の子がタイプだって言っただけなのに。
それとさ、東堂と話が通じるのは何故だろうか。この前、東堂がアポなしで高専に来た時に聞いてみたら、『感覚で分かる。何故なら俺とマコは超親友だからだ』なんて恐ろしい返答がきた。だから、夏油傑を偽る者がいるよ、って言ってみたら、『そうか、やはりマコも高田ちゃんが好きなんだな』だってよ。気が狂ってやがる。一瞬でも期待した俺が馬鹿だったよ。
「引っ込めようとするな! マコ!!」
コイツ、力強すぎるんだけど。マジで助けてくれ。伏黒君!! 見てないで助けてくれ!!
『マコ!!』
「…ポスターの件、忘れてないからな」
そ、そんなぁ。見捨てるなんてあんまりだ!(自業自得)
「マコ! 俺は交流戦が終わってから二日間は休みだ。ということで泊まりで語り尽くそう!」
お、お泊まりなんて出来るわけねぇーだろ!! するとしても伏黒君同伴になるんだぜ? いいのか? 伏黒さんよぉ?
『マコ! マコマコ!!』
俺は精一杯、伏黒君に訴える。俺の気持ちをあなたに!!
「東堂先輩、泊まるならどこで泊まるんですか?」
「伏黒とはあまり離れられないのか……。なら、近くのホテルだな」
「よかったな、魔虚羅」
ホ、ホテル!? 正気かよコイツ…… 冗談だよな? 流石に……
「よし、決まりだ! 早く交流戦を終わらせるぞ」
コイツ、ガチだ。目がガチだよ(絶望) そうだよ、東堂はこういうやつだ。流石に式神相手に発情なんてしないだろうから、そこは心配してないけど。
「乙骨がいないのは残念だが、マコと楽しい一夜を過ごせるなら話は別だ」
楽しい一夜とか言うなよ。勘違いされたら困るだろ。
「魔虚羅って東堂とそんな関係なのか? てっきり俺と同じ動物だから人間に恋なんてしないと思ってたけど」
おい、パンダ! 勘違いすんな! それに俺は動物じゃねぇ! まこーら だ!
「魔虚羅、人の色ごとに首突っ込む気はねぇけど、相手は選べよ」
「しゃけ」
ま、真希さんに狗巻さん? 俺は選んでないですよ? こ、この珍獣が! この珍獣が俺に色目を使ってくるんだ! ナンパされてんだよ!! まこーらのタッパがデカいから! ……あれ? 割と東堂の性癖に刺さってるんじゃないか? あ、あ、ああ、そ、そう思うとさ、寒気がしてきたぁ
「おい、マコ。
『マコ』
「そうか、分かった」
虎杖は海外出張で帰ってきたばっかりの五条先生と話があるそうで少し遅れるみたいなことを言っていた。
まあ、それはいいとして原作同様、虎杖は東堂の餌食になってしまった。それも原作より早い段階で。高専に突撃してきた際、虎杖にタイプを聞いて無事にブラザー判定が下された。東堂のトチ狂った頭の中では東堂、まこーら、虎杖は三兄弟ってことになっている。兄弟か友達かハッキリしてくれ。それとなんでか、体育祭の応援団を三人でやったとか。そんで自分の組が負けて、来年は絶対に勝つ! と兄弟の熱い友情がどうたらこうたら。
……アイツ、勝手に脳内で自己完結するから言ってる意味が理解できない。せめて何が起こってるか教えてほしい。それならコッチも乗ってあげないこともない(ツンデレ) 虎杖と共に(ミチヅレ)
「おまたー!」
妙にテンションの高い五条先生と…
「ブラザー!!」
「げっ、東堂…!!」
…虎杖がやって来た。そして彼の登場でテンションが気持ち悪いほど上がる東堂。
「やあやあ、皆さんお揃いで。私、出張で海外に行ってましてね」
「急に語り始めたぞ」
『マコ』
「はい、お土産。京都の皆にはとある部族のお守りを」
「いらねぇよ!!」
「歌姫のはないよ」
五条先生と歌姫先生が微笑ましい夫婦漫才(違う)を見て心が癒されると、その気持ちを踏みにじる憎しみのこもった声が聞こえてきた。
「これが宿儺の器か……」
声の方を見ると顔面がしわくちゃなお爺ちゃんと夜蛾学長がいた。
「楽巌寺学長ー! どう? 僕のところの悠仁は?」
お爺ちゃんに歩み寄りながら煽る五条先生。別に煽る必要なんてなかろうに。ブチギレて憤死しちゃうよ。もう長くないんだからさ(失礼)
「糞餓鬼が」
ほぉら、ぷんぷんじゃん。年寄りを労われ。あ、夜蛾学長に締められた。
「これから説明をおこなう」
夜蛾学長ほ五条先生を締めながら説明を始める。ざっくりまとめると、区画内に二級呪霊いるから先に祓った方が勝ち。三級以下の呪霊もいるよ。日没までに決着着かなかったら、呪霊を祓った数が多い方が勝ち! 相手を殺したり、再起不能の怪我を負わせなければ、妨害あり! 頑張れ! って感じだ。
多分、伏黒君は俺を使わずに交流戦に励むと思う。てか、俺が出たら殺しかねない。手加減はするけど、耐えられるのって東堂くらいじゃないか? 手加減しても真依ちゃん辺りにやったら即死な気がする。つか、そもそも今の伏黒君だったら俺がいなくても東堂以外なら勝てる気がするんだよね。なんなら、それに一対一じゃないから虎杖辺りと組めば東堂には勝てそう。逆に二人がかりじゃないと勝てないって本当に東堂ってバケモノだよな。いや本人は高田ちゃんと戦ってるつもりかも知れないけど。
「じゃ、東京校の皆はコッチおいで〜。作戦会議の時間を設けるからさ」
と、言うことでとある一室で作戦会議を始める。しかし俺は東堂にゲストで高田ちゃんが出演する散歩番組を観るぞ! と連れて行かれて今は東堂と二人でテレビを観ている。なんでぇ?
「おい、マコ! 来たぞ、高田ちゃんが!!」
『……』
「ん? どうした? 元気ないのか?」
『……』
「元気がないなら、なおさら高田ちゃんを観るべきだ!」
タスケテ(切実)
交流戦をどう書こうか迷ってたら、いつの間にか東堂とまこーらのイチャイチャが出来上がった
反省もしてるし、後悔もしてる。ごめんなさい。