ミシガン「G13!そして小娘ども、愉快な遠足の始まりだ!!」 作:レッドガンのババア
三女神の不思議な力で、この地球で肉体+で復活したオーネスト・ブルートゥとV.Ⅰフロイト。当然ながらこの2人は突然の事で文明も21世紀初頭の地球と変わらないこの惑星で困惑……
「クイッククイックスロースロークイッククイックスロー……」
「ほう……馬のような耳が生えた女の子達が馬のような速度で走ってるな。面白い……俺は異世界に来たみたいだな」
していなかった。ブルートゥは独自のリズムで不思議な歌?クイッククイックスロースロークイック……と繰り返して自分のご友人であり、自分をパイルバンカーの一撃で粉砕した強化人間621ことレイヴンを探しており、踊りながら向かっていた。当然ながらブルートゥは不審者扱いされており、ウマ娘は何処から校内に不法侵入したブルートゥに怯えている。
「ご友人!!私は今度こそ……貴方と共に踊れるでしょうか?」
とルンルン気分でレイヴンの所に向かうブルートゥ。しかし、ザイレムを用いてこの地球にやって来たレイヴンと愉快な仲間達が来てからはトレセン学園の警備力も格段に上昇している。
トレセン学園の警備部門としてはG2ナイルを筆頭に、レッドガンの皆様やラスティが紹介してくれた屈強なルビコニアンの皆様が所属している。並みの軍隊以上の強さを誇る彼等が居るので、強化人間やウマ娘の不審者が入ってきても安心なのだ。
「そこの貴方。ちょっと来てもらえますか?」
当然のごとく、不審者扱いされたブルートゥは警備部門所属の人物……レッドガンで数学が得意なオオサワに肩を叩かれた。オオサワは肉体の強さも勿論、愛機としてMTを扱う人物だ。計算が得意であり、レッドガンで最も早く暗算をすることが出来るのだ。
「何をするんですか?私はご友人にサプライズをするのですよ」
「いえ、一先ず来てください。指示に従わないなら武力制圧しますよ?」
ACが有ればオオサワなどフルボッコに出来るだろう。だが、生身の戦いでは話しは別だ。日々激しい訓練を行う軍人としてのオオサワと、頭のネジが外れた変人としてのブルートゥではどっちが勝つのかは目に見えている。そこでブルートゥがとった手段は……
「逃げるが勝ちですよ!ご友人!!今行きます!!」
全速力での逃走である!!
「こちらオオサワ!!不審者が逃走しました!!応援をお願いします。場所は中央広場と第二校舎の間です!!」
オオサワは速やかに応援を要請し、ブルートゥを追いかけたのだった。
一方のフロイト……
「成るほど……成長期の子供にしては速いな。資料映像や地球の富裕層がやってた競馬の馬ぐらい速いな……面白い」
フロイトはベンチに座り、グラウンドで練習を行うウマ娘達を見ながら寛いでいた。
チームに所属するウマ娘達はチームのトレーナー達の指導を受けて強くなるが、チームに所属していないウマ娘達は『教官』と呼ばれる教員の所で集団でトレーニングを行い、トレーナーにスカウトされたり逆スカウトを行う日までこうして基礎を磨いているのだ。フロイトが今見ているウマ娘達も教官の元でしごかれているウマ娘達であり、まだチームには所属できていない。だが、何時の日か優秀なチームに入るためにもこうして頑張っているのだ。
「ACの操縦も楽しいが……彼女達と走るのも面白いかもな」
フロイトはニヤリと笑みを浮かべると、そのウマ娘達の所に向かっていった。
「はい!各自ウォーミングアップが終わったら整列しなさい。今日はスピードトレーニングを行います」
V.Ⅵメーテルリンクはアーキバスの強化人間部隊ヴェスパ-の6番隊長である。プリケツが特徴の若い女性であり、現在はトレセン学園で英語の教師をしながら教官をしている。トレーナー免許は持ってないが、教官は体育の教員免許が有れば問題ないので……若いという事もあってかメーテルリンクはこの地球にやって来てから大学に進学して、教員免許を取得して今に至る。現在、外見年齢二十歳(強化人間のお陰で老化してない)で実年齢3ピー歳である。
レッドガンと敵対している彼女が生きてるわけだが、理由は単純。レイヴン(当時少年)が数多のループで「いつもスネイルに見捨てられてる人だ。可哀想」と言うことで情けをかけてACの拳でボコボコにした為だ。その後、ベイラムに捕まり……コーラルの危険性をウォルターから教えられて今に至る。
「メーテルリンクちゃん!今日なにするの?」
「トウカイテイオー!さっき言いました!あと、ちゃんは辞めなさいって前に言った筈です!!先生か教官を付けなさい!」
「メーテルリンクさん。私はスタミナトレーニングがしたいです」
「メジロマックイーン!スタミナトレーニングは昨日しました。今日はスピードです!」
「大変だね、メーテルリンク」
「ナイスネイチャ!先生をつけなさい!!」
と生真面目な性格の為なのか、メーテルリンクは大変なようだ。知っている顔が居たためか、フロイトは笑みを浮かべて彼女に近付く。
「V.Ⅵ。久しぶりだな?太ったか?」
「沖野トレーナー!!またセクハラですか!?多感な思春期へのセクハラはV.Ⅵの名にかけて………………てっ!?フロイト首席隊長殿!?生きとったんかわれぇぇぇえ!!」
どうやらメーテルリンクにとってはフロイトは死んだ存在だと思っていたようだ。
「へー……あれから7年か。古典の浦島太郎やターミネーターの気分だ。それに別の銀河系の地球とはな、面白い」
「此処では有事の際とシミュレーター以外ではACで戦わないで下さい。此処は……私達の地球と違って平和なんですから」
メーテルリンクがウマ娘達に指導をしているのを見学しながら、フロイトはメーテルリンクからこの地球の事を聞いた。フロイトの御先祖が産まれた汚染された地球とは別の惑星であること、この地球には馬が存在せず……代わりにウマ娘と呼ばれる人間が居ること。ウマ娘は原則的に女性しか居ないことを教わった。そして此処はウマ娘のアスリート養成学校トレセン学園と言うこともだ。
「ヴェスパ-で生き残ったのは……脱走したスウィンバーンや裏切ったオキーフ、ラスティ……後はお前だけか?」
「はい。スネイル隊長閣下はルビコンで戦死してます」
「そうか、逝ったかスネイル。道理で静かな筈だ……所で沖野って?」
「ラスティ……今はチームスピカのトレーナーをしてるV.Ⅳの同僚です。首席隊長殿と声が非常に似てます」
「成るほどな……所でACは?」
「有ります。必要とあらば作ってくれますよ。実機を使った模擬戦闘は禁止ですが、精巧に作られたシミュレーターでACのバトルは出来ます」
「先に言え!!そうか、なら満足だ」
此処でもACが有るためか、フロイトは一気に上機嫌になる。フロイトはACに乗ることが生き甲斐のAC大好き人間であり、ACを操縦しまくったりシミュレーターで遊んでいたら気が付けば強化人間を圧倒する実力を身に付けてしまった純人間である。まあ……これには別の訳も有るのだが。
「しかし……あの子良いセンスだな」
フロイトは1人の少女に目を付けた。その少女はトウカイテイオー、小柄だが柔らかい身のこなしのウマ娘であった。
「はい。私もトレーナーならあの子を真っ先にスカウトしています。ちょっとワガママで子供っぽいですけど、どの子も可愛い子ばっかりで」
「ヴェスパ-に居た頃と比べて随分幸せそうな顔をしてやがる。さてと……」
フロイトはトウカイテイオーに近付いた。トウカイテイオーもフロイトが近付いてきた為か、動きを止めてフロイトを見る。
「お前、良いセンスだな。俺はフロイト、ただのAC乗りだ。お前は?」
「えっへん!!ボクはトウカイテイオー!!会長のような無敗の三冠馬に成るんだ!」
「無敗の三冠馬が何なのかは俺は知らんが、お前は面白そうだ。ちょっと俺と一緒に競争しよう」
フロイトはそう言うと、ヴェスパ-部隊のジャケットを脱いだ。そこには鍛え上げられた……ACを乗るのにGに耐えなければ成らず、必然的にムキムキに成った筋肉の鎧があったのだ。
「きゃぁぁーー!!なにあのイケメン!!」
「10代には刺激がキツいよ!!」
だが、フロイトのmuscleボディーは思春期のウマ娘達には刺激が強すぎた。例え、それがピチピチのインナースーツ越しだとしてもだ。
ミシガンとナイルのmuscleボディーは中年以上だから、そこまで興奮しない。大人のレディは興奮するかも知れないが。レイヴンやラスティはイケメンmuscleだが、強化人間であり金属やプラグが見える。しかし、フロイトは純人間!!一切の改造手術がされておらず、今まで行った手術と言える手術は親不知の抜歯位だ!!
「勝負ってなにするの?ボク強いよ!!」
「俺と駆けっこだ。簡単だろ?」
「メーテルリンクさん!!もしかしてあの人……強化人間ですの!?」
「先生です。メジロマックイーン、首席隊長殿は強化人間ではありません。ですが、あの人はヴェスパ-の一般隊員全員から強化人間だと勘違いされてます。その訳は……」
と離れた所で会話を行うメジロマックイーンとメーテルリンク。
だが、新たな人物がフロイトとテイオーの前に現れた。その人物は黒髪でスタイル抜群で巨乳のウマ娘……ドイツからの留学生でまだチームが決まっていないエイシンフラッシュである。
「待ってください!!強化人間ではない人間がウマ娘に勝つのは不可能です!!」
「俺なら出来る」
「何を根拠に言ってるんですか…………あれ?」
エイシンフラッシュは瞬きを行っていない。だが、目の前からフロイトは居なくなっていた。
「えっえぇぇぇぇーーー!!」
その時、テイオーがすごい顔で叫んだ。それもフラッシュの後ろを見ながらである。
「よっ。俺の動きが見えないならまだまだだな」
フロイトは一瞬で瞬きよりも速く、エイシンフラッシュの背後に回り込んだのだ。強化人間でもない鍛えていない人間がACのクイックブーストを体感すると、物凄いGがかかり連続でクイックブーストを使うのは不可能に近い。その為に強化人間になるか、ミシガンのように筋肉を鍛えるしかない。
だが、フロイトは天性のフィジカルギフテッドに恵まれた男。強化人間真っ青の肉体と反射神経に反応速度、そして日々の努力(というかACが好きすぎて毎日してたら天元突破した)操縦技術のお陰か、機体と接続しなくても強化人間を一方的に叩き潰せる強さを手にしたのだ。
「さあ……始めようか。テイオー」
「こんなにマッチョなんて聞いてないよ!」
「俺より速くなれば無敗のなんちゃらにも成れるぞ。間違いなくな」
「やるよ!!やってやるよ!!トレーナー!!」
「トレーナーか……まあ、良いだろう」
レースはフロイトの圧勝であった。
「所でトレーナーってどうやってなるんだ?」
「「トレーナーじゃなかったの!?」」
スピカの部室。そこではトレーニング終わりに、プロテインを飲みながら……ラスティは教え子であるスペシャルウィーク、ダイワスカーレット、そして新たに加入したアドマイヤジャパンと共にSwitchのモンスターハンターを遊んでいた。
「スペ!!私が行くまで持ちこたえろ!!」ラスティT武器は弓
「スペ先輩!!なんでいきなり、リオレウスの真ん前で始めるのよ!!」スカーレット武器は太刀
「スペちゃん先輩。おつらないでね~」ジャパン武器はライトボウガン
「なっなんで私此処から始まるんですか!?私、上位に上がったばかりなんですけど!!」スペちゃん武器は大剣
必死にリオレウスから逃げるスペ!!必死に走り、スペの元に向かうラスティとスカーレット、のんびり採取を行うアドマイヤジャパン!!
そんな時だった。
「V.Ⅳ、邪魔するぞ」
「沖野さんか。今はモンハンをしてるんだ、後で…………む?私の事をV.Ⅳと呼んだよな?」
ラスティは画面から目を離して声の方を見る。そこにはテイオーとフラッシュを連れた男、死んだ筈のフロイトが居たのだ。
「フロイト!?バカな……お前は確かに戦友のパイルバンカー。まて、なんで老化してない!?」
「俺も知らん。所で……どうやってトレーナーになるんだ?」
「トレーナーに成るためには5月と11月の年2回行われる試験に合格することでなれる。資格や学歴、年齢は関係ない。司法試験のように幅広く受けれる」
フロイトが此処に来たのはトレーナー免許の取得の方法をラスティから聞くためだ。だが、ラスティがプレイを中断した為か……
「トレーナーさん!!ヘルプ!!あっ」
「「「あっ」」」
スペは力尽きました。報酬が減りました。
一方のレッドガン
レッドガンの部室の前で武装したレイヴンが仁王立ちしていた。レイヴンの左手には人間用(非殺傷用)のパイルバンカーが装備されており、レイヴンの視線の先には「スロースロークイッククイックスロー……」と言いながらレッドガンの皆様から逃げながら此方に向かうブルートゥが見えている。
ガシャコン!パイルバンカーが起動する。レイヴンは左手を引いて構える。
「ご友人!!お会いできて嬉しいです!!私は貴方ともう一度踊れるでしょうか?」
迫り来るブルートゥ!!だが、それに答えるようにレイヴンは最高の挨拶を行った。勿論、フロム流の挨拶である。引いた左腕は思いっきり、ブルートゥの腹部をアッパーカットのように突き上げ、同時にパイルバンカーのチャージ攻撃が炸裂する!!その結果、ブルートゥは10メートルほど吹き飛んで地面に倒れた。
「ご友人……贈り物を暮れるのですね……がく」
果たしてブルートゥはこの平和な地球に馴染めるのか!?
「それとご友人。貴殿方がACで聞いてるCOMボイス。あれ、実は私の声なんですよ?これからも一緒ですね、ご友人(ハート)」
爆弾発言を告げてブルートゥは倒れた。そう、ACで聞くCOMボイスは全てブルートゥの声なのだ。なのでAC乗りは理論上はブルートゥと一緒なのだ。これからも宜しくですよ、ご友人!!
因みにアドマイヤジャパンはディープにとってのラスティポジに成ります。
ジャパン「届かなかったか……戦友」←菊花賞
次回は春の文化祭。クラシック戦線の前の一休み……
ラスティ「去年は焼きそばだったな……今年は何をしようか」
レイヴン「俺達は去年は演劇だったな」
3期主人公キタちゃん何処のチームに入れる?期限はディープの正体が明らかに成ってから
-
レッドガンへ
-
チームスピカ(ラスティ側)
-
チームスピカ(フロイト側)
-
レッドガンで史実通りの筋肉へ
-
原初レイヴン「孫の面倒は俺が」