ミシガン「G13!そして小娘ども、愉快な遠足の始まりだ!!」   作:レッドガンのババア

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自由なフロイトとテイオー、爆買いのレイヴン。


???「ハンドラー……ウォルター。そのウマはやめておけ」

「あの……ハンドラー・レイヴンさんとラスティトレーナーですね?教え子さんは勿論、クラシック頑張って下さい」

「ありがとう」

「応援ありがとう。なに、今年こそはダービーに勝ちたいものだ!」

 

コストコのフードコートを後にし、ラスティとスペちゃんは勿論のことディープインパクトとファインモーション殿下と合流したレイヴンそしてキングヘイローはコストコの食品売場を探索しながら、買わなければならない物をカートに入れていく。

その途中でだが、ディープインパクトの何かを知っていると思われる女性ブラックタイドとその娘である幼子キタサンブラックが話しかけてきて、トレーナーであるラスティとレイヴンはファンサービスに応じていた。やはり有力なチームを率いるならば、トレーナー本人にもファンが出来る。中でも美女として有名なリギルの東条Tやトレセン学園の膝神である樫本理子ちゃん(三十路)にもファンが多い。そしてそれは男性のトレーナーでも例外ではなく!!621ことレイヴンやラスティは若くてイケメンであり、スタイルは抜群!!その為か、若い女性やウマ娘のファンが多いのだ。事実、ラスティはトレセン学園で一番モテる。

 

人気に成ったウマ娘は、ぱかプチというデフォルメされた人形が発売されたり……サトノグループが運営するゲーセンのUFOキャッチャーの景品として並べられる。なのだが、何故かそこに同じくデフォルメされてぱかプチ化した621とラスティの人形も有るのだとか。

 

レイヴンはキンイロリョテイで、ラスティはアグネスタキオンでG1を勝利している。だが、チームスピカとチームレッドガンも両方とも日本ダービーをまだ勝っていないのだ。日本ダービーは特別なレースであり、男としてはやっぱりダービーは勝たせてあげたい。

 

「はい!!ダービーは私が勝ちます!!私は2人のお母ちゃんと約束したんです!!日本一のウマ娘になるって!」

 

宣言するようにスペちゃんが告げた。そう、スペちゃんには2人の母親が居るのだ。スペちゃんの母親……実の母親はスペちゃんを出産後、直ぐに亡くなってしまった。その後は母親の遺言で、彼女の親友に預けられて北海道で育ったのだ。最愛の愛情を2つ注がれたスペちゃんは……育てのお母ちゃんと産んでくれたお母ちゃん、2人との約束を果たすために日本一のウマ娘を目指すのだ。

 

「いや……ダービーを勝つのは私よ!!私は……何としても……一流である事を証明するの!!」

 

だが、それはキングヘイローも同じであった。日本ダービーは特別なレースだ、出場権利を持つウマ娘全員が夢を見る、生涯でただ1回のクラシック宣戦での誉れとも言えるダービー。最も運が良く、名誉有るウマ娘が勝つそれを夢見るウマ娘は全国に何千人と居るのだ。その何千のウマ娘の中でもほんの一握りの選ばれた18名だけが日本ダービーに出ることが出来るのだ。

 

「おーい、パイセン達!!置いていくよ!」

 

だが、キングヘイローとスペちゃんが宣言している間にカートを押すレイヴン達は先に行っており、レイヴンは2人から前方20メートル程の所で様々なお肉をカートに入れていた。皮着きの豚バラ肉……オギョプサル×2、牛タン丸ごと一本×3、リブロースの塊×2、イチボ×2などなど1頭買いでは足りないBBQのお肉を次々と選んでいく。

 

「待ってくださーい!!」

「待ちなさいよ!」

 

このままでは広すぎるコストコの中で迷子に成ってしまう。迷子に成ってしまえば中学3年生なのに迷子センターの力を使わなければ成らない。2人は他人に迷惑をかけない程度に走り、前方を行くレイヴン達に追い付いたのだった。

 

「此方、試食のカルビに成ります」

「「旨い!!」」

「美味しい!」

「アイルランドにもコストコ欲しいな~お父様に言ってみよう!!」

「ハンドラーは兎も角、スペシャルウィークさんとディープインパクトさんはどんだけ食べるのよ……」

 

コストコは試食も充実している。美味しいお肉を買うなら試食をしてみてから肉を選んでみてはいかがだろうか?因みにスペちゃんとG9ディープはフードコートでとんでもないほど(ラスティのお小遣いが3万消えた)食べたのだが、まだまだ入るようだ。

 

「そういや、貴方はこの子からお兄ちゃんと呼ばれてましたよね?」

「ああ、今から5年ほど前か?訳有ってウォルター……養父と欧州に旅行した時にな。色々有って引き取った。

ディープには全てを叩き込んだ。俺も何時、死ぬか分からない。どんなに強い傭兵でも死ぬ時は呆気なく死ぬ。だから……教えられる事は全て教えた、ACの乗り方も、アセンブルのコツも、対人の格闘術も……俺達が居なくても自分の身を守れるように」

 

ブラックタイドの問いに対してレイヴンはそう答える。そう、ディープインパクトはレイヴンが教えられる事は全て叩き込んだ後継者でもある。シミュレーターでのシミュレーションでだが、レイヴンが過去に体験したミッション(ウォッチポイント襲撃、海越え、壁越え)を単独で制覇出来る腕前はある。

レイヴンは数多のループでどんなに強い人でも、あっさりと死んでしまう事を知った。ラスティ、ミシガン、独特な断末魔の叫びをあげて散ったハゲメガネ(スネイル)、そして2週目でのウォルター。だから、自分達が居なくなっても自衛は出来るようにとディープインパクトを鍛えたのだ。

 

「俺は強化人間の失敗作だ。感情は分からない……だけど、コイツ等の自由は護ってやる。それが、俺の自由の意志だ」

 

なぜ、ブラックタイドにそんな事を言うのか?ブラックタイドがかつてレイヴンと名乗っていた強化人間の娘だからか?

 

「ねえ、所でフロイトは何処に居るのかしら?」

「「「あっ」」」

 

そんな時だった。ファインモーション殿下がフロイトの事を言う、そして同時にレイヴン達は思い出した。このコストコにはレイヴン達だけでなく、チームスピカのトレーナー見習いであり現ヒモであり用心棒のフロイト、そしてフロイトの担当ウマ娘であるトウカイテイオーも来ている筈なのだから。

 

 

 

結論から言おう、フロイトとテイオーは直ぐに見付かった。

 

「遅かったじゃないか……」

 

キャンプ用品のエリアで、キャンプ用のリクライニングチェアーに優雅に寛ぐフロイト。そんなフロイトの上で気持ち良さそうにお昼寝をするテイオーであった。

 

此処(コストコ)は気分が良い……このまま一日中寛げるな」

「分かったから、買い出し手伝え」

 

フロイト、テイオー、無事に回収!!

 

 

 

 

 

 

「あー!日本でのお買い物楽しかったな~母国じゃ使用人が全部してくれたから」

「僕は良くお兄ちゃんや総長の付き添いや、お使いで買い物行くとき有るけどね」

「私と初めて会った時も、そのお使い中だったわね」

 

レイヴンとキングヘイロー、ラスティとスペちゃんは各々の車で購入した物資を詰め込んでトレセン学園に帰っていった。フロイトはテイオーを連れて、とっととACシミュレーターでACバトルをしたかった為かアサルトブースト全開でトレセン学園に帰った。

しかし、ディープインパクトとファインモーションはのんびりとディープインパクトが操縦するインパクトウイングでトレセン学園に向かっていた。因みにディープはカーラ姐さんに頼み込み、操縦席の後ろに簡易式の座席を作って貰った。これには訳がある、ディープはいずれはアイルランドに帰ることに成るファインモーション殿下に出来るだけ思い出を作って貰いたくて……作ったのだ。

因みにインパクトウイング等の新型ACは基本的な性能は従来のACとあんまり変わらないが、座席にはカーラ姐さんが開発した秘密がある。それは強化人間ではなくても座るだけで脊髄に電気信号を送ることで、強化人間と同じく感覚的な操縦が出来るのだ。これは出来れば脱強化人間をこれからしていきたいウォルターとカーラの思いであり、人として生きられるなら出来ればそのままの人種で生きて欲しいからだ。

 

『ディープ。お姫様とのランデブーは順調のようだな』

「あっ、お爺ちゃん!」

 

するとウォルターから通信が入る。ディープはウォルターの事をお爺ちゃんと呼んでいる。まあ、初めて出会った時からウォルターは既に60を超えていた為に無理はないだろう。

 

『お姫様はどうだ?この国には馴れたか?レッドガンはミシガン主流の軍隊主義、621……レイヴンが主流の自由主義が混ざった所だが、上手くやれているか?』

「ええ、やれています。護衛も者達も、ハンドラーさんやディープと一緒なら外出もして良いって言ってます」

『そうだな……俺が知る限り。今、君が居るのはどんな核シェルターよりも安全な所だ』

 

だが、その時だった。

 

インパクトウイングのレーダーに未確認の機影が映る。その時だった……

 

『猟犬の次は子ウマを飼ったようだな……ハンドラー・ウォルター』

『その声はスッラか!!バカな……貴様は確かに621が殺した筈』

 

ウォルターの所とインパクトウイングに通信が入った。通信の主はスッラ、かつてウォルターの父親であるシニア・ウォルターが手術を施した第一世代型強化人間唯一の完全成功例であり、数多の犠牲者と失敗作が続出した第一世代でただ1人一切の副作用が出なかった男である。

だが、スッラは惑星ルビコンでレイヴンの手で機体事破壊されて爆散した筈である。

 

『その子ウマは辞めておけ。ディープインパクトというウマ娘は()()()()()()()()()

ウォルター教授とオールマインドと共にその子ウマを探したが、レイヴンめ……私と違ってあの失敗作の計らいで我々はその子ウマを確保出来ず、あろうことかお前と猟犬の手で保護されるとはな』

 

『まあ、良い。死んで貰うぞ、子ウマ。そもそもお前は厳密に言うとウマ()では無いし、そちらには裏社会で賞金がかけられたアイルランドの姫様も居るようだ。運が無かったな』

 

そしてインパクトウイングから離れた前方100メートル先に、無人兵器……数多のミサイルにロケラン、散弾、そして火炎放射+火炎ブレードと隙がなくパルスアーマーを常時展開したとんでも兵器バルテウスである。

バルテウスからは生体反応が感じられず、恐らくだが無人で動いているのだろう。だが、ウォルターの見解は違った。

 

『スッラ……貴様、まさかファンタズマビーイング手術を受けたのか!?技研でも封印されたあれを!?』

『そうだ。これなら無限に機体を乗り換えて戦えるし、なんなら死ぬことはない。寿命もない、病や老いもない。お前達にコーラルリリースを破綻させられたのなら、強化人間としての身体も不要だ』

 

スッラが何らかの方法で操るバルテウスはミサイル砲台を展開する。このまま逃げれば東京の街並みは瞬く間にバルテウスの手で焼け野原になり、どれ程の犠牲者が出るのか分からない。だからこそ……

 

「ごめんね、ファイン。大丈夫……直ぐに終らせるから」

 

《システム 戦闘モードで起動》

 

COM(VCブルートゥ)が戦闘モードの起動を知らせ、インパクトウイングのツインアイが赤色に輝く。

そして右手武器のセミオートショットガン(外見モデル TS12)と左手武器の叢雲ブレードを構え、インパクトウイングはアサルトブーストで迫り来るミサイルの雨に突撃し、ミサイルの雨を潜り抜けて叢雲ブレードがパルスアーマーを切り裂いた。

 

 




次回!!スッラinバルテウスVSG9ディープインパクト

まあ、バルテウスってその気に成ったら1分以内クッキング出来るしね(笑)

3期主人公キタちゃん何処のチームに入れる?期限はディープの正体が明らかに成ってから

  • レッドガンへ
  • チームスピカ(ラスティ側)
  • チームスピカ(フロイト側)
  • レッドガンで史実通りの筋肉へ
  • 原初レイヴン「孫の面倒は俺が」
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