ミシガン「G13!そして小娘ども、愉快な遠足の始まりだ!!」 作:レッドガンのババア
『ディープ…お前に話がある。お前の父親、本当の父親に関してのだ』
夏休み初日。既に遅い時間であり、子供は寝ている時間だがディープインパクトはパイロットスーツに身を包み、カーラやエルカノからのバイトを行っていた。ディープインパクトのAC…インパクトウイングは素体パーツはエルカノの職人の皆様が担当しており、元を言えばファーロン+シュナイダー+アーキバス+カーラの技研のテクノロジーが組み合わさって出来ており、ぶっちゃけ高い。だからこそ、こうして定期的にカーラやエルカノからのアルバイト*1を行って維持費を格安に割引して貰ったり、お小遣いを稼いでいるのだ。
『お前の父親は初代レイヴン。強化人間C1-009、かつて世界を救うためにアイビスの火を起こした男だ』
ウォルターから話された父親の真実が頭の中でぐるぐる回る。御存知、ウォルターやレイヴンそしてレッドガンの皆様は、ウマ娘地球の人間ではない、ハッピーエンドを掴み、とある宇宙船…巨大入植宇宙船ザイレムに乗ってやって来た宇宙人だ。
ディープインパクトの父親は強化人間C1-009…初代レイヴンであり、ウォルターと同じ人種。早い話、ディープは宇宙人との混血だったのだ。だからなのだろう…
「だから僕は男として産まれたのかな」
アルバイトが終了し、ディープはシミュレーターから降りた。明日にはカーラとエルカノからバイト代が振り込まれているだろう。
夏休みということもあり、トレセン学園で合宿に参加しない多くのウマ娘は寮を出て自宅に帰っている。だからなのだろう、ディープはパイロットスーツのままレッドガン寮に歩いて向かっている。
ピチピチのパイロットスーツの為なのか、見る人が今のディープを見ると違和感を感じてしまうだろう。なにせ、日々身体を鍛えているアスリートだ、それも走るための運動だけではなく、強くなるための軍隊式のトレーニングをしており、他のチームのウマ娘と違って身体の作りもちょっと異なる。
「もう、誤魔化すのは…無理かな」
筋肉が着いてきた身体を…パイロットスーツ越しに理解し、ディープは乾いた笑みを浮かべた。
「入れて!!入れてくださーい!!」
「プイ?」
その時だった。この辺りは普通の学生寮が有るためだろうか、聞き覚えのある声が聞こえてきた。それは美浦寮の扉をガタガタと動かすラインクラフトであった。最近、同じチームになって接点が増えて話す機会が増えたラインクラフトが、どうしてこの時間まで起きているのだろうか?
(今、見られたら…秘密がバレちゃうかも……)
スッラのお陰で話す事になったファインモーション殿下は秘密を守ってくれるが、今の姿を誰かに見られたら秘密がバレてしまうかもしれない。
トレセン学園は『スタッフ研修生コース』は人間でも通うことが出来る。しかし普通コースはウマ娘だけのアスリート養成コースの実質女子高である。まあ、それは公にはウマ娘が女性しかいないからであるが。最悪の場合、退学も考えるディープであったが。
「どうしよう!!夏休みだから、母校の盆踊りに参加したら、鍵しまってる!!」
ラインクラフトがかわいそうであり、助けることにした。
「どうしたの?」
「あっ!!ディープ………えっ?」
ラインクラフトはパイロットスーツ越しのディープの身体を見て、唖然とする。
「その身体つき…女の子じゃ」
「助けるから、黙ってて!!」
「つまりディープちゃんじゃなくて、くんだったの!?」
「という訳でバレましたプイ」
「まさか、この時間まで起きてる他の生徒が居るとはな」
だが、この熱帯夜でラインクラフトを外に放置していたら、熱中症になってしまう。ディープはラインクラフトをレッドガン寮に連れていき、リビングでディープの帰りを待っていたウォルター、レイヴンに…秘密がバレてしまったことを言う。
「お祭りに最後まで居たらこの有り様で。シーザリオは実家に帰ったんですけど…」
「夏休みあるあるか。ディープ、一先ず着替えてこい。夜食は適当に用意しよう」
「プイ」
ディープは自室に着替えに向かい、レイヴンは食堂にディープとラインクラフトの夜食を取りに行った。食堂とリビングの隣接する扉を開けると、子供達が寝た事を良いことに、レッドガンの屈強な男達(明日非番)がパン1で羽目を外してお酒を呑んでいた…そこに沖野Tとオキーフが混ざっていたが。
「杯を飲み干して乾かすと書いて」←ゲーミング状態で全裸でも見えない沖野T
「「「乾杯!!!」」」←他全員。
「…あの…ウォルターさん。蛍光色の何かが、ビールジョッキを…」
「何も見てなかった良いな?」
「ハイ」
「プイ、ただいま」
やがてパジャマ姿のディープが戻ってきて、再び食堂の扉が開かれる。すると、ディープとクラフトの夜食、そしてウォルターと呑むためだろうか?缶ビールを2本、ディープとクラフトのためにジュースを幾つか持ってきたレイヴンが戻ってきた。
「すまない。酔っ払ったイグアスとヴォルタに絡まれて遅くなった」
「2人は」
「スピリタスで沈めた」
「そうか。まあ、明日には復活してるな」
机の上に夜食を置いたレイヴン。夜食はチャーハン、唐揚げ、ハンバーグと子供が好きそうな物だ。レイヴンはウォルターに缶ビール、ディープとクラフトにジュースを手渡した。
「食べ終わったら、風呂に入れよ。エアにクラフトの寝巻きの手配は頼んだから心配はするな」
「えっ…あっありがとうございます」
「プイ、いただきます」
と、そのときだった。
「レイヴン。クラフトさんの寝巻き、それと寝室は用意できました。ただ、空き部屋の都合上、私と同じ部屋になりましたけど」
コツコツと階段を降りて、ピンク色の髪の毛をした美女がリビングに現れた。
「すまない、エア。それと、身体はなれたか?」
「ええ、流石はカーラです。小型コーラルジェネレーターも問題ありません。ただ、貴方の子供を産めないのと、骨格フレームの都合で体重が100kgなのは気に入りませんけど」
その美女はエアと同じ声であった。
「もしかして…エアさん?」
「はい。そうですよ、クラフトさん」
そう、この美女はエアだったのだ。このエアの肉体はカーラが作成した義体…アンドロイドボディーであり、技研のテクノロジーを用いてカーラが作成したのだ。これにより、エアは現実を自在に動けるのである。しかし、骨格の都合上…頑張って軽量化しても体重は100kgを超えているが。
「トレーナーさんのスマホや、ディープくんのスマートウォッチやタブレットから声がしてましたけど…えっ?」
「ごめんなさい。私は人間ではなくて……その分かりやすく言えば地球外生命体…うーん…なんと言えば良いでしょうか?
機械に干渉できる、特技がハッキングのアメーバ-のような生き物ですかね?」
「エア、余計混乱しそうだ。ラインクラフト、聞かなかったことにしろ」
ウォルターがクラフトにそう言うが、情報が余りにも多すぎたクラフトは軽くフリーズしそうになっていた。
「それより、明日はザイレムに行くぞ。水着など、合宿で使うものを買いに行く」
ザイレム…それはラインクラフトも知っている。約10年前、突如として現れた海上商業都市であり東京都とほぼ同じ大きさをしているのだ。
「その正体は宇宙船だ」
「うそーん!!」
ザイレムはめちゃくちゃ大きい。
次回、ザイレム上陸…電車または車そしてACで
3期主人公キタちゃん何処のチームに入れる?期限はディープの正体が明らかに成ってから
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レッドガンへ
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チームスピカ(ラスティ側)
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チームスピカ(フロイト側)
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レッドガンで史実通りの筋肉へ
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原初レイヴン「孫の面倒は俺が」