ただ異能力者がいる世界   作:国語の教科書に載るような話を描きたい

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14話 涼風(すずかぜ) (れい) 海ノ使イ方 一

   海ノ使イ方 一

  

 「はあ,はあ、」

涼風は自転車を道路に付いた傷を追うように必死に漕いでいた。

『二人とも、』

 

数分前――

カチカチ、

「9時、て、あれ?冷、二人の見送るするって言ってなかったっけ?」

「あ、ああそうだったあ!」

「俺、ちょっと仕事でいなくなるけど、大丈夫?」

「ああうん、!気をつけてねパパ」

 

「せ,先生、」

「どうした箱?そんな青ざめて」

「そこまでではないとおもいますけど、」

「なんだ、あ、まさか私のバイクの運転が心配なんだろ、」

「はい、」 「まじか」

「ちゃんと免許もってるから!大丈夫大丈夫」

「あはは、そうですね、」「1ミリも同意してなくない?」

 

向日葵隊の任務の一つ、都心には人が集まる、それによって異能者の比率も高いが、それだけで多いわけじゃ無い、異能力を力として悪さをする集団や裏社会なども少なくとも存在する、それらに向けてのパトロール的な物だ。

 

「まあ私の腰ぎゅっと掴んどけ、てか最悪箱は異能でどうにかできそうだが、」

「いやでも、こんな夜に、しかも初めてだし、」

「大丈夫大丈夫、じゃあ腰じゃなくて胸でも良いぞ」

「なな,なんでそうなるんですか、!?」

「嬉しいかなって」「もっと体大事にしろよ」

「別に箱なら全然嫌じゃ無いけどな〜」「もっと体大事しろよ」「やめてその顔心と羞恥心に刺さる」

「…っん?誰かくる?」「あ、涼風!」

 

「だはあ、ああ、ごめん、はあ、」

「どうしたのそんな息切れして!?」

「なんで来たんだ冷?」

「は,箱くんがあ、ままのバイクこ、はあ、怖いって、昨日言ってて、はあ、」

「えそんな嫌だ?めちゃ悲しいんだけど先生」

「いやって言うか怖い」「それはがんばれ」

「だ、だがばあ、お見送り、とがじだら、少しわっで、ああ、はあ、」

「ごめん,わざわざ、でもありがとう、」

「うんう、大丈夫だよ、」

「えそんなバイク怖い?」

 

一向の進まないので、とりあえず出ることにした。

「二人とも気をつけてね、」

「ありがとう涼風、」

「冷も早くねなさいね、」

「うん、」

「じゃ。、

―――――――!!?

なんの前ぐれもなく、一瞬で全身鳥肌がたった、嫌な予感を全身全霊で感じたような。

「!っ」

箱はその嫌な予感を感じた瞬間、構築箱で大きめの刃物の形を作り、道路を力いっぱい突き刺した。

道路のコンクリートが少し削れる、破片が一瞬舞う、

しかしそれが地に落ちた時には、

 

「あれ、」

バイクに乗っていたはずの二人がいなくなっていた。

 

現在――

「二人とも、」

涼風は自転車に乗り、箱の咄嗟の判断で残せた道路の傷、その傷は道なりの進むように続いていた。

『これを辿れば、きっと、パパには連絡したけどすぐには行けないって言ってたし、隊長は任務、末次さんは麻里奈ちゃんと留守番してなきゃいけないし、私が追うしか無い!』

 

進んでいくと傷が途切れているところについた、その途切れの次に涼風の目に入ったのは建物と建物の間の狭い道。

自転車を止め、

『ここら辺って確か、、、名前忘れたけど悪い人たちがいるところ、ろ?なんだっけ、なんかの組織?が〜あ〜、いや、今はとにかく、』

 

『うう、暗れぇ、怖いよ、』

恐る恐る、涼風は道を進む、

すると少し進んだところに地下へ続く階段があった、

『なにこれ怪し』

と思い近づく、

その階段の先を覗くと、これまた怪しそうなドアがある、

『ここの建物の倉庫?とかもありそうだし、とりあえず周辺を探すくらいしか、』

 

「誰だ、」

「ええ?!」

 

『ええ誰?ま,まさかこの建物のなんか,その偉い人?!、やばい怒られる!?』

「ああえええとわわわだじわあそ」

            「いや落ち着け」

「あああの!」 

「なんだ、」

 

『どうなったかは知ってるのかはわけないけど、ママと箱くんが本当にここで止まった?のかも分からないけど、飛ばされて止まる?時に音が出るはず、もしかしたらこの人はそれで外に来たのかも、それで私にあった、いやでも時間が、でも聞いてみる価値ありそう、』

 

「そ,そこの道の傷、あるじゃないですか、」

『!?』

涼風がそう言うと、その男は一歩下がった。

 

「え?ど、どうしたんですか、」

男はとにかく驚いている表情で何かを考えていた。

 

『どうしたんだろ、この人が悪い人?』

涼風は一応と警戒する。

「お前、異能力者だろ、」

 

「?!」

『な,なんでこの人、』

 

「あなた、何か知ってるってことだよね、」

「ああ、」

『話し合う、?いや、倒して情報を聞き出す、でもそんなに簡単にいくかな、パパが来るまで時間稼ぎ、でもひとまず!』

涼風は男に向けて手のひらを向けた、

 

「異能か?、」

「まあね、」

「どうする気だ、」

「、」

涼風はそのまま後退りする。

「なんだ、攻撃範囲でも広いのか?」

「さあ、どうかな」

「近づかれたらまずい系か?」

「、」

 

『この感じ、この人も異能力者、』

 

「なら、」

そう男が言うと、手を胸に当てた、

 

「はい、近づた」

「!?、」

『後ろ!?』

涼風はすかさず距離をとる、

 

「なんだ、闘うってことだよな?じゃあ打ってみろよ、わかんねえけどよ、」

「優しいんだね、」

 

すると涼風の男に向けている手のひらの近くに、水の滴のようなものが出てくる、それが手のひらの前で円の様になる。

 

「なんだそれ、」

 

するとその滴の円から何かが空気を切っている様に、男の足を掠って一瞬の間で飛んだ。

『う、やっぱり制御が難しいか、』

 

「危な、」 『今なにをした、、、ん?』

男はその飛んだ先をチラリと見る、

『魚??』

 

そこには、一瞬しか見えなかったが、魚だと思われるものが、塵になって消えていっていた。

『魚??まあとりあえず異能だってことだが、こりゃ、面倒な異能な感じだな、』

 

「外れたな、」

「ちぃっ!」

「なんだ今の魚か?てか魚?ん?、まあいいか。」

 

涼風の異能力

 

海写シ(うみうつし)

 

水中にワープホール的なものを作り、本体の周囲に出口側を作り、水生生物をワープさせられる、ワープさせた水生生物は任意でもとの場所に戻せる。

ワープさせる水生生物は、実際にの海や川を涼風が遠隔で目で見てるかのように見たいところを見ることができる。

 

「『ダツ』って言うんだ、」

 

「ダツ?」

 

ダツは、銀色の細長い胴体を持つ魚、特徴は口の部分、細く長く鋭い嘴のような形をしている、この口とにかく危険で、スキューバダイバーの頭についている灯に目掛けて突進し、そのダイバーの首を口が貫通し、そのダイバーがなくなるなんて事故もある、図鑑などではサンマなどと似ているなと思う見た目だが、大きな個体では1メートルを超える者もいる。

涼風はそのダツを、何かに向かって突進するからダツを見つけ、男目掛けて放った。

 

『二人を、ママと箱くんを助ける、待っててね、』

 

 




本部車庫から、箱と待ち合わせている場所に向かう渕上先生

『ふふ、私の愛車を見て惚れ惚れするが良い!えへ、えへへへ』
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