デュエル・マスターズ 【=%ゴールデン%=】   作:ルピコ

13 / 14
vs.ヒヨ1

 二ターン目、先行はヒヨからだ。

 

「『アシスター・アルデ』を召喚で、ターンエンド」

 

 マナと場には今、光文明しかいない。

 これだけではなんの判断もできないが、間違いなくブロッカーは出てくるだろう。

 早めに盤面を整えないとまずい……のだが。

 

 今回は手札に『ドラゴン・マナホール』がない。

 一応こっちはあるから……まぁ、破壊はできる。

 

「ドロー。マナに置いて……『ドラゴンソウル・チャージャー』! 『フレガーシ・ドラゴン』を墓地に置いて『アシスター・アルデ』を破壊!」

「あらら、早速破壊されちゃった」

「これでターンエンドだ」

「ドローするねぇ。マナに置いて……『アストマープル-T3(テックスリー)』を召喚、するときにぃ、召喚するときの効果で手札から『煙幕の聖沌k3mur1(ケムリ)』を召喚。ターンエンド」

 

 なんか見たことのないクリーチャーばかりだ。

 いやまぁ、こっちに来てから見たことのないカードばかりだが。

 あのカードたちもいつでたカードなのかさっぱりだ。

 

 しかしあのケムリってやつはメクレイドを持っている。

 下手に攻撃させたくないのだが……妨害する方法がない。

 

「ドロー! ……マナをチャージして『バルガイト・ルピア』を召喚! ターンエンドだ」

 

『バルガイト・ルピア』を出せた。

 ここから先はいつも通りバルガのクリーチャーを揃えて行くだけだ。

 

 だが、そこでゆっくりとヒヨが口を開く。

 

「……私のデッキね」

「え?」

「実は、⑥コスト以下で組まれてるんだぁ。それも⑥コストのカードは一種類だけで、シールドトリガー」

「それがどうしたんだ……──あっ!」

 

 俺はヒヨのバトルゾーンを見て状況を再確認。

 

 あのk3mur1の持つメクレイドは『⑤』! 

 つまりヒヨのデッキにあるクリーチャーならば、何が来ても問答無用で出せるってことだ! 

 しかし……そんな低コストで切り札級のカードなんているのか……? 

 

「ドロー……マナ置いて。まずは『トロワ・サイン』。【シビル・カウント2】の効果で山札から一枚引きつつ、タマシードの『ハイパーソニック・ゴールデンタイヤ』を出すよ」

「た、タマ……なに? ……いや、後でいいや。続けてくれ」

「……? えっと、『k3mur1』で、攻撃するときに、まず『ゴールデンタイヤ』の効果で山札を引いて、『k3mur1』の効果で『アストマープル』をタップし、【メカ・メクレイド5】を発動!」

 

 ヒヨの手札は三枚になり、山札の上が彼女側に向けて開かれる。

 少しジッと見つめた後、何か小さく頷いて一枚、手に取った。

 

「私が出すのは、『ドラン・ゴルギーニ』を召喚するよ」

「なんだあのクリーチャー!?」

「場に四体のクリーチャーとタマシードかいるから、クリーチャー化の条件を達成。そして召喚時能力で『バルガイト・ルピア』をタップ。次のターンにアンタップしないよ……あ、そうだぁ。シールドブレイクしなきゃね」

 

 シールドが一枚割れ、俺の手元に飛んでくる。

 トリガーはないが、ちょうどいいクリーチャーが来てくれた。

 

 どうやらあの『ドラン・ゴルギーニ』とか言うやつ。

【シビル・カウント】のような能力を持っているらしい。

 特定のクリーチャーやタマシードってやつが、特定枚数バトルゾーンにいなければいけないようだ。

 でなければ、やつはクリーチャー状態を維持できない。

 

「ターンエンドだよ」

「……よし。ドロー! マナを置いて『進撃竜双バルガフーライ』を召喚!」

 

 どうせ『バルガイト・ルピア』はアンタップできない。

 破壊される可能性があるのならば……今ここで破壊する。

 そしてクリーチャーを減らす! 

 

「登場時能力で『バルガイト・ルピア』を破壊し、『k3mur1』を破壊!!」

「……『ドラン・ゴルギーニ』はタマシードに戻るよ」

「そして登場時能力を……」

 

 どうする、シールドの残りは四枚。

 俺のデッキの構成的に呪文なら、『取引』を除いて全部使える。

 クリーチャーの方も『バルガイト・ルピア』以外なら、確実に手札にいれれるが……。

 

 相手の基本戦術は多分、大量にクリーチャーを展開し、あのタマシード/クリーチャーで攻撃を仕掛けてくるような感じだろう。

 だから下手に攻撃してタップ状態に陥ることはしないはず。

 こちらが展開できていない場合は別だけど。

 

 ……まぁ、こいつ自身の能力で山札からドラゴンの回収はできる。

 下手に今、呪文を狙う必要もないか。

 そもそもタマシードを除去できるようなカード無いし。

 

「能力は使わずに、『バルガフーライ』でタップしている『アストマープル』を破壊! ターンエンドだ」

「二体破壊されちゃったかぁ……ドロー」

 

 これでこのターン中、再度クリーチャー化は難しいはず。

 手札に②コスト二枚とかあったら、話は全くもって別だが。

 

 ともかく、ヒヨはマナをチャージして手札を見つめる。

 次に何を出すのか考えているのだろう。

 俺もあの『ドラン・ゴルギーニ』を破壊する方法を考えねば。

 

 あのクリーチャーを破壊できるパワーを持っているのは『シュヴァルツ』のみ。

『ヘルヒドラ』はちょっと足りない。

 現状の手札に『シュヴァルツ』はいないから、どうにかして探し出す必要がある。

 シールドに落ちてなければいいが。

 

「取り敢えず『シェケダン・ドメチアーレ』を召喚かな。効果で三枚引くね」

 

 そう言って一枚のカードを手札から取り出し、バトルゾーンへ。

 なんだあのクリーチャー……の流れはもういい加減やり過ぎだとして。

 ちょっと効果の方を確認させてもらう。

 

 ……どうやら【シビル・カウント5】で多数の能力を得るクリーチャーらしい。

 それに加えてコスト軽減も持っている。

 

 で、この【シビル・カウント】でもらえる能力がやばい。

 パワーを+10000しつつトリプルブレイカー付与して、相手の場に出ているクリーチャーを、攻撃するたびにシールド送りする、ってなカードのようだ。

 

『ドラン・ゴルギーニ』と同じように、場に数が揃えば強力になるようなクリーチャー、ってことらしい。

 

「ターンエンドだよ」

「ドロー! マナに置いて……『バルガバースト』を⑥コストで召喚!!」

 

『バルガバースト』はマッハファイター 。

 それも今回は軽減せず出したから、パワーアタッカー持ちだ。

 ちょっとパワー過剰気味な気もしなくはないが、ほぼ確実に破壊に持っていける。

 そしてスピードアタッカーでダブルブレイカーも持っている。

 

 ……タップしたところで、火文明でないならば即座に攻撃はできないから、破壊されることはないはず。

『ドラン・ゴルギーニ』がクリーチャー化した場合、話は別だが。

 まぁ、どちらにしろ、『シェケダン・ドメチアーレ』には残っててもらっては困るか。

 

「そして『バルガバースト』で『シェケダン・ドメチアーレ』を破壊!」

「……」

「バトルに勝ったとき、山札の上から一枚を見ることができる! それが火文明のドラゴンならば、俺はコストを支払わずに召喚できる!」

 

 山札の上から一枚を見る、結果は……『フレガーシ・ドラゴン』。

 一応召喚できそうだが、ブロッカーとしては期待できそうにない。

 

「効果で『フレガーシ・ドラゴン』を召喚! そして『バルガフーライ』でシールドブレイク! 能力は……なしか」

 

 今回はドラゴンはおらず、呪文ばかりだったためそのままに。

 取り敢えずヒヨのシールドを破壊。

 

「なし、かな」

 

 手札が一枚増えたの見届けてターンエンド。

 取り敢えずシールドを一枚破壊できたか……だが、それ程度ではどうにもならない。

 ……それどころか、ヒヨの手札は七枚。

 

 この次のターンで大量展開してくる可能性すらある。

 さて……どうしたものかな。

 

「じゃあ、私のターンするねぇ」

 

 そう言ってヒヨは、山札から一枚手札に加えるのだった。




書くのが長引きそうだったため、分割投稿になりました。

お気に入りのクリーチャーは?

  • バルガ・シュヴァルツ
  • バルガバースト
  • バルガ・ヘルヒドラ
  • バルガフーライ
  • バルガ・グラープ
  • バルガイト・ルピア
  • フレガーシ・ドラゴン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。