【未完】機動戦士ガンダム:新秩序の終焉   作:うねる蛇

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〜前回のあらすじ〜

野上大佐「ロケット打ち上げて宇宙船団調査するぞ〜!」
丞「すげえ、実現したら大スクープだ!」

ルイス「沙慈くんと付き合って良いですか〜?」
絹江「い、良いわよ…」
ルイス・沙慈「やった〜!」
ニュース「宇宙人やってきました」
ルイス・沙慈「へっ!?」
絹江「どうやって宇宙人にスクープすれば良いのかしら…」

マ・クベ「日本が接触を試みている」
ギニアス「…これはサハリン家復興の千載一遇のチャンスだ!きてくれるか、二人とも!」
アイナ・ノリス「はい!!!」

上総「あの姉妹、良い諜報員候補だなあ」
真「そんなもんなのかなあ」
警報「宇宙人が来たぞー!!!」
上総・真「ファッ!?」

福田首相「今の私は、この世で最も不幸な男やもしれないな…」

ペンタゴン「ジオンが日本に来たぞ…どうする…どうする?」

広東国の面々「ファ!?本土に異星人!?やべえよやべえよ…」

福田「友好的接触することに決めました」
賀屋「俺が全権大使としていって良いか?」
福田「…了解しました、どうかご無事で」

ギニアス「平和的に接触してみるか」

福田「そういうことは早く言えよ…とりあえず羽田に案内するか」

ギニアスと賀屋の初接触

〜前回のあらすじ終わり〜

今回はジオンとナチスドイツ中心のお話となっています。
もしよければ高評価・お気に入り登録・感想などよろしくお願いします!


第8話 井の中の蛙、大海と出会う

大ゲルマン帝国 ゲルマニア 総統官邸

 

総統官邸内部に存在する、国家諜報局の本部。

ドイツ内外にその監視の目を広げる彼ら、その長官を務める男たるラインハルト・ゲーレンは、自分専用の執務室にてある書類を眺めながら黙考していた。

彼の執務机に広がるのは、ミュンヘンを襲った謎の降下部隊の生き残りの尋問記録、および海外に展開している諜報員達からの報告書類の数々。

外務大臣のムスグヌクは彼ら降下部隊のことを『ソ連と共に復活したコミンテルンが再招集した国際旅団』だと主張しており、一連の未確認飛行物体をソ連所属だと思い込んでいるシュペーアはその推論を受け入れていた。

 

これらの書類から得られた情報、そしてそれらから導き出される結論が正しければ、シュぺーアとムスグヌクは共に致命的な勘違いをしていることになる。

 

(もしこれらの情報が事実だとすれば…我々は”地球連邦”という未来人の宇宙国家で、かつ平和的接触を試みた者達に、一方的に攻撃を浴びせかけた事になる...!軍事的にも科学的にも圧倒的な相手に対してだ…いついかなる形で報復攻撃が来たとておかしくない状況だぞ…!?)

 

ゲーレンはこの絶望的な状況に独り頭を抱えながらも、必死に打開策を考える。

何度も関連書類を血眼で漁る中、地球連邦の兵士の尋問記録のある一節に目が留まる。

降下部隊の部隊長を自称しており、国防軍の空爆で重傷を追った状態で確保された男、”バスク・オム”。

徹底的な手段を問わない尋問の末彼から聞き出せたある情報が、突破口を開いた。

彼は数時間の徹底的な尋問の末、ジオン公国というもう一つの未来人国家の存在、そして地球連邦と彼らが戦争状態にあることも自白していた。

その情報を得たゲーレンの頭脳は、この国を救う策を高速で構築し始める。

 

(まず誰か、確実に良き働きをする者にこの真相を伝えなければ…シュペーアとムスグヌク含む取り巻きどもに直接伝えるのは論外だ、あの頭の凝り固まった連中のことだ、すぐに私の提言を握りつぶすか無視するだろう…!)

(RLR長官のフォン・ブラウンはシュペーアと親しい間柄だが、宇宙方面では我が国で最も優秀な頭脳を持つ人間だ。シュペーアに勘付かれるリスクはあるが、まずは彼と水面下で直接話し合おう)

(だが彼だけではこの状況を打開するには役不足だ。彼は政治的影響力が皆無だ。誰かもう一人、政治的影響力の大きい人物を巻き込むしかあるまい。政治方面でシュペーア派から影響を受けず自律的に動ける人物は、四人組の失脚以降もはやこの帝国では片手で数える程しかいないが…)

 

千年帝国、いやドイツを救うためのゲーレンの暗躍が、今まさに始まろうとしていた。

 


 

ソビエト社会主義共和国連邦 ゴーリキー駐屯地

 

「条約軍が増派されたか」

 

そうウスチノフは呟いた。

駐屯地の空気は緊迫していた。

ドイツ主導の『統一条約』が統治する『条約委員会ルスラント』—その中にはかつての首都であったモスクワも含まれている—とソ連領の境界近くに存在する駐屯地、そこで赤軍重鎮の一人であるウスチノフは部隊の視察を行っていた。

 

「ここの状況はどうなっているんだ」

「条約軍もかなりいるらしいですが、もちろん、戦力ではこちらが優勢です」

 

ウスチノフの問いに、駐屯地の将校が答える。

 

「ドイツとの緊張は増している。侵入されなければいいんだがな」

「侵入したところで、我が軍を乗り越えられるわけがありません」

 

ウスチノフの呟きに対し、将校は豪語する。

 

「油断は禁物だ。万が一、ドイツがこちらに侵攻してくれば」

「それはあり得ません。ドイツとて我々の軍事力は認めていますし、我々を突破するのは困難です」

「ならいいのだがな。だが、何か嫌な予感がする」

 

ウスチノフは不安な顔で一人呟く。

トゥハチェフスキー同様タカ派の彼であっても、不安は拭えない。

ドイツ政府がミュンヘンでの戦闘の責任をソ連に求め、更にルスラントに配置される統一条約軍が増強されても、ソ連中枢は特に動きを見せなかった。

そのことがウスチノフの不安をかきたてていたのだった。

 


 

大ゲルマン帝国 某所 RLR本部

 

RLR…アメリカでいうNASAに当たる、ドイツの宇宙開発機関。

その本部であるこの場所は只今、重苦しい雰囲気に包まれていた。

優秀な頭脳を持つ職員達は皆一様に良くて暗い—悪くて絶望的な表情—をしていた。

その原因は言わずもがなミュンヘンでの事件と、それに伴ってシュペーア総統の出した声明の内容にあった。

 

この国のほとんどの人々と違い、宇宙を専門にしてきたRLRにとって、シュペーア総統の起こしている絶望的な過ちを察知することは造作もなかった。

彼は東の共産主義者たちの新兵器を撃退した、そう国民に向けて宣伝していたが、そんなことはあり得なかった。

彼は宇宙からやって来たファーストコンタクトを台無しにし、あまつさえ自らその異星人勢力との戦端を開いてしまった—それがRLRの殆どの職員の結論だった。

 

ヴェルナー・フォン・ブラウン。

近代的なロケット開発の権威にしてRLR長官、宇宙開発を行う者たちの間では生ける伝説となっている男であるが、その彼もまたRLRの他の職員たち同様—いや下手をすれば彼ら以上に—打ちひしがれて、自分の執務室で一人泣いていた。

 

「すべて僕のせいだ…シュペーアさんにあの時ちゃんと報告さえできていれば、ミュンヘンであんな馬鹿げたことは起こらなかったんだ…」

 

そう言葉をこぼしながら彼は束の間、一家心中を考えた—異星人勢力が本格的に侵攻してきた場合、圧倒的な技術格差のせいで地球人側に勝ち目はなく、この星の超大国の宇宙機関の長を務める自分も見逃されはしないだろうとの目測に基づいた考えだった—しかし、それについてもう少し考えを巡らせ始める前に、執務机の上の電話が鳴った。

 

ヴェルナーは暫し躊躇ったあと、受話器をとった。

 

「もしもし?」

「ヴェルナー・フォン・ブラウンさんで間違いないですか?」

「はい、それは私ですが…」

「時間がないので早急に伝えます。ミュンヘンでの出来事について話があります。今からそちらに向かいます」

「えっ、ちょっと待ってください、あなたは一体何者なんですか?」

「申し訳ありません、ですがそれを話す時間すら惜しいのです、私がそこについたら全ての説明をいたします。では、これで」

 

その言葉を最後に電話は切れた。

ヴェルナーは突然の出来事に、暫し呆然とする他なかった…

 


 

電話が切れてから一時間。

ヴェルナーの執務室に入って来たのは、どこかで見たことのある頭髪の少ないメガネをかけた、スーツケースを持った男だった。

 

「初めまして、ヴェルナー・フォン・ブラウン博士。こうして顔を合わせるのは初めてですな」

「あ、あなたは一体…」

「申し遅れました、私はラインハルト・ゲーレンです。国家諜報局の長官を務めております」

 

そう言ってゲーレンは自身の身分証明証を取り出す。

ヴェルナーも国家諜報局の事は聞いたことがあった、確かシュペーアさんの元で働くゲシュタポの後継たる諜報機関兼政治警察だったはずだ。

 

「国家諜報局…待ってください、私は何も…」

「いえ、先に言っておきますが、あなたやあなたの家族を何かしらの罪で拘束だとか逮捕しようだとか、脅迫しようだとかの話ではありません」

「では…一体どうして私のところに?」

 

ヴェルナーの問いに対し、ゲーレンは自身のスーツケースを開け、中から一束の書類を取り出し、ヴェルナーに手渡す。

その書類を取って読み始めたヴェルナーの顔は、困惑から徐々に驚愕の表情へと変わる。

 

「こ、これは…!?」

「ミュンヘンに降下した彼らと今発生している事態について、彼ら自身の尋問の末に得た証言と、国外に散らばった部下達の入手できた情報を元にまとめた書類です」

「ま、待ってください、この書類が正しければつまり彼らは異星人ではなく、我々の地球がタイムスリップを起こして、そのタイムスリップした先にいた、宇宙に存在する未来人国家だったと!?一体どんな原理でそんなことが起こったんです!?」

「残念ながらそれはまだわかりませんし、今はそれについて論じている場合でもありません。私はあなたにあることを頼みにここに来たのです」

「た、頼み…?」

 

あまりの情報量に困惑するヴェルナーに対し、一呼吸おいてからゲーレンは話し出す。

 

「…博士、あなたも今総統閣下及びその取り巻き達が犯している致命的な間違いはご存知でしょう。国防軍はミュンヘンで一方的に彼ら”地球連邦”の使者に攻撃を加えたのです。これが何を意味するか、貴方にわからない訳がない」

「…あれは、私があの時報告することができていれば、避けられたことです。その全責任は私に」

「いいえ、今は責任を追及している場合ではありません。明らかにそれより先に成さねばならないことがあるのです」

 

我に帰ったヴェルナーの自責を一言で切り捨てたゲーレンは、こう切り出す。

 

「このままでは我々は、怒り狂う未来人国家”地球連邦”を相手に絶望的な戦いを強いられるのです。そうなればこの国は終わりです…しかし、一つだけその破局を逃れられる術があるかもしれません」

「そ、そんなものが…?それは一体…?」

「その資料の26ページをご覧ください」

 

ヴェルナーは急いでその書類を捲り、そのページを読み進める。

 

「”ジオン公国”…?」

「はい、彼ら”地球連邦”はその名前の示唆する通り、本来宇宙をも含めた未来の人類統一政体ですが、独立を志向する宇宙の分離主義者達が打ち立てたその国と戦争状態にあるのです」

「”そして現在、その二国間の戦争は少なくともジオン優位の拮抗状態にあると思われる”…」

「その通りです。つまり地球連邦と我々同様に敵対している、もう一つの未来人国家が確実に宇宙に存在し、そして今も戦争を繰り広げているのです」

「ま、まさかあなたは…」

「いつの時代も、よほどのことがない限り敵の敵は味方というのは変わりありません。あなたの頭脳を生かして、至急ジオン公国との友好的接触手段を編み出して欲しいのです」

 


 

ソビエト社会主義共和国連邦 スィクティフカル 最高指導者執務室

 

「では、同志。そろそろ例の件を」

「そうだな」

 

カルダシェフとジューコフの声。

二人の表情は険しかった。

 

「同志ジューコフ、そちらが掴んだ情報は間違いないと」

「ああ、間違いない」

 

シベリアで起きた連邦軍との接触に端を発する一連の事件について新たな情報が出ていた。

ソ連の脅威に過敏に反応したドイツが攻撃的な行動に出始めた、という話だ。

 

「同志カルダシェフ、どう考える」

「我々も似たような報告は受けている」

「ドイツは第二次バルバロッサをやる気だというのか?」

「その可能性が高いと中央の我々も考えている」

 

大規模な戦争を見据えた赤軍の動員はある程度進んでいた。

だが、まだ到底完成までは至っていない。

ドイツは兵力を結集して、必要であれば戦端を開こうとしている。

ドイツにはそれができるだけの戦力、そして猶予があるのだ。

 

「小規模な紛争ならともかく、我々は長期戦の準備ができていない。ドイツ軍の行動は危険極まりない」

 

そうジューコフが唸る。

 

「我々は、ドイツの行動に対抗しなければならないのか、今の状態で」

 

カルダシェフの声も重かった。

 

「ドイツは巨大な軍事力を持っている。そして、我が国と同等以上の工業力も持っている。この状況を覆すのは、簡単なことではないぞ」

 

ジューコフの言葉にカルダシェフは無言で頷いた。

ジューコフもカルダシェフも、今のソ連がドイツに勝てるとは思っていない。

 

ソ連にとって、ドイツはまだ非常に危険な隣国であった。しかも国境部から見える条約軍はその数を増していく一方であった…

 


 

大ゲルマン帝国 帝都ゲルマニア フォルクスハレ

 

ヴェルナー・フォン・ブラウンに書類を託し、RLR本部を去ったゲーレン。

彼は今、帝国議会の議事堂…別名”フォルクスハレ”内の、ある部屋の扉の前に一人で立っていた。

 

(覚悟はできた…よし、入るぞ)

 

そう胸中でつぶやいた後に、彼はその扉を開け、部屋の中に入る。

ゲーレンの目に最初についたのは—他のあらゆるドイツの幹部の執務室と違い—豪華な内装が少ないことであった。

その執務室にで目に付くのはブラインドの閉じられた窓と、その前の席と机を占有する—この執務室の主にして、この帝国ではもはや稀有な存在となったシュペーア二代目総統閣下と対立しつつも失脚していない人物—テオドール・オーベルレンダー国会議長だけであった。

 

「ごきげんよう、とでも言えばいいのか」

「…何をしに来た、ゲーレン」

 

鷹の如き目を向けるオーベルレンダーと、それを受け流すゲーレン。

 

「そちらの条件通り部下達抜きで一人でここまでやってきたのだから、私のことを睨む必要はないと思うがな」

「…確かにな。貴様は今回ばかりはいつものようにシュペーアの部下として来たわけではないようだ。ここに来たのはミュンヘンの一件についてだろう?」

 

オーベルレンダーの図星の言葉に、ゲーレンはポーカーフェイスの裏で内心舌打ちをする。

一体どこから情報が漏れたのか、それを確かめる暇はないが、これだけは確認しておかねば。

 

「一体、どこまで知っている」

「貴様がRLR本部に出入りしていたことは情報筋から掴んでいる。それ以上の情報は一切入ってこないが、そんな無縁の場所に貴様が出入りする用件など、目下のこの状況では一つしかあり得ないだろう?」

 

オーベルレンダーは鋭い目線を崩さず答える。

ゲーレンは肝心な内容が今の所漏洩していなかったことに内心安堵しつつ、手に持っていたスーツケースから書類を一束取り出して、それを目の前の机に置く。

 

「総統閣下も知らない、ミュンヘンの一件の全容だ、国会議長殿」

 

ゲーレンがフォン・ブラウン博士の手元に残した書類のコピー、それをオーベルレンダーは受け取り閲覧し始める。

彼の顔つきはページをめくるにつれて徐々に険しいものとなっていき、彼が書類を読み終わりゲーレンに返す頃には般若のごとき表情となっていた。

 

「…あの外務大臣は馬鹿なのか?我らの同胞がその血を持って築いたこの帝国を、すべて破滅に導くつもりなのか!?」

 

かろうじてオーベルレンダーが絞り出した声には、隠しきれない怒りが含まれていた。

 

「今回の件についての責任は総統閣下にもある。一体何をもってあの宇宙船団がボリシェヴィキのものだと決めつけたんだか」

「…貴様が私に求めることは何だ、ゲーレン」

「そちらも今知った通り、このままでは”地球連邦”相手にこの国は破滅的な戦争に向かうことになる…しかし、それをなんとか未然に防ぐ方法があるやもしれない」

「書類に書いてあった、”ジオン公国”とやらか?」

「そうだ。すでに話はRLR長官のヴェルナー・フォン・ブラウン博士に通してある。彼が今ジオン公国への友好的接触方法を編み出している最中だが、実際に接触できてジオン公国の使者が降下してきた暁には、国会議長殿、あなたに初接触を頼みたい」

 

オーベルレンダーは押し黙る。

どうやらその頭脳を回転させてどうすべきか考えているらしい。

 

「オーべルレンダー、そちらにとっても悪い話ではないだろう。この接触が成功した暁には、総統閣下にわけのわからんことを吹き込んだムスグヌクは確実に失脚する」

「…なるほどな、シュペーアのやつが無視できないほどに私の影響力は上がり、私が後任の外務大臣になる道が開ける、そう言うことか」

「そうだ」

「…わかった、ならば喜んで貴様の陰謀に乗ってやろう」

 

そう言って、オーベルレンダーは手を差し出す。

それをゲーレンは掴み、しっかり握手する。

こうしてまた、鉤十字の帝国の運命の歯車は回り出す。

その先に何があるか、それはまだ誰も知らない。

 


 

ジオン公国 ズム・シティ公王庁 総帥執務室

 

『ジーク・ハイル!ハイル・シュペーア!』

「…」

「…」

『偉大なるシュペーア閣下は、ボリシェビキの殲滅を我らに約束した!アーリアの子らよ!それにふさわしい働きをしようではないか!』

 

その音声を最後に、モニターの映像は途切れる。

しかし、この部屋にいる二人はどちらも自分から話そうとはしなかった。

一人はこのジオン公国の実質的な最高権力者たるギレン・ザビ。

もう一人はギレンからの信頼が厚い彼の側近の一人にして、ジオン公国突撃機動軍の准将であるトワニング。

ギレンによって呼び出されたトワニングは、現在の地球の状況を知ることとなった。

トワニング自身は当初は困惑していたものの、中欧地域から傍受されたこの”シュペーア総統の演説”の映像を見せられ、この異変—つまりは地球の平行世界のものへの変貌—を事実と認める他なかった。

 

「…さてトワニング、ここからが本題だ。先日連邦軍の内通者より入った情報では”地球連邦はすでにアメリカ合衆国と友好的接触を果たした”とある」

「なるほど、では我々も対抗して他の地球上の勢力と接触を果たす必要があると」

「その通りだ。しかし相手はこのような馬鹿げた声明を出すような者共だ、お前ならば一体どのような手段が有効だと考える?」

 

トワニングはギレンの方を振り向く。

 

「そうですな…」

 

トワニングはしばし黙考し、そして口を開く。

 

「こういった手合いの国家は、少なくとも我々の世界の歴史を鑑みれば、武力に頼り切ってその存在を成り立たせている例が非常に多い、ならばはっきりと実力差が相手にわかる程の戦力を送りつけるのが吉でしょう」

「…つまりは戦端を開き、地球に拠点を築くということか?」

 

ギレンは眉を潜める。

彼としてはキシリアの息のかかった者達が日本と接触を果たし、連邦がアメリカと接触した今、残った最後の地球の大勢力と推定されるドイツと友好関係を結びたかったのだが、そのドイツは今の演説のごときひどい見当違いをしている有様であった。

かといって、連邦を相手にしている今、なるべく地球国家相手の損害は抑えたいのも事実であった。

 

「いえ、そうではございません。…閣下は”黒船来航”をご存知で?」

「確か日本の産業革命の切欠となった事件だったな。それがどうした」

「あのとき、日本の当時の前近代的な政府は、当時想像することすらできなかったほどの軍事力をアメリカ合衆国より見せつけられ、開国を余儀なくされました。それを我々がドイツでやるのです」

「なるほど、砲艦外交か」

「そういうことであります」

 

ギレンは鷹のような目つきを緩める。

 

「よろしい。ではトワニング准将、今よりドイツとの友好的接触のために、お前に必要な戦力を預ける。…なんとしてもこの作戦を成功させろ」

「了解です」

 


 

大ゲルマン帝国 某所 国防軍最高司令部用地下司令部 総長執務室

 

国防軍最高司令部用地下司令部。

巨大な核シェルター兼緊急司令所として設立されたこの場所は今、ボリシェヴィキの宇宙からのさらなる奇襲を恐れた国防軍によってフル活用されていた。

その中のある執務室にいる国防軍最高司令部総長—創設された当時は名ばかりの事務職だったが、今や本当の意味での国防軍のトップたる役職—を務めるオットー・エルンスト・レーマーは、ここ最近焦っていた。

と言うのも、あの日突然ボリシェヴィキ供の新兵器がウィーン上空に現れてから、彼の立場を危うくすることばかりが発生していたのだ。

ボリシェヴィキの襲来に備えて東方生存圏に部隊の大半を移動させたと思えば、彼らは手薄となった本土に直接攻撃を仕掛けてきた。

しかもそれだけでなく、敵部隊相手にレーマー本人が指揮した国内の部隊は半壊し、かろうじて空軍エース部隊のBrown中隊の活躍によって勝利したに過ぎなかったことも問題だった。

このままでは彼は失脚するかもしれない、何かを手を打たねばならなかった。

 

「どうしたものか…」

 

そうして彼が自分の執務室で呟いたのと同時に、扉がノックされた。

 

「誰だ?」

「レーマー閣下、私です。国家諜報局の方があなたに会いたいと言ってお越しになっているのですが、通しますか?」

 

扉の向こうから聞こえるのは、自分の副官の声。

 

「国家諜報局?ここは国防軍の地下司令部だぞ、なんで外部の人間を入れたんだ!?」

「そ、それが、この帝国の運命に関わる緊急で渡したい情報があるとのことで…」

 

その言葉にレーマーはしばし躊躇した後、執務室に入る許可を出す。

中に入ってきたのが国家諜報局のメンバーどころか、その長であるゲーレンだったことに彼は驚かされた。

 


 

ゲーレンから渡された書類を読み終え、頭を押さえるレーマー。

そうでもないと、一度にこの量の情報を読み込むことができそうになかった。

 

「待て、この書類に書いてあることを一旦整理させてくれ」

「ああ」

「まずウィーンの直上に現れ、ミュンヘンに降下した奴らはボリシェヴィキではなく、”地球連邦”という名の未来人の宇宙国家の所属で」

「ああ」

「我々はそれをボリシェヴィキと勘違いして攻撃してしまった」

「そうだ」

「そのせいで今この帝国はその”地球連邦”から敵視され、前代未聞の危機的状態にあると」

「そういうことだ」

 

ゲーレンの肯定に対し、レーマーは—即断即決の気がある彼にしては珍しく—悩ましく大きなため息をつく。

 

「…この情報、確かなのか?」

「ああ。すでに地球連邦はアメリカ人どもと友好的接触を果たしている、そこからかなりの情報が得られた」

「…総統閣下はご存じなのか」

「…私が伝えようとしたとして、今のままではあの外務大臣に握り潰されるだけだろうな、”コミンテルンのばら撒いた偽情報”だとでも言ってな」

 

レーマーはその言葉に押し黙る。

先任の外務大臣であるシュミットの失脚・変死を持って外務大臣に昇格したムスグヌク。

ミュンヘンを襲った連中の正体はコミンテルンの国際旅団であるという、ムスグヌクが提唱した仮説はこの帝国の上層部では広く受け入れられていた。

それ故に、それを覆すことが容易でないことは想像がつく。

 

「…ならば、一体どうすれば」

「簡単な話だ。地球連邦と唯一対抗可能と見られるもう一つの未来人宇宙国家…”ジオン公国”と速やかに接触し、友好関係を築き上げ、地球連邦を牽制する。その一方で、総統閣下に事後報告する際、すべての責任をムスグヌクに押し付ける」

「…なるほどな」

 

レーマーは納得する。

総統閣下及びこの国を間違った仮説で惑わせたとの責を、ムスグヌク一人に負わせることができれば、ここ最近のレーマーの失態への追求の矛の先を逸らせることが可能になるだろう。

その考えに行き着いたレーマーはほくそ笑む。

 

「今回は貴様に借りができたようだな、ゲーレン。もしこの情報がなければ、我々はまた間違いを犯していただろう。…ところで、このことを知っているのは他に誰がいる?」

「お前と私以外には、ジオン公国との接触手段を編み出してもらうつもりでRLR長官のヴェルナー・フォン・ブラウン博士に、この国の代表者としてジオン公国の使者と実際に会談するつもりで国会議長のオーベルレンダーに話してある、それ以外には事後報告で知らせるつもりだ」

「了解した。ジオン公国とやらとの接触の暁には、国防軍にはその二人の邪魔をしないように言っておこう」

 

そう言ってレーマーは立ち上がり、ゲーレンの差し出した手を強く握った。

鉤十字の帝国の命運を握る策謀の役者は、こうして揃ったのであった。

 


 

月 グラナダ ジオン軍基地某所

 

月は、地球上での駆け引きに四苦八苦する地球人の警戒の外にある。

月に存在するグラナダ基地では、地球を調査するための最終作戦の準備が急ピッチで進められていた。

 

「作戦開始は明日。それまでに各員の最終チェックを済ませておけ」

 

グラナダ基地のルーゲンス司令官は、シーマ海兵隊の指揮官シーマ・ガラハウ中佐にそう命じた。

このシーマ海兵隊こそ、ドイツへの接触作戦『黒船作戦』の中核となる部隊である。

 

「了解いたしました」

 

シーマ・ガラハウはそう言い終えると踵を返す。その間際で彼女はふと思い出したように司令官を振り返り、言った。

 

「そういえば、この基地にモビルスーツのパイロットが増えているようですが、あれはどうしてここに?」

「なんでも、キシリア少将が傘下の部隊をグラナダに集結させているそうだ。状況が不安定になったから、権力を守るために子飼いを自分の本拠地に集めた…といったところか?」

「ほお? 」

シーマは好奇心を刺激されたように声を弾ませると、再び踵を返す。

 

「命令は確かに承りました」

 

そして、シーマはそのまま部屋を辞去した。

 

「モビルスーツのパイロット……いいなぁ。あたしらにも回してくれないものだろうか?」

 

現在キシリア・ザビ少将管轄の組織である突撃機動軍の海兵隊に配属されているシーマ・ガラハウだが、彼女は戦闘による破壊を最も好む将校でもある。

彼女のような戦闘狂が海兵隊にいるために、モビルスーツパイロットの補充がなされないのだと彼女は考えていた。

…あるいは、彼女ら海兵隊が戦争序盤のサイド2攻防戦で住民の鏖殺を担当させられた部隊だからかもしれない。

命令されるまま撃った毒ガス弾が人々を死に追いやった光景を思い出すと、シーマは顔をしかめた。

 

「ま、どうせこの作戦が終わればすぐにまた連邦との戦いだ。そん時に楽しませてもらうさ」

 

シーマはそう呟くと、作戦開始に向けて部下達の最終調整に向かうのだった。

シーマ率いるジオン軍艦隊によるドイツ降下作戦が開始されるのは、この数時間後のことである。

 


 

大ゲルマン帝国 ミュンヘン ナチ党本部

 

「この辺りで一度情報と意見をまとめないか?」

 

オーベルレンダーが周りに確認を取る。

現在オーベルレンダー、レーマー、フォン・ブラウン博士、そしてゲーレンの四人はミュンヘンの党本部の会議室に集まり、ジオンといかにコンタクトを取るかなど事柄を決める打ち合わせをしていた。

他の3人が頷き、それを確認したオーベルレンダーはここ数分の会話を思い出し整理し始めた。

 

「まず我々の相手は”別世界の未来”から来た”地球連邦”であり、名の通り地球統一国家と我々は敵対した…」

「そして我々はその国と対立する国家である”ジオン公国”と接触を測り、同国と協力する為にムスタヌグに責任を押し付けシュペーア閣下を説得する…」

「そうだ、だから具体的な接触方法を議論している所だろう?ゲーレン、やはりそちらでは通信できないのか?」

 

レーマーがゲーレンに数分前と同じ質問を口にしたが、ゲーレンは首を横に振る。

 

「先程も言ったが、無理ではないが危険だな。我が国では通信も逐次監視されている、他の党幹部から総統に報告がいけば我々は陰謀論、SS派の内通者、ユダヤ=ボルシェヴィキの裏切り者と偽の罪状を掛けられて処刑されるだろうな」

 

皮肉的にゲーレンがそう言うと、再びレーマーは再び顎に手を当て思考を巡らせ始める。

フォン・ブラウン博士も暗い顔で押し黙る中、オーベルレンダーは冷静に挙手して発言し始める。

 

「しかし早い所この作戦を敢行した方が良いのではないか?情報リスクについては互いを庇いつつほかの党幹部に知られるより先にジオン公国と接触すれば良い、ともかく時間が無いんだろう?」

 

オーベルレンダーの提案は一か八かの物であったが全員が納得せざるを得なかった。

 

「なら残る問題は宇宙への通信がしっかり機能するかどうかだが、奴らの影響で宇宙には現在通信障害があると聞いているが」

「しかしやってみなければどうにもならん、とりあえずゲーレンは情報統制と通信の確保、レーマーは何とか緊急時の兵の配置を.......」

 

オーベルレンダーがそう話している時だった。

レーマーは誰かが走ってくることに気がつき、オーベルレンダーを手で静止した。

 

「レーマー閣下!緊急事態です!」

 

やってきたのは、レーマーの副官だった。

その顔は汗まみれで、全力で走ってきたことが伺える。

 

「何事だ?」

「我が軍のレーダーサイトが、再び我が帝国内に降下を試みる人工物と思わしき物体を検知しました!」

「先の奴らか?」

 

レーマーが問いかけると副官を首を横に振り否定した

 

「いえ!観測班の報告によると形状や色は先の物とは違っているとの報告です!緑色であったとの報告もあります!」

「間違いない、ジオン公国です…まさかあちらからやってきたのか!?」

 

ブラウン博士がそう漏らし、半ば過呼吸の状態に陥る。

その言葉を聞いたゲーレンの額に汗が浮かび、手が震え始める。

 

「落ち着けブラウン、ゲーレン!」

「そうだ、慌てるな!いいか?以下の命令をできる限りの兵士に通達しろ」

 

他の二人を落ち着かせるため、オーベルレンダーとレーマーが一喝し、指示をそれぞれの部下に飛ばし始める。

 

「国防軍最高司令部総長権限により、全地域の国防軍に戒厳令を布告させ、混乱を未然に防げ、ただし総統に宇宙船団の事はまだ報告するな、閣下の人工物体との接触も防げ、いいな?」

「で、ですが閣下…」

「いいか、総統閣下がお怒りになった際には私が責任を取る。だから早く実行しろ、いいな!」

 

レーマーの命令に頷く副官の後ろから、オーベルレンダーとゲーレンの部下もそれぞれ部屋に到着し入ってきた。

 

「お前たちも国防軍と協力しろ!彼らと共に戒厳令の普及に務め体制を整えろ、国会の要注意人物や総統閣下の取り巻きは一時的でも良いから何としても抑え込め、勝手な行動をされないようにな」

「諜報局も同様に協力し戒厳令体制を取れ!常に最新の情報は私の元へ!国境についても確認怠るな!」

 

3名からの命令を確認した副官と部下達は再び来た道を引き返し戒厳令の発動に取り掛かった

 

「我々も行くぞ、レーマー」

「わかっている!急ぐぞ!」

 

オーベルレンダー、ゲーレン、そしてレーマーもその兵士達に続くように自分達の持ち場へ走り出した。

 

「これからどうなってしまうんだ…?」

 

ブラウン博士も不安感を口から漏らしながら、三人に続くようにその場を後にした。

 


 

地球軌道上 ドイツ直上 ジオン艦隊 ムサイ級軽巡洋艦 ブリッジ

 

ジオン軍から選ばれた精鋭部隊によるドイツ降下作戦。その指揮官たるシーマ・ガラハウ中佐は兵士達に地球降下後の段取りを確認させていた。

 

「グラナダ、ソロモン、フォン・ブラウン…地球付近の拠点は我らが同胞が掌握している。連邦軍の妨害の可能性は低いでしょう」

 

作戦に参加するMSエースパイロットのアナベル・ガトー大尉が告げたのは作戦の予測だった。

 

「敵と遭遇したら?」

 

シーマの鋭い視線にガトーは肩をすくめた。

 

「排除する、それだけですな」

「その通りさ、大尉。奴らが我らに仇為す者だ。なら敵だ、そうだろ?」

「無論です」

 

シーマとガトーの会話に他のパイロットも肯定で答えた。

MS乗りにとって戦場で敵と出会ったならそれが全てだ。

そしてジオンの勝利の為、犠牲はやむを得ないという考えが共有されていることをシーマは確認した。

 

「しかし、連邦軍も既にドイツに降下したと聞く。連邦軍に注意を払う必要はあるね」

「我々だけで制圧可能では?」

 

シーマの言葉に対して僚艦の艦長が発言した。

 

「そうさ、でも警戒は必要だろ? それに我々には確実な成果が必要だ」

「その通りです」

 

シーマの言葉にパイロット達は頷く。

その反応に満足しつつも、この連中のどこまでが本心なのやら……とシーマは思った。

歴戦の兵士が必要な任務だが、ジオン軍はつい最近のサイド2侵攻が初戦だ。

それに該当するパイロットは居そうにない。

 

(まぁ、そうだろうけどねぇ)

 

精鋭部隊とはいえ寄せ集めだ。

実戦経験もばらばらな連中が集まっている。

だが、それでもこの部隊での指揮権はシーマが持っている。

ならば成果を上げる為に部隊を上手く運用する必要がある。

 

「まぁ、作戦目的は変わらないよ。グラナダとかソロモンには味方がいる。ガトー大尉が今話したように連邦軍は選択肢が少ないからね。成果は我々で頂くさ」

 

シーマは獰猛に笑った。

地球降下部隊の任務はドイツ、ひいてはヨーロッパ地域の調査だ。

今回の任務を遂行するにあたって上層部から送られてきた、未確定の極秘情報では”地球は第二次世界大戦の結果が違う、旧世紀のものに入れ替わっている”などと言われていたが、シーマからすれば正直半信半疑で、他のパイロットたちも同様の考えであった。

それに今回の任務は地球に起きたことを知るためでもあったが、同時にヨーロッパにはジオンが欲している資源や鉱物が眠っている。

それも作戦目的の一つだろうとシーマは推測している。

 

(まったく、面倒なことだね)

 

シーマは内心でため息を吐く。しかし、文句ばかり言っても仕方ない。ここは自分が部隊を上手く指揮して作戦を成功させるしかないと決めた。

 

「さて、それじゃあ降下の準備だ」

 

シーマはそう言うと部隊へ指示を出し始めた。

 

「地球に降りる準備に取りかかりな!」

 

シーマの号令で兵士達は作戦の準備に取りかかった。

 

西暦の鉤十字の帝国と、宇宙世紀の宇宙移民たちの独立国家。

この二つの出会いが、すぐそこに迫っていた。

 




〜今回の話まとめ〜

ゲーレン「(宇宙世紀についての情報をみて)まずい…このままでは地球連邦軍に蹂躙されてしまうぞ…!なんとかしなければ…」

ソ連軍「国境部のドイツ軍が増強されてる…非常にまずいぞ…!」
カルダシェフ「(ドイツ軍)来るな…来んなよ…」

フォンブラウン博士「終わった…異星人に殺されるぐらいなら一家心中でもしようかな…」
ゲーレン「いや、あいつら別世界の未来人ですよ、そんなクヨクヨしてないでジオンとの接触方法編み出してください」
フォンブラウン博士「!?」

オーベルレンダー「何をしにきた、ゲーレン」
ゲーレン「お前に真実を伝えに来た(書類を渡す)」
オーベルレンダー「!?!?…どうすればいいんだ」
ゲーレン「あんたがジオンとの会談の際の政治的トップとして振る舞ってくれ」
オーベルレンダー「了解した」

ギレン「(シュペーアの演説を見せて)これが今の状況だ、トワニング。こいつらと友好的に接触するにはどうしたらいい?」
トワニング「黒船来航の如く砲艦外交でいいんじゃないですかね」
ギレン「まあそれでいいか」

ゲーレン「レーマー、ジオンと接触して全ての責任を事後報告の際に外務大臣に押し付けるぞ」
レーマー「いいねえ、乗ってやるよ」

(月面でドイツ降下の準備をするジオン軍)

オーベルレンダー・ゲーレン・レーマー「ジオンが自分たちからやってきたぞ!みんな持ち場につけ!」
フォンブラウン博士「この国は一体どうなるんだ…?」

〜今回の話まとめ終わり〜

次回の第九話は1/12投稿予定で、宇宙世紀勢力二つとTNO地球各国の間の会談がメインとなっています!
どうかお楽しみに!
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