青き便利屋 作:フィクサー協会特別委員
金属音が鳴り響く。俺はいつから戦っていたのだろう。
あの、青い化け物と。
始まりは、そうだ。何もない1日。今日も当たり前のように人が死んでいって、それに怯えながら管理人の、通信しながらの指示に従っていたんだ。
その時だったんだ…。「サクッ」っていう音と共に誰かが崩れ落ちる音が、
その後は、早かった。
セフィラとアンジェラっていうAI達が争い始めたり、アブノーマリティ共がバンバン脱走し出して、同僚はどんどん死んでった。
「………」
そうだ、
「よくも仲間達を……てめえだけはゆるさねぇからな!?」
「………」
「ッッッ!ブッ殺す!」
そう言って、俺はあいつに襲いかかったんだ。今は亡き管理人が、一番長い付き合いだからっていう理由で貸し与えてくれた黄昏一式を持ってな。
「くそッ!逃げ回ってんじゃねぇぇ!!」
「………」
しばらくの間、そいつは全くこちらを攻撃することなく、おちょくるような感じで避けてよけて避けまくってきた。その時の俺はキレてたから、冷静な判断なんかできなかった。
「クソやろうがっ!おちょくってんじゃねぇぞ!ぶちのめしてやるッッッ!」
「………」
「あとなんか喋れやぁぁ!こっちの方がはずくなってくるわ!」
「……………」
まあ、なんかツッコミ体質のせいで少し笑えるような空気ができたんだけどな!客観的に見ると、っていう前提が付くが。
そんなこんなで、冒頭に戻る。ここまでのことを思い出すとまだ四日しか経ってないっていうんだから驚きだぜ。
………現実逃避はやめよう。
「………は、は…。敗け、た………か」
「………」
目を開ける。アイツのーーー青の化け物の目を覗き込む。綺麗な、透き通っているような、ソラの色だった。俺の前でコイツに心臓を突かれたジョシュアも、こんな目を俺に向けてきてたな……、懐かしい
他にも赤いポニーテールがトレードマークのラインハルト、ラインハルトと姉妹かってほど似てるボブカットのアーニーも……俺が来た時には、目玉をくり抜かれ四肢を切断された状態で、その辺に転がっていた。
「…ちく、しょう………」
ああ、もう前が見えない あいつが目の前にいる これで俺も終わりか ナイフを握っている けどまあ、 何処か、震えている? これでも、楽しかったな どうした、ころせよ
「ジョシュア……ラインハルト……、アー、ニー………」
「まもれなくて……、たすけ、られなくて……………」
いしきが、き、ぇ……………
「ごめ、ん………………」
そうして、管理人と共に道を歩んできた初期職員にして、最後の職員……ビンセントは、その息を引き取った。
「……………………」
その様子を、青い化け物……とある世界で『青の便利屋』と呼ばれる存在は、その様子を見ていた。
ずっと、見ていた。
………彼は、便利屋は、特異点とも呼べる代物だった。何せ、他と違い
彼が人形か?それはどうだろう。元は人形だ。しかし、今は人格がある。人格があるのであれば、自由な思考回路があるのならそれは人間足り得るのか?人形ではないのか?その議論は今度にしよう。
さて、実はこの特異点、絶対にあり得てはいけない時間軸なのだ。そんなものが存在するのなら、世界が取る行動はたった一つ。
「………ッ!」
追放だ。
青の便利屋は、この世界………『都市』から追放された。
しかし、彼の物語は終わらない。
その先に何があるのか、今はまだ、誰も知らない………。
続くんだけど、気が向いたらね!
更新は最低月一はしたいです(願望)
じゃあ、これで
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