先輩ウマ娘モーリスはトレーナーの精神的不安から契約を
解除されてしまう。モーリス自身も諦めかけていた
エターナルライトの助言でチームスピカのトレーナーに
モーリスの素質を見てもらうとする。
ーしかしー
芦毛のウマ娘、ゴールドシップによってトレーナーは連れ
去られてしまう。呆然としている二人の元にトウカイ
テイオーとキタサンブラックと会合する…
第3R 二人の芦毛ウマ娘からの助言をどうぞ
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「なるほど…
モーリスはトレーナーがトレーナー契約を解除
されちゃって、フリーになったのはいいけど、
次のトレーナーの当てがないと…
で、うちのトレーナーと契約できないか…って
エターナルライトが言い出して、モーリスは自分に才能
があれば、入るって約束した…で合ってるよね?」
「それで合ってます、テイオーさん」
エターナルライトはモーリスに起こっている状況…
そして、自分との約束をトウカイテイオーとキタサン
ブラックに説明をした。
「さっきトレーナーさんが先輩のトモを後ろからいきなり
触って、蹴られて…」
「ゴルシに連れてかれた…と
でも、才能があるって言われたんだよね?」
トウカイテイオーはエターナルライトの隣に無言のまま
座っているモーリスの方を見て、質問をした。
「『肥えウマ娘になれる』的な事を言われましたが、
本当に私なんかが…テイオーさん達みたいには…なれる
のかな?って思っちゃいまして…」
モーリスは自分には時代の主人公、名前持ちの役
(ネームド)にはならないっと言っているようにも聞こえる
セリフを三人の前で話していると…
ガチャ!
「モーリス、アタシはお前が強い、いや世界クラスの
ウマ娘に慣れると思うぜ」
トレーナー室のドアを思いっきり開かれた先にはゴールド
シップがいた。
エターナルライトとキタサンブラックはいきなりのことで
驚いていたけど、驚いていないトウカイテイオーは無言
になって、モーリスはゴールドシップの発言に疑問を
持った。
「ゴールドシップさんはどうして…私がそこまで強く
なれると…」
ゴールドシップはモーリスの肩を掴み、目線をモーリスに
合わせる。
「アタシは日課の河川敷で杭打ちをしようと、
日が出るか、出ないかの時間に起きたとき…」
「いやなんで、そもそもか河川敷で杭打ちをしてるの…」
ゴールドシップが突然挟んだ河川敷での『杭打ち』に
トウカイテイオーはありえないと思いツッコんだが、
ゴールドシップは無視して、話を続けた。
「アタシはお前が一人で坂路を何周も…何周も…
しているのを見たぜ」
「あの時、ゴールドシップさん居たんですか⁉︎」
「もちろんだ!日課は欠かしちゃあ…いけねぇだろう?」
「そんな事、後輩にカッコよく言わないでよ!」
ゴールドシップの杭打ち発言を無垢な後輩相手に堂々と
語っていて、さらにしちゃいけないことをさも正当な
ように語るゴールドシップにトウカイテイオーは勢い
よくツッコんだ。
「まっ、アタシは必死に努力する奴は絶テェ強く
なれる!…てー、アタシは思ってるぜ」
「ゴールドシップさん…」
モーリスは母親の実家の家名で押しつぶされようと
していたのをゴールドシップの発言で吹っ切れて、元気で
満面の笑みでエターナルライト達の方に向いた。
「ライトちゃん、私!
チームスピカに入るよ!」
「テイオーさん、大丈夫ですよね?」
「ウチのトレーナーなら問題ないって言うと思うよ」
「「やったー!」」
トウカイテイオーの発言にエターナルライトとモーリスは
嬉しさのあまり二人で抱き合ってしまった。それを
トウカイテイオー達は微笑ましそうに見ていると、
部室のドアが思いっきり開いた。そこには、頬にマジック
で『私はウマ娘のトモをいきなり触ったトレーナーです』
と書かれたトレーナーがいた
「おい!ゴルシ!
これやったのゴルシだろ!」
「何のことか、アタシは知らないなあー」
「これのせいで起きたら、目の前にたづなさんがいて、
鬼のような形相で詰問されたんだぞ!」
トレーナーはゴールドシップに必死に説いた出したが、
ゴールドシップはのらりくらりと話を逸らすばかりで、
トレーナーの質問には答えなかった。
そんな攻防が数分間続いていると、残りのスピカメンバー
がトレーナー室に集まっていた。
「とりあえず、こんなこと二度とするなよ!」
「さぁ、どうでしょう?」
「もういい!
で、君がモーリスだね」
「はい」
「君の事は前任のトレーナーから話は聞いている
うちのチームで本当に良かったんだな?」
「はい!」
モーリスはトレーナーのトレーナー契約の最終確認に同意
すると、トレーナーは嬉しそうに微笑みながら、ウマ娘
全員に目線を合わせた。
「新入りの二人とキタサン以外はいつもの
トレーニングだ!」
「はい!」「はい」「OK!」「わかってるぜ!」
「わかってるわよ」「わーたよ」
「よし!
で、キタサンはメイクデビューはおそらく来年の一月
ぐらいになると思う。で、モーリスは富士ステークス
はそのまま見送って、来年の一月の若潮賞に出走登録をする
そして、エターナルライトは身体の成長的に今年中には
メイクデビューができると思う。そして、そのまま
ホープフルステークスじゃなくて、朝日杯フューチュ
リティステークスに向かう」
「朝日杯に向かうって本当ですか、トレーナーさん!」
「ああ
体格的に2000mじゃなくて、マイルの1600mの方が合ってる」
モーリスが抽選に漏れてしまい、朝日杯に出れなかった
を知っていたので、エターナルライトは嬉しそうな顔で
モーリスの方を見た。
「ライトちゃん、まだ出れるとは決まったわけじゃないよ
これからの努力次第で出れるかもしれない…ってだけで…」
「それでも私は先輩の忘れ物を取りに行けると思うと、
嬉しいです!」
エターナルライトが目をキラキラさせながら、モーリスに
嬉しそうにジリジリと近づいていると、トレーナーが手を
叩いて、空気を割った。
「ライトはキタサンと一緒にスタミナとを作る為に、直線
ダッシュをインターバルを挟みつつ、20セット…
で、モーリスは軽く走って、レース感覚を取り戻す」
「「「はい!」」」
三人のウマ娘は元気な掛け声を出して、先輩ウマ娘のが
トレーニングを行っているであろう練習場に向かった。
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「はー、今日はよく走ったなー」
「もー!着替えないで寝れないのー!」
トレーニングを終えた二人は栗東寮の相部屋の中にいた。
エターナルライトは慣れない激しいトレーニングをした
のか、いつもなら荷物を置いて、すぐにでも食堂に
直行してしたのに、今日ばかりはすぐさまベットに
吸い込まれるように倒れてしまった。
そんなエターナルライトを見たモーリスはエターナル
ライトの肩を揺さぶって、身体を起こされようとしたが、
ウマ耳と尻尾をへたらせて、起きようとはしなかった。
食事は明日できるとしても、お風呂に入らずに寝るのは
流石に不潔だと思い、眠たそうにしているエターナル
ライトの身体を起こして、自分とエターナルライトの着替え
を用意して、大浴場へエターナルライトをおんぶした
まま向かった。
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(あれ…ここはどこだろ…
先輩が大浴場に連れて行ってくれる…って…
身体がポカポカして……目の前に程よい大きさの果実が…)
「エッ!」
先程まで眠気でボヤーとしか見えなかったが、眠気のモヤ
と湯気のモヤも晴れて、目の前にの程よい果実が
出現したので、エターナルライトは驚いて、目を
見開いて、後ろに後退りしてしまった。
「ムッ、君だれだ?」
「お、オグリキャップ先輩⁉︎」
エターナルライトの目の前にいるウマ娘こそ、地方の
カサマツトレセン学園から実力での中央のトレセン学園に
編入して来て、数々の名レースを作ってきたウマ娘、
『芦毛の怪物』オグリキャップである。
オグリキャップは自分の胸にぶつかってきた見知らぬ
ウマ娘に対して、名前を聞いたが、エターナルライトは
生ける伝説のウマ娘に会ってしまい、頭の中が
のぼせているのかはわからないが、オーバーヒートを
起こしてしまっていた。
そこに髪と体全体を洗って、先に湯に浸かっているで
あろう後輩を探しているモーリスは、何が起こって
いるのかわからないオグリキャップと顔を真っ赤に
なっているエターナルライトを見つけて、
その場に駆け足で近づく。
「オグリキャップ先輩!」
「ムッ、君は確かモーリスだったか?」
「先輩が思ってるモーリスで合っています!
その娘はエターナルライトといって、私の相部屋の後輩
です」
モーリスは熱い湯に足の指先からそーとつけて、
ゆっくりと湯に浸かり、後輩のエターナルライトの元に駆け寄る。
顔はのぼせたように真っ赤になって、目をグルグルと回して
いた。
「ライトちゃん!ライトちゃん!大丈夫!」
「目の前にオグリキャップ先輩…オグリキャップ先輩が…
はっ!」
目を覚ましたエターナルライトは再度周りを見回して、
オグリキャップとモーリスがいるのを確認する。そして、
再度オグリキャップに驚く。
「オグリキャップ先輩!」
「私はオグリキャップと言う。よろしく頼む、エターナルライト」
エターナルライトはマイルのGⅠで勝利を挙げた
オグリキャップが目の前にいる。
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「先輩とオグリキャップ先輩はつい先日、出会った
ばかりで…先輩が前任のトレーナーとの契約解除について
同じマイル路線を走ったことのあるオグリキャップ先輩が
話を聞いてくれた…と」
「『大樹のウロ』の前で涙を流している後輩がいたら、
教え、導くのが先輩だとベルノライトから聞いたから、
私はモーリスに声を掛けたまだだ。そして、エターナル
ライト、君の悩みも相談に乗れるかもしれない…」
オグリキャップは嬉しそうな顔で声を変えた理由を
答えて、エターナルライトの悩みにも相談に乗ってやれる
かもしれないと言った。
「ライトちゃん、オグリキャップ先輩はマイルの巧者
だから、走り方を聞いてみたら?」
「あの!オグリキャップ先輩はマイルのレースで
どのような走り方をしたんですか
私は模擬レースで1800mと2000mしか走ったことがなくて…」
オグリキャップはエターナルライトの質問に数秒間ほど
目を閉じて考えて、結論出せたのか、目を開けて質問に
答えた。
「私は常に自分が居続けると想定したところに
居続けて、直線に入ったら、一気に溜めた脚を使って、
先頭を差し切る…って感じだ」
「オグリキャップ先輩に聞いたのはいいんですけど…
私の脚質は逃げなので…」
「確かに私の脚質は差しだが、一気に他のウマ娘を差し
切る差し脚は逃げにも使えると思う
ゲートを出て逃げる…そして、そのまま他のウマ娘を
引きつけつつ逃げて…そして、直線に入る直前にスパート
を掛けて、一気に逃げ切る!
『逃げて差す』は私ではなく、君のチームのサイレンス
スズカに聞いた方がいい」
オグリキャップはアドバイスを言い終わると、
そのまま立ち上がり、のぼせてしまったのか、
頬を赤くさせたままヨロヨロとしながら、
大浴場を出て行った。
二人は十分くらいの間浸かって、大浴場から出た。
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二人は大浴場から出ると、エターナルライトのお腹から
可愛らしい音がしたので、そのまま食堂に向かった。
食事を済ませると、二人は相部屋へ戻り、明日の授業と
トレーニング用の体操服一式を用意していると、
ウマホからメールが来たことを知らせる通知音が鳴った。
通知音がウマ耳に聞こえたエターナルライトはウマホに
手を伸ばして、誰からの連絡だろ?っと送り主を見たら、
メジロマックイーンと送り主の名の所に書いていた。
「マックイーンさんだ
えーと…『7月ぐらいにトレセン学園が所有している
ビーチで合宿をするので、宿泊とトレセン学園の競泳水着
の準備をよろしくお願いします。』って、トレセン
学園ってビーチ持ってるの!」
「ライトちゃん、知らなかったの?
トレセン学園の施設要項に書いてあったような気がするなけど…」
「確認できていませんでした…」
エターナルライトは自分が大事な事を知らなかった
事に気落ちしてしまいウマ耳をペタと垂れてしまった。
それを見たモーリスはエターナルライトを励ました。
「ライトちゃん!
知らなくて全然大丈夫だから、そんなに落ち込まないで…ね!」
「はい、わかりました
で、競泳水着というのは入学する際に購入をした競泳水着
で大丈夫ですか?」
「それで大丈夫よ!
後、サイズが大丈夫か確認も忘れずにね!
私も競泳水着を着ようと思ったら、胸周りがピチピチ
になってて、急いで買ったことがあるから……」
モーリスは自分の恥ずかしい思い出をボソボソと話すと、
ダッシュで照明のスイッチを消す為に走って、消した。
そして、そのまま掛け布団とベットの間に入ってしまった。
一方のエターナルライトは尊敬している先輩の恥ずかしい
思い出を聞いて、頬を赤らめていた。
そのまま、エターナルライトは掛け布団とベットの間に
身体を入れて、目を閉じた。
(先輩、可愛かったな……
何でこんなに胸の鼓動が速くなるのかな…練習の
インターバルの時より速く聞こえるの…)
エターナルライトは自分の気持ちに気づかず、
そのまま眠りという闇の中に落ちてしまった。
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