新年早々、流血やらのグロ系表現があります
作者は新年であっても手加減無しでやりますよっ!(ノゝ∀・)~キラッ☆
「うーん……もう少しテレポートの式を書き換えないと駄目だな。
座標をマイ○ラ風にしてX軸Y軸Z軸で認識出来るようにしつつ、テレポート先に障害物があれば強制的に障害物が無くなるまでY軸が勝手に移動するようにするか……よし、一先ずこの高さから落ちたら潰れたトマトみたいになるから変身すっかね」
試験管の中身はどうやらテレポートジェムと似たような物質らしく、位置は響の真上で標高は約3000mの位置に転移したらしい。
失敗は慣れているのか原因を分析しつつ一度区切りをつけ、『異空間収納』から『ビルドドライバー』を取り出し腰に装着し、追加で『キルバススパイダー』、『キルバススパイダーフルボトル』を取り出す。
そして『キルバススパイダーボトル』を『キルバススパイダー』に装填し、それをドライバーのスロットに装着する。
ボルテックレバーを回すと『ビルドドライバー』内部の発動機[ニトロダイナモ]が高速稼働する。
工場が稼働するかのような音と共に蜘蛛の巣状の[ファクトリアパイプライン]が前後に展開されていく。
展開された[ファクトリアパイプライン]が翔真を挟み体内に吸収される様に回転し全身を毒々しいオーラが包み込む。
最後に背中から蜘蛛の脚のようなものが出現し、胸の中心に刺さり吸収されると、『ブラッドスターク』と『ビルド』を合わせたような見た目。
全体的に赤・黒の二色で塗装されており、脚等に真っ赤な毒が泡立っているかのような模様が見られ、顔と胸の前から見たクモのような意匠、肩や腰のクモの脚のような飾りが特長の仮面ライダー『仮面ライダーキルバス』へと変身が完了したのであった。
「さてさて、先ずはこの状況をなんとかしないとねっ!」
蜘蛛の糸を出してパラシュートのような物を瞬時に作り出し、バッと展開しては落下速度を下げつつも即席なので強度は脆いのか少しすると糸が解け、空中分解する。
そうなれば新たに蜘蛛の糸のパラシュートを作り速度を落とし壊れたら新しく作るを繰り返していた。
そうしていると視界の先にはノイズを倒し終え、響に切っ先を向ける翼の姿を確認するとある程度まで落下速度を下げてからパラシュートを手放し、響の数メートル後ろの地面へとドゴォン!と大きな音と衝撃と共に土埃を巻き上げ着地する。
「いったい何者だっ!」
「えっ!?何?何が起きたの!?」
突然の大きな音と衝撃に二人とも巻き上がる土埃の中を警戒していた。
「いつつつ……流石にまだ落下速度が速かったな。やっぱり要注意か」
巻き上がった土埃の中から手で服についた土を払いながら変身を解除した翔真が出てくる。
「翔兄!?なんで上からっ!?」
「貴様!取り調べを受けている筈なのに何故外に出ているのだ!」
「いやー、転移位置を間違えてね……3000m上に転移してそのまま自由落下さ」
取調室に居るはずの翔真がいる事に対して驚く響、先程までは響に対して向けていた切っ先を今度は翔真の方へと向け、長年の宿敵と相対したかのように怒りと憎しみが混ざり合った表情をする翼に対してまるで、普段通りにしながらサラッと3000m上空に転移したと言う。
「えっ……3000m?転移?翔兄、体とか大丈夫なの?また無茶してない?」
「大丈夫。ちょっと蜘蛛の糸で即席パラシュート作って、落下速度を下げながら落ちてきたからね」
「私を無視するな、伊吹翔真!
それと立花!その男は我々の味方では無いのだから離れるんだ!」
3000mから落下したと聞いて響が翔真に近付き、心配するように腕や脚だけでなく腰回りも触って怪我をしていないか確認していると、翼から鬼気迫るような声で離れるよう言われビクッとなれば翔真から離れていく。
「いつまで経っても思考が硬いままのSAKIMORIだね…そんなんだから俺を捕まえられずに逃げられるし、攻撃だって空振るんだぞ?」
「っ…それは貴様が卑怯な手を使うからだろ!」
「戦場に卑怯もクソもあるか…正々堂々と勝負なんざ小説の中だけだ。戦場じゃあ生者が勝者で、死者は敗者…それ以上もそれ以下もないんだよ。
防人だ剣だとか言ってるが所詮は一族が用意したステージで歌い、踊るだけの剣を持った操り人形なんだよ」
トレジャラー・ブラックと言うタバコを一本とZIPPOを取り出し、火を点ければ慣れた素振りで吸い始める中、翼にとって一番汚されたくない所を汚され更に怒りを露わにする。
「貴様っ!言わせておけば私が操り人形だと?私は私の意思でこの身を剣として鍛え、防人として戦ってきたのだ!
享楽に身を任せ、己が欲望を満たそうとする貴様には言われる筋合いは無い!」
「なら、風鳴の血と防人の使命と言うハリボテを纏ったお前の軽く、薄っぺらい剣を砕いてやる。
口を開けば防人としてだ、自分は剣だとか言っているお子ちゃまが振るう刃なんざ人も斬れないただのなまくらだしな!」
「もう許さん!私が貴様に引導を渡してやるっ!」
まるで翼の今までの努力や苦悩を全て否定するかのようにタバコを吸いながら言う翔真に、我慢の限界が来てしまい頭に血が昇ってしまった翼は怒りに流されるがまま、己が刃で翔真を切り裂こうと振り下ろされる。
だが、その刃が翔真の肉を、骨を断ち切ることは無く、翔真はタバコを持っていない左手のたった3本の指だけで、摘むように刀を掴んでいた…いわゆる真剣白刃取り片手バージョンだ。
「おー、軽いし遅いな。流石はSAKIMORIの剣だ…ハリボテ纏って見た目は立派なのに、中身は空っぽで虚しい。まるで風鳴翼、お前そのものだなぁ?」
「貴様の様な男にっ!何がわかると言うのだ!父に否定され!認めてもらう為にっ!その身を剣と研鑽し続け!奏が無理をして傷付いているのを知りながら隣で戦いっ!支える事しか出来なかった私の心など!わかるわけがないっ!!」
まさか片手で真剣白刃取りをされるとは思っていなかった翼は驚きの表情を見せるも、翔真からの言葉に歯を食いしばり刃を押し込もうとしながら自身の思いを、怒りを吐露するように叫ぶ。
「ああ、わからねぇな!お前の心なんぞお前にしかわからねぇんだよ!俺は所詮、赤の他人なんだからなっ!」
「ならば私を語るな!わからないならば私の心を見透かしたかのように!まるで知っているかのように語るな伊吹翔真!」
徐々にだが翼が刃を押し込む力が強くなってくれば翔真は片手、しかも3本の指のみで刀を掴んでいるがそれを支えきれなくなり始めれば額に汗を浮かび上がらせる。
「っ!?………ハッハッハ!俺に図星を突かれるのがそんなに嫌か?風鳴翼!
だがな、俺はやめねぇ!何度でもお前をおちょくり、幾らでも図星を突いてやるぞ!お前がハリボテを纏った剣である限りなぁ!」
「貴様ァァァァァァ!」
翔真からの煽りで腕に力が更に加わったほんの一瞬、指で掴まれていた刃が指から抜け、スッと、まるで豆腐を切るかのように翔真の手と腕の肉と骨を断ち切った。
「えっ…あ……わ、私…そんなつもりじゃ………違っ…違う……違うの…」
振り下ろされた刃により断ち切った腕の切り口からはドボドボと鮮血が流れ出し、怒りに身を任せた状態で切った先に起こる事などまるで想像していなかったのか、翼の表情は怒りから怯えた表情に変わると持っていた刀を手放し、後ろに下がると足がもつれ、尻もちをつき、自分が斬ったという現実を受け入れられないのかその場で足を抱え、うずくまる。
「うっ……どうだ?初めてノイズ以外を斬る気分は…肉を、骨を、その手に持っていた刃で断ち切った感触は…
それが疑いも無く、お前がずっと口にしていた、防人と剣を突き進んだ先で必ず待っているぞ………」
綺麗な切り口からは尋常じゃない量の血が勢い良く流れ出し、ほんの数秒ですでに致死量は超え、本来なら絶命してもおかしくない程に地面は流れ出した血によって血溜まりが出来ていた。
狂気的な笑みを浮かべ、うずくまる翼へと喋りかけながら『高速再生』で切り口は再生させず、失った血液のみを高速で再生させていた。
「さて、と……Ladies and Gentlemen!今から始まるは奇跡が織り成す甘美なる一幕!
よってらっしゃい、見てらっしゃい!道化の体から流れた血は5L以上!それと切り落とされた左の腕と指!贄は充分!むしろ過多!今、此処に居るは蒼と黄の装者と片腕の道化!そして……遅れて来るは常識外の強さを持つOTONAと元ガングニールの装者!」
斬られた腕から血を流し続けながら『異空間収納』から、無色透明な様々な形をした石を取り出し、血溜まりへと撒くように落としながらまるで、ショーを始めるかのように嬉々として語り出す。
遅れて現場にやってきた弦十郎と奏が涙を流しうずくまる翼、翔真の腕が目の前で斬られたショックで茫然としている響、更には吸いかけのタバコを口に咥えたまま左腕から大量出血し続けながら嬉々とする翔真、と言う混沌とした空間に二人の脳の処理が追い付いていなかった。
「いったい何なんだこれは……どうなっている…」
「それよりもダンナ、翔真の野郎…また何かしようとしてるぞ」
「さぁ、観客も揃った……この場にて作り出すは奇跡の石…その名は、賢者の石!幾重もの錬金術師が恋い焦がれる石をこの場にてお披露目だ。
そして、蒼の装者の手により斬られた道化の片腕が戻り、更にはこの場から消える奇跡もついでにお見せしよう!」
血溜まりの中に大量の無色透明な石がばら撒き終え、全ての準備が出来たらしく、ショーの口上を言い終え、ニヤリと笑みを浮べれば咥えていたタバコを血溜まりの中に捨てると、ゴォッッ!と何故か血溜まりが火柱を上げて一気に燃え上がり、血溜まりの中に立っていた翔真を巻き込むように大きな火柱と熱風と共に轟々と燃えるのであった。
新年早々ですが中々、ヤバそうな感じでの終わりとなりました。
あ、先に言っておきますが次回は読者が待っていたであろう説教回となりますのでお楽しみに〜
翔真の悪役ムーブ、感想は?
-
よし、もっとやれ
-
やり過ぎてビッキーと393に怒られろ
-
それよりイチャラブを見せろ
-
ヒロインを守って曇らせてしまえ