戦姫絶唱シンフォギア 333回、転生した男   作:黒色晩餐

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しわしわピカチ○ウとなった翔兄ですが実を言うと度重なる『高速再生』の使い過ぎてオデノカラダハボドボドダ!(0M0)な状態で393の説教を受けています
早く、早く彼にプロテインとレーションを……


第9話〜痴話喧嘩、犬も食わぬぞ、浮気者〜

コッテリ絞られ顔がしわしわピカチ○ウのようになり、声も蚊の鳴くような声なくらい小さくなった翔真は、未来からのお許しの言葉が出るまで正座をし続け、その間に未来が響との話し合いを始めていた。

 

「ねぇ響、私に何か言う事があるよね?」

 

「えっ?えっと……あの………ごめんなさい!」

 

「響、何にごめんなさいか言ってくれないとわからないよ?」

 

話さなければいけないことが色々とある響は何を言うべきか迷い、キョロキョロと視線を泳がしながら何を思ったのか、翔真の隣に正座し深々と頭を下げるも背後に般若を浮かび上がらせそうなくらいお怒りな未来の声を聞き、翔真と響の二人が同時にビクッと反応していた。

 

「抜け駆けして翔兄を襲って、私だけの翔兄にしようとしたり、攫って閉じ込めようとしました。ごめんなさい!」

 

「他には?」

 

「えぇっと……もしかして、シンフォギアの…事?」

 

「響がそう思うならそうなんじゃないかな?」

 

「なぁ、未来ちゃん?響に意地悪するのはそれくらいにしてあげてもいいんじゃないかい?」

 

「翔真さんは黙っていてくれませんか?私、まだ翔真さんを許した訳じゃないですから」

 

まるで浮気がバレた夫婦のようなやり取りをする未来に奏や弦十郎でさえも口出しできない中、翔真が響への助け舟を出そうとするが未来から冷ややかな声色で言われるとまたシュンとする。

 

「一先ず、さ?ここは外だし話をするなら室内の方が良いと思うんだがっ!?」

 

「きゃあっ!?」

 

だが、諦めの悪い翔真は外なのだからここから先は室内でどうかと提案しながら立ち上がると、足が痺れていたのと『高速再生』で何度も血や肉体を再生していたせいで体力も切れかけていたらしく、足を躓かせるとよろけてバランスを崩し未来を巻き込みながら倒れてしまう。

 

「いつつ…ごめんね、未来ちゃん。大丈夫?」

 

「えっ………は…はい……大丈夫です。翔真さんこそ大丈夫ですか?」

 

未来を巻き込んで倒れてしまった翔真は、咄嗟の判断で押し倒してしまう前にギュッと抱き締め、無理矢理体を捻らせお互いの位置を入れ替え、自身の体をクッション代わりにして未来が怪我をしないよう守っていた。

 守られた未来も最初は気付かなかったがすぐに翔真に抱き締められていることに気付くと、顔を真っ赤にしながらコクンと頷きつつすぐに下になった翔真の体を心配し始める。

 

「ん?俺は大丈夫。ねぇ未来、響や俺を心配して怒っているのはわかったからさ、一先ず移動しよ?

春って言ってもまだ若干冷え込んだりするし、未来が風邪引いちゃわないか心配しているんだよ?」

 

「そっ…そんな風に言って誤魔化しても許すつもりは無いですからね!……でも、翔真さんがそこまで言うなら仕方無いので響とのお話しは後にします。これで良いんですよね?」

 

長い付き合いだからこそ無茶をした自分達を心配し、心を鬼にして説教してきたのが分かっているらしく、翔真は声色を何時もより若干イケボ寄りに変えて喋ると未来には効果はバツグンだったらしく、一旦説教が終わりとなれば響はホッとしていたのだった。

 

「ありがとう、未来ちゃん。それじゃあ移動しましょうか!…っと」

 

「今回だけですか…きゃっ!しょ、翔真さん!?」

 

「あっ!未来だけズルい!」

 

説教を一旦終わりにしてくれた未来にお礼を言いつつ、抱き締めていた腕を緩め、立ち上がる動作と同時に未来をお姫様抱っこする形で抱き上げる。

 それを見た響はズルいと言いながら立ち上がるも、飛びつけば倒れるのが目に見えているので抱きつけず悔しそうにしている中、未来はいきなりお姫様抱っこされて驚きながらも翔真の服をキュッと掴んで離されないようにしていた。

 

「翔真、アンタね…そう言う事ばっかりやってたらいつか刺されるよ?」

 

「響と未来ちゃんとあの子に刺されるなら、仕方無いかな?」

 

「ねぇ翔兄?あの子ってダレ?ウワキシタノ?」

 

「翔真さん?あの子って誰ですか?詳しく……詳しく、説明してくれますよね?今、私は、冷静さを欠こうとしています」

 

自分達以外にもう一人の影を感じとった二人の目からハイライトが消えれば響は今にも襲い掛かりそうになる中、未来は掴んでいた翔真の服をギュゥゥゥっと握りながらニッコリと、ハイライトの消えた目を半開きにして笑みを浮かべていた。

 

「えっ?あー………その話は、ね?長くなると言うか俺にも色々と制約が有ってね…………その子は昔からの付き合いで、まだその時が来てないから……今、喋ると頭が吹き飛ぶから言えないんだ。ごめんね?」

 

「…………時が来れば教えてくれますか?」

 

「その時が来れば、ね?いつかあの子にまた会えれば響と未来にもちゃんと、どんな関係なのかを紹介するから」

 

ヤッッッベェ…と、口が滑った事に後悔する翔真からの言葉を待っている二人に誤魔化しながら、嘘と真実を織り交ぜて言うと、頭が吹き飛ぶと聞いた響は先程の絶望感を思い出し大人しくなり、未来はまだ疑いの目を向けてはいたが翔真の困った顔を見るとこれ以上は聞き出せないと察し、その時が来たら教えて貰う約束を取り付ける事で一旦の終息を見せるのであった。

 

「ンンッ!一区切りがついた所で、だ。翔真君、君にはニ課へとまた来てもらうことになるが今度は逃げないでくれよ?」

 

「逃げれるなら逃げたい所なんですけどね……逃げたら響と未来ちゃんが地の果まで追いかけて来そうだからやめておきます。

あと、風鳴翼と少し話をさせてもらっても良いですか?」

 

「確かに、どうやら君は彼女達からは逃げられないようだしね。

翼とかい?ならば、一つだけ約束をしてくれ。これ以上、翼の心を抉るような真似はしないでくれ」

 

「……残念ながら、それは約束出来かねませんねぇ…彼女の心をこれ以上、抉るかは彼女自身が判断する事なんで………まぁ、戦場に立つ先人として軽ぅぅぅく、説法する位はするだろうけどなぁ?」

 

翼と話しがしたいと翔真が言えば今度は奏と弦十郎だけでなく他の職員達の空気もヒリつけばそんな事などお構い無しにケラケラと笑いながら言っていると、お姫様抱っこされている未来が翔真の両頬をムニィィっと強めに引っ張り始める。

 

「未来ひゃん、痛いんへふけど?」

 

「翔真さん、そんな意地悪な言い方をするのはダメ、ですよ。素直に翼さんの心が折れないように立て直したいって言わないと誤解されたままになっちゃいますよ?」

 

「んなふぁけはいだろ。なひむひ、ひゃきほりほからひゃいにひふんだよ」

 

「……翔真お兄ちゃん?翼さんを傷付けたら私、オコルカラネ?」

 

「うっふ………わかひまひた」

 

頬を引っ張られながら会話をしていると徐々に未来の手に力がこもり始め、かなりの痛みが襲ってくるも我慢して言い返していると久々に本当に怒っている時の呼び方をされ、冷や汗を流しながら翔真がコクリと頷くと未来は頬から手を離し、ニッコリと笑みを浮かべていた。

 

「そういう事なので、翔真さんと翼さんのお二人でお話しをさせていただいてもいいですか?」

 

「あ、ああ……そういう事ならば大丈夫だろう…」

 

流石の弦十郎も二人のやり取りを見て、下手な事はしないと言うよりか出来ないだろうとわかれば翔真と翼の二人で話をしても良いと許可を出したのだった。

 

「未来ちゃん、メチャクチャ痛いんだけど……」

 

「翔真さんの自業自得です、反省してください」

 

「そうだよ翔兄。また悪役演じようとして…少しはハンセイシテ?」

 

「アハハハ!翔真、さっきまでと違って二人の尻に敷かれまくってるじゃないか!」

 

「何も言い返せねぇのが一番辛い………ほら、さっさと行くぞ。コイツを使うのが手っ取り早い」

 

未来と響からの言葉に言い返せない上に奏からも笑われると半ばヤケになりつつ、上空に『異空間収納』を出現させ中からテレポートジェムを一つ落下させ地面に落ち、割れると陣が展開される。

 

「ちょっ!?翔真、アンタまた何かやるつもりかい!?」

 

「ニ課本部のトレーニングルームにテレポートするだけだってーの。さっき本部全体に術式組み込んで好きな場所にテレポート出来るようにしたんでね」

 

「待ってくれ!それは俺も聞いていないぞ翔真君!」

 

「詳しくはテレポートしてからでなー。未来、響、俺に掴まってろよ」

 

「うんっ!」

 

「はいっ!」

 

展開された陣が座標を固定しているのか、陣の中に描かれた複数の陣が回転し停止するを繰り返し固定が完了すれば強い光を放ち、翔真含む響、未来、奏、弦十郎の五人を光が包み込み一瞬で消え光が収束すればそこには陣も五人の姿も消えてなくなっていた。




説教されたりイチャイチャしたりと……忙しいですね翔兄は…
次回、初めての人斬りでメンタルブレイク中のSAKIMORIを励まし?に行くとの事らしいです

翔真の悪役ムーブ、感想は?

  • よし、もっとやれ
  • やり過ぎてビッキーと393に怒られろ
  • それよりイチャラブを見せろ
  • ヒロインを守って曇らせてしまえ
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