本編前連続投稿となりますっ
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響の入学式から数年後……翔真が15歳となり身長も177cmにまで伸びた頃…
「この先に…F. I. S. ……いや、セレナって子の墓場になっちまう所か」
本来なら日本に居るはずの翔真の腰には『エボルドライバー』装着され、片方の手には『エボルトリガー』を持ち、もう片方の手には10本のロストフルボトルが装填済の黒いパンドラパネルを持っていた。
尚、姿は身バレ防止のため事前に『肉体変化』のスキルをポイントを使い取得したあと使用し、過去に別の世界へ転生した時の姿になっている。
「暴走したネフィリムのエネルギーをこのロストフルボトルに吸わせれば、ブラックロストフルボトルに変わってエボルトの怪人態にもなれる、と………んじゃあ手遅れになる前に行きますか」
手に持っていた『エボルトリガー』のスイッチを押し、『エボルドライバー』に装填した。
そして『コブラエボルボトル』と『ライダーエボルボトル』をドライバーのスロットに装填する。
EVレバーを回すと『エボルトリガー』の[トランセンデンスメーター]は大きく振れ、『エボルドライバー』内部の発動機[EVダイナモ]が高速稼働する。
それに合わせて2本のエボルボトルのパーツが上下に動き歌唱しているかのように稼働し始める。
縦に銀色に変色したEV-BHライドビルダーが現れるとその周りをパンドラボックスの様な立方体が黒い竜巻に乗って飛び交う。
そして立方体がEV-BHライドビルダーと合体して柱状になり、暗黒空間に飲み込まれ姿を消す。
ほんの少し姿を消してから変身後の姿が小型の黒い立方体を飛び散らせながら現れた。
「お、変身してもそこまで体には負担はかからないっぽいな。まぁ問題無いし行くか」
変身後の姿はまさに『仮面ライダーエボル ブラックホールフォーム』だった。しかも声はエボルそのものに変わっていた。
多分だが過剰戦力かもしれない。だが、これから相手にするのは暴走したネフィリムなのだからこれ位は良いだろう。
「さあ、始まりの時だ……消える命を救済する物語と血にまみれる罪の物語…決して混ざらない2つの物語をな」
これからする事はもしかしたら本来の物語と大きく逸れ、予期せぬ事態が起き、本来より多くの血が流れ、命が失われるかもしれない。その時は俺の罪として背負い、償おう。
だが!少女が己の命を犠牲にし他者を救うのを知っていて、見逃すほど俺は人でなしでは断じて無い。知っているならば迷わず救い、その命が生きながらえる事を願うのが俺だ。
格好つけてだが右手を上げ、指をパチンッと鳴らすと目的の場所へとワープした。
「っと……もう暴走しちまってるのか…ちょいと出遅れちまったな」
ワープ先の周囲は既に暴走したネフィリムにより破壊され火災が起き始めていた。
逃げ惑う職員はいきなり現れた謎の存在に驚きを隠せず立ち止まり、銃火器を持った半ばパニック状態だった警備員は警告も無しに所持していたアサルトライフルを発砲した。
「いきなり発砲とは穏やかじゃないねぇ……そんな豆鉄砲、効かねぇよ。
おい!そこの研究者、この惨状の原因が何処に居るか言え。じゃないとこうなるぜ?」
放たれた銃弾は全て当たりはするが貫通する事なく床に落ちる。アサルトライフルで発砲し続ける警備員にゆっくり近づき、片手で頭を掴めばそのまま潰すつもりで手に力を込める。
腰を抜かした研究者らしい職員にネフィリムの居場所を問いかけていれば、頭を掴まれている警備員は痛みで暴れ、手を離させようとナイフで腕を刺そうとしたが、ナイフは腕に刺さらずポッキリと折れる。それと同時にグシャリ、と頭が握り潰された。
そして頭を潰した警備員を壁に向かってゴミを捨てるように投げ飛ばすと、壁にぶち当たった肉体は潰れたトマトのようにグシャグシャとなる。
そうなった警備員を見て職員は恐怖に顔を染め震える手でネフィリムの居場所を指差す。
「む、向こうの!向こうの隔壁の先に居ます!」
「ふーん、アッチか………俺様の気が変わる前に逃げるならさっさと逃げる事だな。」
「は、はい!」
ネフィリムの居場所を教えた職員は脱兎のごとくその場から走り去る。恐怖で動けなくなっていた他の職員や警備員も走り去った職員に続いて走っていく。
周囲に人が居なくなると指を差された方へ行くと視界の先に見えるのは閉じられた隔壁が道を塞ぐ光景だった。
「面倒だな……ぶち壊すかっ」
手の平の上に小さなブラックホールを作り出せば隔壁に向かって投げる。
投げられたブラックホールが隔壁に触れると一瞬で5m大にまで大きくなるが一気に縮小。ブラックホールに触れた部分は消滅し通り道ができた。
「おー…予想より威力があるなぁ……助けに行く前に施設がぶっ壊れたら意味ないし、次はぶん殴って壊そっと」
そのまま歩きながら予想以上の威力に驚きつつ、歩いた先にあったもう一つの隔壁は殴って破壊し、突破すればそこには暴走したネフィリムとギアを纏った少女の姿があった。
「アレが暴走したネフィリム……お嬢ちゃん、ちょっと邪魔するぜ?」
「えっ!?駄目っ!離れっ!?」
暴走したネフィリムを停止させる為、絶唱を使おうとした矢先に突如、隔壁を破壊し現れた謎の存在に一瞬体を強張らせるが離れるよう言おうとするが、一瞬で自身とネフィリムの間に移動し片手のみでネフィリムからの攻撃を防ぐ姿にセレナは驚きを隠せなかった。
「硬ぇー…プニプニした見た目なのにあんなに硬いとはねぇ……面倒だし、さっさとテメェのエネルギー!ぶん取らせてもらおうか!」
攻撃を防いでいないもう片方の手に突如として現れた黒いパンドラパネル。そのパネルのボトルが装填されていない側をネフィリムの体にへと押し付ける。
そうすると10本のロストフルボトルが光り輝けばネフィリムから暴走するエネルギーを全て吸い取る。そうしてようやく、10本全てがブラックロストフルボトルへと変化する。
そして、エネルギーを全て吸い取られたネフィリムは強制的に起動前の状態へと戻った。
「おぉ、10本全部……1、2本はそのままだと思っていたんだがな……っと、その前に消火、消火」
気付けば周囲は火の海となり、このままだと彼女が蒸し焼きになってしまうかもしれないと考えると、[EVOアナイアレイショルダー]に内蔵された小型の環境改変プラントで周囲の窒素を操り燃焼面を覆い、窒息効果により消火していく。
ただし、自分達の周りには影響が無いように空気のドームを作りつつ消火が完了すれば空気のドームを解除した。
「よーし、これでここら辺は大丈夫そうだな。さてと帰るか」
「あの、貴方は…一体何者なんですか?」
「俺様か?あー……仮面ライダーエボル、とでも名乗っておこう」
「その…エボル、さんは何が目的で?」
「さっきまで暴れてた怪物のエネルギーがコイツを使えるようにするために必要だっただけさ」
周囲の火災が完全に収まったのを確認し、ワープ機能を使って帰ろうとすればセレナが何者なのかと話しかけてくる。
それに対して少し悩むようにして答えれば何が目的なのか、そう質問してくる彼女に隠す必要も無いので10本全てがブラックロストフルボトルへと変わった黒いパンドラパネルを見せる。
「俺様の目的は既に達成したんでね。これ以上、可愛い嬢ちゃんとのお喋りは遠慮させてもらおう。まぁ、この星に居る以上いつかまた会うかもな、チャ〜オ〜」
「待ってください、まだお礼をっ!あ…」
目的を達成したので、これ以上のお喋りと長居は無用と判断をしたのか軽く手を振りながら別れの挨拶をすれば彼女の静止を無視し、日本のとある場所へとワープした。
「セレナ!大丈夫!?」
「マリア姉さん!」
翔真がワープし姿を消した直後、ギアを纏ったままのセレナの元にピンク色の髪を猫耳の髪型にした少し年上の少女が抱きついた。
「大丈夫!?怪我はしてないわね!無茶したら駄目だって言ったじゃない!」
「大丈夫だよマリア姉さん。私が……私が絶唱を歌う前にエボルさんが止めてくれたから」
「絶唱!?なんでそんな危険なことを!そのエボルって、さっき目の前で突然消えたアレのこと!?」
「ご、ごめんなさい……うん。自分で仮面ライダーエボルって言ってたの」
「もう…こんな無茶はしたら駄目よ?」
「マリア姉さん…私、いつかエボルさんにまた会って……今回、助けてくれた事のお礼が言いたいの!」
「えぇ、そうね…私も貴女を助けてくれた事に対してお礼を言わないとね。もちろん、マムも一緒によ」
「うん!」
セレナはギアを解除し、今にも崩れてしまいそうなこの場から姉のマリアと共に避難した。
____________
そして『仮面ライダーエボル』こと『伊吹翔真』はとある廃校内にある教室の一室に出現した。
「あー……疲れた。そう思わないかい?なぁ、ガブちゃん?」
「……私をこんな場所に呼び出しておいて待たせた上に、世間話をしたいだけなら帰りますよ」
廃校内の一室に現れた翔真以外にもう一人、教室内に置きっぱなしにされた机に腰掛けていた。
呼び出された時点で不機嫌だったのが更に不機嫌となっている天使『ガブリエル』。見た目は金髪で高身長の大人な女性、街を歩くだけで視線を集める程の美貌の持ち主だが不機嫌度MAXで目付きは鋭くなっていた。
「いやー、帰られると困るなぁ…そうなるとミカちゃんかラミちゃん呼ばないとー」
「チッ……そ、れ、で!私に何のようですか?」
「あぁ、そうそう…新しくスキルが欲しくてね…『高速再生』、『肉体・感覚強化』、『障壁無効』、『異空間収納』を貰えるかい?」
「何故、その4つを?その力があれば前半2つは要らないでしょう?」
帰られたら今度は別の天使を呼ばなきゃいけないと言えば舌打ちしつつも要件を聞けば4つのスキルが新しく欲しいと答える。
案の定だがライダーの力があれば必要無いスキルもあると言われるとヤレヤレと言った風な態度を取ればあからさまに苛つく天使。
「変身しておけば必要ないが、変身前にやられちまったら意味ないしね。
それにさー…ノイズを直に殴って位相差障壁のせいで当らず炭化なんて笑えないじゃん?だったら、『障壁無効』で位相差障壁を無効にしちまえば良いってね?
『異空間収納』に関しては簡単さ。ベルトと変身アイテムとか持ち歩くのが億劫だし置き場所に困る!特に、この黒いパンドラパネルとか持ち歩くのが不便なんだよ!」
「そう言う事なら『肉体変化』の時に一緒に入手しておけば良かったではないですか。
昔から相変わらず、抜けていますね…まぁいいです。さっさと貴方に付与して帰らせてもらいますので」
そんな苛つく天使を相手にしても態度を変えない翔真は何故、この4つのスキルが欲しいのかの理由を答える。
その理由を聞けば一応は納得しつつ長い付き合いだがこれ以上、無駄な時間を過ごしたくないのかやり方は適当だがキチンとスキルを付与する。
「おっ、サンキュー。やっぱスキル付与はガブちゃんにお願いするのが一番だねー
『障壁無効』以外は今、確認しちゃうからちょっと帰るのは待っててよ」
スキルが付与されたら先ずは『異空間収納』を使用し黒いパンドラパネルを入れる。更には、その中に手を突っ込み中から黒いパンドラパネルを出し、ちゃんと収納されたり出せるのを確認してから変身を解除しベルトとボトルもその中に放り込む。
そして、『肉体・感覚強化』を使用しスキル使用時の体の具合等を確認しつつ、落ちていた手のひらサイズのガラス片を軽く掴み、首の頸動脈辺りをなんの躊躇いもなくスパッと切れば血が噴き出し大量出血するかと思いきや、うっすら血が滲む程度で終わっていて。
「思い切りが良いのは構いませんが人前ではあまりやらない方がいいですよ?特に、『高速再生』はオフにしないと常時発動タイプですから気を付けてください」
「わかってるさ…ガブちゃん以外がいないからやってるだけだし、『高速再生』も普段はオフにするから大丈夫だって。
それに肉体が強化された状態だからか、薄皮一枚切れたくらいで傷も痕が残らず即座に再生か…よしよし、これなら問題無いな。
『障壁無効』はぶっつけ本番だろうけど不具合あれば調整の方、頼んだぜガブちゃん?」
「はぁ……では帰りますから。たまにはあの方も呼んでください。私が呼ばれた時にいじけてましたから」
「あらら……まぁ一段落したら呼ぶわー。んじゃあな」
スキル付与してすぐに首を切る翔真を呆れた顔で見るガブリエルは注意するよう言いつつ、スキルに不具合が無いのを確認すれば戻るのか教室の出入り口にドアを出現させ、一言残してからドアの中へと歩いていく。
翔真は適当に返事を返しつつガブリエルが通ったドアが消滅すれば教室から出ていく。
「さてさて……後は奏って子だな………響には悪いが、ガングニールの破片が胸に刺さるまで響を助けられないってのはもどかしいものだな…まぁ、その前に他の観客を襲うノイズは倒すけど」
教室から出てそのまま廃校舎からも出れば停めてあった自転車に乗り帰宅していくのであった
そして時は進み、この世界の主人公である立花響にとっても人生の分岐点と言える、あのライブの日が近付いていた
新作2話目、如何でしたか?
まだ本編開始前に初っ端からチートライダーを出しましたが大目に見てください。
セレナちゃん生存させましたが口調が中々定まらないですね〜
G組は無印が終わったら出しますのでお楽しみに
読者にとってのメインヒロインは誰?
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立花響
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小日向未来
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風鳴翼
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天羽奏
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雪音クリス
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フィーネ
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マリア・カデンツァヴナ・イヴ
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月読調
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暁切歌
-
セレナ・カデンツァヴナ・イヴ
-
エルフナイン
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キャロル・マールス・ディーンハイム
-
レイア・ダラーヒム
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ファラ・スユーフ
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ガリィ・トゥーマーン
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ミカ・ジャウカーン
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サンジェルマン
-
カリオストロ
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プレラーティ
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シェム・ハ