次の次から本編へと入ります!
サブタイで今回、変身するライダーが既にネタバレしちゃったかもしれませんね。
今回は流血有りとなりますのでご注意を
彼女達の人生の分岐点と言える、あのライブの日の1週間前……翔真は既に18歳となり高校も卒業間近。
身長も187cmにまで伸びた上、その背丈と母親似の顔を活かしてモデルをやったり、声が男声と女声の両方が使える事も活かしていわゆる、両声類と言うキャッチフレーズで歌手もやっていた。
「あのライブまで残り1週間…そして響にとっても一番辛い事をさせてしまう日…そうしなきゃいけないのはわかっているけど…………ああ、やっぱり辛い、辛いな。いくら転生しても情ばかりはどうやっても殺せねぇ」
高校からモデルや歌手として働いた結果、今はセキュリティの高いマンションで一人暮らし。
ライブまで残り1週間となり己の選択が本当に正しいのかと迷いが出始める。日も落ち、暗くなった寝室のベッドの上で横になって考え事をしていたが、埒が明かなくなれば考える事を放棄した。
「しゃあない。これ以上考えても堂々巡りだ……明日は実家に帰るしさっさと寝るか」
このまま思考の渦に陥るのが目に見えてきたので布団の中に入ると、そのまま深い眠りへと落ちていく。
そして時は進み、ライブの開催日となった。
「そんじゃあな響。未来ちゃんとライブ、目一杯楽しんでこいよ」
「うん!翔兄も送ってくれてありがとう!」
車体カラーはメタリックスパークブラックのみ、シンプルな塗装かつ、二人乗りがしやすいように改造した『カワサキ Ninja ZX-14R ABS』がライブ会場近くで停まる。
そのバイクから降りた響は被っていたヘルメットを返し、何時もの元気いっぱいな笑顔で返事をする姿にこの後の惨劇に巻き込まれるのを知っていて発生するまで放置する事に胸を痛め苦虫を潰したような顔になる翔真。
顔バレ対策としてフルフェイスヘルメットをしているお陰で響に今の状態の顔を見られないことには感謝しつつ、列に並んだのを確認すればバイクを走らせ、少し遠くの立体駐車場に入れば上の隅にバイクを停めた。
「さてと……俺も準備を始めるか」
『異空間収納』から『トランスチームガン』とブラックロストフルボトルにしてしまったので新しく頼み手に入れた『コブラフルボトル』を取り出せばフルボトルをゆっくり上下に振り、蓋を正面に合わせれば『トランスチームガン』に装填する。
『トランスチームガン』から不気味な音声が聞こえるとテンポが良いが何処か不気味な機械音が鳴れば目を閉じ、『肉体変化』のスキルを使って前回使用した顔へと変えればゆっくり目を開く。
『トランスチームガン』を前に向けると[ミストマッチトリガー]をゆっくりと引けば煙が吹き出し全身を包み込む。
煙に包まれたまま姿が変わり、煙が晴れると同時に花火のような音と雷が周囲にほとばしる。
「ん、んー……声もちゃんと変わっているし会場入りはこの姿で…だな
さぁ、そろそろあの事件が始まる頃合いか……準備が終わり次第…乱入、させてもらおうかな歌姫達のステージに」
『トランスチームガン』を上に向け引き金を引けばまた全身を煙が包み込む。煙が晴れた後には翔真の姿は無かった。
『ツヴァイウィング』のライブが始まれば1曲目から大盛り上がりを見せていた。観客達のボルテージも上がり歌姫達も2曲目を歌おうとしたその時、ステージ上に黒い煙が立ち上がりそこから『ブラッドスターク』に変身した翔真が姿を現した。
「チャ〜オ〜、観客の皆様。そして、素晴らしい歌を披露してくれた歌姫の2人に感謝の意を添えて心から称賛を与えよう
だが、この素晴らしいライブはこれにて閉幕……今からはこの俺、ブラッドスターク様の時間だ」
「アンタ、一体何者だ!乱入してきた目的を言え!」
「そうよ!私達のライブに乱入してきておいて何が目的なの!」
突如現れた不審者に警戒心を露わにさせる歌姫の2人。観客はライブの演出の1つかと思ってざわめき始める。
「あー…………観客の悲鳴という名の合唱を聞くため、かな?」
「えっ!?な、なにを馬鹿な事を言っているの!」
「なんだと!?そんな事を聞いてはい、そうですかってさせる訳ないだろ!」
「残念ながら、仕掛けはもう終えて発動するだけなのさ。ほら、上を見てみな?」
不審者こと、ブラッドスタークからの宣言にざわめく声だけでなくこれが演出で無いと気付いた観客が逃げ始める。
そして指を上空へと向けた途端、歌姫の2人と観客は指を指す方向を見る。だが数人の観客が急に苦しそうに首をかきむしりながら悶え始めると倒れれば骨も残さず全身がドロドロに溶解してしまう。
それを見た観客が悲鳴をあげればパニック状態となり出口に向かって逃げ惑う。
「っ!?貴方、なんてことを!」
「ハッハッハ!イイねイイね!最高の悲鳴だ!さあ早くこの会場から逃げまっ!?チッ…予定内だがよ、予想より毒が抜けるのが早すぎるなぁ!」
「っ!?なんだ!まさかノイズかっ!」
パニックになり逃げ惑う観客達を嘲笑うブラッドスターク。侵入者を倒す為に2人がシンフォギアを纏おうとした矢先、ステージの後方が爆発しノイズが現れる。
観客達は先程の溶解された人間と同じになる以上にノイズへの恐怖心で更にパニックとなり、逃げようとする観客同士で押しのけ合い倒れた人は踏みつけられる地獄とかした。
「このノイズも貴方の仕業なの!?」
「あーあ、せっかくお膳立てしていたのにこんなに早く現れるだなんて……ガッカリだ。
仕方無い…これ以上の犠牲者が出ない様にしないとな」
「なに言ってんだ!この惨劇を始めたのはアンタだろ!」
「残念ながら、違うんだなー…俺はこの惨劇を止めに来ただけ。ほら、早くシンフォギアでノイズを倒さないと観客が死んじまうぜっ!」
翼からの問いかけは完全に無視しを『トランスチームガン』を上空へと向け、引き金を引けば上空から観客を狙って落下してくる複数のノイズ全てに、命中すると炭素化し崩壊する。
もう一度、引き金を引いて全身を濃い目の煙で包み込めば変身を解除し『異空間収納』から『オーズドライバー』と[コアメダル]を取り出し『トランスチームガン』をしまえば『オーズドライバー』を装着、バックル部分にクワガタ・カマキリ・バッタのメダルをセットすれば傾け[オースキャナー]かざし読み取る。
煙の中に突如として現れたメダルが1つに合わさり軽快な音楽と声と共に緑色に光り輝く。
煙が晴れると同時に現れたのは全く別の姿をしたライダーだった。
「そんじゃあノイズのお掃除と行きますか」
大量の分身体、[ブレンチシェイド]を最大数まで生み出せばその中から数人にコンボメダルを投げ渡す。
コンボメダルを受け取った分身体はメダルを入れ替え各々のコンボ形態へと変化すれば散り散りとなりノイズを倒していく。それ以外の分身体はパニックで逃げる観客達を追いかけるノイズを倒したり、出入り口を塞ぐ瓦礫を切り刻んだりして逃していった。
「本当に何者なんだあんた……」
「なぁに……最悪の結末を回避しに来た、ただのお節介野郎さ。この姿の時は仮面ライダーオーズ、さっきの姿の時はブラッドスタークとでも呼んでくれ
んじゃあな〜」
次々とノイズを倒していく分身体。だが物量には勝てないのかノイズを生み出す大型ノイズを倒せず小型ノイズや飛行型ノイズばかりを倒していく。
翔真自身も戦闘に参加するためステージから離れると響が居る方とは逆の観客席側に出現したノイズを倒していく。
「翼!アタシ達も行くぞ!」
「えっ!?奏!待って!」
奏を先頭に2人同時にシンフォギアを纏うと歌を歌いながらノイズを倒していく。
数を順調に減らし大型も倒す装者の2人だが奏の方に異変が出始める。
「くそっ!時限式はここまでかよ!」
どうやら時間切れが近付いてきたらしくギアの出力が下がり始めたらしい。その隙を逃さなかったノイズが単身突撃し奏を吹き飛ばす。
その余波でまだ避難していなかった響の席が崩壊し、瓦礫と一緒に落下した。近くに居たノイズが落下してきた響を発見すれば走り出し近づくが奏の一閃により炭化した。
「予想以上に多い……ガタキリバじゃ埒が明かない」
アニメで見た時以上に大量のノイズ。観客のほぼ全てを避難させた以上、ガタキリバコンボを使う理由が無くなった。
別のコンボ形態の分身体を自身の元へ戻せばコンボメダルを回収。バックルからメダルを抜けばプテラ・トリケラ・ティラノのメダルをセットし[オースキャナー]をかざし読み取ると。
突如として現れたメダルが1つに合わさると紫色に光り輝く。
声と共に姿がプトティラコンボの姿へと変われば周囲一帯に冷気を放ち瞬時に氷結させ、大型・小型構わずノイズを凍らせる。恐竜のような咆哮をあげると共に頭部の翼[エクスターナルフィン]を広げ羽ばたかせれば凍ったノイズが粉々に砕け散る。
「おい、青いの!もう一回凍らせるから高く飛べ!」
「わ、わかった!」
「今だ!飛べ!」
合図と共に翼が跳躍すれば更に広範囲に強力な冷気を発生させ会場に残っているノイズの半分を凍結させる。
「凍らせたノイズの破壊は任せた!俺は残りを凍らせる!」
残り半分のノイズがいる奏の方へと向ったその時、響を庇ってノイズからの攻撃を防いでいたが、破損した武器の破片が響の胸に突き刺さり胸から鮮血が散る瞬間を目撃してしまった。
「響!」
咄嗟に出た言葉と共にノイズを薙ぎ払いながら響の元へ飛行し、近づく。
「おい!死ぬな!お願いだから目を開けてくれ!」
奏は傷付いた響に駆け寄り、意識を失わないよう言葉を投げかける。
「生きるのを諦めるなッ!!」
奏からの言葉に反応した響の目が少し開く。それを目にした奏はホッとしながらも自身の最後の力を振り絞り絶唱を歌う決意を決めた。
「退けろ、出血を一時的に止める。」
先程よりも黒いオーラを放つ翔真。近づくノイズは翔真に触れる前にオーラがノイズに触れただけで崩壊する。
そんな姿を見た奏の本能が危険信号を発し、咄嗟にビクリと反応する
「アンタ……その姿は…いや、それよりもどうやって止めるんだ!」
「簡単だ…こうやる」
スッと手のひらを胸の傷口に近付けると冷気を発生させ傷口周りの血液を凍らせ一時的な止血をすれば手を離し奏と響に背を向ける。
「その子を連れてあの青いのと一緒にここから出ろ。残りのノイズは俺が消す」
「アンタを置いてなんて行けるわけ無いだろ!」
「絶唱を歌うつもりだろ?」
「っ……なんでそれを知っているんだ」
「秘密だ。それを歌うくらいならその子を連れて行ってまた、ツヴァイウィングとして活動してその子にお前達の歌を聞かせてやってくれ。俺は今世紀最大級に怒りが収まらないんだ」
「……わかった。アンタも死ぬんじゃないぞ。翼!怪我人が居るんだ!連れて行くから一緒に来てくれ!」
「奏!大丈夫なの!?その子……ええ、わかったわ」
奏からの呼び声に駆け寄る翼だが響の傷口を見て驚きを隠せずにいるが隣で黒いオーラを発する翔真を見てこの後に起こる事を察し頷く。
ギアの大半が破損した奏が響をお姫様だっこし、殿として翼が護衛について追いかけてくるノイズを倒しながら会場から脱出した。
「行ったな……俺の転生人生、史上最悪の選択だ…………ああ、嫌になる…本当、嫌になるよ………………これは八つ当たりだ。ノイズ共、お前等には悪いがこれから始まるのは蹂躙じゃない…破壊だ!」
ゆっくりと身体をノイズの群れへと向ければ襲ってくるノイズは尽く触れる前に消滅する。ブツブツと独り言を呟きながら緑色の複眼を黒く染め、翼を広げれば会場全体が凍り付くほどの冷気を一気に放てばノイズだけで無く、建物までも一瞬で凍りつく。
そして会場の外にまで聞こえるくらい大きな恐竜のような咆哮をあげれば凍りついたノイズは粉々に砕け散り、金属は瓦解し、観客席も崩壊した。
「ああ……ごめん響…君を傷付けるのを良しと判断した駄目な兄さんでごめん………償いは…必ず…必ずだ……」
変身は解除されないまま己の行動を攻めるように呟く。しばらく一人で佇んでいれば『異空間収納』から『トランスチームガン』を出しまた、煙で全身を包み込み変身を解除し煙が晴れるとその場には誰も居なかった。
オリ主を曇らせるつもりは無かったのですが……曇らせちゃいました
まぁ、ちゃんと救済措置はありますのでご安心ください
読者にとってのメインヒロインは誰?
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立花響
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小日向未来
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風鳴翼
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天羽奏
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雪音クリス
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フィーネ
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マリア・カデンツァヴナ・イヴ
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月読調
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暁切歌
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セレナ・カデンツァヴナ・イヴ
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エルフナイン
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キャロル・マールス・ディーンハイム
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レイア・ダラーヒム
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ファラ・スユーフ
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ガリィ・トゥーマーン
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ミカ・ジャウカーン
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サンジェルマン
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カリオストロ
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プレラーティ
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シェム・ハ