乗り鉄探偵南 達仁 北陸特急乗り継ぎ殺人旅行   作:新庄雄太郎

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そして、さっそく達仁と穂乃果とことりは推理をしてみる事にした。


第5章 女の足取り

次の日、達仁との穂乃果達が北陸旅行から帰ってた時の事だった。

 

「よう、達仁君に穂乃果ちゃん。」

 

「ああ、亀井刑事。」

 

達仁と穂乃果に声をかけたのは、警視庁捜査一課の亀井定男警部補である。

 

「どうだった、北陸旅行は。」

 

「うん、行きは上野から「はくたか」に乗って、帰りは「しらさぎ」と名古屋で「ひかり」に乗って東京へ帰ったよ。」

 

と、達仁は亀井刑事に言った。

 

「そうか、実はね、この女性の事で聞きたいんだけど。」

 

「あっ、そう言えば、この女性は那谷寺と山代温泉で会ったよ。」

 

「その女性がどうかしたんですか。」

 

と、穂乃果は亀井刑事に言った。

 

「実は、東尋坊で水死体で発見されたんだ。」

 

「えっ、水死体。」

 

「そうだ、その女は確か那谷寺で会ったよ。」

 

「それ本当なのか。」

 

「うん、私と達仁君たちが山代温泉へ行く前に那谷寺に行ったの。」

 

「その時に、その女性に会ったのよ。」

 

「ほう、なるほど、するとき達仁君と穂乃果ちゃん達は那谷寺で一緒だったんだね。」

 

「はい、那谷寺に言ったらその女はお参りしていたわよ。」

 

「ほう、那谷寺か。」

 

その後の調べで、東尋坊の水死体は関岡美津子、そして達仁と穂乃果は那谷寺へ行ったときに関岡がお参りしていたことが分かった。

 

次の日、男が乗った東海道新幹線「ひかり」は定刻通りに東京へ到着した。

 

「やっと、帰って来たな。」

 

と、男は言った。

 

「北陸から帰って来たのね。」

 

「ああ、そうさ。」

 

「ああ、俺はいつもは米原か名古屋で新幹線に乗って北陸へ行く方だからな。」

 

だが、その男は女の浮気していたことは誰も気づいていなかった。

 

「北陸へ行く時は、上野ルートと京都ルートと名古屋ルートと米原ルートがあるんだよ。」

 

「へぇー。」

 

「京都から北陸へ行くにはL特急「雷鳥」、米原からはL特急「加越」、名古屋からはL特急「しらさぎ」、

上野からは信越本線経由のL特急「白山」、上越線経由の特急「はくたか」だ、夜行ヶ列車で行くと寝台特急「北陸」と夜行急行「能登」があるんだよ。」

 

「へぇー、「ひかり」で行ったら京都と名古屋と米原で特急に乗り換えるんだよね。」

 

「じゃあ、上野から北陸へ行くと6時間かかるのよね。」

 

「その通りだよ、穂乃果。」

 

「じゃあ、もし犯人が乗ったとしたら京都から新幹線に乗って北陸へ行ったのかな。」

 

「それも考えられるな。」

 

早速、達仁と穂乃果とことりは時刻表で調べてみる事にした。

 

東海道新幹線「ひかり1号」

 

東京発 7時00分 乗車

 

京都着 9時53分 下車

 

北陸本線・L特急「雷鳥9号」

 

京都発 10時42分 乗車

 

金沢着 13時17分 下車

 

「なるほど、つまり男は仮に京都から特急「雷鳥」に乗って北陸へ行ったって事ね。」

 

「その通りだよ、穂乃果。」

 

「でも、本当に京都から「雷鳥」に乗って行ったのかな。」

 

「それも、そうだな。」

 

と、達仁は言った。

 

「ちなみに、達仁君たちはどうやって行ったの?。」

 

「ああ、俺と穂乃果達は上野から北陸へ行っていたからね。」

 

特急「はくたか1号」

 

上野発 8時19分 乗車

 

富山着 14時14分 下車

 

「なるほど、時間によって違うんだよ、。」

 

「その通りだよ、穂乃果。」

 

「東京ルートと上野ルートには時間の差があるんだね。」

 

「という事は、その被害者の女は何処へ行っていたのか分かった。」

 

「ああ、確認したところ、前日に金沢へ行くと言って東京から新幹線に乗って行ったことが分かったんだよ。」

 

「新幹線で行ったって事は、つまり東京から名古屋か米原で特急に乗り換えて北陸へ行ったのね。」

 

「そう言う事だ、つまり彼女はこれに乗って金沢へ行ったんだよ。」

 

早速、達仁は時刻表で調べてみる事にした。

 

東海道・山陽新幹線「ひかり531号」

 

東京発7時36分 乗車

 

米原着10時16分 下車

 

北陸本線・L特急「加越1号」

 

米原発10時30分 乗車

 

金沢着12時35分 下車

 

「そして次の日に、那谷寺と加賀温泉へ行っていた。」

 

「つまり、彼女は東京から新幹線に乗って米原経由で金沢へ行ったんだよ。」

 

「なるほど、新幹線を利用すれば米原か名古屋で北陸へ行ったって事ね。」

 

「そうだよ、穂乃果。」

 

早速、達仁の推理で亀井刑事に言った。

 

「おう、なるほどね、被害者は東京から新幹線に乗って米原経由で金沢へ行ったのか。」

 

「そうよ。」

 

「なるほどね。これが彼女の旅行の日程だ。」

 

と、亀井刑事は達仁に日程を見せた。

 

関岡美津子のひとり旅は次の通りであった。

 

1日目 東京から新幹線に乗り、米原で金沢へ

 

2日目 金沢から加賀温泉で1泊

 

3日目 金沢-名古屋-東京で新幹線と特急に乗り継いで帰郷。

 

「つまり、関岡さんは加賀温泉へ行った後に東尋坊へ死亡した。」

 

「おう、なるほどね。」

 

「ねぇ、関岡さんは夜行に乗って行かなかったの。」

 

と、ことりは言った。

 

「ああ、当初では急行「越前」に乗る予定だったんだけど、満席で乗りなかったんだそうだ。」

 

「それで、新幹線「ひかり」と特急「加越」に乗って金沢へ行ったんだね。」

 

「そう言う事になるな。」

 

「それで、その男っていうのは。」

 

「許せないっとて言っていたのは、その男なのよ。」

 

「誰なんですか、その男って。」

 

と、穂乃果は友人の倉田絵里奈に言った。

 

「ええ、その男の名前は相葉 祐介って言っていたけど。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「達仁君、その男が怪しいんじゃないかな。」

 

「ああ、それも考えられるな、穂乃果。」

 

「うん。」

 

 




犯人のこの男なのか?
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