加茂に生まれました。禪院よりマシかと思ってたら全然そんな訳なかった 作:トレセン暮らしのデュエリスト
転生しました。禪院じゃないだけセーフ
嗚呼、拝啓神様。私の声がもし仮に届いているなら伝えたいことがあります。ほんっっっとうにくたばりやがれください。
何故私がこんな呪詛を心の中とは言え唱えているのか。それは何故か私が呪術廻戦の世界に転生(仮)をしたからである。
おかしいね、私ジャンプの本誌買ってウッキウキで家帰ろうとしたただのオタク気質の一般女子高生のはずなんだけどね。どうにも家の帰り道あたりの記憶が思い出せない。家族の名前や自分の前世の頃の名前、友達、通っていた高校まですらすらと言えるのに自分の死因になりうるものだけが思い出せないのだ。
何より最初は良かったが後々ヤバさを実感した、ここは加茂家である。原作の中で御三家と呼ばれる名家、少なくとも禪院家よりかはマシだと信じたいけどここでも男尊女卑は健在らしい。何せ転生してから数年、実の父親、知らない男共に暴力と罵詈雑言を叩きつけられる日々が続いているからだ。
まぁはっきり言って、終わっている。二度目の人生の幕開けがここまでクソみたいなものになるとは思わなかった。まぁ二度目があるとも思っていなかったけどね!
ただ私はこんなクソみたいな人生を送りたくはない。私はやりたいことをやりたい、その後で死んでも何の後悔も無い。
というか前世での推し、甚爾君に会ってみたい。ハッキリ言ってあの自害シーンをアニメで見た後に死ねたことは本当に良かったと思う。
取り敢えず目標が2つできた。1つ目は『やりたいことをやる』、2つ目は『甚爾君に会いたい』だね!よし、がんばろーーー……
「おい緋禰!どこへ行った!出てこい!」
おっと誰かと思えば私の父親(クズ)じゃん。
……取り敢えずは待ち受ける暴力と罵詈雑言に耐えることを頑張らないといけないかな?
◇◇◇◇
目標を設定したあの日から…どうなんだろう、だいたい3年が経った。日付感覚が狂ってるのは時々躾という名目の元何回か閉じ込められたりしたからかな?まぁ今じゃそれもほぼ無いんだけどね。
大体一年半くらい前だろうか、料理をやってたら包丁で手を切ってしまったんだけど出てきた血がなんかそのまま固まった。で、それをたまたま家中の人に見られてあれよあれよという間に現在に至る。
『赤血操術』
私に刻まれた術式は相伝だった。
加茂家相伝の術式の一つであり血を圧縮したり広範囲にぶちまけたり体内の血の巡りを操作することで肉体を強化したりする汎用性の高い(なお人間にはこの上なく扱いづらい、絶対これお兄ちゃん前提の術式でしょ)術式だと原作では語られている。
そんな術式がまさか自分に発現するとは思わなかった。というか爺共擦り寄ってこないでよ鬱陶しいなぁ…手のひら大回転を決める爺もいれば相伝だからと今まで目に見えてた暴力やら悪態やらが全部影で行われてる。おいこらそこ、わかるんだぞこっちは。
けどまぁ幾つかの利点は生まれた。まずはそこそこの額のお金を動かせるようになったこと、そこそこ自由に動けるようになったことが大きな利点だと思う。
そこそこの自由があれば甚爾君にも会えそうだし目標達成しちゃおうかな!
「…行ってみますか!甚爾君のところへ!」
「おい緋禰」
うっわ、比較的まともな方だけどやっぱり御三家気質で男尊女卑を地で行くクソ親父じゃんめんどぉ…私の名前を呼ぶって事はまぁまず間違いなく面倒ごとだ。殴られるのかなぁ…取り敢えずご機嫌取りしとこっかなぁ…
「……はい、お父様。どうかなさりましたか?」
「禪院家に行く。お前も来い」
あれ?なんか風向き変わってきた??
本文が書き上がった後に主人公の名前書いてないな、と気づきました。このままだと本文が八割ほど書き直さなければいけない(めんどくさい)のでここで言わせてください。『加茂緋禰』ちゃんです。ちなみに原作履修範囲はメロンパンが高羽にダメ出し決めたところまでです。
投稿時間いつが良い?
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うるせぇ毎秒投稿だ