加茂に生まれました。禪院よりマシかと思ってたら全然そんな訳なかった 作:トレセン暮らしのデュエリスト
まずバリア剥がしの件ですが「正の呪力で何で術式中和できてるんだよ」との質問には「順転の効果(マイナスの呪力)で作られたバリアなんだから万の液体金属に流れる万のマイナスの呪力を中和して解決したのとおんなじ考え方ができると考えました」とお答えしました。
次にそもそも作品の主人公たる緋禰ちゃん最大の武器、呪血に緋禰ちゃん自身の呪力を流し込んで正の呪力を生み出すの件についてです。「なんで正の呪力に呪霊自体耐えられねーのに正の呪力生み出せてんだよ」との質問には「解釈と【閲覧制限】で取り込んだ呪霊の血を呪力を含んだ物質(呪血)に変えてるからです、そもそも呪霊自体に呪力をぶつけているのではなく、取り込んだ呪霊の血を呪力を含んだただの血(呪血)に呪力をぶつけて正の呪力を生み出しています」とお答えしました。
これからも拙い文章力や間違えた設定の解釈をすることがあると思います、勿論述べさせていただいたこれらも容赦無く指摘してくださって構いません。「それでも良いんだよ」という心優しい読者の方が一人でもいる限り私はめげることなく投稿を続けていきたいと考えています。これからもこの作品と私を応援してくださると幸いです。長ったらしい前書きで大変申し訳ございません、どうか楽しんで頂けると幸いです。いってらっしゃいませ。
拝啓神様、なんか10年近く前にも似たようなことを言ったような気もしますがもう一度言わせてください。死ねクソッタレ。
血だらけの体、霞む視界、体から飛び出てそのまま爆発でもするのかと思うくらいの爆音を響かせる心臓。そこら中がへし折れ、砕け、ぐちゃぐちゃになった骨。正直死に体だよね。何でこんなことになったのかなぁ……。
私はゆっくりとこれまでの、謹慎明けからの平和な日常が数ヶ月を経たずしてこうなった経緯を静かに振り返っていた。
「何だよ、もう終わりかぁぁぁぁ!??もっとやろうぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
天を背負い、白髪を振り乱し、その蒼き眼を爛々と輝かせながら化け物がそう吠え猛る。
◇◇◇◇
一週間前。
加茂家別宅、その一室において。
「此度の御前試合、どうしたものか……」
「相手はあの五条悟だ、我々では到底敵わぬ……!」
「禪院の者でも敵うとするならば当主の直毘人くらいなものだろう」
腐った蜜柑、頭のイかれた老害。などなどありとあらゆる蔑称を付けられている
――――誰を五条悟にぶつけるか……!
流石の腐った蜜柑っぷりである。この期に及んで誰かの足を引っ張ることしか考えていないのだ。しかし余りにも弱かったり中途半端だとそれでは今度は「加茂は弱い」とのレッテルを貼られてしまう。蜜柑に詰まった腐った
話し合いは平行線を辿る中、ぽつりとゴミの中でもまだマシなゴミがぽつりとこう言った。
「……いっそ弱すぎる者を出して五条にその者を殺させ、手綱を握るというのはどうじゃろうか」
腐った蜜柑はそれに多いに賛成した。そうか、その考え方があったか!と。弱者というゴミを排し五条悟という存在にその咎を背負わせ加茂家に有利な動きをさせる。本物のゴミは考えることが違うのである。であれば今度はその当て馬だ。そしてそこにある私情が入り込んでしまった。
――――――一番今我等にとって目障りな者を当て馬にするというのはどうだろうか?
目障り。邪魔。邪魔だというならば。ほぼ全員の脳裏によぎるのはある少女、次期当主が忌々しくもほぼ確定しているあの少女、長年続いた本邸を式神との戦闘で焼き払い、あまつさえ粉々にしたあの少女。
あの――――緋黒い髪と、緋色の双眼を持った少女。
「…………では諸君、此度の御前試合において
噴き上がる肯定の声。呪いは人知れず膨れ上がり――――緋禰の元にその全てが降りかかった。
五条悟の望んだように、それは予定調和のように。
◇◇◇◇
スパーーーンッ。
襖が開いた、立っているのはクソ親父。
「緋禰、お前は此度の御前試合に出ることになった。相手は五条悟だ、心してかかれ」
スパーーーンッ。
襖が閉じた。聞かされた内容を理解するのにまるまる10秒かかった。
10秒後に再起動を果たした私はなおも事態を飲み込めず「…………はっ?」変な声を出した。
いや馬鹿かな?なんで御前試合?なんで相手五条悟なの?…………ふっざけんなクソジジイども、どうにもならないからって私に丸投げしやがったのか!!
御前試合。簡単に言ってしまえば数年に一回御三家の内の二家が試合だかなんだかをする行事であり、五条家と禪院家がギスる原因にもなった行事……。もう裏の意図が透けて見える、というか透けてすらいないやなんかもう「お前なんか死んじまえ」って書いたプラカード持って笑ってる御前試合って書かれた看板の前に立ってるジジイどもの幻覚まで鮮明に見えたわ。
うわー、ないわーー。
どうせ断ったってやらされるのだろう、私は次期当主(不服)である以前に女だから。結局今のところはクソジジイとクソ親父の言うことを聞くしかない。
憂鬱なのを隠しもしないまま、私はため息を吐いた。
それから一週間も経たないうちに御前試合、当日である。全力で出来うる限りの用意をした、甚爾君も駆り出して大量の呪霊を祓い血を取り込んだ。おかげですっからかんだった呪血は潤沢、代償は半分人間を卒業したレベルで働き続けたことかな。流石に昨日は寝たし出来うる限りでちょくちょく仮眠は取ってたけど多分3徹はしてる。甚爾君は今頃伏黒ママさんの膝枕でぐっすり寝こけているだろう。くたばれ。
試合を執り行う場所は五条家の所有している土地の一つだ。何でも「おたくは本邸が焼け野原になったらしいので気を利かせておきますねw」(意訳)との事らしい。ジジイどものこめかみ爆発してるんじゃないかな?…………っと、お越しになられましたか。
私なんかとはそもそもの生物としての格が違うと感じてしまうほどの圧倒的な存在感、呪力量。最後に会ったのは恐らくあの思い出したくもない喧嘩の後、ふっと現れたかと思えばふっと消え失せたあの時だ。いやまぁ私が帰れって言ったんだけどさ?
呪霊を祓う時。それこそどんな呪霊であっても、私は時折思うことがある。それは
あの何処までも澄み切ったような、呪いを
あの瞳を持つ
「……よぉ、久しぶり」
「……久しぶりだね、五条」
敬語も敬称も使わない、あくまで私たちは対等なんだという姿勢を示す。少し驚いたような素振りを見せた後五条は凶暴な笑みを見せた後スッと引いていった。ただ一言こう言い残して。
「今度は、俺がボコボコにしてやるよ」
空気があっという間に圧縮されて押し潰されるような錯覚がする、地面に落ちていた小石に罅が入った後砕け散る。
殺気なんてなかった。ただただその吐き出された言葉には重圧のみがあった。
「――――――――――ッ」
全身の毛が総毛立つ。これが反転術式も領域展開も未だ扱えない12、3歳の子供が出せる威圧感なのか?
…………ちょっと本当に勝てる気がしない。思い知らされる、五条がどれだけ特別かを。神がいるならば、いや、いたからこそ五条を愛したのかも知れない。その神は間違いなく呪いを司っているだろうけどね。
私は冷や汗を流しながら
◇◇◇◇
対面に座すは白い正装を纏った文字通りの化け物、未来の最強。
対する私は……まぁ、
領域を展開しちゃえば済む話だろうけど、正直領域の効果がどこまで及ぶのかをよく把握していないから安易に展開できない、原作でやってたみたいに術式を司る部分を治す事も私には出来ないし。
相手は私の血……特に呪血によるバリアを剥がせる攻撃を警戒するはず、というより下手をすれば【刈祓】や【穿血】などと言った血を使った攻撃の全てが対処される可能性すらある。
「(つまり私に取れる手なんてほぼ無いわけで)」
緋月すらも効くかどうか定かじゃ無い、そもそもあれは領域対策の為の
自問自答を幾十も繰り返す。
案が出ては却下、案が出ては私自身の無情で非情な部分がそれを容赦なく一蹴する。
いやまぁ所詮御前試合だ、流石に殺したりもしないでしょ!多分!きっと!恐らく!用意もしすぎたね、雑に殴り合って適当に終わりとかそんなもんでしょ!
そんな甘えた考えは即座に捨てるべきなのに私はそれに縋ってしまった。
頭上で吠える蒼眼の手によって。
緋禰ちゃんエンジンがかかるどころか鍵すら挿していません。そりゃ裏の意図がスッケスケなもんに強制参加の上、相手したくのが相手になってますからね。
あと五条サイドは正装ですが緋禰ちゃんは正装とかだと流石に動きづらそうだなと言うことで甚爾君の戦闘着に近い物をイメージしています。
ごめんよ緋禰ちゃん、戦闘シーンを書くことに怯えて君がボコられるシーンの解説は次回になりそうだ。
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うるせぇ毎秒投稿だ