加茂に生まれました。禪院よりマシかと思ってたら全然そんな訳なかった   作:トレセン暮らしのデュエリスト

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評価に色がついたことに喜んだりあの戦闘描写の後だとどうしても見劣りするような文章しか書けない事に落ち込んだり。対戦よろしくお願いします。


X(旧Twitter)にアカウントを作らせていただきました。裏設定とかを垂れ流すアカウントにする予定です。ハーメルンとのユーザーネームと同じにしておりますので気が向けば見てください。(リンクの貼り方わからなかった)


喧嘩の後始末(なおふっかけた側は全てを他人に任せたとのこと。お前そういうとこr)

「……ん…………」

 

おや、見覚えのある天井。というか私の部屋じゃんここ。いつの間に帰ってきたんだろ?

 

むくりと起き上がるといつも通りの風景。女だからね、大したものは置かれていない。せいぜい衣装箪笥と鏡、布団くらいのものだろう。襖から漏れ出る明るさからして今は夜中、だと言うのに……

 

「(なんか遠くでドンチャン騒ぎの音が聞こえるなぁ……)」

 

いや、ほんっとうに五月蝿いなぁ。なんなの、一体。

 

「お、五条の坊をぶちのめした女がお目覚めか?」

 

「ん、あぁ。甚爾君。ここで見張っててくれたの?ありがとう」

 

はぁ、月明かりにも映えるなぁ。どこぞのクソガキとは大違いだよまったくもう!イケメンすぎる!

 

「それよりお前、それなりにヤバい事になってそうだが大丈夫なのか?」

 

「ヤバい?一体何が?」

 

「まぁまず一つ目に、お前多分加茂家次代当主だな、女で当主なんてほぼ前例ないな。なんなら緋禰、お前が初めてなんじゃねぇか?」

 

……は?

 

「いやいや、ちょっt」

 

「二つ目、というかまぁこっちの方が重要だな。後始末をつけろ、らしい」

 

「…………あとしまつ?」

 

色々話を聞いた上でまとめるとこうなるらしい。

・私が次代当主になるのはほぼ確定、そもそも私以外相伝がいないのも原因の一つ。

・五条家側からかなりの苦情が来ているらしい。まぁ自分の家を殆ど全壊させてるし当たり前といえば当たり前だよね。

・後始末については簡単、謝罪、損害分の弁償(これについては私が甚爾君に頼んでコツコツやってきた呪霊関係の仕事で手に入れたお金でなんとかなる)。あれ、割と妥当なところじゃない?そう思うだろう、思ってしまうだろう。

ただ最後があまりにも問題すぎる。

 

“加茂緋禰と五条悟の婚姻関係”

 

「んーーーーーーーー………………すーーーーーーーっ………………何で??」

 

いや、そちらのお宅の息子さん多分ボコボコにしたんですけど?何で?何で?何でぇ??

 

正直言ってお断りだ、少なくともあのクズと結婚なんてしたくはない!

 

「いや、これ本当どうにかならないかなぁ……?」

 

「なるぞ」

 

「へーー。ちなみにプランとしてはどういった…………ちょっと待てあんたどこから入ってきたの??」

 

なんかいる。なんか、いる。なんでいるのぉぉぉおぉぉ!!??

 

五条悟降臨である。いや待ってよおかしいじゃん、なんで加茂家(ここ)にいる訳?そもそも…………!

 

「曲がりなりにも乙女の部屋なんですけど!!?」

 

「お前まだ乙女って年齢じゃねぇだろ、というかそうなるとコイツどうなるんだよ」

 

うっ、痛いところを突かれた。い、いいんだよ別に!甚爾君は特別ですぅーーー!

 

心の中でアルマジロの威嚇のポーズをとりながら警戒心マックスでゆっくりと、丁寧に、慎重に…………

 

「で、何なのよ。その婚姻関係なんとかするって。さっさと言いなさいよさもないと今度は間違いなくぶっ殺してやるわよ?」

 

やっば、つい本音が滲み出た。

 

「…………」

 

あっ、流石に怒りました?

 

「…………ははっ、俺に、そんな口の聞き方したやつ初めてだ」

 

…………おや?案外許された、のかな?

ひとしきり笑った後五条悟はこう言ってきた。

 

「簡単だよ、そもそも婚姻関係云々を有耶無耶にするとかじゃなくて最初っからぶっ壊してやれば良い。具体的にはそうだな…………俺が嫌って言えばこっちは何とかなると思うけど……そっちが問題だよな」

 

あれ、もしかしてなんですけど?

 

「ねぇ五条、この婚姻関係諸々の手紙って誰が持ってきたの?」

 

「え?俺だけど」

 

「これ、私以外の家人にも見せた?」

 

「…………そーいや見せてねぇな」

 

「今私が次期当主なのほぼ確定らしいんだけど」

 

「………………」

 

「………………」

 

なんだ、心配せずとも勝手に爺共が共喰いしあってたか。じゃああんまり気にならないね、よし!

 

「さて、問題解決だね。さっさと帰ってよ」

 

「淡白すぎるだろ、もっとこう。さぁ?」

 

「淡白で何が悪いのよ、言っとくけどもう喧嘩には付き合わないからね、あれは煽られて仕方なかったんだから……」

 

いやまぁこのクソガキが言うこと聞くとは思えないんだけどさぁ。

 

ニヤニヤと笑っているイケメン(認めたくない)から視線を切りつつ私はそっとため息をつくのだった。…………油断してる時にもう一回ぶん殴れないかな?

 

 

 

 

 

 

因みに後日勝手に婚姻関係を結ぼうとした加茂家と五条家が一瞬喧嘩した。いやぁ、早めに袖の下に札束10個くらいインさせといてよかった!ナイスファインプレイ、私!

 

なお謝罪は受け入れて貰えた。むしろ向こうの当主には若干「息子をぶん殴ってありがとう」みたいな雰囲気さえ感じられた。おいクソガキ(五条)、日頃何やってるのあんた。




【朗報】 加茂家次代当主当確。
【朗報?】五条悟との婚約解消(婚約発表から2時間後に発表された)


緋禰ちゃんは甚爾君一筋です。が、伏黒家にいる甚爾君が見たいのでそのうちやってくるであろう「辞職」は既に受け入れています。勿論奥さんを死なせないように色々手札も用意しています。

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