加茂に生まれました。禪院よりマシかと思ってたら全然そんな訳なかった 作:トレセン暮らしのデュエリスト
番外編です
「は、はは、ははははははははははは!……なんなんだい君は……!何故“そう”産まれたんだい君は…………!!」
何処ともしれない暗闇、1人の女が高らかに嗤う。こんなに面白いことはないとばかりの大声で、高らかに、嘲るように、褒め称えるかのように。
「確かに彼らは
女は実に探究心が強い女であった。1000年の時間を費やしてでも呪いの可能性をその眼で見届けたいと願うほどには。その探究心によって為された人と呪霊の混血児、加茂家にとって最大の汚点は今や『受胎九相図』という名で知られている。
ひとしきり嗤った後女は残る疑問点に目を向ける。自らの探究心を満たすと共に、最も願い焦がれる目的の邪魔にならないかという不確定要素の吟味の為に。
「確かに赤血操術自体は何もおかしくはない。何せこれまでにも前例があるからね、だが
納得がいかない。女は自らの持ちうる全ての呪術の叡智と照らし合わせてもその体質を持ち合わせる可能性は殆どないからである。
つまりは。
「加茂緋禰は私の知り得ない何かによって産まれた
排除しなければならない、不確定要素であるが故に。しかし、女の探究心はさらにその上を行った。
「……暫くは要監視で良いかな、本当に不味いと感じれば即排除の方針で。それに加茂家の人間だ、その気になれば家ぐるみで手綱を握ることだってできるでしょ」
そこまで考えてふと女に更なる疑問が生まれる。“
そこにはある男の子を想う心が為せる技があったのだがそれを女が、ましてや加茂緋禰自身もそれを知らない。
「……ふむ、流石にその事に関してはちゃんと調べないとかな。加茂家に何か厄介な隠蔽術があるなら面倒だ」
女の方針は決まった、女は己の探究心を満たす為に行動を起こす。
が、その前に。
「香織さん?どこに行ったんだい?香織さん?」
「……おっとお呼びのようだ、行かないとね」
女はため息をつきながら手を振る。六角形のパズルピースのようなものがカシャリカシャリと外れていく。“空性結界”。結界術に長けた者であればある程度構造を設定することのできる結界。
結界がなくなるとそこにはただのワンルーム。
すぐ側の扉を開ければそこには己の目的の為に廃人に近い状態となった夫。その腕に抱かれているのは……。
「あぁ、そこにいたんだね香織さん。どこかへ行ったのかと思ったよ」
「ふふ、仁さん。私はどこにも行きませんよ?」
女の名前は虎杖香織。またの名をーーーーー羂索。脳を挿げ替える事で生き永らえる呪詛師。
メロンパン、お前他所の家の娘さんにまで手を出すのか…?
あ、高評価と感想貰えたら凄い嬉しいです。来週の火曜日まで投稿できませんが高評価と感想の数によって何話か投稿させていただこうと思ってます。
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うるせぇ毎秒投稿だ