『三冠呪天』獲得RTA 原作キャラ成り代わりチャート   作:甘芋丸

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第四話 覚醒 前編

膨大な呪力が圧力として扇へとのしかかる。

扇の前にいるのは2体の特級呪霊、それも特級の中の特級上澄みの存在だ。

今、それらが、扇を睨む。

 

「なんだ?貴様は?まぁよい、死ね!」

ボコッ!

 

扇の足元から小型の火山が生え、避ける暇もなく炎をくらう。

 

「ぐっ!」

炎が身を焼き、扇は僅かに火傷をおう。しかし、大した傷ではなかった。

それは扇の呪力特性により火に対する耐性があったためだ。

扇は上空に逃れようとする。だがそれを花御が許さない。

 

「いさなりなと者賢てし死、よ子の人」

扇に向かって呪いの種子が放たれる。しかし、それが扇にとどいた瞬間、種子が燃えて消えてしまった。

これは扇にとっても予想外のことであった。これは呪力を吸って育つ呪いの種子は炎の性質を持つ呪力であったために、種子が上手く育たなかったからだ。

 

「すでうよい悪が性相はで私らやうど、瑚漏」

 

「分かっておるわ、一々その不愉快な口を開くな!仕方があるまい。さっさと終わらせるぞ。」

 

 

  領域展開!「蓋棺鉄囲山」

 

「花御、ワシの近くにおれ、領域の必中効果から外しておく」

 

扇は焦る。さすがにいきなり領域を展開されるとは思わなかったからだ。咄嗟に落花の情を展開するが防ぎきれるとは思えない。

 

「極ノ番「隕」!」

莫大な呪力が熱量へと変換され、一つの太陽となる。

そして、その太陽が扇へと向かう。

 

「ガッ!」

扇は落花の情だけでなく、シン・陰流「簡易領域」を使用して中和を試みる。が圧倒的な熱の奔流がそれを許さない。

さらに、『天之尾羽張』の三つの能力の内一つを使用する。

それは熱量の収束である。しかし、それでも防ぎきることは出来ない。

体が炭化してゆく、耐えきることは出来ない。

扇は地面に倒れ伏した。

───────────────────────────

side扇

 

あぁ、このまま私は敗れるのだろうか……私はまだ最強になれていない。自分が至れる限界に到達していない。私はこのまま死ぬのだろうか?

私は……まだ私は負けていないッ!!

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ‼︎」

獣のような雄叫びをあげ、立ち上がる。

 

     卍解 残火の太刀

 

空間が揺らめく

 

「それはなんだ?」

 

刀身が焼け焦げ、灰のような小さな刀、それが扇の持つ『天之尾羽張』の真なる姿である。

 

「?はれこ」

 

花御は森の呪霊にであるからこその火に対する強い警戒により事態の変化に一番最初に気がついた。

領域内の温度が大きく上昇していると、そんな状況への混乱により生じた隙を扇は逃がさない。

まずは敵の数を減らそうと扇は自身にとって相性の良い、花御へと向かう。

 

「残火の太刀 東 旭日刀」

 

「我が炎の持つ熱量を刃先へと収束し、増幅させる。」

扇は花御に向かいながら、大声で相手に伝える。

これはいわゆる縛りである。しかし、扇はこの縛りにさらに条件を盛り込んだ、

 

一つ、今後残火の太刀に付随する技を発動した場合。技を相手に放つ前に内容を開示する必要がある。

二つ、残火の太刀を発動するには自身が一定以上のダメージをおう必要がある。

三つ、『天之尾羽張』の出自をなぞり自身は子供を作り、それを殺す必要がある。

四つ、これらの縛りに反したとき、扇は自害する必要がある。

上記四つの縛りにより、残火の太刀の発動が可能になった。

 

また、この技には『天之尾羽張』の三つの能力の内二つを使用する。収束と増幅をである。

そのような刃を受ければ花御はひとたまりもない。

防御しようとするが、漏瑚の領域と花御は相性が悪く、術式での防御がワンテンポ遅れる。

僅かな隙であり通常ではその隙は大したものではなかった。

しかし、この状況ではそれは致命的なものとなる。

漏瑚は扇と花御の間に割込もうと手を伸ばすが扇はその手もろとも花御を祓うべく、

刃を振り下ろした。

扇は残火の太刀を使えるようになる?

  • なる
  • ならない
  • どちらもありうるそんだけだ
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