「ふむ…全自動ご飯配給ロボ……中々面白い発想だね」
エンジニア部、その一室でゲーム開発部のモモイ、ミドリ、アリス、ユズそしてエンジニア部のヒビキに囲まれたり背中に乗られながら顔を捏ねくり回す長身の美女の先生が言った言葉に部長のウタハが興味深そうに言う。
「個人的にどう言う理由でこれを作って欲しいのか聞いてみて良いかい?多分先生の事だし面白い理由だとは思うけど」
モモイとアリスに背中をよじ登られ周りを慌てるミドリとユズに囲まれて幸せそうな表情をしながら、恥ずかしそうにしているヒビキの顔を捏ねくり回す先生はキヴォトスでの共通認識は『度の超した変態』である、そもそもゲーム開発部の慌てるふためく可愛い表情が見たいと言う理由でエンジニア部に頼んで部室を無断で『全自動お世話ハウス』に改造。
アルちゃんの慌てる顔が見たいと言う理由で便利屋68の事務所に溢れる位大量のご飯を送りつけたり、可愛い女の子を増やしたいと言う理由で薬子サヤに頼んで『飲んだ対象を増やす』薬を作って貰い、霞沢ミユや正義実現委員会の生徒を増やしたり、不知火カヤにシマシマの囚人服を着せツーショットを撮ったり余りにもやりたい放題している為、『悪人ではないが色んな意味でとても危ない人』と言うよく分からない評価を受けている。
「理由ね…ウタハこれを見て欲しい」
よじ登りちびっこ二人に顔を引っ張られながら先生はタブレットで流れている映像を見せる、内心あぁ碌でもない映像なんだろうなぁと思いながらそれを見るウタハ。
そこには、お腹を空かせうわぉぁんと泣くヒヨリやお腹を抑え白目を剥くアルちゃん、メソメソしながらラビット小隊のメンバー達たもやし弁当を食べるミユ、他にもお腹を空かせている様々な生徒達の映像が流れていた。
「これは……なるほど先生の意図が分かったよ、つまりお腹を空かせている生徒達にご飯を沢山食べて欲しいのとそんな生徒達が慌てふためく姿が見たい…と言う事だね」
「ふふふ…流石ウタハだねよく分かっているね」
「まぁ先生の事なら全て分かるさ……当然戦闘機能は付けるだろう?」
ニヤッと笑うウタハにコトリの話を聞きながらほっぺを捏ねる先生もニヤリと笑う…つまりそう言う事である。
「相変わらず先生は回りくどい事が好きだね…普通にご飯を配りたいならドローンで良いじゃないか……そもそも戦闘能力を持って生徒を追いかけ回してご飯を口に放り込むロボそれ自体実に無意味なアイディアだね」
はぁっと呆れた様に溜息を吐きながらウタハはコトリとヒビキを見てお互いに頷き合うそして最後に先生を見て同じく頷き合い、おもむろに立ち上がり言った。
「よしっ作るぞ」
「わーい!!」
「リバースエンジニアリング開始!!」
ウタハの威勢のいい声と共にエンジニア部と先生が勢いよく立ち上がりながら歓声を上げる、それにモモイとユズがビクリと驚き涙目になる。
数日後 エンジニア部
「うへ〜」
「モゴゴゴ」
そこにはハンバーガーの山とそこから顔出し目をまん丸にしているホシノと口にハンバーガーを放り込まれ目を丸くするモモイがいた、ユズ、ミドル、アリスはハンバーガー山に埋もれている、完成したロボ『カタクラフト君mk1』の機能テストの為にミレニアムにある水族館のチケットと引き換えと言う条件で呼んだホシノと見物に来たゲーム開発部の面々も巻き込みテストをしたが結構は予想を遥かに超えていた。
「おー!凄い凄い!」
わーい!わーい!とエンジニア部の周りを嬉しそうに駆け回る先生を見ながら満足そうにする面々、この他にも何機も作られており性能も満足できるものでこのカタクラフト君mk1で最後の機能テストが終わり、最終チェックが終わり次第戦闘能力、ご飯のおいしさ、防御力、走破性共に最高の性能を誇るこの戦闘兵器がキヴォトス中に解き放たれる。
果たしてキヴォトスの運命やいかに