「という訳で、二学期は赤点者0で終える事が出来ました。しかし、この結果に慢心する事なく、三学期を迎える様に。因みに、心操はB組に編入する事になった。お前ら、追い抜かれるなよ?」
「「「はい!」」」
「後は···まぁ何だ、ハメを外しすぎない様に」
こうして、色々あった二学期が終了した。
▼▼▼
「はいは~い、料理通るよ~」
「そっち、誰か押さえてー」
「皆さん、衣装が届きましたわ」
「おーい、ツリー立てるぞー」
ここは、再び八百万百宅。
AB+心操君で、クリスマスの飾り付けやお料理作成に勤しんでいます。
「おーっし、出来たぜ。俺と唯特性のクリスマスケーキだ!」
「ん!!」
「「「おおーー!!!」」」
テーブルの真ん中に、デンッと置かれる立派なホールケーキ。フンスッと、"私の彼氏は凄いだろ"的な得意気顔を浮かべる唯がカアイイですねぇ。
「じゃあ、皆お着替えだよ。サイズ間違えないようにね。後、もし女子の着替えを覗いた奴が一人でも居たら、男子全員冬休み全部補習にしてもらう様、先生達に言うから。分かってるよね?」
「「「サー、イエッサー!!」」」
しっかりと釘を差し、男女に別れてサンタコスにお着替えする。コスは贈呈するので、後はご自由にお使い下さいな。
「じゃーん、ドヤッ!!」
「···けっ、ズボン履いてんじゃねぇよ」
「峰田君、100%でいいかな?」「凍るか?燃えるか?」「爆ぜるか?」
「ひいっ!!」
女子全員、ミニスカサンタコスに着替え終わって、男子に御披露目したら、峰田君がかっくん達に詰め寄られてるけど、いつもの事だし気にしない。
「似合ってるよ、柳さん」
「あ、ありがとう」
おおっと、ここで心操君が誰よりも早く、レイ子に近付いてダイレクトアタック!見事な先制攻撃を放ちました。
「どう見ますか?解説席の切奈さん」
「名指しで褒めて、君に気があるとアピールしつつ、真っ先に動く事で、他の男子に俺が狙ってるからと牽制する。大胆かつ堅実な動きですね。今後が楽しみです」
「成る程、引き続き見守っていきたいと思います。以上、中継の雪花でした」
「そこ!!うるさい!!!」
「「てへっ」」
「お、何それ旨そう!耳朗、それどこあった?」
「あ~、ウチが取ったので最後だったかも」
「え~、残念」
「···食べる?ウチ、一つ食べたし」
「え!いいの!!じゃあ、あ~ん」
「はっ?!しないし!!」
「流石に、それは手じゃ無理じゃん。俺、箸置いてきたし。だから、あ~ん」
「······んぁぁああ!はいっ!!」
「「ぬおおおおお!!!!」」
「おらぁああ!!!」「ぐおっ!!」
「それまで!切島さんの勝利です。大丈夫ですか?轍鐵さん」
「ああ、心配すんな、茨。やるじゃねぇか、切島」
「···お前が、文化祭で言ってた事、俺も分かったぜ。もう、俺は負けねぇ」
「へっ、次は俺が勝つ」
「···ねぇ~、彼女ほっぽって、何で指相撲でそんな熱血してるわけ?」
「芦戸さん、貴女もいずれ、理解できる様になりますよ」
「うむ、明日に備えて、決して夜更かししないように。では、また明日、明君」
「誰に電話してるんだ?飯田」
「ああ、骨抜君。明君だよ。彼女の発明したアイテムが、正式に採用される事が決まってね。それの御披露目の催しが明日あるから、今晩は研究·開発をしないように釘を差しただけだよ」
「お前も、その催しに出るのか?」
「ああ、彼女のお目付け役としてね。俺の家族だけでなく、明君の御両親にも頼まれたんだ、しっかり見張っておかなければ」
「···ねぇ、柔造、それってそういう事だよね」
「少なくとも、親の間では話がついているんだろうな」
「だよね」
「ん?俺の顔に何か着いているかい?」
「いんや、明日、頑張れよ」
「うん、凄い美味しいよ、唯。···二月はよろしくね、唯」
「ん」
「フッフッフッ、これは小大が作ったんだろ?もう砂藤君を超えてるんじゃないか?とても、僕好みの味で気に入ったよ」
「··········」
「······ん(フルフル)」
「···あのな、物間」
「ん、どうしたんだい?砂藤君。もしかして、弟子に追い抜かれてショックなのかい?!」
「お前が比較してる料理、指差してんのは唯が作ったので、今持ってるのは拳藤が作った奴なんだ」
「なっ!!」
「一佳、物間に合わせてつ「唯!!シャラップ!!!!」···ん」
「···フッ、とても美味しかったよ、拳藤。それこそ、毎日食べたい位に!」
「んなっ!!」
「あっち行ってるか、唯」
「ん」
「キノコが苦手な妹ちゃんに、オススメなキノコ料理を教えて欲しいノコね。任せるノコ!妹ちゃんはキノコの何が苦手ノコ?」
「一番は匂いかしら、食感も苦手みたいなの」
「フムフム、ならこんなのはどうノコ?」
「小森さん、楽しそうだなぁ」
「···ふっ、貴様も深淵に光を見出だした者だったか」
「っ!!と、常闇···」
「光無くば闇は生まれん、恥ずる事はない。我らは、光と共にある存在なのだ」
「常闇···お前の光とは」
「それを聞くは、不粋と言うもの」
「······どうやったら、女子と緊張せずに話せる?」
「···まず、誰とも普通に会話出来る様になれ」
「······頑張る」
「緑谷、お前冬休み中のインターン先探してたよな」
「え、あ、うん、轟君。何か重大な案件で、ナイトアイが海外に長期出張するらしくて」
「まだ決まってねぇなら、親父の事務所来るか?」
「いいの?!!」
「あ゛あ゛!!何で出久を誘ってんだよ!半分野郎!!」
「何故って、オールマイトが親父に頼んでたからだが。親父も、緑谷なら良いだろうって」
「ぬぐぐぐ!いいか、出久!!俺らの足引っ張んじゃねえぞ!!」
「うん!!」
「え?!お茶子、あれから一度もヤッてないの?!」
「ちょっ!!雪花ちゃん、声大きい!!」
「何もされておられませんの?」
「···時々、手とかでは···」
「それで、緑谷君は発散出来ても、お茶子は溜まって欲求不満と」
「いや···そんな、欲求不満って···」
「ここ、お貸ししましょうか?私、この後は本邸に帰りますので」
「え?!?いや、そんな、着替えとか用意しとらんし、その···今日···あんま可愛い下着とちゃうし······」
「お茶子、大丈夫。今日はクリスマス、裸リボンで私をプレゼントが出来る日だから」
「やらんよ!!!」
「皆さん、セイシュンしてマス!とても、ガンプクです!!」
「角取ちゃんは、気になる人とかいないの?」
「No、そういうトオルこそ、彼と一緒にいなくてよきですか?」
「ん、ああ、私はこの後、ね」
「Oh、そういうコトですね。ゴチソウさまです」
「···誰に習ってるの?そういうの」
「柳さん、これ」
「···何?」
「クリスマスプレゼント。交換用のも用意したけど、柳さんに当たるか分かんないし」
「あ、ありがとう。開けても?」
「いいよ」
「···ネックレス······これ、アメジスト?」
「二月の誕生石、柳さんの誕生月」
「···着けてくれる?」
「うん、髪、上げといて」
「···ゴメン、私、何も用意してない」
「···じゃあ、これでいいよ」(チュッ)
「うにゃんっ!!?!?!」
「アハハ、凄い声」
「う、う、う、うなじになにした?!??!」
「何って···ねえ」
「なにした!!?!!?」
▼▼▼
「かっくんは、誰のが当たった?」
「···ん」
「おっ!私のじゃ~ん、41分の1を当てるなんて、さっすが彼氏」
「···けっ」
「···本当は、峰田君に当たってたのを、無理矢理交換させたのは黙っていよう」
そして、楽しかったクリスマスパーティーも終わりを告げる。僕達は、来年もこうして、楽しいクリスマスパーティーが出来れば良いと、心から思っていた。
「デ、デク君」
「お、お、お茶子さん!」
「ど、ど、どうぞ、受け取って下さい」
来年も、こんなクリスマスパーティーが出来たら良いと、心から思っていた。
評価と感想をよろしくお願いします。