八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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第八十八話「八木雪花と二学期終了とクリパ」

 

 

 

 

「という訳で、二学期は赤点者0で終える事が出来ました。しかし、この結果に慢心する事なく、三学期を迎える様に。因みに、心操はB組に編入する事になった。お前ら、追い抜かれるなよ?」

「「「はい!」」」

「後は···まぁ何だ、ハメを外しすぎない様に」

 

 こうして、色々あった二学期が終了した。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「はいは~い、料理通るよ~」

「そっち、誰か押さえてー」

「皆さん、衣装が届きましたわ」

「おーい、ツリー立てるぞー」

 

 ここは、再び八百万百宅。

 AB+心操君で、クリスマスの飾り付けやお料理作成に勤しんでいます。

 

「おーっし、出来たぜ。俺と唯特性のクリスマスケーキだ!」

「ん!!」

「「「おおーー!!!」」」

 

 テーブルの真ん中に、デンッと置かれる立派なホールケーキ。フンスッと、"私の彼氏は凄いだろ"的な得意気顔を浮かべる唯がカアイイですねぇ。

 

「じゃあ、皆お着替えだよ。サイズ間違えないようにね。後、もし女子の着替えを覗いた奴が一人でも居たら、男子全員冬休み全部補習にしてもらう様、先生達に言うから。分かってるよね?」

「「「サー、イエッサー!!」」」

 

 しっかりと釘を差し、男女に別れてサンタコスにお着替えする。コスは贈呈するので、後はご自由にお使い下さいな。

 

 

「じゃーん、ドヤッ!!」

「···けっ、ズボン履いてんじゃねぇよ」

「峰田君、100%でいいかな?」「凍るか?燃えるか?」「爆ぜるか?」

「ひいっ!!」

 

 女子全員、ミニスカサンタコスに着替え終わって、男子に御披露目したら、峰田君がかっくん達に詰め寄られてるけど、いつもの事だし気にしない。

 

「似合ってるよ、柳さん」

「あ、ありがとう」

 

 おおっと、ここで心操君が誰よりも早く、レイ子に近付いてダイレクトアタック!見事な先制攻撃を放ちました。

 

「どう見ますか?解説席の切奈さん」

「名指しで褒めて、君に気があるとアピールしつつ、真っ先に動く事で、他の男子に俺が狙ってるからと牽制する。大胆かつ堅実な動きですね。今後が楽しみです」

「成る程、引き続き見守っていきたいと思います。以上、中継の雪花でした」

「そこ!!うるさい!!!」

「「てへっ」」

 

 

「お、何それ旨そう!耳朗、それどこあった?」

「あ~、ウチが取ったので最後だったかも」

「え~、残念」

「···食べる?ウチ、一つ食べたし」

「え!いいの!!じゃあ、あ~ん」

「はっ?!しないし!!」

「流石に、それは手じゃ無理じゃん。俺、箸置いてきたし。だから、あ~ん」

「······んぁぁああ!はいっ!!」

 

 

「「ぬおおおおお!!!!」」

「おらぁああ!!!」「ぐおっ!!」

「それまで!切島さんの勝利です。大丈夫ですか?轍鐵さん」

「ああ、心配すんな、茨。やるじゃねぇか、切島」

「···お前が、文化祭で言ってた事、俺も分かったぜ。もう、俺は負けねぇ」

「へっ、次は俺が勝つ」

「···ねぇ~、彼女ほっぽって、何で指相撲でそんな熱血してるわけ?」

「芦戸さん、貴女もいずれ、理解できる様になりますよ」

 

 

「うむ、明日に備えて、決して夜更かししないように。では、また明日、明君」

「誰に電話してるんだ?飯田」

「ああ、骨抜君。明君だよ。彼女の発明したアイテムが、正式に採用される事が決まってね。それの御披露目の催しが明日あるから、今晩は研究·開発をしないように釘を差しただけだよ」

「お前も、その催しに出るのか?」

「ああ、彼女のお目付け役としてね。俺の家族だけでなく、明君の御両親にも頼まれたんだ、しっかり見張っておかなければ」

「···ねぇ、柔造、それってそういう事だよね」

「少なくとも、親の間では話がついているんだろうな」

「だよね」

「ん?俺の顔に何か着いているかい?」

「いんや、明日、頑張れよ」

 

 

「うん、凄い美味しいよ、唯。···二月はよろしくね、唯」

「ん」

「フッフッフッ、これは小大が作ったんだろ?もう砂藤君を超えてるんじゃないか?とても、僕好みの味で気に入ったよ」

「··········」

「······ん(フルフル)」

「···あのな、物間」

「ん、どうしたんだい?砂藤君。もしかして、弟子に追い抜かれてショックなのかい?!」

「お前が比較してる料理、指差してんのは唯が作ったので、今持ってるのは拳藤が作った奴なんだ」

「なっ!!」

「一佳、物間に合わせてつ「唯!!シャラップ!!!!」···ん」

「···フッ、とても美味しかったよ、拳藤。それこそ、毎日食べたい位に!」

「んなっ!!」

「あっち行ってるか、唯」

「ん」

 

 

「キノコが苦手な妹ちゃんに、オススメなキノコ料理を教えて欲しいノコね。任せるノコ!妹ちゃんはキノコの何が苦手ノコ?」

「一番は匂いかしら、食感も苦手みたいなの」

「フムフム、ならこんなのはどうノコ?」

 

「小森さん、楽しそうだなぁ」

「···ふっ、貴様も深淵に光を見出だした者だったか」

「っ!!と、常闇···」

「光無くば闇は生まれん、恥ずる事はない。我らは、光と共にある存在なのだ」

「常闇···お前の光とは」

「それを聞くは、不粋と言うもの」

「······どうやったら、女子と緊張せずに話せる?」

「···まず、誰とも普通に会話出来る様になれ」

「······頑張る」

 

 

「緑谷、お前冬休み中のインターン先探してたよな」

「え、あ、うん、轟君。何か重大な案件で、ナイトアイが海外に長期出張するらしくて」

「まだ決まってねぇなら、親父の事務所来るか?」

「いいの?!!」

「あ゛あ゛!!何で出久を誘ってんだよ!半分野郎!!」

「何故って、オールマイトが親父に頼んでたからだが。親父も、緑谷なら良いだろうって」

「ぬぐぐぐ!いいか、出久!!俺らの足引っ張んじゃねえぞ!!」

「うん!!」

 

「え?!お茶子、あれから一度もヤッてないの?!」

「ちょっ!!雪花ちゃん、声大きい!!」

「何もされておられませんの?」

「···時々、手とかでは···」

「それで、緑谷君は発散出来ても、お茶子は溜まって欲求不満と」

「いや···そんな、欲求不満って···」

「ここ、お貸ししましょうか?私、この後は本邸に帰りますので」

「え?!?いや、そんな、着替えとか用意しとらんし、その···今日···あんま可愛い下着とちゃうし······」

「お茶子、大丈夫。今日はクリスマス、裸リボンで私をプレゼントが出来る日だから」

「やらんよ!!!」

 

 

「皆さん、セイシュンしてマス!とても、ガンプクです!!」

「角取ちゃんは、気になる人とかいないの?」

「No、そういうトオルこそ、彼と一緒にいなくてよきですか?」

「ん、ああ、私はこの後、ね」

「Oh、そういうコトですね。ゴチソウさまです」

「···誰に習ってるの?そういうの」

 

 

「柳さん、これ」

「···何?」

「クリスマスプレゼント。交換用のも用意したけど、柳さんに当たるか分かんないし」

「あ、ありがとう。開けても?」

「いいよ」

「···ネックレス······これ、アメジスト?」

「二月の誕生石、柳さんの誕生月」

「···着けてくれる?」

「うん、髪、上げといて」

「···ゴメン、私、何も用意してない」

「···じゃあ、これでいいよ」(チュッ)

「うにゃんっ!!?!?!」

「アハハ、凄い声」

「う、う、う、うなじになにした?!??!」

「何って···ねえ」

「なにした!!?!!?」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「かっくんは、誰のが当たった?」

「···ん」

「おっ!私のじゃ~ん、41分の1を当てるなんて、さっすが彼氏」

「···けっ」

 

「···本当は、峰田君に当たってたのを、無理矢理交換させたのは黙っていよう」

 

 

 そして、楽しかったクリスマスパーティーも終わりを告げる。僕達は、来年もこうして、楽しいクリスマスパーティーが出来れば良いと、心から思っていた。

 

「デ、デク君」

「お、お、お茶子さん!」

「ど、ど、どうぞ、受け取って下さい」

 

 来年も、こんなクリスマスパーティーが出来たら良いと、心から思っていた。

 

 

 

 




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