「この···タコ共···。雪花······悪い、助けに行けねぇわ」
「緑谷、止めろ。必ず」
個性誘発爆弾爆発まで、後3分21秒。
▼▼▼
「行くんだ!!ヒーロー!!!」
「行かせない!ここから先は行かせない!!」
爆弾解除はロディに任せて、僕はフレクト·ターンを倒す。ロディなら、必ず解除してくれる。
「うおおおお!!!」
「ぬうううう!!」
このパンチで駄目でも、次のパンチで。それでも駄目ならその次のキックで。
「でああああ!!!」
「ふん、悪足掻きを。アレを見てみろ、親子揃って無駄死にとは」
「っ!ロディ!!」
映し出された映像には、制御装置のある部屋で、血を流し倒れるロディの姿。
「屑は救いようがないな」
「違う!僕の友達は屑じゃない!!」
「まだ諦めないのか?」
「当たり前だ!僕はロディを、皆を、ヒーローを信じる!!覚えておけフレクト·ターン、ヒーローは諦めない、諦めたりなんかしない!!絶対に!!」
皆が、必死に戦っている映像を背に、フレクトに向かって駆ける。1センチ、1ミリ、さっきより少しでも近くに、更に、更に!!
「SMAAASH!!」
「ぐっ!!パワーが上がっている?···いや、私の個性が······」
「いえややあああ!!!」
「···まさか」
「ふんっ!!!」
「個性の!」
「でやっ!!!」
「限界!!?」
やっぱり、無限の個性なんて存在しない。どこかに、必ず限界点か存在する。もっとだ、歯を食いしばれ、限界を越えろ!アイツの限界を越えろ!!
「でやあああ!!!!」
「···そんな、馬鹿な」
初めて、フレクトが後退った。
「アンタは、諦めたんだ。諦めなければ、触れ合う事だって出来た筈なのに」
「黙れ」
「僕達は諦めない言葉を知ってる。いつも自分達に言い聞かせてる!」
「黙れぇええ!!」
「Plus Ultra!!!!」
僕の拳と、フレクトの拳がぶつかり合う。もう、フレクトは完全な反射は出来ない。このまま、押し込め。四肢が引きちぎれても、SMASHし続けろ。
「ぬおあっ!!」
「でいやっ!!」
「ごああ!!」
「せいっ!!」
「バハァッ!!!」
「DETROIT SMAAASH!!!」
互いに吹き飛ぶ。後一押し、もう一押し!!
「OFAフルカウル100%!!DETROIT SMAASH!!!」
「もう手遅れ、ならば、最早私も···ごああああ!!!!!!」
「っ!!!!」
フレクトの個性が復活した?!何が?!!
「この身が朽ちようと、この世界に救済を!!!」
「まさか、トリガーを!!?」
「病魔よ!私の前から消え去れ!!!」
「ぐっ!!あああああ!!!!」
返ってくる。弾かれるな。出しきれ。ここで負けたら、もう後がない。
「······オール···マイト。僕に力を貸してください。皆を、世界を助ける力を」
「ヒーローとは大変だなぁ!守る物が多くて!!本当に度し難い存在だ!!!」
「ああ、そうさ」
「「っ!!!」」
幻聴、幻覚?···いや、そうじゃない。
「ヒーローってのは、守る物が多いんだよ、フレクト·ターン。だから、負けないんだ。そうだろ、緑谷少年!」
「オールマイト!!」
「くっ!しかし、貴様とて、私の個性は!」
「ヒーローは、ピンチを乗り越えていく者!!ですよね、オールマイト!!」
「ああ、その通りだ。さぁ、世界を救おう、緑谷少年!」
「はい!!」
「この病魔共がああああ!!!!!」
結局、最後までオールマイトに助けられちゃった。でも、これが最後のSMASH。さよなら、オールマイト。ありがとうございました。
「DOUBLE!!」
「UNITED!!」
「STATES OF」
「SMAAAAAASH!!!!!!」
▼▼▼
「···トリガーボムが、止まった···」
「爆発、しないわね」
「です。ということは、出久君達がやったんです?」
「うん、絶対そうだよヒミコちゃん!!梅雨ちゃん!!」
「ええ、緑谷ちゃんや雪花ちゃん達が、作戦を成功させたのよ!!」
「「「ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい!!」」」
「ふぃ~、今回ばかりは、寿命が縮んだねぇ~」
「ええ、本当に」
「リューキュウ、後で癒しを下さいな」
「ふふ、存分に」
「よっし!解決だな!!」
「アホか、まだ後処理があんだろうが。それに、ヒューマライズの残党を捕まえねぇと」
「ちっ、骨のある奴は私に寄越せよ」
「知らん、アンタの前に現れる事を祈っとけ」
「クソガキめ、帰ったら覚えとけ」
お疲れさん、緑谷出久。
▼▼▼
『あ!オールマイトです!!オールマイトが、テロ組織ヒューマライズのリーダー、フレクト·ターンの身柄を連れて、クレイド国際空港に降り立ちました!!本事件解決のの立役者である、四人のセミプロヒーローと民間人協力者一名は、重傷の為、病院に緊急搬送された様ですが、命に別状は無いとの事です』
『オールマイト!!何か一言!!』
「次は、君だ」
▼▼▼
「デク君!!」
「お茶子さん!!」
「どうして···」
「リューキュウが手配してくれて、迎えに行ってあげなさいって。お疲れ様、デク君。一緒に、引子さんとこ帰ろ」
「うん、お茶子さん」
「デク!」
「あ、ロディ!!退院は明後日じゃ?」
「もう大丈夫だってよ」
「···良かった」
「で、ソイツがウララカオチャコか?」
「へっ?あ、うん。お茶子さん、この人がロディ。僕達に協力して、トリガーボムを止めてくれた人だよ」
「麗日お茶子です、デク君がお世話になりました」
「ロディだ。へ~、やっぱり、俺の妹の方が上だな」
「なっ!そんな事ない!!ほら、よく見て!!絶対お茶子さんの方が上だから」
「ちょっ!?!?デク君!!?」
「いや!俺の妹だ!!」
「いやいや!お茶子さん!!」
「妹!!」
「お茶子さん!!」
「もう、やめてーーーー!!!!!!」
はい、WHM編完!
今後は、壊理ちゃんというか、治崎×筒美のフラグ立て閑話やって、バレンタイン·卒業式·ホワイトデー·最終回(暫定)ですかね。
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