八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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あくまで、ifの物語としてお楽しみください。


閑話「乙女の聖戦~Valentine~#7(ありえるかも知れない未来のお話)」

 

 

 

 

「チョコよし!身嗜みよし!今日も完璧!!」

「裂花~、そろそろ時間よ」

「はーい、お母さん」

 

 私の名前は、爆豪裂花(バクゴウ レツカ)。雄英高校ヒーロー科に通う花の女子高校生。

 今日は、バレンタインデー!!今日こそ愛しのしーくんに、私の初めてを。

 

「いってきまーす!」

 

 

 

「あ、おはよう。今日も良い天気だね、裂花さん」

「おはよー、しーくん!」

 

 しーくん、本名緑谷士郎(ミドリヤ シロウ)。同じ雄英高校に通う幼馴染みで、私の一番大好きな人。

 普段は、ちょっと気弱でなよなよしてる所もあるけど、誰かが困ってたりピンチの時は、いの一番に駆け出して助けるの。その時の表情とか、たまんない位格好いいの!

 

「おはようございます、士郎、裂花」

「おはよう、千代さん」

「おはよ、ちーちゃん」

 

 彼女は八百万千代(ヤオヨロズ チヨ)。こちらも、同じ雄英高校に通う幼馴染みで、大親友にして恋のライバル。

 見た目通り、クールで物静かなお嬢様。でも、内に秘めた思いは誰よりも熱い自慢の親友。しーくんへの思いも、私に負けない位熱い。でも、絶対負けないからね!

 

 まぁ、でも今日は、

 

「約束、覚えてるよね(小声)」

「ええ、共同戦線ですわ(小声)」

「「初めてをしーくん/士郎に(小声)」」

「何してるの?二人とも」

「何でもないよ」「何でもありませんわ」

 

 ちーちゃんと、拳を軽くコツンとさせて、しーくんの右腕に抱きつく。左はちーちゃん。いつものポジションについて、私達は学校へ向かう。

 

 

「おっす、お三方。緑谷、相変わらず両手に花で羨ましいぜ」

「ちょっと、迅雷!私じゃ不満だってぇのぉおお?!」

「ぐえっ!!ご、誤解です誤解です、鋭奈様!!」

「あはは、おはよう、上鳴君、切島さん」

「おはよー、鋭奈」

「おはようございます、鋭奈さん」

「ちょ!俺無視ー?!?」

 

 いつもの、鋭奈と上鳴君の夫婦漫才に笑いながら、自分達の席に着く。窓際後ろ、私·しーくん·ちーちゃんの縦並び。お母さんがお父さんの嫁に入ってくれた事に、本当に感謝である。逆だったら、ちーちゃんの背中越しに、しーくんを見る事になっていたから。

 さて、本番は放課後。それまでは、きちんと学業に邁進しましょうか。お爺ちゃんやお婆ちゃん、お父さんお母さん、親戚一同に恥じないように。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

『そか、二人が決めたんやったら、私は何も言わんよ。私と出久の子やからな、押せば何とでもなるやろ。でも、避妊はちゃんとするんよ』

『はい!お茶子おばさん』

『···後な、十分覚悟しとき。息子のアレは、恐らく二人が想像しとる大きさの倍以上やろうから』

『···倍、ですの?』

『倍以上や。それと、もし出久似なら、スイッチ入った瞬間、二人がかりでも蹂躙されると思う』

『『じゅ、蹂躙···』』

『ま、頑張りや』

 

 

「ああ言ったけど、二人は大丈夫かなぁ」

「え?二人って?」

「どなたの事ですの?」

「ん?雪花ちゃんと百ちゃんは知らんの?この前、裂花ちゃんと千代ちゃんが家に来て、"士郎君の童貞を貰います"って宣言されたんやけど」

「「···ああ」」

「知らんけど、想像はついたって顔やね」

「まぁ、遅かれ早かれとは思ってたけど、私の娘にしては、我慢した方かな」

「そうですわね。今年は、やけに気合いが入っていると思っていましたが、そういう事だったのですね」

「···で、士郎君て、どうなの?」

「···緑谷さん似ですの?」

「···多分、出久似や」

「···頑張れ、裂花。私の娘ならいける」

「···一度入ってしまえば、何とかなりますわ、千代」

「···取り敢えず、三人が一歩進んだという事で、乾杯しよっか」

「···だね/ですわね」

 

 

 

「っ!!っ!!っ!!ィっ!!!」

 

「んぎっ!!!し、しー、くん!!や、休、休まっっ!!!」

 

「んぶっ!!···~~!!ぷはぁ!!エホッエホッ!!」

 

「ちょっ!!そこはっ!!んあああ!!!!」

 

「た、たすけっ!!れつっっ!!あひぃっ!!!!」

 

「しーくっん!!止まっ!て!!とまああああ!!!!!」

 

 

「「···」」チーン

「えと、ごめんなさい」

 

 

 この日、私とちーちゃんは決意した。重婚を法律で許可して貰おうと。一人では、しーくんを受け止めきれないと確信したから。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「よう、デク」

「面、貸して貰おうか」

「かかかかっちゃん?!とと轟君まで!!い、いきなりどうしたの?!?」

「いんやぁあ、俺の娘がてめぇのガキに、偉く世話になったらしいからな、そのお礼にと思ってよぉお」

「まだ未成年だからな、責任は親が取るもんだろ?緑谷」

「ええええと、僕には···何の事だか···」

「兎に角、ぶん殴らせろや!!!」

「安心しろ、遺骨が残るようにはしてやる」

「ひぃっ!!!!」

「「逃げんな!!!」」

「助けてーーー!!!!!」

 

 

 

「あらあら、爆豪君を追いかけ回した、貴方と義兄さんを思い出しますねぇ」

「そう言えば、そんな事もあったわね」

「フン、そんな昔の事はとうに忘れた」

「ボケるには、まだ早いんじゃないかい?義兄さん」

「うるさい!!」

「ちょっと、お爺ちゃん!そんな怒鳴り声あげないで!!炎羅が起きちゃうじゃない!!」

「緋衣···スマン」

「ふふ、元No.1も、孫と曾孫には頭が上がらないのね」

「HAHAHA!」

「笑うな!!元元No.1!!!」

「お爺ちゃん!!」

「貴方、静かに」

「ぐぬぬぬぬ、なぜ俺だけ」

 

 

 

 




これにて、バレンタイン編終了です。
最後、主人公の子供世代にしたのは、一応キャラ設定だけ出来たから御披露目したかっただけです。反省も後悔もしません。

評価と感想をよろしくお願いします。
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