八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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「八木雪花のしょうもない一日」

 

 

 

 

「ん~、やっぱ幼馴染み枠はお茶子だよね~」

「···唐突にどしたん?」

「昨日、"もし、自分達が○○だったら"ってのを見てね、私達が恋愛SLGキャラだったら~ってのを考えてんの」

 

 雪花ちゃんが、私の顔を見てよう分からん事を言ってきた。透ちゃん曰く、"変な事考えてる時は、バクゴーニウムが不足してるんだよ!"らしい。二年になってから、爆豪君も積極的にインターンとか行ってるんやもんね。

 

「ギャル枠は、三奈と響香どっちだと思う?」

「···三奈ちゃんじゃない?」

「だよね~。じゃあ、響香は一匹狼の不良枠か」

「誰が不良だって?」

「何々~、何話してるの?」

「私も混ぜろ~!」

「朝から、皆元気ね」

「雪花さん、今度は何をやらかそうとしているんですの?」

 

 他の皆も、続々と集まってきた。まぁ、こういうのも、たまには悪くないやろ。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「最初に出会う枠がお茶子、その親友で文化部枠の梅雨ちゃん。ギャルの三奈に、不良の響香、高嶺の花な百。発見困難な隠しキャラが透···っと、こんな感じ?」

「えー、雪花こそギャルじゃないの?」

「銀髪がギャルってイメージ無くない?」

「どちらかというと、無口でクールなミステリアスキャラの髪色ね」

「雪花ちゃんが、無口でクールでミステリアス?」

「謎の転校生とかどうでしょうか」

「いやいや、雪花はどう考えてもお色気枠だよ!」

「ちょっ!私のどこが、色気ムンムンの不○子ちゃんキャラだって言うのさ、透」

「初日から、爆豪にしなだれかかった奴が何をほざく」

「最初の訓練で、後ろから抱き締めさせてたやんね?」

「体育祭で、服に頭突っ込まれて、ブラ剥ぎ取られたもんね?」

「胸、両手でガッツリ触られたりもあったよね?」

「一緒の部屋にお泊まりした上で、Hな事をしたのよね?」

「確かに、雪花さんはお色気枠ですわね」

「う~~、私、お色気キャラじゃないもん、尻軽キャラじゃないもん、かっくんにだけだもん、かっくんだからだもん···」ユカニのノジφ(..)

「いじける雪花は放っておいて、そう考えると、雪花の攻略難度滅茶高いよね」

「そうね、爆豪ちゃんが基準と考えると、中々ね」

「えっと、No.1を本気で狙うメンタルで、それをやれると思わせる位強くて、凄いギラギラしとらなあかんて事やもんね」

「うわ、爆豪みたいなのは一人で十分だって」

「ん~、ゲーム的に最高難易度が雪花だとしたら、次はヤオモモ?」

「私ですか?」

「百は、百自身というより、焦凍という壁がデカすぎて難易度上昇してるでしょ」

「あ、復活した」

「確かに~。少なくとも、一年目の夏休みまでに轟より好感度稼いどかないと、許嫁になって攻略不可だもんね」

「そういう意味では、お茶子ちゃんも難しくなるわね。緑谷ちゃんへの矢印を、こっちに向けさせなければいけないもの」

「体育祭での大告白イベントを越えてかなきゃいけないって事だもんね、うわキツ!」

「うっ!···まぁ、そ、そうなんやけど···」

「うん、アレだね。女の子攻略するというより、どうやってライバルの邪魔をするかってゲームになっちゃうね」

「だね~、う~ん···」

「おいおい、そういうのはオイラも混ぜてくれよ。オイラが、お前達に最適なイベントを披露してやるぜ」

「「「却下」」」

「おいぃぃぃいいい!!!」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「という訳で、サイドB行ってみよう」

「何が、という訳なのよ」

「今度は、何企んでるの?」

「···ん」

「一佳もレイ子も唯も失敬な。他愛もないただの世間話ですの事よ。斯々然々で~、B組の面子だとどうなるかな~っと」

「私達がゲームの攻略キャラだったら、ね~」

「はぁ、また下らない事を」

「ん」

「そう言わずにさ~、ちょっと位付き合ってよ~」

「ま、いつも自主練とか付き合って貰ってるし、ちょっと位なら良いよ」

「ありがとう、一佳!!」

「···仕方ないわね」

「ん」

「よっし、先ずは一佳。一佳は、親しみやすい系の委員長キャラ。幼馴染みとかだとより萌える。朝起こして貰ったり、窓越しに語らいたいわ~」

「···あれでしょ、起きないから布団ひっぺがして、男子の朝の生理現象目撃して、巨大化させた手でぶっ叩くんでしょ?」

「ん!」

「分かっているではないか、レイ子君」

「私、どんなキャラよ」

「後、バイクでツーリング出て、海辺で夕日に照らされる一佳とか、滅茶良いスチルになりそう」

「はいはい、私の事はもういいから、次行って次」

「まだまだ語れそうなのに、じゃあレイ子。レイ子はそうだな~、放課後のとあるタイミングにしか出現しないキャラ、とかどう?」

「どう?って言われても···」

「幽霊要素を入れてみた。そういうのって、幽霊っぽくない?」

「あ~、確かに。地縛霊的な?」

「ん~、ん?」

「そ、唯の言う通り病弱キャラで、本人は病院に入院してるけど、的な。ホラー好きの子よりも、存在自体がホラーチックなのが良いかなぁって」

「···まぁ、ベタだけど悪くないかな」

「ん」

「唯は、どう考えてもミステリアスキャラだよね。こう、1ドットの違いを見抜いて、パーフェクトな選択をしてかないとEDに辿り着けない超難関キャラ。但し、救済措置として、トマトを使えば挽回出来る」

「んん!」

「いや、砂藤とのきっかけが、トマトゼリーだったの忘れたの?」

「唯、トマト貰えるからって、変な人にホイホイ着いていっちゃダメよ」

「んー」

「唯、正直結構皆心配してるから。トマトの事になると、あからさまに目の色変わるし」

「···ん」

「ま、唯の事は砂藤君に任せるとして、次。B組のギャル枠は、やっぱ切奈だよね~」

「でしょうね。推薦入学組なのに、ギャルってのがギャップあるけど」

「B組の中でって言ったら、そうなるわよね」

「ん」

「エロい仕草とか、思わせ振りな態度が凄い様になりそうだもん」

「じゃあ、荊は逆に潔癖キャラ?」

「だね~。高校生男子らしいイベント起こすと、攻略不可になる感じ。お風呂覗いたり、河川敷でエロ本拾ったり」

「要するに、峰田みたいな奴はお断りって事でしょ?」

「ん」

「身も蓋もない事を言ってしまえば、そうだね。でも、不潔です!って言って荊でしばかれるスチルとかあったら、ある一定の層に人気出そう」

「想像したくないんだけど」

「時間無くなってきたし、もう次、次」

「ん!」

「はいはい、ポニーは留学生でサブカル好きのオタクキャラなのは確定。実際には、アニメ好きなだけなんだけど、もうちょっとオタク寄りにする」

「具体的には?」

「ポスターとかフィギュアとか、いっそのこと、同人誌の祭典に作品を出品してるとかも良いかもね」

「希乃子は?」

「アイドル志望の女の子。候補生として事務所に所属してて、プレイヤーのサポートを受けつつ、デビューを目指すとか良さげ?合言葉は、"お前をキノコまみれにしてやろうか"」

「どこの閣下よ」

「"キノコ王に、私はなる!"」

「キノコ人間になる実でも食べたの?」

「"先生、キノコが、食べたいです"」

「んー!!」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「と、今日は皆とそんな話題で盛り上がりました」

「···くだらねぇ」

「良いじゃん、そんな下らない事を話せる世の中って事なんだし」

「···俺以外に、誰がお前を攻略出来んだよ」

「ニシシ、分かんないよ~、世の中広いから」

「······(ビキッ)」

「うにゃっ!!どこに指突っ込んでんのさ!!」

「間隔開いちまったからな。テメェが誰の女か、改めて、しっかり刻み込んでやらねぇと」ゴゴゴゴゴ

「···あの~、かっくん?」

「寝かさねぇぞ、雪花」

「にゃー!!!」

 

 

 

 




ヒロアカの恋愛SLG(ときメモ方式)とかやってみたい。

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