八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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いつも以上に、頭空っぽしにして読んでください。





「緊急召集円場会議」

 

 

 

 

「急な召集にも関わらず、こうして集まってくれて、とても嬉しく思う」

 

 両手を口の前で組んだゲ◯ドウスタイルを決めて、威厳がある様な声音で話す円場。

 

「何やってんだ?円場」

「似合ってないぞ?円場」

「もうちょっと乗れよな!お前ら!!」

 

 勝手知ったる何とやらで、カーテンと窓を開けていく泡瀬と廻原。

 

「流石に、訳も分からずじゃ対応出来ないよ」

「良くて、円場の後ろに"ドンッ"て効果音付けるくらい?」

 

 敷いてある座布団に、腰を下ろす庄田と吹出。開け終えた二人も、同じように座布団に腰を下ろす。

 

「で?話って何だ?」

「うむ、その前に一人、紹介したい者がいる。彼は、今回の特別アド「峰田だろ?靴があったぜ?」···アドバイザーとして来てもらった」「続けるんかい」

「よう、お前ら。今日は、よろしく頼むぜ」

 

 何故か押入れに隠れていた峰田が、空いていた最後の座布団に座る。因みに、座布団は三枚重ねてある。

 それを見届けて、円場が再びゲンドウス○イルで話し始める。

 

「なぁ、お前達。小大唯、柳レイ子、この二人に対して、最近気付く事はないか?」

「気付く事?」

「何かあるか?」

「相変わらず、柳さんが心操君に赤面させられているかな」

「小大も、砂藤見つけると、尻尾ブンブン振りながらトコトコ近付く位?」

「じゃあそこに、耳郎響香を加えてもいいぜ」

「耳郎?流石にクラス違うと分かんねぇよ」

「共通項は、彼氏が居る位?」

「だからって、別になぁ」

「お手上げだね~」

 

 四人の怪訝な視線が、円場に注がれる。

 

「···小大、柳、耳郎、この三人の共通項はな、共通項はな!!

「「胸が大きくなってんだよ!!」」

「「「はっ?」」」

 

 男二人の悲痛な叫びに、ガチで呆れる四人であった。

 

「少なくとも、ワンサイズはでかくなってんだよ!!」

「腰とか尻も、より大人の女性なラインを描いてんの!!」

「「俺らも彼女欲しい!!あんなことやこんなことして、胸育てたい!!」」

「···言いたい事は、結局それかよ」

 

 皆の心を代表して、泡瀬が言葉にする。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「あの八百万のヤオヨロッパイに顔挟んでもらいながら指埋没させてぇし、八木の安産桃型プリッ尻を両手でガッて鷲掴みしてぇし、麗日のうららかボディをモチモチしてぇし、蛙吹のしっとり意外おっぱいフニフニしてぇし、芦戸のエキゾチック腰に頬擦りしてぇし、葉隠の浮かぶ下着をじっくりねっとり鑑賞してぇし、耳郎のイヤホンジャックであんなとこやこんなとこをチョンチョンツンツンしてぇ!!」

「···お前、よく彼氏持ちのクラスメート相手に、そんな妄想出来るな、峰田」

「おいおい、何言ってんだ泡瀬。お前だって、お宝は黒髪ロングで長身な巨乳ばっかだろ?」

「う、うるせぇ、円場!も、元々好みだっただけで、べ、別に八百万は関係ねぇよ!!」

「でも、合同訓練の時、チラチラ見てるよね?」

「それで、轟にギランッて睨まれて、蛇に睨まれた蛙みたいにシュンってなってるよね?」

「いや、でもアレは見ちゃうだろ。幾ら、個性を十全に発揮する為って言っても、青少年には刺激が強いっての」

「廻原!!だよな!見ちゃうよな!!普通だよな!!真正面から対峙した時に、動くたんびに縦横斜めにプルンプルンされると目で追っちゃうよな!!」

「いや、そんなに力説されても」

「泡瀬の言う通り、魅力的な女子が魅力的なヒーロースーツに身を包んでいるんだ、それに目が奪われるのは男として当然」

「そうだ!オイラ達は悪くねぇ!!オイラ達は健全なだけだぁあああ!!!」

「···でも、確かにもうちょっと回りの目も気にしてほしいって、そう思う時あるよね」

「だね。取蔭の鱗模様、拳藤のスリット、柳のミニワンピ、塩崎の肩出し。もう、うっふ~んて感じ?」

「小大だって、スタイル丸分かりのピッチリだし、小森·角取も胸ドーンだしな」

「ヤオヨロッパイは言わずもがな、麗日蛙吹葉隠はパツパツ、芦戸は谷間ガッツリ、八木はプリ尻隠せてねぇし。安全なのは耳郎位だぜ」

「それで、彼氏にギランされるのは、まぁ理不尽と言えば理不尽」

「特に、轟とか轟とか轟とか爆豪とか緑谷とか恐ぇもん」

「お前らは、一糸纏わぬ神秘の体を好き放題してんだろうが!ちょっと見る位良いじゃねぇかよ、まったく」

「それなら、俺ら睨む前に、彼女のスーツどうにかしろよ」

「「「確かに」」」

「という訳で、峰田が調べて集めてきた、今年の新入生女子とそのヒーロースーツ姿を見てこうぜ」

 

 そう言って、円場は一本のUSBを机に置いた。

 

「なんだそりゃ、盗撮とかしてねぇだろうな、峰田」

「しねぇよ!!オイラはオイラの網膜だけに焼き付けるわ!!ネットに転がってる画像とかから引っ張ってきただけだわ」

「そこは、俺も保証する。体育祭のテレビ中継とか、職場体験とかで一般人が撮影した奴だけだったぜ」

「で、それを見てどうするの?」

「いいかい、庄田君。この中、もしかしたらタイプの子が居るかもしれない。もしかしたら、その子は自分がアドバイス出来る個性を持っているかもしれない。なら、先輩として後輩を指導してあげられるかもしれない。もしかしたら、そのまま良い感じになって、そしてそのまま!!」

「"先輩、好きです"ファサ···」

「てな事になるかもしれない!!!」

「おおう、欲望駄々漏れ。コミックだったら、コマから台詞はみ出してる勢いだね」

「鼻息荒ぇし、手をワキワキさせんな」

「兎に角!まだ知らぬ原石がここにあるんだ!」

「お前らだって、薔薇色の青春を送りてぇだろうが!!なら、見るっきゃねぇだろ!!」

 

 

「······それより、普通に声かけた方が良いんじゃないかなぁ」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「じゃあ、今日はここまで」

「「「八木先輩!ありがとうございました!!」」」

「もうすぐ期末試験だから、訓練だけじゃなくて、座学も頑張るんだよ」

「「「はい!!」」」

 

「おめぇら、赤点取ったらぶっ殺す、分かったな!!」

「「「サーイエッサー!!」」」

「声が小せぇんだよ!!」

「「「サーイエッサー」」」

 

 

「爆豪の奴、案外教えるの向いてるんだな」

「ちゃんとしないと、八木さんが一年女子だけじゃなく、男子の指導もしようとしちゃうから」

「なるほどな」

 

 

 

 




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