「みんなー!アメリカに行きたいかーー!!」
「「「行きたーーい!!」」」
「スターアンドストライプに会いたいかーー!!」
「「「会いたーーい!!」」」
「MHA(Marvel Hero Academy)の人達に、私達雄英ヒーロー科の力を見せつけるぞーー!!」
「「「オーーー!!!」」」
私達雄英高校二年生は、今日から、一週間にも及ぶ修学旅行へと旅立つ。
行き先は、ヒーローの本場アメリカ。日程としては、今日はほぼ移動。二日目から四日目は、学校交流という事で、アメリカが誇る二大ヒーローアカデミアの一つ、MHA(もう一つは、DCHA)で見学だったり授業だったり訓練だったりを行う。五日目は、ハワイに移動して、そこでアメリカNo.1ヒーローであるスターアンドストライプに訓練をつけて貰える。六日目は、完全自由時間で、一日好きに遊びまくれる。七日目はもう帰るだけ。
「盛り上がるのはいいが、パスポートとか忘れたりしてないだろうな。忘れてたら、居残りで一年と夏合宿だからな」
「全員!ただちに持ち物チェック!!」
「「「はい!!」」」
「パスポート!」
「「「持ってます!!」」」
「学生証!」
「「「持ってます!!」」」
「ヒーロースーツ!」
「「「ありまーす!!」」」
「相澤先生!雄英高校ヒーロー科二年A組、問題ありません!!」
「···飯田、お前も浮かれてるな」
▼▼▼
「ようこそ、MHAへ。我々は、貴方達を歓迎します」
「ありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いします」
「うわぁ!!アメリカ元No.1ヒーローのキャプテン·ステイツだ!!黎明期において、ヒーローチーム"アベンジャー"を率い、その強靭な肉体と巧みな盾捌きで沢山の命を助け、アメリカの精神的支柱を担い、アメリカヒーローの基礎を作った偉大な人だよ!!特に、クリムゾンスカル率いるヴィラン組織との最終決戦、全アメリカヒーローを前に言った言葉"アベンジャー、アッセンブル"は、オールマイトの"私が来た!"に匹敵する位の名言だよ!!!
その二人が向かい合って握手してるなんて、今すぐ写真撮ってサイン書いて貰って額縁に飾りたい!!!!」
「あ、相変わらずやね、デク君」
久々のデクペディアを発揮する、限界オタクな緑谷君を横目に、今回交流するMHAの生徒達を前に整列している雄英ヒーロー科。
私達も、アメリカの伝説的なヒーローの出迎えに、目を輝かせてるけども、あちらもあちらで、生のお父さんを見て目がキラッキラしている。娘として鼻が高いですなぁ。
「初めまして、今回ホストを勤めるデイヴ·リーブシリーです」
「同じく、ミンディ·マクラウドよ。よろしく、ジャパニーズヒーロー」
「A組学級委員長の飯田天哉です。どうぞ、よろしくお願いします」
「B組学級委員長の拳藤一佳です、お願いします」
生徒側の代表者同士も握手を交わし、校内の施設や私達が寝泊まりする場所を案内して貰う。流石は本場アメリカ、敷地は雄英の倍位あるし、設備も一級品なのが揃ってる。ここを卒業した、歴代のヒーロー達の写真とか銅像とか、学生時代に使っていたアイテムとかが展示してあるスペースなんて、もう一番テンション上がったね。
「これ!トニン·ストックが最初に着たアイアンスーツ!!こっちは、雷霆ヒーロー"ソーディン"のハンマー!!ウォルバリンのマスクにスパイダーキッドのマスク!!!スナイパーホークが使ってた弓まで!!!」
「デクく~ん、行くよー」
「ちょっと待ってお茶子さん、もうちょっとだけ、後一分」
「···デク君、オールマイトフィギュア」
「はっ!はい、今すぐ行きます」
「よろしい」
緑谷君、休み時間とかずっとここに入り浸りそう。
「取り敢えずはこんな感じかな。夜には、歓迎パーティーを予定してるから、それまで部屋でゆっくりしててよ」
「部屋には、ルームメイトの子が待っているわ。部屋割りはこれだから、確認してちょうだい」
「「「ありがとうございました」」」
さて、どんな修学旅行になるか、楽しみだねぇ~。
「なぁ、お前どの子?」
「この子とこの子だな」
「俺、この子がいい」
「勝負の事、忘れんなよ」
「ああ、誰が一番多く落とせるか」
「目当ての子、先に落としても恨みっこ無しだからね」
「峰田」
「おうよ、円場」
「ダイナマイツだったな」
「ボンでキュッでボンだったな」
「本場サイコー!!!」
▼▼▼
私の割り当てられた部屋には、気の強そうなキリッとした顔の女の子が待っていた。
「私、八木雪花、よろしくね」
「シャロン·ロジャーよ。よろしく、元No.1の娘さん」
「···ロジャーって、もしかして、」
「ええ、貴女の想像通り、キャプテン·ステイツは私の祖父よ」
「···偉大な親を持つ者どうし、仲良く出来る?」
「貴女が、親の威光に胡座をかく人じゃなければ」
「なら、仲良くなれそうだね」
「この三日間で、私を失望させないでね」
挑戦的な眼差しで、私に手を差し出してくるシャロン。その手を握り、それに応える様に手に力を込める。
「···それで、その···」
「何?」
すると、さっきまでの態度から一変、恥ずかしげにするシャロン。
「ウ、ウラビティとデクとは、仲が良い?」
「え?お茶子と緑谷君?うん」
「···じゃ、じゃあ、ふ、二人のしゃ、写真とか、ある?」
「写真?何で?」
「······二人の写真を持ってると、素敵な人に会えて···末永く幸せになれるって」
「へ?」
正直言おう、この修学旅行編、ノープランです。
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