八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

173 / 244
「か~○~は~め~波~!!(cv.名塚○織)」

 

 

 

 

 事の起こりは、同級生で同志で盟友な葉隠透からの相談から始まった。

 透明になる個性故に、対ヴィラン戦闘において戦闘力不足の否めない彼女。恋人である尾白君や、同性かつ格闘家な一佳に師事して、格闘戦の訓練はしているが、才能という点で見れば、葉隠透という少女は良くて二流。

 なので、他にも何か無いかと皆で話し合っていた所、発目さんが何かを思いつき、"私にお任せ下さい!!"と走り去ってしまった。そして帰りのHRの最中、二つリングを手に、発目さんが教室に転がり込んできた。相澤先生含めた全員が呆気に取られる中、透の目の前でサポートアイテムの説明をノンブレスでし始める始末。

 まぁ、逸早く正気に戻った飯田君が、何かを発目さんに耳打ちすると、ピシッと固まって素肌の見えている部分が真っ赤になって、超スピードで教室から出ていったのだけど。

 そしてHR終了後、制服着て身綺麗にした発目さんが再び現れ、"さぁ、試しましょう!!"と透の首根っこ掴んで駆け去ってしまった。すぐさま、皆で追いかけた先は、サポート科が開発したアイテムの試運転等に使っている試験場。そこで、測定器を頭やら腕やらにペタペタ貼り付けられた透が、標的の的に右掌を向けて立っていた。

 その腕には、先程のリングが装着されており、スイッチらしき物を押すと、リングが展開されて、掌部分に発射口の用な穴が空いたグローブへと変形した。

 

「さぁ、いつでもいいですよ」

『え、えっと···Fire!!』

 

 マイクから、透の少々戸惑い混じりの声が届くと同時に、構える右掌から光の奔流が迸った。その光が収まった後には、所々焼け焦げた的が立っていた。

 

「うぅむ、やはりレーザーの収束が全然駄目ですね。それに、この部屋から得られる光量ではパワー不足ですね。葉隠さん、戻ってきて下さい」

『う、うん』

「発目さん、今の何?」

「葉隠さんの個性の特性を利用した、レーザー発射装置です。かの天才発明家ヒーロー、トニン·ストックのアイアンスーツに着いていたリパルサーを参考にしてみましたが、まだまだ改良が必要ですね」

「個性の特性?」

「あ、作者に科学的知識が無いので、○ンダムのソーラレイみたいなもんだと思って下さい。これ、漫画の二次創作なんで」

「唐突なメタ発言!!」

「さぁ、ここからどんどんブラッシュアップしていきますよーー!!」

 

 こうして、透と発目さんの試行錯誤の日々が始まったのだった。

 

 

 

「はい、腕をクロスさせて」

『デュア!!』(ウ○トラセブン)

 

「指先にしてみました」

『レイガン!!』(幽☆遊☆○書)

 

「胸部に」

『バスクード·クライシス!!』(交響詩編エ○レカセブン)

 

「背中に集光用の板を」

『月は出ているかー!!』(ガ○ダムX)

 

「全身で」

『エターナル·トオル·フィーバー!!』(魔法先生ネギ○)

 

「額からどうぞ」

『バス○ービーム!!』(トッ○をねらえ)

 

「お腹でどうでしょう」

『Can't stop twinkling!!』

「ついでに、関節からも」

『スーバーノヴァ!!』

 

 

 

 角取さんが、"何でワタシも、ヨンデくれなかったのですか!!!アレとかソレとかコレとかtry出来たのに!!!"と、目を血走らせながら二人に詰め寄る開発秘話を経て、遂に完成品の御披露目となった。

 ヒーロー科A組B組とサポート科にその担任達。何かあっても良いように、セメントス先生やリカバリーガールが見守る中、TDLにて、あの日と同様に右掌を構える透。

 

「数値は正常、変換効率も問題無し、全てオールオッケーです、葉隠さん」

「エネルギー充填50%、シャイニングバスター!Fire!!」

 

 閃光が走った。そして、初日では所々焦げる程度だった的が、真円にくり貫かれた様に穴が空いていた。

 

「「「おおーー!!」」」

「ふむ、これは中々の威力だな」

「アレで半分なら、全力だとどのくらいになるんだ?」

「葉隠さん、次は最高火力のテストです」

「うん、分かったよ」

 

 今度は、両手を胸の前で合わせる様に構える透。すると、手と手の間を、光の粒子が行き交いだした。その光は、どんどんと数を増し、勢いも上がっていく。

 そして、何故か左足を一歩前に、両手を後ろに腰だめに構える。あのホーズは、少年達が一度は真似する伝説の構え。かっくん含めた全男子···いや、全漢が、その様をキラキラした目で食い入るように見つめている。

 透の両手に溜められた力が、最早放たれる先を探して暴れ狂っている。さぁ、見せてくれ、誰もが憧れたあの技を!!

 

 

 その日、漢達は涙を浮かべて歓喜した。壁に開いた大穴を見なかった事にして。

 

 

「葉隠、あの技はヒーロー協会とヒーロー公安委員会に警察の許可が下りた時以外使用禁止だ」

「なんでーー!!!」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「透さん!出来ましたよ!!非殺傷設定に!!」

「本当!!」

「はい!!これならば、120%のアレが撃てます!!」

「よーし!!全力全壊いっちゃうよーー!!」

「ついでに、エネルギーで掌を覆ったり、剣の様に展開出来る様にもなりました!!いやぁ、メリッサさんの協力のお陰です!!」

「Talkは盗みListenさせて頂きマシた!!ワタシに是非、Cooperateさせて下サイ!!いえ、します!!!」

「「角取さん!!?」」

 

 

 




全力全壊は、誤字にあらず。
レーザーをどうやって非殺傷にって?んなもん、知らん。多分、今後出てこないから気にすんな。

評価と感想を、よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。