「バストB以下に人権は無い!!!」
人でごった返す駅前で、高らかに叫ぶ男性が居た。
「貧乳がステータス?そんなものは!負け犬の遠吠えに過ぎない!!極一部の、特殊性癖な雄にしか需要が無い!!雄ならば!!誰でも大きい方が良いのだ!!」
何ともアレな主張をする男性を、皆白い目で見つつ、関わりたくないと、触らぬ神に祟りなしと、無視してその場から離れようとする。
「故に!私はこれより!この世からB以下の女性を消滅させる!!!全B以下女性(16歳以上30歳以下)よ!!C以上になれーーー!!!!」
その男性が両手を掲げると、とてつもない光が放たれた。光が収まると、今度は、所々でブチッやバツッという、何かが千切れる音や弾け飛ぶ音が聞こえてきた。
それは、とある特徴を持つ女性達から発せられていた。
「さぁ!!B以下の女性(16歳以上30歳以下)よ!!このBIGドリームの下へ集えーー!!!!!」
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「何とも、言葉に形容し難いヴィランですわね」(八百万百 推定:G)
「ヴィラン···と呼んで良いのかすら怪しいね」(八木雪花 推定:E+)
「でもでも~、人の体を勝手に変えるなら、ヴィランじゃないの?」(芦戸三奈 推定:D)
「ん~、望んで変えて貰ってる人も居るから、豊胸手術するのと変わんない?」(葉隠透 推定:D+)
「だから、警察やヒーローも躊躇っているのね」(蛙吹梅雨 推定:C)
「一般人が、ヴィランに近づけさせへん様にしとるのも原因やろね」(麗日お茶子 推定:D)
「というか、そのヒーローも混じってない?」(拳藤一佳 推定:D-)
「ん」(小大唯 推定:E)
「うらめしいね」(柳レイ子 推定:C+)
「あれ、一度食らったらずっとノコ?時間が経てば元に戻るノコ?」(小森希乃子 推定:E+)
「さぁねぇ、定期的にあの光浴びないとダメなら、それで商売でもするつもりなんかねぇ」(取蔭切奈 推定:E)
「世もスエです」(角取ポニー 推定:C+)
テレビに映されているのは、ここから立ち退く様呼び掛けている警察やヒーロー達と、どっからやって来たのか分からない位の、恐らくB以下の大量の女性達に守られるヴィランの姿。
やっている事は、透の言う通り豊胸手術で胸大きくしましたって言うのと一緒。"勝手に大きくするな"という訴えがあれば、危害を加えたという扱いに出来るかもだけど、大きくされた女性達は、皆喜んでるし、通行の妨げになるからどっか行けって言う位しか出来ないっぽい。
「「んんーー(ウチ/私に神の光を!!)」」(耳郎響香·塩崎茨 共に推定:B)
「···鉄哲君と上鳴君はまだ?」
「公共交通機関がストップしてて、今一緒に走って向かってるって」
捕縛布やら確保テープやら百が作った拘束具で、ガッチガチに固められても尚、懸命に足掻いている二人。このニュースを見た瞬間、制圧する為ではなく現地に向かおうとするのを、皆で止め様として、"やっちゃえバーサーカー"と命じられた位の暴れっぷりを見せつけてくれた二人。ギリギリ、正門の前で何とか取り押さえる事が出来た二人。
相澤先生に、個性使えなくされて捕縛布で拘束されても尚、足を前に進める根性には驚愕したね。お父さん、オールマイトすら引き摺るとかどんだけよ。
「別に、大きくてもそんな良い事ないのに」
「「ガルルルル!!!!」」
「いや、想像してみ。町中歩いてるだけで、峰田君みたいなのから、無遠慮な視線を四方八方から食らうんだよ?電車乗ったら、あわよくば~って感じで野郎共が近付いてくるんだよ?ネットに、胸揺れgifなんてのがいっぱい出回るんだよ?
かっくんが悦んでくれるって事以外、大きい事にメリットなんて無い」
「肩凝るし」
「下乳に汗疹出来るし」
「動く時用のブラ着けてないと、揺れた時痛いし」
「下着のデザインも、限られてきますわ」
「良いなぁと思った奴程、合うサイズが無いんだよねぇ」
二人以外、ウンウンと頷き合う。
「そもそも、二人は何で大きくなりたいのさ」
「···」
「···」
猿轡を外して、喋れる様にしてあげると、顔を赤くして口をモゴモゴさせる二人。目も泳いでるし、モジモジもしてる。
「···たいから」
「えっ?」
「見返したいから」
「もっと大きく」
「っ!明らかにウチより大きな女の人のグラビアで抜いてる電気を見返してやりたいから!!」
「胸を使った時、どこか物足りない顔をされる轍鐵さんを、満足させてあげたいからです!!」
「いつもいつも、大きい子に鼻の下伸ばすし」
「大きい方を前にすると、途端に照れてしまわれます」
「腕組んでも、何か違うって顔するし」
「う、後ろから抱きついて、当ててるんですよってしても、反応が薄いんです!!」
「「だから、ウチ/私を、行かせて/行かせて下さい!!」」
二人の魂の叫びが、教室に響き渡る。
「···だってさ、どうする?二人とも」
「いや、確かに鼻の下伸びる時もあるけどよぉ。グラビアは偶々だし、腕組んだ時、大きくなってるのが分かる位に感触が違っててドキドキしてるだけだし」
「すまねぇ!茨!!俺、お前への欲望をさらけ出したら、お前に気持ち悪がられるんじゃないかって、怖くて。だから、そういうのが表に出ねぇ様にって。それで、そんな不安にさせちまってたなんて、本当にすまねぇ!!!」
「電気···」
「轍鐵さん···」
「響香、俺は、響香が好きなんだ。大きいとか小さいとかじゃなく、響香の胸が好きなんだぜ」
「···馬鹿、何それサイテー」
「今度から、俺がどんだけお前に情欲を抱いてるか教えてやる。だから、どうか俺を見捨てないでくれ!!」
「いえ、私の方こそ···その、轍鐵さんの全部、私に見せて下さいね」
事件(?)はその後、駆けつけたミッドナイトによって全員眠らされ、お母さんが氷の浮遊城に収容して強制退去させた事で解決しました。
結局、BIGドリームの個性は半日しか持たず、己の個性に依存させてハーレムを作るのが目的だったらしい。
取り敢えず、無事に終わって何より何より。響香も茨も、より一層ラブラブ度が上がって何より何より。
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「仁君の為に!!大きくして貰うのです!!!!」(渡我被身子 推定:B+)
「駄目だって言ってんだろうが!!!!」
「くっ!私の磁力をはね退けるなんて!!」
「圧縮を内側から自力で破るとか、凄いねぇ」
「治崎!!誰でも良いから応援来てくれ!!」
「「「トゥワイスーー!!早く帰ってトガを止めてくれーーー!!!」」」
「へっくし」
「風邪っすか?」
「トガが、お前の噂でもしてんだろ。いい加減、年貢納めようぜ」
「うるせぇ、荼毘。いいから、さっさと終わらせちまおうぜ、ホークス」
「ええ、頼りにしてますよ、トゥワイス」
「行ってこい、トゥワイス」
「おう、任せとけ!いやだ!!面倒臭い!!!」
彼女達のサイズは、あくまで作者の妄想ですので、公式設定ではありません。
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