「ん~、やっぱり百は大食い系かなぁ。食べた物は全て、お腹ではなく胸に行くというコメントが定番の」
「いきなりなんですの、雪花さん」
「最近、ヒーローでも配信業を副業にしてる人らが増えてきたじゃん。だから、クラスの皆も配信業に手を出したら、どういうジャンルの動画上げるかなぁって」
久方振りに、通称"バクゴーニウム不足"の雪花さんですわ。
谷間が見える服を着て、辛い系の大食いで、胸元に垂れる汗をアップにすれば再生数は鰻登り間違いなしだよ!なんて、そんなはしたない真似は出来ませんわ。そんな事をすれば、後で焦凍さんにどのような目に合わされるか。
「大食いじゃなかったら、普通に教育系?タイトスカートに眼鏡掛けて···うん、ヤオモモ先生と放課後二人きりで補習受けたい、とかのコメントで溢れそう。科目は保健体育で」
「もう、何故私はそういった路線に行きますの?!」
「そりゃ、フェミニストを自称して自分が気に食わないって理由で四方八方にキーキーヒステリックに喚いて世間から白い目で見られてる事に気付いてない大人の女性共からクレームを入れられてるから?後、見慣れたけども、女の私から見ても、百のヒーロースーツはエロいから」
「···何か、その女性陣に対して当たりが強すぎません?」
「え?別に客観的な意見だよ?で、他の皆はどんなのすると思う?三奈と響香は想像しやすいけど、透とかお茶子とか梅雨ちゃんはピンとくるのが無くてさぁ」
「何々~、何話してんの~?」
「私も混ぜろ~!」
「また変な事考えてるんでしょ」
「まぁ、雪花ちゃんだものね」
「今度は、何を思い付いたん?」
今日も、平和に賑やかな1日になりそうですわ。
▼▼▼
「取り敢えず、響香は歌とか演奏系で、三奈はダンス系でしょ。あ、三奈は"溶かしてみた"とか面白そう」
「無難ね」
「まぁ、確かにやるとしたら、そういうチョイスになるかなぁ」
「だね。父さん達とセッションするのもいいかも」
「ハイっ!ハイハイっ!!私!!お餅を扱ってるお店の紹介がしたい!!!」
「···お茶子ちゃん、それ、お茶子ちゃんが食べたいだけよね?」
「てへへ~」
「でも、お茶子の食べ歩きは良さそう。隣に緑谷君置いとけば、皆ほっこりするんじゃない?」
「二人が分けあいっこしたのを、分けあって食べると円満になるとか言われそう」
「絶対に炎上しないカップル配信者として有名になるんだよ、きっと!!」
「ちょっ!だから、別に私とデク君は、恋愛成就のお守りとかとちゃうって!!」
「でも、お茶子ちゃんと緑谷ちゃんの写真を持って、好きな人に告白して成功したって報告が、沢山あるわよ?」
「ひょえっ?!?そ、そんなんどうやって調べたん??も、もう私の事はええから次行って次!!」
「ん~、梅雨ちゃんはお料理教室?家庭で作れる簡単レシピ的なの」
「確かに、それなら私でも出来そうね。でも、皆に見て貰える程の腕前じゃないわ」
「透は···アレだ!お着替え!!」
「お着替え?」
「なんだっけ、ウエットスーツの着方とか、下着の着け方とかやってる動画。透明だし、素肌要素は全くの0だから、BANされる心配は無し!端から見たら、下着だけが浮いてるだけだもん!!」
「ああ、なるほど~···って、恥ずかしいよ!!」
「···裸でヒーロー活動出来るのに、何でそっちが恥ずかしいのか謎だよね、透って」
「というより、先ず雪花ちゃんはエロから離れるべきやと思う」
「え~~、女性配信者はエロで男釣って信者作ってお金巻き上げるんでしょ?」
「偏見が過ぎますわ!!!」
「そういう雪花は、どんなのするの?」
「·········分からん。逆に、私の強みって何?」
「···雪······確かに、どう配信に結びつければよろしいのでしょうか」
「リアルタイムで雪像作りとかかしら?」
「水着でオールマイト雪像作ってみたとか?」
「全裸で雪纏って、溶けるまでに作成チャレンジ!!」
「···爆豪君とR18な配信」
「出来るわけあるかぁ!!」
「駄目だ、エロ方面にしか行かない。女子はここまで、男子行こ男子。取り敢えず、自分の彼氏だったらどうなの?轟とか、見た目で人気でそうじゃん」
「焦凍さんは···全国のお蕎麦屋さんを旅していそうですわね」
「で、感想が"美味い"だけなんだよね。どう美味しいのか一切言わないで、黙々と蕎麦啜ってそう」
「···容易に想像出来ますわ」
「デク君は······延々と、オールマイトについて語ってそうやな。何年何月何日何時何分何秒に○○事件を解決したとか」
「電気は、適当にちゃらんぽらんな事して、ウェイ顔を笑われんのがオチかな」
「尾白君は、格闘技講座?後は、尻尾の手入れの仕方?ここメーカーのこのシャンプーが良いとか」
「鋭児郎は絶対、○○に耐えてみましたとかやらされてるって」
「踏陰ちゃんは、何かしら。踏陰ちゃんの集めてる、中学生男子が好きそうな物の紹介かしらね」
「ん~、かっくんか~。無難に山登りとかキャンプ道具のレビューかなぁ。気に入った激辛料理店の紹介もありそう」
「他だと···飯田の公共の場でのマナー教室」
「砂藤君のお菓子作り講座」
「瀬呂君は、無難にファッションコーディネート?」
「障子の奴は···駄目だ、配信とかじゃなくてN○K呼べ案件だわ」
「峰田ちゃんは、映画やドラマのHなシーンを紹介しているでしょうね、ええ絶対」
「甲田君は、動物と戯れる」
「うわ、めっちゃ伸びそう」
「猫の1日を垂れ流してるだけでも、軽く億は再生数回りそう」
「恐らく、A組で一番成功されそうですわね」
「よし、A組の配信王は甲田君にけってぇ~い!!!」
「「「異議なし!!!」」」
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「と、そんな話で盛り上がった訳です」
『···送ってきやがった動画はなんだ?』
「え?他人は嫌だけどかっくんなら良いから、私が1人遊び(夜)をしてる所だけど。今晩のオカズにどうぞ♥」
『隣に半分野郎と糞デク居て出来るかボケェ!!つか、自動再生しやがったから、テメェの声がアイツらにも聞こえたんだよバカ雪花!!!』
「はっ??!ちゃんと、一人の時に見てねって、先に送っといたじゃん」
『誰が、テメェの女がオナッてる動画だと思うんだよ、脳ミソピンクかアホが!!!』
「ひ、ひどい、自家発電不足で溜まった物を、帰ってくる度に私で解消して、自分はスッキリ私はグッタリするワンパターンを少しでも変えようと、バッチリ八時間睡眠しながら考えたのに!!」
『···次の休み、テメェも休みだったな』
「······あ~、その日は~、お茶子達と~、遊びに~」
『全部キャンセルだ。この動画のお返しに、たっぷり愛してやっから、体の隅々まで洗って待ってろや』
「ちょっ!!待って、出来心だったんですごめんなさーーい!!!」
実際、甲田君も(自称)動物愛護団体とかからクレーム入りそう。まぁ、炎上はしないだろうけど。
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