八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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「雪ほのU.A.クエスト」

 

 

 

 

「アッハッハッハッ!!!」

「いつまで笑っとんだテメェ!!」

「だってぇ!!どう見ても、勇者パーティーの一員じゃなくて、序盤で倒される賊にしか見えないんだもんプクク!!」

「女蛮族のオメェに言われたか無いわクソが!!」

 

 盗賊のアジトみたいな洞窟で、アマゾネスチックなビキニに手甲と足甲だけの格好で、腹を抱えて嗤う私と、それにキレる、上半身裸でファー付きのマントを羽織った姿のかっくん。

 何でこんな状況になっているのかと言うと、例によって発目さん作のフルダイブ型VRゲーム、そのテスターを頼まれたからである。

 メンバーとしては、私·かっくん·緑谷君·お茶子·飯田君·焦凍·百·梅雨ちゃん·常闇君·瀬呂君·響香·上鳴君·尾白君·三奈·切島君·峰田君の16人。魔王の危機に晒されるファンタジー世界で、各々ジョブ的な肩書きを割り振られて冒険するのである。

 あ、因みにB組はB組で、SF的な世界でスペクタクルやってるらしい。

 

「あ~嗤った嗤った。で、どうする?かっくん」

「あ?んなもん、時間が来るまで寝るに決まっとるだろうが」

「え~!!遊ぼうよ~~!!!」

 

 何かの動物?の皮的な物が敷かれた寝床に、さっさと横になるかっくん。時間になるまで好きに行動して下さいって、発目さんから言われてるけどさぁ。

 

「む~~、······ニッヒッヒッヒ、えいっ!!」

「ゴフッ」ダメージ1

 

 ピコーンといい事を思い付き、かっくんに近付いてお腹にドスンと腰を下ろす。そして、かっくんのアソコに手を伸ばして、

 

「おお!すっご!!本当に触れない!!これが、18禁フィルターか~」

「っ~~!!」

「うわっ!自分でも駄目だ!胸は触れるし揉めるけど、触ってるって感覚しかない!!面白っ!!!」

「さっさと退けや!!!」

「イヤで~す!!発目さんからも、不具合が無いかの確認もお願いしますって頼まれてるからねぇ~。ちゃんと確認しないと」

 

 下半身というか、鼠径部周辺に謎バリア的な物が発生してるのか、直接触れないし、ズボンも固定されててずらせない。自分で自分の胸は揉めても、性的快感的なアレは全く一切感じない。かっくんに揉ませようとしたら、謎バリアで触れさせられない。顔に押し付けるのも、一定距離までしか近付けなくて無理。でも、腕を組んで胸を押し付けるとか、首から下、下腹部から上に、抱き付いて当ててますよは出来るっぽい。

 

「うん、これなら峰田君のラッキースケベ(故意)は殆ど防げるね。あ~でも、焦凍とかスッゴい不満にしてるだろうなぁ」

 

 百の胸至上主義な焦凍が、百の胸を前にショボンとした顔してるのが目に浮かぶわ。お茶子と緑谷君は、普通にそういう事を検証するつもりもなく、和気藹々と楽しんどるんやろなぁ。

 

「だああああ!!!!わあったよ!!行きゃ良いんだろうが!!!!」

「クフフフ、そうこなくっちゃ!さぁ!私とかっくんの蛮族珍道中の始まりだーーー!!!」

「始まらんわ!!!!」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「迷っちゃったね、デク君」

「そうだね」

「くっ!委員長として申し訳ない!」

「いや、俺らも何の気なしに歩いてたからな」

 

 僕、お茶子さん、飯田君、轟君の四人で、一応メインクエストらしき"魔王討伐"の旅をしている僕ら。目的地である、トアル地方にある町を目指してたんだけど、火山のある山エリアで、物の見事に迷子になってしまった。こういう時、登山が趣味のかっちゃんが居てくれれば助かるのに。

 

「山の上から見下ろそうにも、活火山だから迂闊に山頂に近付けないし」

「お腹めっちゃ減るけど、私が魔法で方角だけでも調べながら行くしかないね」

「しかし、買っておいた食料が持つかどうか···」

「このまま迷ってても同じだろう。まだ、道標がある方がマシだと思うぞ」

「うん、轟君の言うとおりだね。お茶子さん、お願···」

 

 お茶子さんに魔法をお願いしようとしたら、頭上からバッサバッサという音が聞こえてきた。

 

「ドラゴンだ!!!」

「「えええーーー!!!!」」

「あ、馬が逃げた」

 

 ズズ~ンと、真っ赤なドラゴンが僕らの前に降りてきた。

 

『ガオオオオーーー』

「俺のシマに勝手に入ってきた奴は誰だぁあ!?身ぐるみ置いて出てけやゴラァ!!!」

「なんだかんだ、ノリノリじゃん」

「あれ?かっちゃん?それに八木さんも」

「あ!緑谷君!お茶子に飯田君に焦凍も!やっほ~」

『お、本当だ。よう、驚かせちまって悪いな』

「あ?んだよ、テメェらかよ」

 

 なんと、そのドラゴンに跨がっていたのは、盗賊っぽいかっちゃんとアマゾネスチックな八木さんだった。しかも、ドラゴンからは切島君の声が。

 噂をすればなんとやらって言うけど、まさか、こんな所で会えるなんて。

 

「ねぇかっちゃん!僕ら、町に行きたいんだけど、場所分かる?」

「知るかボケェ!!テメェらもぶっ倒して、俺の奴隷にしてやんよ!!」

『あ、俺今、爆豪に負けて奴隷だから』

「私は性奴隷で~す。Hな事は全く一切出来ないけど」

「えええ?か、かっちゃん?!?」

「···やるしかねぇみてぇだな」

「うむ、これもゲームの楽しみ方の一つだな」

「ちょっ?!ホンマにやるん??」

「う~ん、多分逃げられないかなぁ。かっちゃん、見逃してくれそうにないし」

「どうした?かかってこねぇならこっちから行くぞぉお!!」

「行くぞ!皆!!」

 

 こうして、かっちゃん達との戦いが始まった。まぁ、八木さんがお茶子さんとガールズトーク始めて戦線離脱し、切島君も変身が解けて観戦に回ったので、かっちゃんを僕ら三人で何とか倒したんだけどね。

 

「かっくん負けちゃった~。じゃあ、私達は緑谷君の奴隷だね。私はどうなっても良いから、かっくんの命だけは助けて!!何でもするから!!Hな事とかHな事とかHな事とか、命じられれば何でもするから!!」

「雪花ちゃん、大概にせぇよ?」

「あ、はい、悪ふざけが過ぎました。本当に申し訳ありません、お茶子様」

「ん、よろしい」

 

 こうして、かっちゃん達を仲間にした僕らは、無事に町に着いて、宿屋で梅雨ちゃんや耳郎さん達と出会い、色々あって魔王を討伐するのでした。ちゃんちゃん。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「あ、あの、焦凍さん、こ、これでよろしいでしょうか」

「···ああ」

「さ、流石に、リアルでこの格好は恥ずかしいですわね。しかし、本当に鎧の意味が全くありませんわ」

「···百、やっぱ無理だ」

 

 

「ジャジャ~ン!どう?再現出来てる?」

「···確か、その姿の時は、俺の性奴隷なんだったよな?」

「えっ!?いや、それは、ロールプレイで···」

「何でもするんだったよな?」

 

 

「お茶子さんの魔法使い姿、可愛かったね」

「うっ!デ、デク君も、格好良かったよ」

「···今度のハロウィン、あの格好してみる?」

「あ、ええかもね」

 

 

 テスターを終えたその夜、くっころ展開な姫騎士だったり、18禁な敗北シーンの女蛮族だったり、全年齢版恋愛シーンをするカップルが居たとか居ないとか。

 

 

 

「百」

「はい、雪花さん」

「ふ、二人とも、その手にあるんわ何?」

「お茶子」

「お茶子さん」

「ヒッ!!」

「この百特製のビキニアーマーで」

「たまには、緑谷さんに襲われて下さい!」

「無理やーーーー!!!!」

 

 

 

 




雄英白書、OVAとかで映像化しないっすかねぇ~。
後、書き終わって気付いた、これ、累計200話目だと言うことに。


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