八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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「男の面子」

 

 

 

 

「あ゛~~~つかれた~~~」

「キツイって宣言されてたけど、本当キツイな」

「でも、なんか強くなってるって実感出来るよ」

 

 林間合宿でプッシーキャッツの合宿場に来ている、俺達雄英高校ヒーロー科一年一同。かすり傷やら打撲やらで、普段の訓練以上にボロボロの皆だが、その顔は一様に充実感に溢れている。

 

「てぇへんだてぇへんだてぇへんだ!!!!」

「図形の底の辺がどうした?」

「んなボケ要らねぇんだよ!!!今、先生に呼ばれて先生達の部屋に行ったんだけどよ、出る時に聞いたんだよ!!!」

「何をだよ」

「···今、温泉にOBの人達が入ってる」

「「「········」」」

 

 全員に沈黙した。そして、全員が顔を見合わせて、

 

「「「なにぃぃぃぃいいいいい!!!!!」」」

「つ、つ、つ、つまり、OBの女性陣も?」

「ああ!!」

「ウラビティが!!」

「ルミナイネンが!!」

「「「クリエティが!!!!!!」」」

「そうだ!!!」

「「「······」」」ゴクリッ

 

 脳裏に浮かぶのは、同級生の女子とは比べ物にならない麗しき大人な女性が、一糸纏わず露天風呂に浸かっている情景。

 

「俺は···行く」

「なっ!行くって、まさか!!!」

「ああ、そのまさかだ」

「やるのか!?今ここで!!!」

「バレたら除籍処じゃ済まないぞ!!!」

「テメェらは拝みたくねぇのかよ!!ウラビティの麗らかモチモチボディを!!ルミナイネンのグラマラスボディを!!クリエティの!!夢と希望と浪漫が詰まったボインボインおっぱいを!!!!!」

「·········見たい」

「お、おい」

「強制はしねぇ。先生に通報すんなとも言わねぇ。今までで最も困難なミッションになるのも分かってる。それでも、俺は行くぜ」

「···お前」

「じゃあな。また何処かで会おうぜ」

 

 そうして、決意を背に部屋を去る友を、俺達は敬礼をもって見送るのであった。まぁアイツ、先生に呼ばれて風呂入れてねぇから、普通に風呂入りに行くだけで、覗きなんてする度胸は無いって皆分かってるから。

 

 

   数十分後

 

 

「······」チーン

 

 ソイツは真っ白に燃え尽きて帰ってきた。

 

「···大丈夫か?」

「·········」

「風呂場で何があったんだ!!」

「·········でかかった」

「何が?」

「·········アレが」

「アレじゃ分かんねぇよ!!」

「·········デクもダイナマイトもショートもでかかったんだよ!!!」

「だから何が!!!」

「チンコだよ!!!!」

「「「はっ?」」」

「·········俺が風呂行った時、丁度その三人が風呂に入ってたんだよ。俺の事情は分かってるから、長風呂しない程度にしっかり体を解しておけって言われただけで、三人で世間話したり、衝立の向こうにいる女性陣に声かけたりしてたよ。

 元々、覗きとかする勇気は無かったけど、流石に、あの三人を出し抜いて覗きを成功させるのは無理ゲーって、本能で理解したから、大人しく風呂に入ったんだ。まぁ、訓練中じゃ聞けない事とか、個人的なアドバイスとか貰えて、それはそれで良かったんだけどな。

 でさ、先輩方が先に上がられたんだよ。上がるにはさ、当然立ち上がるよな?俺は、湯船に浸かってる。するとさ、分かるよな?俺の目線の位置がどの高さにあったか。腰にタオルなんて巻いてねぇから丸見えよ。もう圧倒された。男として、負けたって本能が認めちまった。風呂で血流が良くなって、勃たないまでも、多少は大きくなってるとは思うが、それでもだった。あの麗しきお三方は、アレを日々突っ込まれてんのかと。え?本当に大丈夫なの?人体の神秘ってすげぇと思っちまったぜ」

「······実際、どん位の大きさだったんだ?」

「·········恵方巻とウインナーだ。米ナスとモヤシだ。戦艦大和の主砲と水鉄砲だ。へっ、比べるのも烏滸がましいぜ」

「···やべぇな」

「······ああ、やべぇな」

「BIGな男には、BIGな女が寄って来るって事さ」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「ねぇねぇ、どうだった?!」

「フワッフワだった。プルンてしてポヨンてしてた。お湯にプカプカ浮いてたし、垂れる事なくバインバインだった」

「「「キャーーー( 〃▽〃)」」」

「思わず、私拝んじゃった。これで、私も大きくなる筈!!」

「いや、アンタは元々大きい方でしょうが」

「そうだそうだーー!!」

「うっさい!!あの人達と比べたら中途半端な大きさだっての!!」

「いやぁ、あんだけのモノ見せられたら、エロいって言うより美しいって思うよね」

「分かる分かる。美術品見てるみたい」

「···あのさ、さっき男子の部屋通り掛かった時に、聞こえてきた話があるんだけどさ」

「どうせ、あの三人の裸が見たいとか言ってんでしょ?」

「ホント、男子って最低だよね~」

「いや、そっちじゃなくて、大きいらしいよ」

「···大きいって、何が?」

「話しぶりから、クリエティの胸とかルミナイネンのお尻とかの話じゃないよね?」

「···うん。あのね、大きいのは、ショートとデクとダイナマイトの下半身」

「·········下半身?······ハッ!!?!」

「············ま、まさか」

「そう、男性の股の間に生えてるアレ。大きくなってなくても、素で大長ナスだったって」

「「「············マジで?!?!」」」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「はっくしょん!!」

「どしたん?湯冷めして風邪でもひいたん?」

「ズズッ、ん~、誰かが噂でもしてるのかなぁ」

「···もしかして、今日指導しとった女の子達思い浮かべとる?」

「えっ!?!そ、そんな事ないよ?!!」

「ええ~、本当~?」

「···お茶子さんこそ、男子達にチヤホヤされてたよね」

「···出久君も、デレデレしとったやん」

「してないよ!!」

「しとった!!」

「···分かった。僕が、お茶子さんが男子と話してるのをどんな気持ちで見ていたか、教えてあげるよ」

「ちょっ!!きょ、今日は無しやってっ!!!!」

「さぁ?忘れちゃったね」

「こういうんは、雪花ちゃんの担当ーーー!!!!」

 

 

 

 

「なぁ、緑谷、爆豪。心なしか、生徒との距離が離れてるのは気のせいか?」

「知るか、ボケ」

「···なんとなく、デジャブを感じるね」

 

 

 

 




人気ランキングで、まさかお茶子が物間君に抜かれて、トップ10落ちするとは思わなかった。

雪花達は、外部講師として合宿に参加しております。だいたい、22歳位の時想定ですかね。


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