八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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ほら、原作もオールマイトが"完"一回握りつぶしてるし。




「性格改変 or 憑依無しに、峰田にお相手のいる作品てある?」

 

 

 

 

 *日本語表記ですが、登場人物の殆どは英語で会話しております。

 

 

 

 

「ヘイ、グレープジュース!!今日も助かったぜ」

「お前のもぎもぎ投げ、いつも最高だぜ!!」

「また頼むな!!グレープジュース」

「おう、また現場で会ったらよろしくな」

 

 もぎたてヒーロー"グレープジュース"峰田実。

 ヒーローの本場アメリカで活躍する、日本出身のヒーロー。所属は、スター&ストライプのヒーロー事務所。

 そのキュートな見た目と、スマートなヴィラン捕獲で、老若男女問わず高い支持を得ている。特に、子供人気は全ヒーローの中でも上位に位置している。

 これは、そんな彼の歴史の一幕である。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「ミーノールー!!♥️」

「だーー!ポニー!!だから、帰還直後に抱きついてくんなって言ってんだろうが!!」

 

 米軍基地敷地内にある、スター&ストライプのヒーロー事務所(支部)に、同僚達と戻ってきた峰田。そんな彼を、熱烈な抱擁で出迎えるのは、同じスター&ストライプ事務所に所属する、雄英高校を同期で卒業した角取ポニーである。

 すっかり成熟した大人の女性となったポニーと、殆ど誤差程度の成長しかしていない峰田では、子供の無事な帰りを待っていたお母さんにしか見えない光景である。

 

「オウオウ、今日もマミーの所に帰れて良かったな」

「ミノルは軍属じゃないからな、代わりの絵は用意してねぇぞ」

「お母さん、お子さんは今日も大活躍でしたよ」

「おめぇらも一々からかってくんじゃねぇ!!」

「私はミノルのマミーじゃなくて、ワイフです!!」

「おっと、未成年との結婚は法律違反だぜ」

「ポリスメンに通報しなきゃな」

「オイラは成人だーー!!つかまだ結婚してねぇーー!!」

 

 こうやって、仲間達からからかわれるのも、いつもの光景である。まぁ、このお陰で、余所者である峰田が割りと早くに馴染む事が出来たみたいだ。

 

 

 

「キャップ、今回の報告書だぜ。たく、アメリカのクリスマスイヴは、家族と大人しく過ごせっての」

 

 バサッと、所長室のデスクに数枚の紙が置かれる。優雅にコーヒータイムをしていたシャロン·ロジャー、二代目キャップ"キャプテン·アメリカ"は、ササッと目を通す。

 

「お疲れ、グレープジュース。うん、相変わらず君の報告書は、下手な誇張がなくて見易い。ありがたいわ」

「よせやい。所詮、オイラがやってんのは足止めだ。ぶっ倒してるとかじゃねぇから、誇張のしようがねぇってだけだよ。ま、誇りにゃ思ってるがな」

「ふ、君のその足止めのお陰で、建物等の修理や弁償に掛かる費用が桁二つは減る。此方としては大助かりよ」

「へっ!ならその分はボーナスに上乗せしてほしいもんだぜ」

「おっと、それとこれとは話が別よ」

「ちぇっ、残念」

 

 ちょっと大袈裟に口を尖らせながら、勝手にコーヒーメーカーからコーヒーをカップに注ぎ、応接用のソファに座って飲み始める峰田。

 

「···ねぇ、グレープジュース。貴方は最近どう思う?」

「何だよ、藪から棒に。···聞きたい事が間違ってなきゃ、質は落ちてるって返すぜ」

「やっぱり、そう思う?」

「ああ、出身校がMHAやDCA以外の奴らは特にだ」

「具体的には?」

「目立とうとして、逆に被害を大きくしちまってる。派手ってのは、確かに分かりやすいけどよぉ、ヒーロー活動はショーじゃねぇって事を忘れてやがる」

「···そう」

「まぁ、それすら思い出せない程、皆余裕がねぇって事なんだろうけどよ」

「···はぁ~、昔に比べてヴィランも小粒になって、多少は平和になったと思っていたけど、こんな問題が出てくるなんて」

「歴史のある大規模なヴィラン組織は、粗方狩り尽くしちまったからな。いや、自滅したって言った方が適当か」

「なんで日本に手を出しちゃったのかなぁ」

「どこもかしこも、昔程でかい顔出来なくなっちまってたし、丁度跡目争いの時期と被ったのも原因だ。もし、日本でヴィラン的成果を何かしら上げられれば、これ以上無い程の箔になるからなぁ。まぁ、時期と相手が悪すぎたわな。緑谷とか爆豪とか轟とか、嫁さん達が心置きなく出産·育休取れる様に頑張りまくってた時期だかんな。ん、コーヒーごっそうさん」

「グレープジュース、今度若い子達に活を入れる計画立てるから、その時は協力よろしく」

「おう、そん時は恩師仕込みの愛ある指導をしてやるよ」

 

 

 

 

「今日もお仕事お疲れ様、ミノル」

「大して疲れてねぇよ、逆に体が鈍る位だぜ」

 

 勤務時間が終わり、峰田の運転する車の助手席にポニーを乗せて帰宅している二人。因みに、峰田の運転する車は、飯田明作の特注品で、外から見たら普通の車だが、中は全集天モニターとなっており、ハンドルやレバーも、子供サイズな峰田でも安全に運転出来る様になっている。

 

「流石、私のダーリン。私は、最近出動がなくて鈍ってしまいそう。やっぱり、訓練と現場じゃ、得られる経験が違うから」

「···だな」

「···ダーリンの部分、否定しないの珍しいね、ミノル」

「そ、そうか?」

「···何か隠してますか?」

「べ、別に隠してねぇよ」

「······でもミノル、この道いつもは通ってないですよね?どこに行く気ですか?」

「···なぁ、ポニー。お前いつまでヒーローやるつもりだ?」

「······何ですか、脈絡もなく。話題反らしにしても笑えませんよ、その質問は」

「いいから、答えろよ」

「勿論、もうヒーローとして活動出来ないと思うまで、私はヒーローであり続けます!!」

「周囲に、お前なんて要らねぇって言われてもか?」

「何当然な事を言っているんですか?」

「······そっか」

 

 そうして無言になった峰田。ポニーも、話し掛ける事はせず、黙って車の進む先を見つめている。そして、車が止まった。

 

「教会?ここに何の用ですか?」

「別に、用はねぇよ。ただ、ここが丁度良いって思っただけさ」

「丁度良い?」

「そこ、開けてみろよ」

 

 頭にいくつもの?を浮かべながら、言われた通りダッシュボードを開けるポニー。そこには、掌サイズの小箱が入っていた。ドキッとして、バッと峰田の方を見るも、峰田は何食わぬ顔で外を見ている。

 恐る恐る、その小箱を手に取り、ゆっくりと蓋を開ける。中身は指輪。

 

「正直、今でも何でお前が、こんなオイラを好きなのか本当に謎でよ。訳わかんねぇって逃げ回ってたけどよ。進むにしろ退くにしろ、どっかで区切りつけねぇと。だからよ、

 ポニー、こんなオイラと、結婚、してくれるか?」

 

 

 

 ポニーの返事が何だったのかは、彼女の左手薬指に嵌まったダイヤの指輪で、まぁ察して下さい。

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「たのむよ実~~!!!俺に若くて可愛くて綺麗でスタイル抜群な女の子紹介してくれよ~~~!!!!」

「···だから言ってんだろうが、硬成。オイラの回りにゃ、筋肉モリモリなアメリカンマッチョネイビーしか居ねぇって。流石に、キャプテン·アメリカ紹介されても困るだろ?」

「くそーーー、俺にも春をくれーーーー!!!!」

「この前、婚活で一人だけマッチングしなかったんだっけ?」

「らしいよ。もうボカーンと大爆死」

「あいや~、モテない見た目と性格じゃないのに不思議アル」

「変に緊張してるのもあるけど、がっつき方がキモいんだとよ」

「誰情報だよ、それ」

「彼女。数合わせで参加させられた合コンで、一回会った事あるんだってさ」

「ぷりーずみーこいびとーーーー!!!!」

 

 

 補足情報

*円場硬成 独身彼女なし 何がとは言わないが17連敗中

*正田二連撃 既婚 息子一人

*吹出漫画 彼女あり 婚約中

*鱗飛竜 お見合い中 結婚秒読み

*回原旋 既婚 娘一人

*泡瀬洋雪 彼女あり あのサポート科後輩女子

 

 

 

 




この峰田君は、分類的には性格改変峰田になるんかな。
ここまで来たら、きっかりさせてやろうかと。ちょっと心残りだったんで。
円場君に関しては、うん、もう相手居ない方が美味しいかと。多分、三十代後半までには結婚出来ると思う。(オレシーラネ

では、本当にこれが最後です。
評価と感想をよろしくお願いします。
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