八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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「ときめきヒーローアカデミア」

 

 

 

「マジ!?クリエティ攻略出来たのか!!」

「おうよ、ガチのギリ勝ちでショート倒せたぜ」

「すげえ!!じゃあ、クリエティのお風呂スチルも!!」

「バッチリ!!」

 

 『ときめきヒーローアカデミア』、通称"ときアカ"。

 とある高校を舞台に、入学から卒業までの三年間を、勉学·部活·遊び、そして恋愛をしながら過ごし、卒業式の日に意中の相手と結ばれる事を目指す恋愛SLGである。

 このゲームの売りは、AI技術を活用し、現実に存在する女性ヒーローが、高校生時代の年齢で再現されて、攻略対象として登場する事。

 と言っても、全員ではなく、ある程度知名度と人気のある女性ヒーローに限られるが、リカバリーガールやアイスメイカーに始まり、ミルコやリューキュウ、ルミナイネンやクリエティ等など、錚々たる面子が揃っている。隠しキャラで、スターアンドストライプを含めた海外女性ヒーローも何人か居たりも。

 大恋愛世代と騒がれる昨今のヒーローブームに乗っかった本作品は、発売から一週間で、全世界販売数一千万本を突破するというメガヒットを記録し、今尚増加していっている。

 因みに、唯一ウラビティだけは、プレイヤーの友人キャラとして出てくるデクの恋人として必ず登場する為、攻略不可というバグも存在するが、誰も抗議しなかったらしい。

 

「攻略しなきゃ、アルバム機能解放されないのだけは、ちょっと難点だよなぁ」

「ラストのライバル戦、しっかり育成してないと普通に負けて女の子盗られるし」

「選択肢も、毎回AIが自動生成で文言変えるから、攻略サイトである程度の傾向は掴めても、しっかり考えないと、上げきれずに好感度足りなかったなんて事も」

「途中で明らかに失敗しても、卒業するまでプレイしないと新しいデータ作れないし」

「かといって、難易度下げるのもアレなんだよなぁ」

「そうそう。後、これのお陰か、最近彼女を怒らせる事減ったんだよなぁ。女の子の機微が、分かってきたっていうか」

「リア充は黙ってろ。で、クリエティはどんなだったんだよ、早く見せろよ。俺のネジレチャンスチル見せてやるから」

「焦んな焦んな、今見せっから」

 

 青少年達にとって一番の人気コンテンツは、二年生時の夏休み中の合宿で起こる、お風呂覗きイベント。ゲーム攻略としては、そのイベントを起こせば、全攻略対象の好感度が最底辺にまで落ち、それから一切好感度を上げられず、友人キャラからも軽蔑されながら学校生活を過ごすという、ゲロマズなイベントではあるが、局部は謎の湯気で隠された、R18は越えない程度の、まぁまぁエッチなスチルが拝めるとして、健全な青少年達を沸き上がらせている。(そのスチルは、ネットへの掲載は禁止されており、自力で見るかリア友から見せて貰うしか方法は無い。もしネットに上げれば···)

 

「うおっ!!でっかっ!!!!」

「流石、現役ヒーロー最胸」

「北半球、南半球、いい」

「羨ましいぜ。今ん所の最難関攻略キャラなだけはあるわ、クリエティ」

「全ステータスを最高峰まで高めて、一年中間から全テストで全教科満点を取り、しっかり好感度を稼いだ上で、その最高峰のステータスでも一手誤れば敗北必須な、ショートとかいう途中でも邪魔してくる怪物を倒さなきゃならないんだもんなぁ」

「いや、それ言ったらアイスメイカーやルミナイネンも大概だろ」

「いや、アイスメイカーのライバルであるオールマイトは、規定ターンまで耐えればって救済あるし、ダイナマイトは冷やすっていう弱点が用意されてる分、まだ救いはあるよ」

「デクの助言も、ショート以外はちゃんと明確なアドバイスだしね。ショートに関しては、要約すれば"兎に角頑張れ"だ」

「ホントに、頑張るしかねぇんだ。糞、何度氷漬けにされて火達磨にされたか」

「やめろやめろ、思い出させんな」

「じゃあ空気変えて、俺のお気に入りスチル見せてやるぜ。炬燵でほっこり褞袍フロッピーだ!!」

「おっ!ならこっちは、夕暮れ教室ギター弾きイヤホンジャック!!」

「クックック、僕のうっすら透明解除赤面インビジブルガールに敵うかな?」

「なんの!!ブレイクダンス臍チラピンキー!!!」

「いやいや、朝日のライダースーツバトルフィストのエモさを見よ!!!」

「トマト収穫満面の笑み(当社比)ルールこそ至高」

「花魁系玉藻前コスプレエミリーも捨てがたい」

「コスプレなら、ふしぎの国のアリスなSHEMAGE!!」

「ミサで祈るVainの神々しさたるや」

「壁ドンで赤面する、見た目の割にうぶなリザーディも、ギャップがあってたまらん」

「ロケッティ、アニメグッズに目を輝かせる所なんてベリーキュート」

「甘い、甘いは貴様ら。縁日射的ルミナイネン、前からと後ろからVersionを見よ!!台に突っ伏して、ムニュッと潰れる胸と覗く谷間。乗り出して、プリッと突き出したお尻のライン。これをおかずに三発はいけるぜ!!!」

「···お前ら、いつまで騒いでいるつもりだ」

「「「げえっ!!!体育兼生活指導担当のゴリ先(58歳独身彼女無し)!!!」」」

「ふん、青臭い。ビキニでビーチのシートに寝てオイル塗り待ちなミルコ。スク水でプールサイドに座って此方に微笑むリューキュウ。髪の熱で溶けて胸元に垂れたアイスを掬い舐めるバーニン。ラッキースケベ押し倒しで照れるピクシーボブ。膝枕で南半球の先に見える慈母な顔のマンダレイ。デートでじゃれついてくる縦セーターラグドール。躓き抱き止められてドキッと乙女な顔で見上げてくるミッドナイト。宇宙服を脱ぐ汗だくタンクトップな13号。お姫様抱っこされて恥ずかしげに首に腕を回すレディナガン。サンタコスを着て冗談で私がプレゼントと言ったら本当に迫られてドキマギしながらも女の顔になるアイスメイカー。看病に来てくれて谷間を覗かせながら額で熱を計ってくるリカバリーガール。真の漢なら、もっと大人の魅力を学ぶことだ」

「「「いや、普通にエロ目的だろ」」」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「ああもう!!どう考えてもこっちの方がキュンッてするのに~~~」

「まだやっとるんか」

「かっくん~~、私が攻略出来ない~~~」

「たく、貸してみろ」

「もし攻略出来たら、なんでもしてあげる。絶対無理だろうけどさ」

「···その台詞、覚えたかんな」

 

 

  一時間後

 

 

『私、君の事が好きです』

「ほれ、簡単じゃねぇか」

「ええーーー!!!なんでなんでなんでなんで~~???」

「俺が、テメェを落とせねぇ訳ねぇだろうが。んで、なんでもしてくれるんだったよな?雪花」

「あ、えっと、あの、エッチな事以外で···」

「"なんでも"だよな?」

「にゃああああああ♥️♥️♥️♥️♥️」

 

 

 




5はもう無理なんだろうなぁ。
因みに、レイ·琴子·芹華·カイが各シリーズ一番の推しキャラでした。
後、ヒロアカを題材にするなら、男性向けよりも女性向けの方が売れそう。

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