第一話「今日も愉快な轟家」
私の名前は八木雪花(ヤギセッカ)、
15歳の中学三年生。個性は「雪童子」。雪を生み出したり、雪を自在に操作したり出来る個性。夢は、トップヒーローになる事。
母さんの名前は、八木冬花(ヤギフユカ)。
プロヒーローで雄英高校教師。ヒーロー名は「アイスメイカー」、ヒーローランキング四位まで登り詰めた事もある実力者。
父さんの名前は、八木俊典。
色んな事情で、私との関係を世間に明かす事の出来ない、とても多忙な現役最強プロヒーロー。毎年、誕生日とクリスマスには、メッセージカード付きのプレゼントが届く。
「雪花、母さんが晩飯出来たって」
「分かった、すぐ行く」
コイツは轟焦凍。
同い年の従兄弟。真ん中で紅白にきっちり分かれた髪色が特徴の天然イケメン野郎である。顔の左半分に広範囲の火傷跡があろうとも、霞む事の無い位イケメンである。そして、生涯のライバルとなるだろう相手だ。
「今日は良い鶏肉が手に入ったの。一杯あるからしっかり食べて、明日の試験頑張ってね、雪花さん」
「はい、冷さん。いただきます」
「いただきます」
轟冷さん。
焦凍のお母さんで、母さんのお姉さん。多忙で家を空けがちな両親の代わりに、幼い頃から面倒を見てくれた二人目のお母さん。
「ただいまー、お腹減った~~」
「冬姉、おかえりなさい」
「用意してあるから、先に着替えてきなさい」
「はーい」
轟冬美さん。
焦凍のお姉さんで轟家の長女、小学校の先生をやってる。よく、お古の服とか貰ったりするんだけど、どことは言わないがとある部分の布が余る。私はまだまだ成長途中だからね。
「今帰った」
「おっ邪魔しま~っす」
「おかえりなさい、あなた。鷹見さんも、ゆっくりしていって」
「お父さん、おかえり。あ、ホークスさんこんばんわ」
轟家の家長、No.2ヒーロー「エンデヴァー」こと轟炎司おじさん。
炎熱系最強にして、敵っぽいヒーローランキング不動のNo.1。母さんに仲人をして貰ったり、それ方面で色々相談されたり、子育てで暴走したり迷走したり、プライベートでは天然気味な残念お父さんと化す偉大なヒーローです。最近、加齢臭を気にしているらしい。
No.3ヒーロー「ホークス」こと鷹見啓吾さん。
18歳でトップ10入りした、人呼んで速すぎる男。炎司さんの事をオールマイトよりも尊敬しているらしく、ちょくちょく遊びに来たりご飯食べに来たりする。冬姉がいる時は、冷さんが呼んでくる様にと炎司さんに頼むらしい。母さん曰く、内堀は山になってて、後は本丸と真田丸らしい。
「母さん、夏兄から電話」
「あら、何かあったのかしら」
轟夏雄さん。
焦凍のお兄さんで轟家の次男。高校卒業を期に、家を出て一人暮らしを始めた大学生。彼女が出来たらしく、ちょくちょく相談される。
「お邪魔しまーす!!ご馳走になりに来ました!!」
「夜中に大声出すなバーニン、近所迷惑だろうが。つか、テメェの荷物位テメェで持て」
「ああゴメンゴメン!私の分も持てない程、荼毘君はお疲れだった事に気付かなかったよ!あっはっはっはっ」
「次大声出しやがったら、荷物ごと灰にするぞ」
蒼炎ヒーロー「荼毘」こと、轟燈矢さん。
焦凍の兄で轟家の長男。エンデヴァー事務所でサイドキックをしている人気の若手ヒーロー。昔は、自身の炎で自身を焼いてしまう欠点があったらしいけど、母さんとの特訓で一応克服したらしい。耐性の低さは変わらないからか知らないけど、熱いのは苦手なんだそうな。
エンデヴァー事務所「炎のサイドキッカーズ」の紅一点「バーニン」こと上路萌さん。
燈矢さんとは高校時代からの付き合いで、共にエンデヴァー事務所でヒーロー活動を行っている姉御系ヒーロー。冬姉曰く、燈矢さんと萌さんはケンカップルなんだそうな。こちらは、内堀と外堀纏めて富士山らしく、後は当人達次第と、母親's(轟家上路家)は温かくちょっかいかけているとの事。
冬姉的にも、萌さんが義姉になってくれるならと、精力的に動いているらしい。時々、燈矢さんから止めさせろと愚痴を言われると焦凍が言ってた。
「ごちそうさま、明日早いから先にお風呂入って休むね」
「雄英の一般入試って明日だっけ。合格祝いに何かリクエストある?」
「気が早いぞ、ホークス。油断しなければ大丈夫だろうが、何が起こるか分からん。最後まで気を引き締めてかかれ、雪花」
「はーい、おじさん。あ、ホークスさん、前に冬姉が自慢してた甘天堂のプレミアムシュークリーム、私も食べてみたいんですよね~」
「ちょっ!雪花ちゃん!!」
「あははは···あーわかったばい、用意しとくけん頑張ってきんしゃい」
「やった、じゃお先~」
「···親父、俺今無性に鷹の丸焼きが食べたくなったんだけど」
「燈矢兄、俺もだ」
「フム、そういえば俺もそんな気がしてきたな」
「エンデヴァーさん!?」
「あらあら、じゃあこっちはこっちで根掘り葉掘り聞こうかしらねぇ」
「お母さん!?」
「あっはっはっはっ!お手伝いしますよ、冷さん!」
「萌義姉さんまで!?」
朝起きたら、自慢の羽が半分位まで減ったホークスさんと精魂尽き果てた冬姉の姿がそこにあった。
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