八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録   作:あならなあ

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閑話「はっぴーうぇでぃんぐ」

 

 

 

 

「やほ~、燈矢さん。スピーチの言葉、ちゃんと暗記した?」

「トムラ達と一緒の事言ってんじゃねぇよ」

 

 今日は、遂に燈矢さんと萌さんの結婚式。

 萌さんの方は、まだ着付け中なので、先に燈矢さんの所に顔出ししに来たのであります。

 

「にしし、お父さん達に一杯包んどく様言っといたから、私の時にはよろしく」

「たく、素直に祝福出来ねぇのか、お前は」

「奥さんの教育の賜物ですかな?ふふ、結婚おめでとうございます、燈矢さん」

「···はぁ、ありがとよ。今日は頼むな」

「まさか、この歳でベールガールを任されるとは。まぁ、百と立派に勤めあげて見せますよ」

「···不安しかねぇんだが」

「あっはっはっはっ!日頃の行いですかなぁ?」

「自分で言うな、自分で」

「それでは、式本番でまた会いましょう、さらば!!」

 

 

 

「···」

「···」

「二人して、何をしかめっ面してるんですか」

「···しかめっ面などしておらん」

「結婚式何て初めてだからさ、緊張しちゃって」

「何故貴様が緊張する、元No.1」

「そうね、スピーチするのは私ですし、貴方はただ座っているだけよ?」

「それはそうだけど···って、いい加減、その元No.1はやめてくれって言ってるだろ、義兄さん」

「フンッ」

「全く、私は姉さんの所に行ってきますから、くれぐれも喧嘩とかしないように、いいですね」

「···ああ」「···はい」

 

 

 

「萌お義姉様、とても素敵ですわ!!」

「うんうん、お兄ちゃんには勿体無い位。あ、でもそれじゃあ、義姉さんの妹になれない!うう、ジレンマ」

「何馬鹿な事言ってるの、冬美。お腹は大丈夫?苦しくないかしら?」

「はい、大丈夫です、冷さ···お義母さん」

「ふふ、ゆっくり慣れていってね、萌」

「···はい」

 

 

「兄貴がとうとう結婚か~」

「ああ、やっとだな」

「上路さん···ああ、もう義姉さんて呼ばないとか。結婚をOKしてくれないって愚痴、もう聞かなくてすむ」

「···燈矢兄、そんな事言ってたのか」

「時々な、燈矢兄の愚痴は精神に来るんだ、これが」

「···そうなのか」

「だから焦凍も、八百万さんと何かあったら、幾らでも兄ちゃんが愚痴聞いてやるからな」

「ああ、その時は頼む、夏兄」

「おう、任せとけ」

 

 

 リーンゴーンリーンゴーン

「それでは、誓いのキスを」

「萌、愛してる」

「私もだよ、燈矢」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「君達が、雄英で出会い、成長し、立派にヒーローとして活躍している。そして今日、こうしてめでたく結ばれたのを、雄英高校の代表として、とても誇らしく思うのさ。燈矢君、萌君、末長くPLUS URTRAなのさ」

 

「荼毘···燈矢。アンタとの出会いは、一年の職場体験だったな。五つしか違わねぇのに、すげぇ偉そうだったのを覚えてる。事務所立ち上げた時、マグネやミスター達を紹介してくれたり、色々世話になった。まぁ、アンタが子供相手に苦戦してる間は、俺らがアンタの分までヒーローやっとくから安心しろよ、先輩」

 

「私達で、トップ3を独占しようって約束したのに、子供作って途中離脱は酷いわね。仕方ないから、貴女が戻って来るまで、そこの自分勝手兎「何だと、この羽トカゲ!!」黙ってなさい、ルミ。はぁ、二人で頑張っておくから、安心しなさい。後、萌泣かしたら、リューキュウとミルコの名において、全力で踏み潰してあげるから、覚えておいてね、荼毘」

 

「燈矢君、萌さん、結婚おめでとうございます。

 燈矢君、君が私の所に、泣きながら"お父さんみたいなヒーローになりたい"と来た時の事を、今でも覚えています。そんな君が、こうして立派に成長してくれて、師匠としても元担任としても、鼻が高いです。

 萌さん、貴方は入学試験の時から、燈矢君に張り合ってましたね。貴女の存在が、エンデヴァーの息子として、嫌な意味で特別視されていた燈矢君にとって、どれだけ救いになった事か。二人が、交際を始めたと報告してくれた時、本当に嬉しかったんですよ。ああでも、夏合宿の夜は、頭を抱えましたけど。

 二人とも、貴方達がヒーローである以上、どんな困難や不幸が襲ってくるか分かりません。後悔の無いよう、精一杯幸せになってくださいね」

 

「燈矢、俺はかつて、お前にヒーローを目指すなと、酷い事を言ってしまった。お前に宿った個性では、いずれ自分の身を燃やし尽くしてしまうと思ったからだ。スマナイ、俺の目は節穴だった。お前は、それを決死の努力で乗り越えた。燈矢、お前は俺達の自慢の息子だ。

 バーニン、いや、萌君。俺達の自慢の息子を、よろしく頼む」

 

 

「親父、母さん、ガキの頃からすげぇ迷惑掛けてきたけど、俺を産んで、育ててくれて、ありがとう」

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

「結婚式は、無事すんだ?冬美さん」

『うん、すっごい良かったよ。啓吾さんも、来れたら良かったのに』

「流石に、トップ10がそう何人も行ってちゃ、日本がすっからかんばい」

「そっか、お勤めお疲れ様です」

『その言葉だけで、疲れが吹き飛ぶよ』

「···それでね、私、受け取っちゃった」

「何をっすか?」

「···義姉さんのブーケ」

 

 

「おいクソガキ!!第五位の酒が飲めねぇってか?!ああ!!?」

「離せ!この酔っぱらい兎!!」

「あらあら、うちの所長も美人にゃ形無しだねぇ」

「連れが御免なさいね。ああなったら、酔い潰れるまでどうしようもなくて」

「いえいえ、お陰で、貴女の様な麗しきLadyと同席できているので。惜しむらくは、この後、二人きりでとお誘い出来ない事でしょうか」

「あら、お上手」

「おい、ミスター!見てないで助けろ!!」

「もし俺が飲まされたら、誰が帰りの車運転するの?所長。これも社会勉強、頑張れ若者」

「おら!男らしくグイッと!!」

「うぶぶぶ!!」

 

 

「お二人とも、素敵でしたわね」

「···百は、どんな結婚式がしたいんだ?」

「···焦凍さんとなら、どんな式でも」

「·········悪い、行き先をここに変更してくれ」

「え?このまま、焦凍さんの屋敷に向かうのでは?」

「···燈矢兄みたいにすれば、お前と結婚出来るんだろ」

「?」

「アホか、焦凍。何百を妊娠させようとしとるんじゃ、切り落とすぞ」

「ちっ、居たのか雪花」

「ちっ、じゃねぇわ!!居るわ、馬鹿!!!最初っから助手席座っとるわ!!!紅白アンポンタン!!!」

 

 

 




え~、バーニンの友達枠に悩み、同年代の名前有り女性ヒーローから、ミルコとリューキュウをピックアップ。二次会でトムラと飲んでるが、フラグとなるかはまだ未定。

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