水鏡律季と爆乳魔女 ~ハングリー・フォー・バスト~ 作:黄緑信号
大変お待たせしました。
「はっ……はぁぁぁっ!? 何言ってんのけーちゃん!?」
「お前ら二人がキスするのは認められない。律季は、代わりにおれとキスするべきだ」
「何回言われても分からないわよ! そんな事、律季くんも承諾するわけ――」
「……あ、いや……その……っ」(ドキドキ)
「頭どうかしてんのかぁ!?」
秋月先輩の突然の申し出。
なぜ急にそんな事を言い出したのかは分からない――が、もじもじしながらも真剣な瞳をして俺にキスを迫って来る先輩は、ぞっとするほど魅力的だった。
こんな状況にもかかわらず、そして相手が男であるにもかかわらずお構いなしに興奮する俺に、炎夏さんは唖然としている。
「これは、おれを助けてくれたお礼として律季にキスをするって話だろ?
なら何も、それをするのが
「人聞き悪い事言わないでください」
「実際そうじゃねえかよ。顔がよければ中身が男でもいいってことだろ?」
「違うんです! 何を言ってるんですか! TSっ娘は別腹なんですよ!」
「――で、でも律季くんはともかく、けーちゃんは友達の男の子とちゅうするなんてイヤでしょ? 別にかばってもらわなくてもいいわよ。私別にイヤじゃないもん。律季くんとちゅうするの」
「ダメだ。お前と律季をキスさせるわけにはいかない」
「だからなんで!?」
「
――あー、なるほどな。その一言でなんとなく納得がいった……。
炎夏さんはなんでもダメダメ言う割に、強く出られるとなあなあで許しちゃうチョロい人だ。現に俺が参加を禁じられていたユウマさんとの戦いに駆け付けたり、おっぱいを揉んだりしても、結局なりゆきで許してしまったし。
そんな彼女がキスという一線を越えたら、この先多分なにも断れなくなるに違いない――秋月先輩はそう考えているわけだ。さすが親友だけあって、炎夏さんの性格をよくわかっていらっしゃる。
「おれだってお前らの関係に口出しする気はないよ。どんな交際しようがお前らの自由だ。でも今そこまでやっちまうと――あとあと『間違い』を起こしかねないっておれは思う」
「ま、間違いってなによ……?」
「あー……つまり、あれだ。たとえば、その――に、妊娠、とか……」
「なるかぁぁぁぁぁ――!?」
「だって現にそうなりかねない空気感なんだから仕方ねぇだろ!
「……む、むぅ~~~~……。言い返せない……」
「まあそうかもしれませんね。俺も今日は行ける所まで行くつもりですし」
「!? に、妊娠まで……!?」
「いや、それはさすがにないですよ。少なくとも責任取れる年齢になるまでは我慢しようと思ってます」
「遅かれ早かれそうする気じゃない! ――えっ、うそ、本気で……? 本気で言ってる? 私に子供産ませる事まで考えてるの……?」
「はい」
「ちょっ……!?」
「……うわ。本気の目じゃぞ、これは」
「ほらー! だからおれはこう言ってんだよ! こいつ怖いって!!」
俺の宣言に、炎夏さんはお腹を両手で抑えて生唾を飲み込む。秋月先輩は真顔で言い切る俺を見て、頭を掻きむしりながら叫んだ。
ドン引きされても仕方がない。事実そう考えているのだから、嘘はつけない。
「なぁ律季、お願いだ。キスしたいならおれにいくらでもしていい。だから、いま
「……ふむ。つまりは、おぬしが炎夏の身代わりになろうということか?」
「そういうことです。我慢できないならおれに性欲をぶつけていい。
別に交際するなとは言ってないぞ? でも客観的に考えて、ちょっと関係が急すぎるんじゃないかって話だ。お互いまだ高校生なんだぞ? もうちょっと冷静になったほうが良いって」
――つまり俺たちの関係を健全に保って炎夏さんの安全を守るために、秋月先輩が親友として身を捧げて、俺の性欲を受け止めようということか。
良識的な発言とは裏腹に、発想はレイン先生と同レベル……というか完全に同じだ。しかもなにかしら裏がありそうな先生と違って、先輩はこれを素で言っているのだ。あなたのどこが冷静なんだと言いたくなる。
「――うーん……それはそうかもしれないけどなぁ……。ところで、律季くんは女の子とちゅうしたことあるの?」
「いやないですけど。あれだけモテる炎夏さんでもないのに、俺があるわけないじゃないですか」
「――っ!」
「?」
というか俺の中学時代はあまり女っ気がなかったので、キスどころか炎夏さんが初恋と言っていいぐらいだ。俺にキスの経験がないと知った炎夏さんはなぜか目の色を変え、真剣な面持ちで詰め寄って来る。
「じゃあ……ダメ。けーちゃんとちゅうしたらイヤ。するなら私として」
「……? な、なんでですか? いやまあ俺もそのつもりですけど、秋月先輩とするのがイヤってどういう……?」
「ほう? おぬし――もしや嫉妬しているのか?」
「……ええっ!?」
「そ、そんなわけないでしょっ!?」
「いや嫉妬じゃろ。それ以外のなんじゃ」
俺がキスしたことないと知った瞬間炎夏さんの目の色が変わった。ジト目でこちらをねめつけながら、手を俺の頬に添えて詰め寄って来る。
つーか、さっきから頑なにキスのこと『ちゅう』って言うのはなんなの? 超かわいいけども。
「と、とにかくっ! 律季くんとちゅうするのは私だから、けーちゃんがしたらダメなの!
――というかそもそも、けーちゃんは本当にいいの!? 初めての相手が同性になっちゃうのよ!?」
「野郎のファーストキスに価値なんかねぇよ。お前守る方が億倍大切に決まってる」
「……螢視おぬし、まともに話したのは初めてじゃが、わりと律季に思考が似ておるの。炎夏を持ち上げて自分を卑下するところとか、特に」
「えっ……!?」(がびーん)
「そこでショック受けないでくれません!? けっこう傷つくから!!」
「えーい! もういいから、さっさと決めなさいよー!!」
――ガバーッ!
ムラムラを爆発させた炎夏さんが俺を乱暴に押し倒した。俺の両足に、炎夏さんと秋月先輩がそれぞれ馬乗りになって、選択を迫るように目を合わせて来る。
「律季……お前が
その埋め合わせと言ってはなんだが――もしお前がおれを選んでくれるなら、後でもっといいことしてやるぞ?」
「い、いいことって……?」
「――おれの体を、いつでも触らせてやる。胸揉んでもキスしても、それ以外のこともなんでもしていい……♡」
「なっ……なんでもっ!?」
「ああ、なんでもだ……それにおれ男だから、なにしても後々責任とかとらなくていいぞ♡ いくらでもただでセクハラできて、他の女と付き合っても文句言わない、都合のいい女になってやる♡ ついでにお前のしてほしいコスプレ、なんでもしてやるぞ♡ 猫耳でもメイド服でも……あと、おれアニメいっぱい見てるから、キャラのなりきりとかもできると思う♡
――なあ、どうだ? 悪い話じゃないだろ? おれにしておけって♡」
秋月先輩もだいぶやけだな。
しかし、表情の乏しいダウナー系美少女が、必死になって自分の魅力をアピールしてくるのはすごい破壊力だ。
「! だ、だめぇっ! 律季くんは私のことが好きなんだもん……っ! だから律季くんの最初のちゅうは、私がもらうって決まってるのっ♡
お願い律季くん♡ 私にして♡ けーちゃんにしたらダメ♡ コスプレぐらい私もしてあげるからぁ……♡ 毎日いっぱい気持ちよくしてあげるからぁ……♡」
「おれにしてくれ♡ 頼む♡
「早くちゅうして♡ 私とちゅうっ♡ 好きな女の子と唇くっつけちゃおうよ♡ ほらほら♡」
「早くキスしろよっ♡ おれとキスするの興奮するんだろ……♡ 今ならコスプレもおまけでついてくるぞ♡ ほら来いっ……♡」
「――くくくっ♡ 親友同士でおぬしのファーストキスを奪い合って、お互い本気の媚びアピール合戦とは……こんなシチュエーションがこの世にあってよいのかのう♡
明日死ぬんじゃないか~ってぐらい、おぬしに都合がよすぎるではないか……♡」
目にハートを浮かべた美少女二人が、俺の胴体に抱き着いて、間近でキス顔を見せつけておねだりしてくる。頭をくらくらさせる俺の姿を、横からレイン先生も覗き込んできていた。
「ちゅうっ♡ ちゅうして~♡」
「キスっ♡ キスしろっ♡」
「っ~~~~~~~~~!!」
――どっ、どうしよう? これ、マジで選ばなきゃいけないのか。
『キスしない』という選択肢はないだろう。二人もそうだが、多分レイン先生が許してくれない。どっちかとキスするまで俺はこの部屋から出られないのだ。
ならばやはり、俺の選択はこれだ――!!
「――んむぅっ♡♡♡!?」
俺がわずかに顔を突き出した瞬間、炎夏さんの目が大きく見開かれた。
――不意打ちのタイミングで触れ合った唇の感触に。
「あぁぁぁっ!?」
「り、律季く――んっく♡ むぅっ♡ んん……っ♡ むぷっ♡」
「ほほう……♡」
唇同士を一秒間ほど深く触れさせてから離して、またくっつける。
息つく暇もないほど矢継ぎ早に、何度も何度も唇を奪った。
「ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ……ちゅぅぅっ♡♡」
「その執拗なキスの仕方……おぬし、ファーストキスだけでは飽き足らず、炎夏のセカンドもサードも全部自分のものにしたいのだな♡ 本当に独占欲が強いの~♡」
「――ッ!? はっ、んぅぅ~~~~~~♡」
おそらくすでに五十回は超えただろう。最後のキスはおもむろに舌を相手の口の中へ侵入させた。
炎夏さんは驚いてかすかな力で俺の胸を押したが、俺は小刻みに震える炎夏さんの顔を両手で抑えて逃がさない。
「――♡ れる……♡ れるれるれる♡」
「!? ほ、
やがて諦めたように、炎夏さんも自分の舌をからめてきた。熱い感触と、女の子のつばの味。俺は口の中の粘膜の感覚を限界まで研ぎ澄ましてディープキスを味わった。
口がふさがれたままの炎夏さんが、酸素を求めて荒い鼻息を俺の顔面に当てて来る。炎夏さんの目はぱっちりと開いたまま、至近距離の俺の目を凝視していた。
「ふむ……キスの間目を閉じない者はむっつりだと言うが――まさにじゃのう♡」
「――ぷはぁっ♡」
「……あ、ぁぁぁ……♡」
三分ほど経っただろうか、どちらからともなくお互いの口が離れた。
舌を動かしすぎて疲れたのだろうか、出たままの炎夏さんのベロが光る糸を引いていた。俺たちの口の間にかかった橋を見て、秋月先輩が絶句して手で口を抑えている。俺は顔を彼の方に向け、その動きで唾液の糸をひきちぎった。
「……秋月先輩」
「は、はいっ!?」
「俺は炎夏さんを彼女にするつもりです。でもそれは他の男と違ってワンチャン狙いなんかじゃありません。しっかり最後まで――結婚して幸せにするところまで、責任をとるつもりです」
「っ~~~~~~~♡♡」
「……い、いや、お前そんな……」
「というわけで――次は秋月先輩ですね」
「……え? ん? 次?」
「キスの順番です」
「――はぁぁっ!?」
「ちょっ、ちょっと……! 私を選んでくれたんじゃないの!?」
「すみません! でもあそこまで誘惑されたら、俺も正直ただで引き下がれないです!」
「お前たった今、責任がどうとかかっこいい事言ったばっかりじゃないか!?」
「それはそれ! これはこれです!!」
「いやいやいやいや……えぇ~~~~~~~……」
「……律季くん、ほんと最低……」
「……さすがのわしもかばえんぞ、それは……」
炎夏さんとレイン先生の冷ややかな視線を俺は胸で跳ね返す。
別に最低でも構わない。二人とキスできる方がはるかに大事だ。目の前にキスしてもOKな爆乳美少女が二人いるのに、どっちか片方だけで我慢なんてできるわけがない。
「炎夏さんも大好きですが、秋月先輩もすごく魅力的です。どっちも手に入れなきゃ気が済まないので、二人とも俺の彼女にすることにしました。
キスした方が俺の彼女になるっていう取り決めなら――今ここで両方にキスすれば、二人とも俺のものになってくれるってことでしょ?」
「な……!?」
「嫌だったら拒んでもいいですよ」
「いや拒んでもいいってお前、ガッチリ腕掴まれてて逃げようがねぇんだが!?」
逃がすわけがない。こんなチャンスがまたとあるものか。
とにかく既成事実さえつくってしまえば、理屈はあとでいくらでも付けられる。ここが踏ん張りどころだ――炎夏さんの時の経験則から、そういう感覚がなんとなくわかってきた。
「――ちょっ、お前待てっ……なにマジで顔近づけてんだよっ」
「キスしてもいいって言ったのは秋月先輩じゃないですか」
「それは
「おっと、手が滑って谷間の中へ」
「限度を知れー!」
秋月先輩の
怒った口調は男のままだが、素の悲鳴が完全に女の子のそれになっていた。
「はっ、くぅっ……♡ 胸は関係ねぇだろっ……♡」
「立場を自覚してもらいたいだけです。今は俺に逆らえないって事をね」
「お前なんでおれにだけやたら強気なんだよ!? ――あぁぁぁんっ♡!?」
服の内側でおっぱいの表面をしつこく撫でまわす。乳首を不意打ちで優しくつねり上げると、先輩はまた悲鳴を上げる。
――みんなに一目置かれる優等生で、俺自身勉強を教えてもらったこともある。俺なんかとは比にならないほど男として高スペックな、炎夏さんの幼馴染――その秋月螢視先輩が、かわいい女子の悲鳴を上げている。強烈なギャップと征服感。
ふつふつと沸き上がる嗜虐心のまま手を動かし、ぴっちり張り付く薄布の中に広がるヘブンを指で味わう。
「こ、怖いって! なんか恨みでもあんのかよ!? おれお前になんか悪い事した……!?」
「いえ、なんにもされてないですよ。先輩のことは尊敬してます。ああ、でも強いて言うなら――炎夏さんのエッチなキス顔を見てしまったこと、でしょうか」
「えっ!? い、いや、その点に関してはむしろおれの方がつらかったっていうか……」
「はい。それはわかってます。だけど俺にとっても、炎夏さんのエッチな姿は他の男に絶対に見せたくないものなんです。いくら秋月先輩でもね」
「ど、どうしろって言うんだよ……」
「だから秋月先輩は、俺の彼女にならなきゃいけないんですよ。そうすれば『他の男』じゃなくなるから。
見ちゃいけないものを見てしまった以上――俺としても、そうするしかありません」
「――はっ……はぁぁぁぁっ!!??」
「うわぁ……♡ ひどい理屈♡ おぬし、ロイ以上のど悪党じゃの♡」
「む、昔のお前はそんな奴じゃなかったぁ! もとの律季に戻ってくれー! ――んぅっ♡ ちょっ……♡」
「あと単純に、先輩が可愛すぎていじめたくなります。――ペロッ」
「っ、舐めるなぁ……! つーかそれだけが本音だろ……♡
おれは別に、可愛くなんか……そりゃ、顔は女になったかもしれないけど……」
「いえ、中身も可愛いですよ。だからずっと俺のものにしたくなるんです。――ぺろぺろ」
「う、ぅぅ……♡♡ ふざけんじゃ……」
「本気だってのに――んっ」
ふと思いついた俺は、彼の頬をゆっくりと舐めた。すべすべの感触が舌に伝わる。犬のようにきゃんきゃん吠えていた『彼』は、舐められ続けるとだんだん静かになり――ついには、ハートの浮かんだ瞳の目じりに、じわっと涙がにじんだ。
「…………ぐすっ……」
「……え?」
「……もうやめて。――律季、怖い……っ」
たったいま俺が舐めた先輩の頬に、「つぅ~~~っ♡」と涙が伝う。
完全に反抗心のくじけた目が俺を見ている。先輩は本気で怯えて、許しを乞うていた。
「~~~~~~~~~~ッッッ!!!!!」
――生まれて初めて、女の子を泣かせた。その事実に、なぜか強烈に高揚した。
やりすぎたという罪悪感はあるものの、体温は下がるどころかどんどん上がっていく。
かわいそうな――かわいそうに感じるはずの先輩の泣き顔が、美味しそうに見えて仕方ない。
「――きゃぁっ!?」
「ふぅ~っ……! ふぅ~っ……!」
欲望が飽和点に達している。もう体が言う事を聞かなかった。やめなくてはいけないと頭ではわかっているのに、手がひとりでに動いて持ち主の命令を受け付けない。「やめて」と言われれば言われるほど興奮する。
本能のままに、俺は秋月先輩を押し倒した。覆いかぶさった俺の影の下で、秋月先輩の体が小刻みに震えている。
――俺よりも一回りも二回りも背の高い先輩が、抵抗を諦めてされるがままになっていると、すごく抱き心地がよさそうだった。
もはや彼の姿は俺の目に、「喰いでがある獲物」としか映らない。
「うぅぅっ、もう、なんでぇ……♡」
「ちょっと律季くん! 調子に乗り過ぎよ――んむっ!? ――んっ、くっ……♡」
横から肩を怒らせて乱入しようとした炎夏さんを、俺は咄嗟に片腕で抱きよせる。抗議の言葉が出る前に、その口を唇で塞いで黙らせた。炎夏さんのハートの浮かんだ目は俺の目を睨んできているが、口の中では舌を無意識に動かして、侵入者である俺の舌を丁寧にもてなしている。
「――メスが俺様に逆うな、とでも言わんばかりの強引なやりくち♡ まさしくハーレム王の素質じゃな……♡
おぬしがずいぶん男らしくなってくれて、わしはとても誇らしいぞ……♡」
レイン先生がいつも通り俺のことを全肯定しながら、背中におっぱいをむにゅむにゅくっつけて、優しく頭を撫でて来る。
――この場には、秋月先輩を助ける人はいない。炎夏さんもレイン先生も俺に服従している。どれだけ身勝手に振舞っても、誰も俺のことを阻むことはないのだ――そんな認識が毒のように頭を支配する。
「炎夏はわしが押さえておくからの。おぬしは好きに螢視を犯せ……♡」
「――ちょ、ちょっと先生……!? むぅっ♡」
レイン先生が炎夏さんを背中から抱きすくめ、後ろから乳首を責め始めた。最初は抵抗していた炎夏さんは、俺が見てもほれぼれする程のレイン先生のテクニックで、どんどんトロトロと腰砕けになっていく。
――なにあれエロっ!? 正直三時間ぐらいじっくり見てたい光景だが、今は秋月先輩だ。
「先輩、胸のとこ脱がせていいですか! おっぱい見たいです! おっぱい……!」
「ぐすっ……ああいいよ、もう好きにしろ……。
――男の胸板がそんなに見たけりゃ、勝手に見りゃいいだろ……っ♡」
すっかり抵抗を諦めた秋月先輩は、拗ねてそっぽを向いて、なすがままになっている。俺はそんな彼を、胸と腹筋でのしかかるようにして押さえつけた。
そして下乳の穴に両手をかけて、力任せに引き裂いた。
本人の意思がくじけているおかげか、魔装は一切の防御効果を発揮することなく破け――あっけなく、『ばるんっ!!♡♡』と、生乳が外にこぼれ出る。
「ふおおぉぉぉぉ……!?」
「……ほほう、これはまた……♡」
――か、陥没乳首だと!?
炎夏さんの奇麗な丸いおっぱいより、いくらか尖った印象のある、大きく張り出した爆乳。かなり小さなピンク色の乳輪が、控えめにくぼんで、その奥に突起が隠れているのだ。
得も言われぬ魅力に吸い込まれるように、俺はゆっくりと両手を前に出し――
――『ちょんっ……♡』 ――『ちょんっ……♡』
「ん゛ウ゛……っっっ♡♡」
乳輪の奥に隠れた乳首を両方、人差し指で軽くつっついた。緊張で過敏になった秋月先輩は、ただそれだけで低い呻き声を出し――引っ込んでいた乳首が、『ぷくぅぅぅ~~~~~~っ♡♡』と、何かのスイッチのように突き出てくる。
「……! エ、エッロぉ……っ」
――ピンッ♡ ピンッ♡ ピンッ♡ ピンッ♡
姿を現した乳首を、指先で執拗に弾いた。そのたびに「――あ゛っ♡ あ゛っ♡ ちょっ……やめ゛ぇっ♡♡ んオ゛ぉ……っ♡♡」と、秋月先輩が喉の奥から低い声を漏らし、俺の胸板の下で大柄な身体をもだえさせる。
「――あっ♡ ちょっ……タンマ♡ なんかくるっ♡ きちまうっ♡」
「えっ!? もうですか……!?」
「ほう、おぬしイくのか? 年下の男友達におっぱい責められてイってしまうのか?」
「ちっ、ちがうぅぅ♡ そんなんじゃなくって……なんか、胸の奥から、ぐぐぐ~って変な感じがくるんだっ♡
これ、なんかやだぁっ♡ やめてっ♡ 胸いじるの止めろっ♡」
そんな切羽詰まった表情で懇願されて、やめるわけにはいかない。余計にムラムラした征服欲求に任せて乱暴に乳房を揉みしだき、ますます先輩を追いつめていく。
「んお゛ぉぉ♡ やめろっていってるのにぃ♡ こ、このっ……」
「えいっ!」
「――っあ゛ぁぁぁっ♡♡ それぇっ、やだっ♡ つままれるのやだぁっ♡♡」
先輩が怒りの表情を浮かべてなにか抵抗しかけたのを察知し、俺は乳首をつまんで軽く引っ張った。それだけで先輩は軽く背をのけぞらせて感じる。
「やめてほしいんですか? 本当に? それだけ気持ちよくなっておいて……?」
「くぅぅん♡ し、知らないっ……♡ そこも触るなぁ♡」
へそ出し魔法少女のおへそを指でくるくるとなぞりながら、耳元でささやく。変身ヒロインにあるまじき恍惚の声を上げて、先輩はなおも強がる。
「いいぞ律季♡ 上手にセクハラできて、かっこいいぞ♡」
「あ……♡ んぅぅ……♡ 先生まで……っ♡」
性欲むきだしな俺の事をほめたたえるレイン先生。その腕の中で炎夏さんは、乳揉みや耳舐めをされ続けてすっかりトロトロになっている。もともと汗っかきの炎夏さんと快楽に悶える秋月先輩の身体から汗が吹き出し、親友同士のメス二人の香りがまじりあっていた。
――秋月先輩をイかせた後は、炎夏さんをキスしながら責める。そしてその次はレイン先生に甘えさせてもらおう。いや、いっそ三人まとめて襲いかかってしまおうか――先輩のおっぱいを揉みまくりながらも、今から夢が膨らんで止まらない。6つのおっぱいがひしめきあう爆乳ハーレム。
「螢視はおっぱい全体が激弱じゃが、特にこの陥没乳首のザコっぷりはすごいのう♡ ほれほれ、もっともっと螢視をメロメロにして、立場の差を教え込んでしまうといい♡」
「は、はい……っ!」(――クリッ♡ クリクリクリ……♡)
「んぃぃ……っ♡♡ も、もう乳首いやぁ……♡ ほ、
「……け、けーちゃん、ごめんね♡ 私も助けてあげたいけど、とりあえず一回はイかないと副作用が解けないから、ちょっとだけ我慢して♡ 痛みはないから大丈夫だと思う……♡」
「そ、そんなぁ……っ♡」
「というわけで、このままやっちゃいますねっ!」
――ぐにぃぃぃっ! もみゅもみゅもみゅっ!♡
掌からあふれる乳肉を横から掴んで引っ張り上げ、温かいパン生地をこねるように乱暴に揉んでスパートをかける。秋月先輩は涙さえこぼしながら乱れ、長い脚をバタつかせた。
「あ゛ぁぁっ♡ やだっ♡ そんなのやだぁっ♡ お前にイかされるなんてぇっ♡ やめろっ……揉むの、止めろぉっ♡♡ んひぃぃぃっ♡♡」
「イけイけ♡ 律季のパイ揉みに負けて思いっきりイってしまえ♡ 女の子の快楽を存分に体に刻み込むがいい……♡」
「――はぁぅんっ♡ んぅぅぅ~~~~♡♡」
――来る。とっさにそう思った。
炎夏さんやレイン先生のカラダをさんざん弄んで勉強したせいか、女の子が達する直前のタイミングが感覚でわかるようになっていた。
「……あ゛………………♡♡♡♡♡」
おっぱいを激しく責め立てられ続け、ついに限界が訪れる。
――秋月先輩のハートの刻まれた瞳がぐるりと裏返った、その瞬間――
「――んっぐぅぅぅぅぅ♡♡
「!!!???」
――ぴしゃああああっ♡♡
限界まで勃起した秋月先輩の乳首から、大量の母乳が噴き出した。乳房そのものが暴れまわりながら白くてトロトロの液体を吹き出し、びしゃびしゃと俺の身体やベットのシーツを濡らしていく。
「ふぇ?」
「――はぁぁっ!!??」
レイン先生でさえあっけに取られ、炎夏さんは驚愕で思わず叫ぶ。
当然だろう――性転換した男の親友が、絶頂と同時に母乳をぴゅーぴゅーと噴き出したのだから。
「う゛ぅぅぅっ……と、止まらないっ……♡♡ なにこれぇっ……♡」
「――ち、ちょっと失礼するぞ。……ぺろっとな」
「ひゃぁんっ♡!?」
レイン先生がもう片方の乳首に、直接舌を這わせた。秋月先輩がビクッと感じ、その拍子にまた母乳が吹き出してくる。乳首からちょろちょろと漏れる母乳が白い川になって爆乳の表面を伝っていた。
「……回復魔力が半実体化したものじゃな。律季の〝
「本物の母乳じゃないってことですか?」
「ああ。ただ味はミルクを甘くした感じじゃ。わしも飲んだことはないが、たぶんこれは母乳の味――」
「……!!」
「む? どうした律季」
レイン先生の解説などほとんど耳に入らなかった。
目の前で年上TS美少女が、丸出しの爆乳からミルクをにじませている――今やることは一つしかない。
「先生、ちょっとどいて。先輩、失礼します」
「?」
ひざでベッドの上を歩いて横たわった先輩ににじり寄る。一切迷うことない俺の動きに秋月先輩は一瞬反応できず――目を血走らせて乳首を凝視する俺の視線に気づいた瞬間、青ざめた。
「律季お前、まさか――じ、冗談だろ? それはいくらなんでも恥ずかしすぎっ――!!」
ミルクに濡れてテラテラとした乳房に、ゆっくりと顔を近づける。
「え……うそでしょ!?」「ま、待ってぇ……っ!!」「なるほどのう……♡ さすがはわしの見込んだ男じゃ♡ にひ♡」と、三人の反応を聞き流して、俺は乳首に口をつけて――
――『ごくっ、ごくっ、ごくっ……♡♡♡』
「あ……あ……あ……!
――い、いやぁぁぁああああああぁぁぁぁぁあああああぁぁっっっ!!!!!!!」
秋月先輩が恥ずかしさのあまり泣き叫ぶ。
それでも乳首から勢いよく流れ出すミルクを止めることはできない。乳房の中にたっぷりとたまった母乳は、途切れることなく俺の口に流れ込み続けた。
(――!?!? な……なんじゃこれ!? めっちゃくちゃ美味しいぞ!?)
味は牛乳とは比べ物にならないほど甘い。溶かしたバターをそのまま飲んでいるかのように濃厚なコクがねっとりと絡みつく。その濃さや重さとは裏腹に、のど越しはサラサラとしている。
もともとやめる気はなかったが、これだけ美味いとなおさら飲むのがやめられない。
「なに考えてんだっ! なに考えてんだぁっ! 早く口離せこのやろぉぉぉ!!」
「んくっ、んくっ……あー美味しい。すっごい体によさそうな甘み……」
「人の話を聞けバカぁぁぁ!!」
ギャン泣きの秋月先輩が駄々っ子パンチで俺の背中をボカボカぶん殴る。必死なわりに頭を殴らないあたりが優しい。
当然俺にこんな抵抗が通用するはずがない。秋月先輩の身体に両手でしがみついて、乳首をしゃぶり続けた。
「うぐぐぐ……お前、絶対あとでぶっとばしてやっからな……ッ!!」
「……やめときなさい。意味ないと思うわ。
女の子にしばかれるのは律季くんにとってご褒美よ。ダメージどころか、より健康にするだけだわ。だから私、さっきから手を出してないの」
「遠い目しないでくれないか!? お前がそんな諦めの顔するの、見たことないけど!?」
「――じゅるるるぅ~~~~~っ」
「きゃぁんっ♡ こ、こらぁっ♡♡ ――んふぅっ♡♡ う~~~~~~っ♡♡」
どさくさに紛れてもう片方の胸もいく。
母乳を吸い込むたびに秋月先輩が脱力し、なすがままになっていく。母乳を吸われるのがどんどん気持ちよくなっているようだ。
「あっ……これぇっ♡ うそだろ……さっきイったばっかりなのにっ♡」
「イってもいいんじゃぞ♡ 律季に搾乳されてイってしまえ♡ 後輩におっぱいあげながら二回目の絶頂キメてしまえっ♡」
――ぐにぃぃぃぃ~っ♡♡
片方のおっぱいを吸いながら、もう片方を母乳を絞り出すように強くつかむ。奥に残っていた濃いドロドロした母乳が絞り出される。
「ふやぁっ♡ はぁぁぁぁぁぁんっ♡♡ り、両方なんて♡ ダメぇっ♡ おれ、もうっ♡ もう~~~~っ♡」
本当に牛さんになったようにもーもー言いながら、秋月先輩は感じまくる。上りつめる快楽に耐えるためか、さっきまで俺を殴っていた手で、今度は俺の背中にすがりついてくる。
――あーもう可愛すぎる! そんなことされると余計に吸いつくのが止められない。両方の乳首を寄せて口に含み、さらに責め立てた。
「じゅるるぅっ、じゅうううっ……! べろべろべろっ!」
「あぁぁぁぁ♡♡ イくっ♡♡ もうイっくぅぅ♡♡ ――ん゛ああぁぁぁぁぁぁ~~~~~っ♡♡♡♡」
――ぶびゅぅぅぅぅっ!!♡♡
秋月先輩が達すると同時に、俺の口の中で二つの温かい間欠泉が爆発する。ひときわ濃厚な母乳が両方のおっぱいを吸っている分今までの二倍の量で吹き出し、たちまち俺の口の中を満たした。俺は軽く窒息しかけたが、それでも絶対に吐くわけにはいかないので、流れ込んでくる端からなんとか飲み下していく。
「んぅ……あぅ……♡♡」
「――ぷはっ。ごちそうさまでした」
おっぱいから口を離すと、好き放題吸われたり舐められたりしたせいで、ビンビンに充血しきった乳首が姿を現す。快楽の余波で小刻みに震えながら、いまだにピッピッと母乳を小さく吹き出していた。
先輩のミルクをたっぷり飲みまくったせいで胃はだいぶたぷたぷだ。しかし俺の性欲はまだまだ飽き足りていない。この部屋の中には、もう一人
「さっ、次は炎夏さんの番ですよ」
「ひっ……♡」
紳士的に言ったつもりだったが、俺が視線を向けた瞬間炎夏さんは軽く委縮したように見えた。
レイン先生に後ろから抱かれ、弱いところを攻められ続けていたせいか、いつもの負けん気がもうすっかり失われて従順になっている。
これはもう、『何しても許してくれるモード』に入っているな――そう判断した俺は、ゆっくりと彼女の後頭部に手を回し、
「あっ、ちょっと……んぅっ♡ ちゅ……っ♡」
「炎夏さん、乳首見ていいですか?」
「……え、ダメ……だって、けーちゃんが」
「律季は炎夏と螢視の二人とも彼女にするんじゃろ? だったらこの先何百回と三人でこういうことをするんじゃし、胸見られるぐらい気にしてても仕方あるまい」
「えっ、それもう既定路線な感じですか……!?」
「というか、俺に見られるのはもう気にならないんですね」
「そ、そりゃ、かれこれ何十回ってやられてたら――んむぅ♡!?」
不意打ちで唇を一瞬奪い、そのままの距離感で話しながら、炎夏さんの袴の中へ手を突っ込み、ふともものお肉を撫でまわす。おパンツに触ってしまいそうなほど深く。
「んむぅっ……♡ もう、最低……二人とも彼女にするとか、そんなの、ありえないし……」
「そうですか? 悪くないアイデアだと思うんですけどね……ちゅぅぅっ。
――俺と炎夏さんが付き合ったら、秋月先輩きっとさみしがるし、三人で仲良くできたら一番いいかなーって思ったんですけど……れろれろ」
「そ、それ以前の問題でしょ。私は君の彼女になんかならないって言ってるじゃない……は、んぅ……♡」
「えー? でも、秋月先輩もそうは思ってないみたいですよ? 一番炎夏さんを知ってる人が、俺とそういう関係になる可能性があるって……んっ」
「それは……れろれろ、君が強引に迫って来るからでしょ……もぉっ♡ さっきだって、けーちゃんにあることないこと吹き込んだみたいだし……私は、じゅる……律季くんの彼女なんかに、絶対ならないもん……っ♡ ――ちゅ~~~~~♡♡」
袴の内側でふとももをすりすり触られても抵抗すらせず、ディープキスを受け入れながら、炎夏さんは俺の彼女にはならないとまだ言い張る。――今まさに俺のベロとくるくる絡み合わせている、その舌で。
なるほどよーくわかった。聞く耳持たなくてもいいってことだな。
俺はそう決めつけて、炎夏さんがキスに集中して(明らかに自分から舌を絡めてきてる)いる隙にコソコソと手を爆乳に這わせ――乳首を隠す暖簾を、あっけなくはがしてしまった。
「――っ……!」
「きゃぁっ!! ちょ、ちょっとぉ!?」
搾乳絶頂を二回も迎えた直後で、朦朧としている秋月先輩が、炎夏さんの乳首を見て息を呑む。彼にこの光景を見せることに、俺もちょっとだけモヤッとしないわけではないが、仕方ない。――いつか俺の彼女になってもらうと決めている以上、これは避けては通れないことだ。
しかし、何回やってもこの瞬間はたまらないな。
多分ロイも炎夏さん捕まえたら、真っ先にコレをやるつもりだったのだろう。……そう考えるとマジで負けなくてよかった。死んでも勝たなきゃいけない戦いだったな。あんな奴に炎夏さんを渡すところだったなんて……。
恐ろしい想像を振り払い、炎夏さんは俺のモノだと確認するため、俺はことさら容赦なく炎夏さんの乳首に吸い付いていく。
「あっ……!?♡ んおっ♡ んひぃっ♡♡♡ 待っ……♡ これ、やばいっ♡ なんでこんなにすごいのっ♡」
「螢視ので練習したからじゃろ。……しかし、そんなにうまいのか? のう律季、試しにわしのおっぱいもペロペロしてくれんか? 後でいいから」
「はい! 言われなくてもそのつもりですっ!」
「やったぁ♡ 愛してるー♡」
「んぉぉっ♡♡ や、やめてぇっ♡ そんなに吸われても、私はお乳なんか出ないよぉ♡♡ ――ひぁぁっ!?♡♡ お、お尻も揉まれてぇっ♡♡ やだっ♡ もっ……あ゛ぁぁぁぁ~~~~♡♡」
秋月先輩に負けず劣らずの速さで、おっぱい絶頂をキメる炎夏さん。体中で密着しているせいで、炎夏さんの体温がかぁっと高くなるのが分かった。
超絶美少女を自分の手で二人も立て続けにイかせると、いやがおうにも達成感が高まるというか、男として自信を感じざるを得ない。
「はっ……♡ はぁっ……♡ うそ、私こんな早く……♡」
「催淫効果があるとはいえ、ほんと炎夏は激弱じゃのう。そんなところまで親友と一緒とは、なんというか」
「そ、そんなことないですよ。律季くんが上手すぎるだけですっ!
――だって自分でした時はこんなに気持ちよくならなかったし……律季くんの触り方をマネしても、全然でしたもんっ!」
「……なに?」
「……っ!? ……う、うそだろ?」
「――あ」
炎夏さんが慌てて口を抑えるがもう遅い。
俺はもちろん聞いちゃったし、秋月先輩の方はものすごく親友の性事情にショックを受けていた。無理もない。衝撃の事実である。
「……マ、マジっすか炎夏さん? それってつまり、俺の事を想いながら……その……」
「ちっ、ちがわぁい!?」
「いやいやいやいや。今のは言い逃れできんじゃろさすがに。違うもなにも、おぬし自分から……」
「あっいや、本当にそういうことじゃないんです! 律季くんに体いじられると毎回おかしくなっちゃうのは、あの触り方に秘密があるのかなーとか……その、純粋な好奇心でやってみただけでっ!」
「でも一回はおかずにしたってことじゃろ? 経緯がどうあれ、律季に乳を揉まれた感触を思い浮かべながら、自分で胸をいじってみたんじゃろ? それも自発的に」
「……………………………………………………………………はい。そうです」
沈黙が長い。絶対一回じゃないなこれは。
……マジかよ炎夏さん。毎日毎日あれだけセクハラでイかされまくってるのに(他人事)、それでも自分でしちゃうほど性欲が強いのか……なんというムッツリぶり。俺のことを変態とかよく言えるな。
「自分で発散しちゃうなんて、なんてもったいないことをするんですか! 俺の手が恋しかったなら、言ってくれればいいのに! 24時間電話一本で駆け付けますよ!!」
「だからそうじゃないってば!! ――あっ、こらっ!? なんでまた胸触ってるのよぉ!? もう副作用は治せて……んぁっ♡ ちょっとぉ……♡ これ、本気の手つきじゃん……♡」
「もう副作用もなにも関係ないじゃないですか! 俺のせいで、家帰ってから一人でしちゃうぐらい発情しちゃってるんでしょ?
――ちゃんと責任をとって、炎夏さんを満足させてあげます! 向こう一週間は自分でする必要がないぐらい、全力でいきますよ!」
「じ、自分がし足りないだけでしょうがぁ♡ ――んぁぁぁぁっ♡♡ 乳首ぃっ♡♡」
「あっ、おい……お、おれもかよ!? ――んっおぉぉぉっ♡♡ また、ミルク出るぅぅっ♡♡」
――その後は、もうめちゃくちゃだ。
一つのベッドの上で、四つの爆乳をノンストップで揉みまくり吸いまくり、搾りまくり。汗だくミルクまみれになりながら、セクハラの限りを尽くす。炎夏さんと秋月先輩、昨日までぎくしゃくしていた親友二人は、俺の腕の中で仲良くあんあん喘ぎ、何度も何度も揃って絶頂を繰り返したのだった。
「イヤ」「ダメ」「やめて」「許して」「止まって」「吸わないで」「これ以上は無理」「もうイきたくない」「いい加減にしないと怒る」と、二人の口から一体何十回聞いただろうか。
長年一緒に育っただけあって、追いつめられた時の抵抗の仕方も、限界を超えた時の泣きつき方もそっくりだった。
「「んっひぃ゛ぃぃぃぃ!! イっぐぅぅぅ~~~~~~~~~ッッ♡♡♡♡」」
一切休憩なしの乳責めをやり続けて、一時間ほど経っただろうか。
炎夏さんが三十七回目、秋月先輩が四十回目の絶頂に達した時、俺はようやく二人をいじめる手を止めた。
「――やっと満足したか? 律季」
「いえ……まだまだ全然いけるんですけど。さすがに手がちょっと疲れちゃって」
「そりゃおぬしは手動かすだけじゃし、回復魔力がたっぷり入った螢視の母乳飲んどるから体力が続くかもしれんがな……いくらなんでも、やりすぎじゃぞ」
時々きまぐれに割り込むだけで、ベッドの端から事態を静観していたレイン先生が、呆れたジト目を俺に向ける。――薄暗いライトが形作る俺の影の下は、大変な惨状になっているからだ。
「……はひ……はひ……♡ 無理♡ もう無理♡ お願いだから許して……♡ とっくに、胸の感覚がないからぁ……♡」
「………………♡♡♡♡♡♡」(ぐったり)
「これ以上は冗談抜きでトラウマになりかねんぞ。炎夏の目の焦点が合うとらんし、螢視にいたっては完全に放心状態ではないか」
「……確かに。ちょっと調子に乗りすぎたかも……」
俺の隣でおっぱいを放り出し、戦いの時よりもずっとクタクタになって寝転ぶ二人を見ていると、さすがに可哀想になってくる。
……でも、正直仕方ない。触るたびにひんひん泣いてくれる先輩二人が頭が真っ白になるほどかわいくて、ほどほどでやめるなんて到底不可能だったのだ。
「ほれ、ホットココアじゃ。三人とも一息入れるがよい。――夜はまだまだこれからじゃからの」
「え?」
レイン先生が差し出した陶器のマグカップには、異様に高級な匂いのするココアが入っていた。その香りに気をとられて聞き逃すところだったが――『夜はまだまだこれから』?
時計はもう七時を回っている。一人暮らしの俺はともかく、炎夏さんにとっては結構遅い時間では――
「炎夏とのキスが嬉しかったのはわかるが、わしとの約束を忘れてもらっては困るぞ? 律季」
「――! そ、それって……! 次の戦いに勝ったら、パンツ見せてくれるってやつじゃ……!?」
「――それも、ばっちり勝負下着じゃぞ♡」
「!!!!!!!!!!!!!!!」
発散されたと思っていたギラギラ感が一瞬にして戻って来た。
そうだ、パンツだ。今日はレイン先生のおパンツを見せてもらえる。男子生徒の憧れ、レイン先生の勝負下着を、本人公認で見せてもらえる――!!
「しかし、ただパンツ見せて終わりではないぞ♡ 今夜はおぬしのために、面白い趣向を用意してある。
炎夏、螢視。わしとともに、今から浴室へ来い――律季をもてなす準備をするぞ♡」