ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記 作:KAZ1421
事前に報告した通り、この話はまだ未完です。
後日修正という形で投稿させて頂きます。
2025/05/08
修正が完了しました。
大変申し訳ありませんでした。
ポケモン協会の会長、シモンの暴走を止める為にジムリーダー試験会場に来たレッド達。 自身の悪行を全て白日の下に晒された彼は部下にレックウザを操作させ、サトシ達諸共排除しようと実行する。
ブルーとシルバーは敵の幹部『ナイア』をゴールドはシモンが放ったジムリーダー試験用のポケモン達との戦闘に勝利するのだった。
─── 過去 ───
『ねえ、お父さん。』
少女は泣きながら自身の父に質問する。
『ん? なんだ ルージュ。』
その父親、『シモン』は娘の言葉を聞く。
『どうして、エリーは私を置いて死んじゃったの?』
2人の前にはエネコの『エリー』の墓があったのだった。
『……寿命だったんだと思う。エリーは最後まで君の側に居ただろう? きっと最後まで居たかったんだよ。』
シモンは愛する愛娘の頭を撫でながら言う。時折、薔薇の髪飾りが手に触れる。 その最中彼は考える。
『(でも、会社がデボンコーポレーションから入手した技術があれば、もしかしたら。)』
エリーが生き返るかもしれないと考え、一度は断った研究をしてみようかと少し思うのだった。
─── 現在 ───
「ライボルト、“ワイルドボルト”!」
「ブラッキー、“バークアウト”!」
ライボルトの“ワイルドボルト”をブラッキーに命中させる為に近付いている時、“バークアウト”が放たれライボルトはダメージを受ける。
しかし、ライボルトはダメージを受けながらブラッキーに攻撃。 ブラッキーはダメージを受ける。
しかも、“ワイルドボルト”の効果でライボルト自身にもダメージが入る結果。ライボルトの体力は大きく削れる。
「──やはり強い。」
しかし、ダメージはブラッキーの方が上だ。 如何に特防、防御共に高いブラッキーでもジムリーダーの切り札であるライボルトの攻撃を受けている以上、相当なダメージだ。
「…あの日、お主が『∞エナジー』について研究をすると聞いた時、なぜと思った。 だが、今日のあの映像で理解したよ。 お主は娘の死んだポケモンを助ける事が出来るのではないかと研究していたんじゃな?」
「…もうそんな事は忘れていたさ! “サイコキネシス”!」
「“じゅうでん”!」
ブラッキーの“サイコキネシス”が放たれ、ライボルトは“じゅうでん”でダメージを抑える。
「……じゃが、ワシの裏切りがお主と家族との絆も無くし、今や研究だけを行う化け物になってしまった。 ならば、ここでワシが終わらせなければな!」
「終わるものか、終わせて成るものか! ワシにはもう、『この研究しかないのだ』!! ブラッキー、“とっておき”!!」
シモンはブラッキーの切り札を繰り出す。
「ライボルト、“かみなり”!!」
テッセンも自身の最大火力でブラッキーに繰り出す。
互いの技がぶつかり合う。
一方、グリーンとクリスは……。
ニドキングが最後の力を振り絞って放った“ゆきなだれ”はナッシーとパラぴょんに命中した。
“ゆきなだれ”はこおりタイプの技。 くさ・エスパーのナッシーやくさ・むしのパラぴょんにとって効果抜群の攻撃だ。
攻撃が止み、クリスはニドキング、ナッシー、パラぴょんがいた場所を見ると驚愕する。
「! グリーン先輩、どうしてパラぴょんを庇ったんですか?」
目の前には“ギガドレイン”を受けて戦闘不能となっているニドキングとパラぴょんを咄嗟に庇ったナッシーが攻撃を受けて倒れているのが見えた。
「……その理由はこれから分かる。 それよりあのプテラと女に集中しろ! オレ達の推測通りならおそらく奴は───。」
そうグリーンが言った瞬間、推測通りの行動をヒルデは行っていた。
「…なるべくしたくありませんでしたが、仕方がありませんね。」
そう言いながら彼女は『巨石』と機械を取り出して『巨石』を機械へ組み込む。
「行きますよ、プテラ。 『メガシンカ』!!」
ヒルデが『巨石』のエネルギーでプテラのメガシンカを行う。
プテラは徐々に姿を変えていく。そしてメガシンカが完了したのか、大きく叫ぶのだった。
「…すなあらしでほとんど見えない。」
しかし、クリスとグリーンはすなあらしのせいでその姿を見る事が出来ない。
一方でグリーンはその叫び声を聞いてある事に気付く。
「…(あの叫び方、凶暴さが増しているというのは分かるが、
グリーンはプテラの声と先程のヒルデの言葉、『なるべくしたくありません』という発言からある推測を立てる。
「! (まさか、だとすれば奴はもう“すなあらし”を行う事すら
グリーンは自身のポケモン、リザードンを繰り出す。
「リザードン、“にほんばれ”!!」
そうグリーンが指示をするとすなあらしが消えて強い日差し状態となる。
その結果、謎に包まれていた姿が露わとなる。
「! これが、メガシンカをしたプテラの姿!」
クリスはその姿を見て驚く。
メガシンカしたプテラの身体の一部が石になっており、その岩がまるで全身に角が生えたかのような姿となっている。
「…やはりな、そのメガシンカ、ポケモンに相当な負担がかかる──いや、その姿になる事そのものがプテラにとって大きな負担となっていると言った所か。」
メガシンカしたプテラに関してポケモン図鑑の説明文にはこう記されていた。
『動くもの すべてに 襲いかかる。 メガシンカが 身体に 負担で とても 苛立って いるからだ。』
それが事実である事を示すように、ヒルデはプテラから離れている。
唯でさえ、通常のメガシンカでも身体に負担が掛かるのだ。
『巨石』でのメガシンカで制御不能の状態となっているのは一目で分かる。
「! リザードン、右だ!!」
グリーンの言葉の通りに動くと、先程までリザードンがいた場所に“かみくだく”を繰り出して向かっていたプテラが通る。
「──! やはりメガシンカ、素早さも上がっているのか!!」
プテラは目の前にいるリザードンを狙って攻撃している事が分かる。
「リザードン、“ほのおのパンチ”!!」
迫ってくるメガプテラにリザードンは“ほのおのパンチ”を繰り出す。
現在、にほんばれの影響で威力も上がっているので威力も上がっている。
そんなリザードンに対してプテラは“ドラゴンクロー”で対抗。 互いの技がぶつかる。
「! リザードン!!」
しかし、それでもリザードンはプテラの攻撃には至らず、押し負けてしまう。
「……先程の図鑑で見ていてが、これが『かたいツメ』の効果か。」
メガシンカしたプテラの特性、『かたいツメ』。
これが直接相手に触れる技の威力が上がる特性で、これに更にメガシンカした事で得た力と凶暴性、そして『巨石』のエネルギーによってリザードンを上回る威力を繰り出しているのだ。
如何にトレーナーの指示が無い暴走状態であろうとも、この暴れ方は真正面からは簡単に攻略出来ない。
故に、グリーンはクリスを見る。
「クリス、あのプテラ攻略するにはお前の力が必要だ。」
「…わたしの力が?」
クリスはグリーンにそう言われ、戸惑っている。
「ああ、真正面ではオレもお前も無事に済むとは思えない。 それほどの力だ。」
グリーンは冷静に現在の状況を把握しつつ話す。
「だが、この状況は寧ろクリス、おまえに有利な状況と考えている。」
「?」
グリーンの言葉に疑問が湧くが、次の言葉でその意味を理解する。
「今のプテラは自身の力で制御できず、ただ暴れている。トレーナーでさえ離れる程だ。つまりこれはトレーナー同士のポケモンバトルではなく、
「!?」
その言葉にクリスは理解する。
「故に捕獲の専門家プロであるお前に聞きたい。この状況、どうやってあのプテラを無力化させる?」
「………。」
今までの戦いはトレーナー同士の戦い。 その戦いならば今までの経験上、グリーンがメインで攻撃をしていたし、事実彼のサポートを常に意識して来た。
「……まずは、逃げない様にします。」
しかし、此処からは野生のポケモンとの戦いと同義。 故に今後の戦いではグリーンが中心ではなく、クリスが中心となって戦う。
「今のプテラはなりふり構わず暴れている状態。 このままでは上空にいるレックウザの所にいるサトシさん達やレッド先輩達の所に介入してしまう可能性があります。」
「…同意見だが、コレはそう簡単な事では───。」
グリーンの言葉を聞いているクリスはボールを取り出しながら答える。
「その点は私に任せてください!」
クリスはボールからポケモンを繰り出す。 それと同時にポケモンに指示する。
「ムーぴょん、“くろいまなざし”!!」
ムチュールことムーぴょんは“くろいまなざし”をプテラに繰り出す。
すると、プテラは“くろいまなざし”の効果で逃げる事が出来なくなった。
「グリーン先輩! あれ程暴れているポケモンを無力化するにはやはり『状態異常』しかありません。 でも私のパラぴょんの“キノコのほうし”じゃ、あのスピードの相手に確実に当てられる保証はありません。」
パラぴょんの“キノコのほうし”ではあのスピードとパワーでは届く事は難しい。 “あまいかおり”で引き寄せる事も考えたが、あの暴走状態では効果は期待出来ないだろう。
「だから、あのプテラを無力化させるにはグリーン先輩のリザードンが必要不可欠です。」
「……何か考えがあるんだな?」
グリーンはクリスの表情を見てそう質問し、クリスは頷く。
その表情には一切の迷いは無い。
「…分かった。 クリスの考えに従おう。」
グリーンはそう言うのだった。
プテラは自身の怒りを抑える事が出来ずにいた。
強制メガシンカと巨石のエネルギーで暴れることしかできないプテラは自分でこれ以上は命に関わる可能性があると知りつつも自身を抑える事が出来ない。
故に再び目の前に現れた敵、リザードンにその怒りをぶつける。
「“かえんほうしゃ”!」
敵のトレーナーの指示に合わせて炎を口から放つ。プテラはその攻撃を回避もせずにそのまま突っ込みリザードンに爪で攻撃する。
自身の爪の攻撃(“ドラゴンクロー”)でダメージを受けたリザードンに追撃でプテラは牙でリザードンの腹に噛み付こうとするが、間一髪回避されてしまう。
執拗にプテラが空中にいるリザードンに攻撃をしようとしていると、
「“タネマシンガン”!」
したから複数のタネが自身に襲い掛かってきた。
プテラはそれを回避しつつ、下にいるパラぴょんとクリスに“ストーンエッジ”を繰り出そうとしていると、
「今だ、リザードン!! “ほのおのうず”!!」
“ほのおのうず”で自分と敵のポケモン(リザードン)だけが渦の中に閉じ込められる。
そのままリザードンがプテラに接近して、リザードンがプテラの口の中に手を突っ込む。 突然の事で驚きつつも瞬時にその腕を噛み砕こうとする直前、
驚きつつも気にせずに牙をリザードンに突き立てたその時、プテラに強烈な眠気が襲い、その眠気に逆らう事が出来ずに意識が無くなって行った。
「グリーン先輩! リザードンの腕は大丈夫ですか!?」
クリスの質問にグリーンはリザードンの腕を確認し、頷く。
「……ああ。 この怪我ならば問題ない。 治療すれば治るだろう。」
グリーンはそう冷静に言う。
「…だが、瞬時にこれを思い付くとはな。 大した奴だ。」
「いえ、私だけでは絶対に不可能でした。 本当にありがとうございます。」
そう感謝を言うクリスを見ながらグリーンは彼女が言った作戦を思い出す。
『私のパラぴょんは“キノコのほうし”以外にも能力があります。 それは調合です。』
『…調合?』
グリーンの疑問にクリスは答える。
『体内にある胞子を組み合わせる事で色々な特性を持つ粉を作れるんです。 “まひ”、“ねむり”、“かいふく”などで今回は“ねむり”の特性の粉を調合しています。 そしてその粉を自身の技に含ませる事も可能なんです。』
そう言いながらグリーンにクリスは言う。
『調合後、“タネマシンガン”という技にその粉を含ませます。 一つでもタネがプテラの口に入れば眠らせる事が出来る筈です!』
その言葉にグリーンは気付く。
『……プテラの口に入れる役目をオレとリザードンに任せたいという事だな?』
『はい。』
あの時の“タネマシンガン”はプテラを狙ったものではなく、
リザードンは“タネマシンガン”のタネを受け止め、“ほのおのうず”でプテラの動きを拘束。
その後、口にタネを飲ませてプテラを眠らせたのだ。
「……プテラを無力化したのですね。 これでは私の負けですね。」
そう言いながらヒルデが現れる。
「あんた、このメガシンカには
「…ええ。 ですがこのままでは負けると分かったのでこれしかありませんでした。 あの人を助ける為にね。」
「……どうしてあの人、『シモン』にそこまで力を貸しているんですか? あなたはプテラが傷付いているのに
クリスはヒルデの表情を見て、なぜこの様な事をしているのか気になり質問する。
「答える義理はありませんが、敗者として少し教えましょう。言うのであれば『側に居たかったから』でしょうか?」
「……側に?」
グリーンはその言葉に疑問を持つがヒルデは答えるつもりはない様だ。
「あと、これを。」
ヒルデはそのままある物を2人に渡す。
「……これは?」
「今現在、この施設にいる人々を操っている装置です。 破壊すれば全員が正常になりますよ。」
その言葉にグリーンとクリスは驚愕する。
「これが、嘘という証拠は?」
「一度あなた達はブレインが使っていた同様の機械を見た筈ですが? それで信用出来ませんか。」
確かに一度ハンサムさんを通して見た機械と同じだ。
「最も、後数分もすればその効果も消えますので壊す意味もありませんでしょうが。」
「ヤルキモノ、“みだれひっかき”!」
「ピジョット、“ねっぷう”!」
会長を守りながら戦っていたセンリとカイトは操られた職員のポケモン達を倒していく。
そんな中、
「───ん? ここは。」
虚な目をしていた1人の職員が目を覚ます。 それに呼応する様に次々と意識が目覚める人が増えていったのだ。
「……これは?」
「意識があるって事は操っている装置が止まったのか?」
「これで私はもう何も出来ません。 結局あの人の力になれませんでした。シモン様が間違っていると分かっていながら止める事が出来なかった罰でしょうね。」
彼女はそう言いながら幼き頃からつけていた薔薇の形をした髪飾りに触れるのだった。
以上如何でしたでしょうか?
2025/05/08
修正が終わりました。
こちらの都合で申し訳ありませんでした。