ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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本編続きです。


ではどうぞ。


ナナシマへ

 

 

 

オーキド博士に呼ばれたレッド達。

 

しかし、それはロケット団が仕掛けた罠だった。 

 

 

オーキド博士に変装していたロケット団を捕らえるも、謎のポケモンによって逃げられてしまう。

 

 

そしてルカリオの波動を通してサトシはそのポケモンが宇宙から来たポケモン 『デオキシス』である事を皆に伝えるのだった。

 

 

 

 

 

 

─── オーキド研究所 ───

 

サトシが見たポケモンの事を聞き、4人は驚愕する。

 

 

「『デオキシス』……、宇宙から来たポケモンだと?」

 

 

驚愕しているグリーンにサトシは頷く。

 

 

「ああ。 あの姿、俺の見間違いじゃなきゃ間違いなくデオキシスだ。」

 

 

サトシの言葉に4人は自身のポケモン図鑑でデオキシスを検索する。

 

 

「……『レーザーを 浴びた 宇宙ウィルスの DNAが 突然変異を 起こして 生まれた ポケモン。 胸の 水晶体が 脳みそ らしい。』か。」

 

「それにその水晶体からレーザーも出せるみたいですね。」

 

 

レッドとイエローはその図鑑に書かれている説明文を読み、本当にデオキシスが宇宙から来たポケモンだという事を知る。

 

一方でブルーはデオキシスには他の姿がある事がわかる。

 

 

「! デオキシスは姿が4つもあるの?」

 

「ああ。 『フォルムチェンジ』でデオキシスは姿を変える事が出来るんだ。」

 

「──『フォルムチェンジ』? あのコジロウが持っているモルペコの様にか?」

 

 

グリーンはオーキド研究所に今はいないコジロウが持っていたモルペコのフォルムチェンジの能力をデオキシスが持っているのかと質問し、サトシは頷く。

 

 

「デオキシスは戦闘中に四つの姿に変化出来るんだ。攻撃、防御、スピードのバランスが取れた『ノーマルフォルム』。攻撃が高い姿の『アタックフォルム』。 防御が高い姿の『ディフェンスフォルム』。 スピードが高い姿の『スピードフォルム』の四つだ。」

 

「…状況に合わせて姿を変えて戦うのか。 サトシ、お前はそのデオキシスと戦闘経験はあるのか?」

 

「……ああ。 何度か戦ったよ。 でもさっきのデオキシスが使った奴は一度も見た事がない。」

 

 

サトシはデオキシスとの戦闘経験はあるが、先程のデオキシスが行った事は一切知らないという。

 

 

「スピードは確かに速いけど、“でんこうせっか”で移動出来るピカチュウなら何とか着いていけると思う。 でもデオキシスの姿は消えていたし、ロケット団を助けたあの穴は知らない。」

 

「姿を消していたから見えなかったのか。」

 

 

レッドはデオキシスの姿を見る事が出来なかった理由を知り納得する。

 

 

「……この世界のデオキシスだけが持っている物の可能性が高いってことか。 おそらくおじいちゃんを攫ったのは先程の方法で攫ったか。」

 

 

グリーンはオーキド博士を攫った方法を察したと同時に拳を強く握る。

 

 

「……オーキド博士はどこにいるかわからないし、さっきのロケット団の言い方から人質になっているのを考えればジムリーダー達や警察に話すのはリスクがある。」

 

 

ブルーは現状を把握する為に周囲を確認すると、ある事に気付く。

 

 

「! ここにあった『ウルトラホール発生装置』がない!?」

 

「何だって!?」

 

 

ブルーの言葉にレッドは驚く。 そしてグリーンはその情報を聞き、その理由を察する。

 

 

「──ロケット団に奪われたか。」

 

「そんな!?」

 

 

その事実を知ってイエローはやるせない気持ちになる。

 

先程のサトシの言葉で巨石を全て破壊するまでは戻るつもりはないとのことだが、やはりいつでも帰れる方法があると無いとでは全く違うからだ。

 

それを奪ったロケット団に怒りを表す。

 

 

「……他にも奪われていないか確認しましょう。 もしかしたら何かヒントがあるかもしれないわ。」

 

 

ブルーの提案に4人は頷き、研究所中を探す。

 

 

 

 

 

しばらくした後、5人は再び集まり意見を交換する。

 

 

「どうだった?」

 

 

サトシの質問に順に答える。

 

 

「ポケモンは無事そうだった。」

 

「はい。 ポケモン達の記憶を見ても特に居なくなったポケモンはいません。」

 

 

レッドとイエローは研究所にいるポケモンには問題がなかったと言う。

 

一方、グリーンとブルーはある事に気づいていた。

 

 

「──おじいちゃんが持っていた旧式のポケモン図鑑が無くなっていた。」

 

「ええ、それに博士の研究データが削除されていたわ。 ロケット団が消したか、博士がロケット団に奪われないように消したのかは分からないけどね。」

 

 

消されていたデータはサトシのスマホロトムから得た戦闘データや記録だ。

 

おそらくロケット団はこれが目的だったのだろう。

 

サトシは一時期、リサーチフェローとしてサクラギ研究所の研究を手伝っていた事があり、当然だがそれらはすべて貴重な研究資料のために厳重なプロテクトが施されている。

 

 

そのスマホロトムのデータを狙って来たという事はロケット団の技術でもそのデータを入手する事は出来なかったのだろう。

 

 

「ロケット団の狙いはオレ達を捕らえる事とポケモン図鑑、そして研究データだったって事か。」

 

 

 

 

ブルーは現状の状況を整理して話す。

 

 

「…オーキド博士はロケット団が誘拐した。 そして()()()()()()()()()()()()()。」

 

「──なら、ロケット団がいるナナシマに行くしかない。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

サトシの言葉に全員が覚悟を決めて頷く。

 

 

「今、オーキド博士がどこにいるのか全く分からない以上、誘拐したロケット団だけが手掛かりだ。」

 

「……危険ですけど、誰にも助けを呼べないこの状況ですし、それしか無いですね。」

 

 

レッドとイエローもオーキド博士を助けるには罠だと分かっていてもナナシマへ向かうしかないと同意する。

 

 

「……そうね。 わざわざロケット団の方から招待状を貰ったし、行きましょう。 グリーンもいいでしょう?」

 

「……ああ。」

 

 

ブルーはグリーンの返事を聞き、思う。

 

 

「(……やっぱり冷静じゃない。 レッド達はそういうの鈍いし、私がしっかりしないと。)」

 

 

ブルーは静かに決意するのだった。

 

 

 

 

 

5人はその後オーキド研究所から出て、それぞれ空を飛ぶ事が出来るポケモンを繰り出し、クチバシティへと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

─── アサギシティ ───

 

 

一方、ジョウト地方のアサギシティである人物達が買い物をしていた。

 

 

「コラ、ニャース!! ぼーっとしてないでとっとと来なさい!」

 

「ちょっと待つニャムサシ、コジロウ。」

 

 

オーキド博士に頼まれて機械の修理に必要な部品を買いにアサギシティをロケット団3人組(?)は回っていた。

 

 

「全く相変わらずムサシは人使いが荒いニャ。」

 

「ほんとほんと。」

 

「何か言ったかしら?」

 

 

ムサシの圧に2人は“なんでもないです”と言い、そのまま着いていく。

 

 

「……でもいいのかニャ?」

 

「何が?」

 

 

 

ニャースはムサシとコジロウに聞く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──オーキド博士の事ニャ。」

 

「「───。」」

 

 

ニャースの言葉に2人は足を止める。

 

 

「ニャー達が取り付けた盗聴機でオーキド博士がロケット団に誘拐された事は知っているニャろ?」

 

「……ニャースだって分かってるだろう? オレ達はロケット団。 例え世界が違くてもサカキ様へ弓を引くなんてあり得ない。」

 

 

コジロウの言葉に2人は同意する。

 

例え世話になったオーキド博士でも、3人(?)の優先順位はサカキ様だ。

 

 

「ええ。 だから私達がロケット団に干渉しない様に色々とこの世界のロケット団について調べた。 ────だからこそ、引っ掛かるのよね。」

 

「「?」」

 

 

ムサシが引っ掛かっている事、『ある2人』について話す。

 

 

「幹部の『チャクラ』はまあ、()()()()()()()()()()()()。」

 

 

ムサシはもう1人について素直な気持ちを言う。

 

 

 

「あの『サキ』って女。()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

─── クチバシティ ───

 

マサラタウンから出た5人は目的地であるクチバシティへ向かっていた。

 

 

「見えてきた、クチバシティ。」

 

 

レッドは港の修復が殆ど終わりかけており、その港に大きな船がある事が分かる。

 

 

「行くぞ。」

 

「ああ、降下だ!」

 

 

サトシの言葉と同時に5人は船の入り口の近くに着地する。

 

 

「どわぁ!! びっくりした。」

 

 

そこで待機していた船の船員は突然空から落ちて来た5人に驚愕したが、5人が手に持っている物に気付く。

 

 

「ん? それは『トライパス』。 あんた達は『シーギャロップ号』のお客さんかい!」

 

 

船員は目の前の5人が『シーギャロップ号』の乗客だと分かり、()()()()()()()

 

 

「だったら早く乗った乗った!! もう船出ちゃうよ!」

 

「うわぁ!?」

 

 

そう言いながら船員は5人を押して船へと乗せる。

 

 

 

 

「フ───、 間に合った。 全くアンタらもうちょっと早く来れないかね。」

 

「ご、ごめんなさい。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

サトシ達の謝罪を見て船員は頷き、『良い旅を』と言い持ち場へ向かう。

 

その瞬間船は出発の為に錨を上げ、船までの階段を外し、船を鳴らす。

 

 

同時に船内アナウンスが言う。

 

 

 

《お客様に申し上げます!!》

 

《本船シーギャロップ号はクチバ港よりまもなく出航します。》

 

《行き先は カントー ナナシマの1番目……一の島!!》

 

 

 

 

その他、何かあった場合の注意事項などがアナウンスされた後に船は出発する。

 

 

その後5人は適当に座れる場所に座り、話をする。

 

 

「…うーん。」

 

「どうしたんですか? レッドさん。」

 

 

レッドが悩んでいるのを見てイエローは質問する。

 

 

「いや、ナナシマの1の島って所がどんな場所なのかとどうしてロケット団がオレたちを捕えようとしているのか分からなくてさ。」

 

「……確かにそうね。」

 

 

レッドの疑問にブルー達は同意する。

 

 

「ヤマブキシティの時はブルーを捕えようとしていたけど、その時はサカキはシルバーの事を知るためっていう理由があった。 でも今回は()()()()()。 どうしてなんだろう。」

 

「シルバーさんといえば、サカキさんの事は?」

 

 

イエローの質問にブルーは答える。

 

 

「……まだ伝えていないわ。  私もシルバーも仮面の男との戦いが終わった後で家族と過ごす事が希望になっているの。 なのにシルバーのその父親がロケット団のボスだって分かれば──。 」

 

 

ブルーのその言葉に4人はシルバーに伝えなかった理由を察する。

 

シルバーは仮面の男やポケモン協会のシモンの悪行に怒りを持っていた。

 

そんな彼が自身の父がサカキだと知ってしまえば。

 

 

 

「この前、シルバーが運命のスプーンをナツメに返した時に何か聞いたのかサカキの事を聞いてきた事があって誤魔化しはしたんだけど。私を怪しんでいたわ。」

 

「……そっか。」

 

 

そう話していると、グリーンはサトシに質問する。

 

 

「サトシ、お前はデオキシスと何度か戦った事があると言ったな。 サトシの世界でのデオキシスが何をしたのか教えてほしい。」

 

「ああ。」

 

 

サトシは自分が出会ってきたデオキシスの事を話す。

 

 

「旅をしていた時、何体かのデオキシスと会ってきたんだ。 でもデオキシスは様々な姿に変わるだろう? どんなに考えても対応されちゃうから真正面からぶつかるしかないと思うんだ。」

 

「…なるほど、臨機応変に変化するからそういうのは通用しないか。」

 

 

グリーンの言葉にサトシは頷く。

 

 

「デオキシスのフォルムチェンジは厄介だけど、1番厄介だったのは()()()()()()。」

 

「分身? “かげぶんしん”の事か?」

 

 

レッドの質問にサトシは首を横に振る。

 

 

「いや、“かげぶんしん”じゃない、『分身』だよ。 俺が出会ったあるデオキシスは攻撃とか出来る“みがわり”みたいな自分の分身をたくさん作れるんだ。 数百体のデオキシスに追われたのは懐かしいな。」

 

 

サトシは懐かしんでいるが、さらっと恐ろしい事をサトシは言った。

 

 

()()()()()()()()()()()()に追われたと。

 

しかも一体一体が“みがわり”の様に攻撃でき且つ、一定のダメージを受けなければ消滅しないのならば

 

 

 

 

 

 

 

 

『デオキシス一体でカントー地方を支配することも出来るかもしれない。』

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なるほど、確かに一番厄介だな。」

 

「そんなのが襲って来たら数で押し潰されて終わりね。 サトシはどうやって攻略したの?」

 

 

ブルーの質問にサトシは答える。

 

 

「あの時は攻略したというか、あのデオキシスは自分の仲間を探していただけだったんだ。」

 

「仲間を?」

 

 

サトシはその状況の事を説明する。

 

 

「そのデオキシスは宇宙から隕石として落ちたんだけど、その際縄張りに入られたって勘違いしたレックウザがデオキシスと戦って、一体のデオキシスが敗れたんだ。 で、その隕石にはまだ身体が出来ていない仲間がいて、その仲間を探すのに再生したデオキシスはポケモンや人間が邪魔だったからその分身で一つの場所に集めていたんだよ。 俺たちはそのもう一体のデオキシスをどうにか復活させて、事態は終わったんだ。」

 

 

サトシは当時のことを説明する。

 

そしてイエローはある疑問を抱く。

 

 

「邪魔って、どうしてですか?」

 

 

デオキシスが人間とポケモンが邪魔だと判断した理由を聞く。

 

 

「デオキシスには電磁波が見えるんだよ。」

 

「電磁波ですか?」

 

 

サトシの言葉にイエローは首を傾げる。

 

 

「ああ。 俺の世界のデオキシスには電磁波を見る事ができるんだけど、電磁波は機械だけじゃなくて、人間やポケモンにもあるんだ。 で、その電磁波のせいでデオキシスの視界は遮られて仲間を探すのに邪魔だったんだよ。」

 

「…だから、人やポケモンを攫って一箇所に集めたんですね。」

 

 

イエローはデオキシスが人間やポケモンを攫った理由に納得がいく。

 

一方でその言葉を聞いたブルーは

 

 

「──もしかして、さっき来たデオキシスもそうかもしれない。」

 

 

そう自身の考えを口にする。

 

 

「え?」

 

「みんな覚えてる? あのロケット団、『ラムダ』をデオキシスが助ける前、あいつ研究所を停電させていたでしょう?」

 

 

その言葉を聞いてグリーンは察する。

 

 

「! そうか、電源を消したのはオレたちから逃げる為にやったんじゃない。 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!?」

 

 

ロケット団のラムダの行動にグリーンはそう考える。

 

 

「……でもそれは偶然の可能性もあるけど、」

 

「ええ、レッドの言う通りの可能性もある。 でも、試す価値はあると思うわ。」

 

 

5人がデオキシスへの対策を話し合っているその時、サトシのピカチュウとレッドのボールにいたピカが出て来てある方向へと向かう。

 

 

「ピカチュウ?」

 

「ピカ? どうしたんだ。」

 

 

ピカチュウとピカはある人物の足元にたどり着き、ズボンを引っ張る。

 

 

「ん? お、お、 見覚えのあるピカチュウ達は、まさか。」

 

 

その人物が言うと同時、ピカがその人物に電撃を浴びせる。

 

 

「あががが!!」

 

 

その電撃を受けてその人物、『マサキ』は自身の友人達のピカチュウと確信する。

 

 

「たっはー、この電撃! やっぱりピカ! そしてこのピカチュウ! ちゅーことは、」

 

 

マサキは周りを見渡し、『彼ら』を見つける。

 

 

「レッド! サトシ! それにグリーンとブルーにイエローまで!」

 

「マサキ!!」

 

「マサキさん!」

 

 

レッドとサトシはこのシーギャロップ号でマサキとの出会いに喜ぶ。

 

 

「1ヶ月ぶりだな、マサキ!!」

 

「ああ、元気やった?」

 

 

レッドとマサキがそう話していると、グリーンが質問する。

 

 

「──今日は…、ナナミ姉さんとは一緒じゃなかったのか?」

 

 

最近近い仲になりつつあるマサキにそう質問する。

 

 

「そ、そやねん。 ナナミはんには1ヶ月前のポケモン協会の事件のゴタゴタで手伝って貰ってな。 ナナミはんにはポケモン協会のわいの部屋で休んでいるんや。」

 

「……そうか。」

 

「その間にわいは出来なかった転送システムの調整で、ニシキっちゅう研究仲間に会いに行くねん。」

 

「ニシキ?」

 

 

サトシの疑問にマサキは説明する。

 

 

「転送&預かりシステムを作った仲間(メンバー)がおってな、今は全国にバラバラやけどニシキはその1人、()()()()のシステム管理者っちゅうわけや。」

 

「ナ、ナナシマ。」

 

 

 

マサキの言葉に五人は複雑な気持ちになる。

 

ナナシマには今ロケット団がおり、自分たちを捕らえようと待ち受けている。 この船の事もロケット団は把握しているだろう。

 

 

そんな船にマサキもいるこの状況。 巻き込まれることになるかも知れないと。

 

 

「しかし、まさかレッド達がシーギャロップ号に乗っているとはな、1の島には何の用? 観光?」

 

「イヤ、オレ達は──。」

 

 

レッドがそう言うと同時にブルーがレッドに言う。

 

 

「(レッド、分かってるわね?)」

 

「(ああ、マサキを巻き込む訳にはいかないからな。)」

 

 

ブルーの言葉にレッドが心の中で頷き、答える。

 

 

「ほ、ほら! ポケモン図鑑を埋める為だよ。 ナナシマ来た事がなかったから、どんなポケモンがいるか楽しみでさ。」

 

「は、はい。 そうです。 それでちょうどクチバの船が再開したじゃないですか。 それで5人で一緒に行こうってなりまして。」

 

「そうそう。 折角ナナシマに行くんだもの、全員で行こうって誘ったのよ。」

 

 

レッド、イエロー、ブルーの言葉にマサキは納得する。

 

 

「なるほどな。 それにしても5人とも相変わらず仲ええなぁ。 わいも仕事じゃなきゃ遊べたんやけどな。」

 

 

そう話していると、マサキの携帯に連絡が入る。

 

 

「あ、ちょっと待って、 ウワサをすればニシキや。」

 

 

マサキは電話に出る。

 

 

「もしもし、マサキや、もうすぐ着くで、そっちはどうや?」

 

 

マサキは電話先のニシキという人物と話をして、最終的にには直接出向く事にしたみたいだ。

 

 

「まったく、……また大仕事になりそうやで、」

 

 

そうマサキが言ったその時、ピン、ポン、パン、ポンと船内アナウンスが鳴る。

 

 

《ご乗船の皆さま、長らくお待たせしました。》

 

《まもなく1の島に到着いたします。》

 

 

それはナナシマへ到着した事、そして新たな戦いの始まりを鳴らすアナウンスであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─── 1の島 ───

 

 

1の島である人物がその様子を見ていた。

 

 

 

「さて、()()()()の言う通り果たして見込みがあるかどうか。」

 

 

その人物は船から降りてくるレッド達とそれに迫って来ている複数の人物達を見てそう言う。

 

 

「確かめさせてもらおうかね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上如何でしたでしょうか?


ではまたの機会に。
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