ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

118 / 138
本編続きです。


とりあえず『戦ノ道』以外は整理出来たので投稿します。


ちなみに試験の内容は本編とは少し異なります。




2の島〜戦ノ道

 

 

オーキド博士がロケット団に捕らわれてしまい、救うためにナナシマ行きの船、『シーギャロップ号』に乗ったレッド達。

 

船内でデオキシスについて話していると偶然マサキと再会。

 

マサキを巻き込まない様何も言わなかったが、ロケット団がマサキを捕らえようとしてマサキは怪我をしてしまう。

 

 

レッド達は間一髪助ける事に成功し、マサキに正直に話す。

 

 

レッド達が強くなる方法を考えている時、『究極技』の伝承者、キワメと出会う

 

 

その実力を見たレッドはキワメに『究極技』の伝授を頼むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─── シーギャロップ号 ───

 

 

シーギャロップ号は1の島を出航し、船内アナウンスが鳴る。

 

 

《ご乗船ありがとうございます。 当船が次に向かいますのは、2の島。》

 

 

 

そんなシーギャロップ号には現在、多くの乗客がおり、その中に5人の少年少女とキワメというおばあさんがいた。

 

 

「どういうつもりだ、レッド。」

 

 

その1人、『グリーン』はハッサムにキワメに取り付けられてしまった腕輪を外させ様と試みながら聞く。

 

 

「ん? 何が?」

 

 

グリーンに質問されたレッドはどの様な意図で質問したのか分からず、疑問を投げる。

 

 

「お前、本気であのばあさんから教えを受ける気か?」

 

 

グリーンの質問にレッドは答える。

 

 

「ああ、本気だよ。 グリーンも見たろう? あのおばあさんの実力を。」

 

 

レッドはキワメが『究極技』を放った時の事を思い出しながら話す。

 

 

「オレたちより確実に強い!! そんな人がオレたちにずっと守って来た技を伝承してくれるっていうんだぞ。 チャンスだと思ったんだよ。」

 

 

レッドは少し興奮しながら話した後、真剣に話す。

 

 

「──それに、あの技をサトシは使いこなせる実力を持ってる。 対して()()()()()()()()()()()()。 強くなれるこのチャンスを逃したくなかったんだ。 間違ってるか?」

 

 

レッドの言葉にグリーンは目を瞑り、同意する。

 

 

「……間違っちゃいないさ。 あのばあさんはオレたちよりも強く、そして『究極技』の伝承者だというのもおそらく事実だろう。」

 

 

その言葉と共に、ハッサムで腕輪を外すのを諦めて立ち上がり、キワメとサトシがいる部屋を睨む。

 

 

「…だが…だからこそ…、簡単に相手に従ってはいけない場合もある。」

 

「え!?」

 

「……どういう事ですか?」

 

 

グリーンの言葉にレッドとイエローは問う。

 

 

「たとえば、あのばあさんが敵だったらどうする? オレたちを襲ったロケット団と繋がっていて、2の島でロケット団がオレたちを捕える為に待機していたらどうする?」

 

「……しかも、わたし達はおばあさんから逃げられない状況だしね。」

 

 

グリーンとブルーの言葉にレッドとイエローは驚く。

 

 

「ロ、ロケット団と繋がってるって……。」

 

「グリーンさん、ブルーさん、本当何ですか?」

 

 

レッドとイエローは驚愕しながらグリーンとブルーに聞く。

 

 

「……あくまで可能性よ。 0じゃないって事。」

 

「ただ覚えておけ。 もしそうなら既にオレたちを捕らえるという目的を殆ど達成しているってことになるって事だ。」

 

 

すでに自分とグリーン、ブルーは腕輪で行動が制限されている状態。後自由な状態なのはイエローとサトシのみ。

 

故に警戒を怠らない様にしろと2人は言う。

 

 

「……でも考え過ぎじゃないか? もしそうならイエローとサトシの分も用意するんじゃないか?」

 

「……あえて2人を捕らえずに尤もらしい事を言い、教えてもらうという建前を用意した可能性がある。 ロケット団との戦いで真正面からでは勝てないと最初から判断したのかもしれん。事実、ばあさんはサトシには返り討ちにあった。」

 

「「………。」」

 

 

グリーンの考えにレッドとイエローも『あり得る』という考えが頭に浮かぶ。

 

 

「……サトシ。」

 

 

レッドはサトシとキワメがいる部屋へ視線を映す。

 

中の様子を見ることはできないが、どの様な会話をしているのか気になっていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その部屋の中では少し重々しい空気になっていた。

 

 

「……分かり……ました。 キワメさん。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

サトシは少し心苦しそうにキワメの話に同意する。

 

 

「……残酷な様だけど、お前さんの為だ。 分かってくれて良かったよ。」

 

 

キワメは頷く。

 

 

「──でもきっと4人なら大丈夫です。 絶対にそんな事にはなりません。」

 

「………随分とあの4人を信用しているんだね? 確かにレッド、グリーン、ブルーの3人見込みはあるけど、わしの『究極技』を伝承できるかどうかはこっちが決めるし、イエローに関しても話にあった特訓している『あの技』が使えるか否かで判断させてもらうよ?」

 

 

キワメの言葉にサトシは頷く。

 

 

「はい。 キワメさん、色々とありがとうございます。」

 

「……礼なら『あやつら』に言いな。」

 

 

その言葉にサトシは口元が上がる。

 

 

「…()()()()()。 今度あった時に伝えます。」

 

「ピカ。」

 

 

サトシはそう、キワメの言う『あやつら』のことを思い浮かべて、心の中で感謝を伝える。

 

 

それと同時に船内アナウンスが鳴る。

 

 

《ご乗船のみなさま、お待たせしました。 2の島に到着です。》

 

「さてと、これからあやつらの何人がわしの『究極技』を受け継ぐのか。確かめてさせてもらうかね。」

 

 

そのアナウンスを聞き、キワメとサトシは部屋から出て、レッド達の所へ向かう。

 

 

「さあ! ズバッと行くぞ!!」

 

 

そうキワメは大声で4人にそう言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─── 2の島 ───

 

 

レッド達5人とキワメの6人がシーギャロップ号から降り、2の島へ到着する。

 

 

「……なあ、サトシ。」

 

「ん?」

 

 

小さい声でレッドは気になった事をサトシに聞く。

 

 

「あのおばあさんとどんな話をしたんだ?」

 

「──────。」

 

 

サトシはレッドからの質問に少し考えて、

 

 

「──ごめん。 今は話せない。」

 

 

そうレッドに伝えたのだ。

 

 

「……話せない? オレたちには言えないのか?」

 

 

レッドは…否、それを聞いていたグリーン達も部屋でサトシがキワメと話した内容を話せないという事に驚いた。

 

 

「ああ。 でもこれだけは言えるよ。」

 

「「「「?」」」」

 

 

4人はサトシの次の言葉に驚く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キワメさんは信用できる。 間違いなく俺達の味方だよ。」

 

 

 

 

 

 

そうサトシはキワメが信用できると()()()()()()

 

 

「……そっか。」

 

 

レッドは部屋の中での会話でサトシはキワメを完全に信用する『何か』があった事を察する。

 

なぜ自分達に話せないのかは分からないがレッドとイエローはそんなサトシを見てキワメを信用しようと考える。

 

グリーンとブルーも完全にとはいかないが、サトシを信じて一旦はキワメを信じる事にする。

 

 

しばらく歩くと目の前に階段が見える。

 

 

「さあ、目的地はこの階段の上だよ。」

 

「ま、マジ?」

 

 

レッド達は目の前に映る、長い階段に唖然とするが、覚悟を決めて階段を登る。

 

 

 

 

 

 

 

 

─── ???? ───

 

 

ここは何処かの部屋だろうか?

 

そこである1人の男性が集めた情報をまとめていた。

 

 

「……どういう事だ?」

 

 

その男性、『コジロウ』は今回のナナシマの事件周りについてムサシ、ニャースと共に調査していたのだが、ある事に気づいたのだ。

 

その事に疑問を持っていると、後ろからムサシとニャースが話しかける。

 

 

「どう、コジロウ?」

 

「ニャにか分かったかニャ?」

 

 

ムサシとニャースの質問にニャースは答える。

 

 

「……ああ。 もしオレたちの考え通りなら、このナナシマの事件。 オレたちも介入する必要があるかもしれない。」

 

 

そう言いながらコジロウはその画面を見せる。

 

 

「……なるほどね。 確かにわたし達も動く必要があるかもね。」

 

「どうするニャ、ムサシ、コジロウ?」

 

 

 

ニャースの言葉にロケット団はある事を考える。

 

 

「……まずはここに行きましょう。」

 

 

ムサシが示した場所に2人(?)は頷き、動き出すのだった。

 

 

 

 

 

 

─── 2の島 ───

 

 

「ふう、ふう。」

 

 

レッド達5人はキワメの案内で長い階段を登っていた。

 

 

 

「すごい長い階段だな。 着いて行くだけで疲れる。」

 

 

レッドは帽子を取り、汗を拭いながら言う。

 

 

「は、はい。 長い階段ですね。」

 

 

イエローもレッドの言葉に同意して、周りを見る。

 

 

「…この2の島、誰もいませんね。 船から降りたのも僕たちだけでしたし。」

 

 

イエローは2の島の周りを見て呟くとキワメが言う。

 

 

「そうとも。 そして、それで良いんじゃ。 この島は実力のない者を受け入れぬ。」

 

 

そうキワメはこの『2の島』について語る。

 

 

「お前たちとて、まずはビビッと試させるからな!」

 

 

キワメのその言葉と共に、階段は終わりを迎えて、目の前に『跳ノ道』と書かれた看板がある大きな門にたどり着いたのだ。

 

 

「やっと着いたか……。」

 

「大きい門。」

 

 

グリーンとブルーはようやくたどり着いた事に安堵するが、

 

 

「何を言うとる。 ここは『玄関』じゃ。」

 

「げ、玄関!?」

 

 

キワメの言葉に5人は驚く。

 

これほどの大きい門が玄関だと言われ、驚いたのだ。

 

 

「わしの家はここから3()0()()()、「きわの岬」と呼ばれる場所にある。 そこに至るまでの長〜〜い廊下、ここはその入り口じゃ!!」

 

 

その言葉にレッド達は驚いていたその時、

 

 

「……なあ、みんな。」

 

「何だ、サトシ。」

 

 

サトシは真剣な顔で全員に質問する。

 

 

 

 

 

 

 

 

「30町って何だ?」

 

『……………』

 

 

 

その質問に全員が唖然と──否。

 

 

「実は、オレも。」

 

「恥ずかしながら僕もです。」

 

 

レッドとイエローもまたも同じ疑問を持っていた。

 

見た目と雰囲気から長い距離とは理解できるが、どのくらいかは想像できないのだ。

 

 

「はあ、町とは長さの単位のことで1町につき約110メートルだ。」

 

「……え?」

 

 

グリーンのその言葉に3人は驚く。 つまり、キワメの家までは30町ということは。

 

 

「つまり、キワメさんの家までは3.3キロメートルあるって事か!?」

 

「ピカチュウ!?」

 

 

 

つまり、約3.3キロメートルの長さ全てがそのままキワメの家の玄関なのだ!!

 

 

「な、長い。」

 

「それに、『跳ノ道』? どういう意味なんでしょうか?」

 

 

レッドとイエローはその名前の意味を考えていると、

 

 

「さて、この中に入る前に3人にはそれぞれ手持ちのポケモンを()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

「「「え?」」」

 

 

キワメの言葉にレッド、グリーン、ブルーは驚く。

 

 

「何を驚いているんじゃ。 『究極技』を覚えられるのはこの3体のみ。故にそのポケモンとの絆や強さを試すのは当然じゃろう。─── まあ、本来はこんな制限しなくても良いんじゃがのう。

 

 

キワメはその理由を話す。

 

 

「……ポケモン達はどうするんだ?」

 

 

レッドの質問にキワメは答える。

 

 

「残りのポケモンはわしが預かる───と思っていたが、突然現れたこんなわしを完全に信用するのは難しいじゃろう。 故に持っていても構わんが、リザードン、フシギバナ、カメックス以外のポケモンの力を使ってはいかん。」

 

 

キワメはそう3人に言う。

 

 

「……あれ? レッドさん達はわかりましたけど、僕は……。」

 

 

イエローの疑問にキワメは答える。

 

 

「すまんがお主にはわしの『究極技』を覚えられるポケモンがいない。 故に3人の様にする必要がない。」

 

「……そうですか。」

 

 

イエローはその言葉を聞きガッカリするが、

 

 

「じゃが、お前さんには先にサトシと共に中に入ってわしの言う通りに進んでもらう。」

 

「……え?」

 

 

イエローは疑問に思うが、キワメはその理由を話す。

 

 

「これには当然意味があるが、詳細は中でわしとサトシが説明する。──サトシ、わしは先に行っておる。」

 

「はい。」

 

 

そう言い、キワメは門の中へ入る。

 

対してサトシはレッドに近づきあるお願いをする。

 

 

「なあ、レッド。 『  』をイエローに渡してくれないか。」

 

「? どうしてだ?」

 

 

レッドはサトシの提案に疑問を持つが、

 

 

「───────────。」

 

 

その内容を聞いてレッドは驚くも少し考えて、

 

 

「………分かった。 イエロー、『  』を頼む。」

 

「は、はい。」

 

 

サトシの願いの通りに『  』をイエローに一時的に預ける。

 

 

「じゃあ、イエロー。 行こうぜ。」

 

「は、はい。 レッドさん、グリーンさん、ブルーさん。 先に行ってきます。」

 

 

 

 

ひと足先に入ったイエローとサトシは中にいるキワメと会う。

 

 

「キワメさん。 お待たせしました。」

 

「……来たか、」

 

 

キワメは入って来たイエローとサトシを見て語る。

 

 

「さてと、イエロー。 もう、これから何を目的に行うのか()()()()()()()()()()?」

 

「……はい。」

 

 

キワメの言葉にイエローは頷く。

 

 

「うむ、 お主の試練は『特殊な状況』故に、船でサトシと話した方法で行う。 サトシ、わしはレッド達から離れる訳にはいかん。 一時間後にあやつらを入れる。 それまでにここを通過できれば良いが、しなくてもわしの家に行ってくれ。」

 

「はい。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

サトシとピカチュウはその頼みに頷く。

 

 

「よし、ならば説明しよう。 これからお主には───。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イエローとサトシが先に入り、一時間程が経つ。

 

 

「……遅いな。」

 

 

グリーンはキワメが来るのが遅い為、少しイライラしていた。

 

 

「グリーン、そんなイライラするなよ。 もう少し待とうぜ。」

 

「オレたちには時間がないんだ。 こんな所で待ってる時間も惜しい。」

 

 

レッドとグリーンがそう会話をしているとキワメが門から出て来た。

 

 

「待たせてすまんかったのう。次はお前さんらの番じゃ。」

 

「……イエローとサトシは?」

 

 

ブルーの質問にキワメは答える。

 

 

「既にこの玄関を抜けてわしの家にいる。 ()()はわしの家にたどり着いたら聞くと良い。」

 

「……結果?」

 

 

キワメの言葉にレッド達は疑問に思うも、それを聞く暇もキワメは与えなかった。

 

キワメがさっさと門を開けて入ったからだ。

 

それを見てレッド達も急いで中へと入る。

 

 

 

 

 

 

 

─── 跳ノ道 ───

 

中に入ると真っ直ぐで長い廊下が見える。

 

此処でポケモンを繰り出して戦闘をしても何の問題もない大きさだ。

 

 

「……ここで技を教えてくれるのか。」

 

 

グリーンがそう言うとキワメが後ろから杖を“ぐわん”と頭を叩く。

 

 

「バカモノが!! いきなりスラっと教えてもらえるとでも思ったか!!」

 

「〰︎〰︎〰︎ッ!」

 

「だ、大丈夫?」

 

 

グリーンは突然杖で頭を叩かれたので、その部分を両手で押さえ、ブルーはそんなグリーンを心配する。 

 

キワメはそのままこれから行う事を話す。

 

 

「技の基本は体力! 特に足腰じゃ!! ほれ、さっさとフシギバナとリザードン、そしてカメックスを出せ!!」

 

 

レッド、グリーン、ブルーの3人はその指示に従ってポケモンを繰り出す。

 

 

キワメはそのままフシギバに近づき、ツルを持つ。

 

 

「フシギバナのツルを……、そら! 持たんか、リザードン。」

 

 

そのツルをリザードンに持たせる。

 

それを見てブルーは察する。

 

 

「…大縄跳び。 それで3人で跳びながら進むのね。 でもカメちゃんはどうして?」

 

「もちろん、お前さんらの()()()()()()()()。」

 

 

その瞬間、正面から『みずの攻撃が来る。』

 

 

「! カメちゃん、“ハイドロポンプ”!!」

 

 

フシギバナとリザードンはキワメとの事で行動が遅れ、カメちゃんがその攻撃を相殺する。

 

 

「な、いきなり何をする!!」

 

 

グリーンがキワメに怒りを露わにするが、

 

 

「何を言っておる。 これは必要な事じゃ。 ほれ、地面を見てみな。」

 

 

その言葉の通りに地面を見ると、先程の攻撃で濡れている状態だ。

 

 

「! もしかして、地面が水で滑りやすいこの状況でジャンプして進むのか!?」

 

 

レッドはこの状況を理解する。

 

 

「ああ、これからお前さんらがたたかうロケット団は強い。 正直には言えば『デオキシス』や『サカキ』との戦いはこれくらい出来なければいかん。」

 

「……なぜデオキシスやサカキの事を。」

 

 

レッドの質問にキワメは答える。

 

 

「船の中でサトシが教えてくれたんじゃ。その強さもな。 ちなみに、話を聞く限りじゃとロケット団のボス、『サカキ』と『サトシ』はこれぐらいはできるとわしが判断した。」

 

「…もしかしてサトシが話さなかったのはこれが理由?」

 

 

レッド達は船の部屋でサトシとキワメが話していたのはこの試練の方法なのではないかと考えた。

 

これから行う事を理解するのは早いとサトシは判断したのかもしれない。

 

 

 

「お前さんらにはそのツルでジャンプしつつ進んで欲しい。 ただし、前にはわしのオーダイルが時々攻撃を放つのでカメックスでそれを防ぐんじゃ。 だが、カメックスはトレーナーの指示があるまで攻撃は一切しない。」

 

 

 

「……なるほど、周囲を警戒しながらツルの縄を飛んで、攻撃がくればブルーの指示で防御するか。」

 

「しかも、地面は濡れて滑りやすい状態。 これは体幹が強くなきゃできないわ。」

 

 

そう3人がこれから行う試練の難しさを感じていると、地面が後ろに向かって動き出す。

 

 

「これは!?」

 

「これって地面が動いてる?」

 

「! これで跳んで移動。 『跳ノ道』ってこういう事か!!」

 

 

3人はここが『跳ノ道』と書かれた理由を知る。

 

 

「わしは外から見守ってやる。 あ、そうそう、一回でも引っかかったら最初からじゃからな。」

 

 

そう言いキワメはカイリューを繰り出して外から3人を見守る。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、キワメの家にて、

 

 

 

「はあ、はあ。」

 

「大丈夫か、イエロー。」

 

 

 

 

酷く疲れているイエローと余裕そうなサトシがいた。

 

 

 

「は、はい。 はあ、はあ……。とても辛かったですけど、はあ、はあ、どうにか。」

 

「うん。 キワメさんから頼まれて()()()()()()()()まあ、よかったよ。お陰で一度も成功しなかった事が何回かできる様になったじゃないか。」

 

 

サトシの言葉にイエローは頷く。

 

 

「はい。 ……()()()()()()()()()から練習した事が此処で何回かできる様になって良かったです。」

 

 

そう話しているとキワメから預かった電話がなる。

 

 

「もしもし、! キワメさん。」

 

 

 

サトシはキワメから話を聞き、了承した後に電話を切る。

 

 

「……イエロー、しばらく休んでくれ。 俺は一度『   』に行くから。」

 

「い、いえ。 このまま続けます。 みんなもようやくコツが掴んできたんです。 いつでもできる様にしないと。」

 

 

そうイエローはこのまま鍛える事をサトシに言う。

 

 

「……そっか、無理はするなよ。 ピカチュウ。 イエローを頼んだぜ。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

そう言い、サトシはピカチュウにイエローを任せて『   』へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“たん”、“たん”とツルが地面に当たる音が鳴り響く。

 

そして、

 

 

「ハア、ハア…! カメちゃん!」

 

 

ブルーの指示で目の前から来るオーダイルの攻撃をカメちゃんの攻撃で相殺。 

 

周囲が“ビッシャ”と濡れて更に滑りやすくなる。

 

 

「ハア、ハア、今回ので()()()良い加減成功させないと!」

 

 

そうレッドは言う。

 

 

一度目はレッドが足を滑らせて引っかかり、

 

二度目はオーダイルの攻撃にブルーが気づくのが遅れてフシギバナとリザードンがその水で縄のリズムが崩れてグリーンが引っかかる。

 

 

そうして今は3回目なのだ。

 

 

「ハア、ハア、で、これをいつまでコレをやれば良いんだ!?」

 

 

グリーンがそうキワメに問うと

 

 

「もちろん、廊下をビシッと渡り切るまでさ!」

 

 

そうキワメは3人に言う。

 

 

「そうそう、鍛錬内容は10町毎に変わるからね。」

 

 

そしてキワメはある事実を言う。

 

 

「ちなみじゃが、ここ『跳ノ道』鍛錬内容はお前さんら専用の内容に変更している。 初めての試みってやつじゃな。」

 

 

その言葉を聞き、グリーンは言う。

 

 

「くそ、2人とも! こんな事が究極技の伝承か!?」

 

「そう言われるとオレも困っちゃうんだけど、ハアハア。」

 

「ハア、ハア、でも、やるしかないわ。」

 

 

そのブルーの言葉に2人は頷き、同時に言う。

 

 

 

「リザードン、ちょっと跳びにくい。 回転を早めてくれ。」

 

「フッシー、もう少しゆっくりやってくれ!」

 

「このままのペースで行きましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

「「「……………。」」」

 

 

3人は顔合わせて、

 

 

「フ、フッシー、リザードンの呼吸に合わせて!」

 

 

結局グリーンのペースに合わせる事にする。

 

 

 

しばらく来る攻撃を防ぎながら走っていると

 

 

「! 後少し!!」

 

 

ゴールの扉が見え、ついにその扉を開く。

 

 

「「「ぬ、ぬけた!!」」」

 

 

3人はようやく『跳ノ道』を攻略したのだ。

 

 

“ハア、ハア”と3人が息を切らしていると、

 

 

「ほっほう、さすがじゃなァ。」

 

 

キワメが3人を褒めるが、すぐに次の10町の試練の扉を指す。

 

 

「さあ、次の廊下じゃ!!」

 

 

キワメがそう言うと同時に『拾の道』と書かれた看板がある扉が開くとドードリオが3体そこにいた。

 

キワメは試練の内容を説明する。

 

 

「用意されたドードリオに乗り! スピードアップする廊下を走り抜ける!! ただし、途中で落ちてくるきのみを一つ残らず受けること!!」

 

「だから『拾ノ道』か。」

 

 

その内容に3人はポケモン達をボールに戻し、ドードリオに乗って走る。

 

そして道中落ちてくるきのみを3人は順調に受け止めて行く。

 

 

 

だが、

 

 

「しまった!!」

 

 

レッドが一つのきのみを受け取ろうと手を伸ばすも、滑ってきのみが落ちる。

 

 

 

その寸前!!

 

 

「グリーン…。」

 

 

グリーンがそのレッドがこぼしたきのみを間一髪受け止めることに成功したのだ。

 

 

『拾ノ道』の試練は一回目で乗り越える事に成功する。

 

 

「ほう、今度は一回で成功か。さあ、最後の10町だよ。」

 

 

キワメはそう3人に言う。

 

 

「「ハア、ハア。」」

 

 

レッドとブルーはあまりの疲労に膝をついて息を整えていた。

 

 

「だ、大丈夫か、レッド、ブルー。」

 

 

グリーンが2人を心配し声をかけると2人は頷いてゆっくりと立ち上がる。

 

 

そして3人は目の前の看板の『戦ノ道』と書かれている扉を見る。

 

 

「次は『戦ノ道』。 何と戦うんだ?」

 

 

グリーンの疑問はすぐに分かる事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

キワメの言葉に応える様に扉が開き、中から出来た人物に3人は驚く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「()()()!?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ってたぜ、みんな!」

 

 

 

そう、門から出て来た人物はサトシだったのだ。

 

 

「そう、お前さんらにはサトシとこの『戦ノ道』で戦ってもらう。」

 

「サトシと戦う!?」

 

 

レッドはその言葉に驚く。 レッドは共に旅をしてバトルをする事もあったが、サトシが所持しているポケモン達にポケモンバトルで勝った事はない。

 

 

 

故にどれほど難しいのかグリーンやブルーよりも理解しているだろう。

 

 

「俺が出すのはこいつだ!」

 

 

サトシがポケモン、『ルカリオ』を繰り出す。

 

そして、レッドは気付く。

 

 

「ルカリオ、それにサトシの手にある()()()()()()()!」

 

「まさか。」

 

 

3人が察すると同時にサトシはグローブについている『キーストーン』に手を触れ、

 

 

「行くぜ、ルカリオ。 俺たちの絆。」

 

 

 

『それ』を行う。

 

 

 

 

()()()()()!!

 

 

 

ルカリオのメガシンカを!!

 

 

サトシのルカリオはメガシンカをし、姿を変える。

 

 

「ここが最後の試練じゃ。 この『戦ノ道』での目的は向こう側へ先に辿り着いた方が勝利じゃ!!」

 

 

最後の10町の試練の内容に3人は戦慄するのだった。

 

 




以上、いかがでしたでしょうか?


次回は『戦ノ道』にて3人とサトシの対決となります。


ちなみに『跳ノ道』での訓練はキワメがサトシからサカキとの戦いを聞いて考えています。


(『戦ノ道』はまだ納得する内容ができません。 更新が遅れるかもしれませんがご理解の程お願い致します。)


ではまたの機会に。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。