ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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本編続きです。


久しぶりの投稿です。


リハビリがてら戦闘描写が殆どありませんがご了承下さい。


2025/10/04

ブルーの5の島に行く際の発言が修正前だった事に気付きました。

申し訳ありませんでした。






望まむ遭遇。

 

 

オーキド博士がロケット団に捕らわれてしまい、救うためにナナシマ行きの船、『シーギャロップ号』に乗ったレッド達。

 

キワメとの出会いでレッド達図鑑所有者達は『究極技』を習得し、マサキと合流後ロケット団と戦闘。

 

 

一度撤退するも、ロケット団はナナシマの総攻撃を開始。

 

 

レッドとイエローは5の島。 グリーンとブルーは6の島。 

 

そしてサトシとマサキは7の島へ向かいそれぞれ戦闘する。

 

 

しかし、7の島にてサトシを狙ってアポロ達4人が襲ってくるのだった。

 

─── 7の島 ───

 

 

住民を避難誘導していたマサキはサトシの所へ着いた時、目の前に現れたその光景を見て、ロケット団の目的を悟る。

 

 

「なんて事や……、ロケット団がナナシマを総攻撃したんのはワイらの分断が目的やったんか!! サトシを倒す為に!!」

 

 

このナナシマで三獣士が何故別れて行動したのか不明で、その理由が今分かった。

 

しかし、仮に目的を知ってもこの状況になっただろう。

 

攻撃をされているナナシマの事を考えれば一刻も早く三獣士達を抑える事が最優先だからだ。

 

このナナシマ総攻撃が行われた時点でこの状況になるのは確定していたのだ。

 

 

「いくらサトシでも、この戦力差は無理や! かと言って逃げるのもこの状況は厳しい! 早くレッド達に伝えないと……」

 

 

マサキはポケギアを取り出して、グリーン、レッドの2人に連絡を試みるが、通信が出来ない。

 

 

「連絡が出来ない!?」

 

「当然です。 連絡が出来ない様にこの七の島全体に“通信障害”を張り巡らせています。 連絡など出来ませんよ。」

 

 

アポロはそうマサキに言う。

 

 

「……マサキさん、此処は逃げてください。」

 

「サトシ?」

 

 

突然マサキにサトシはそう言う。

 

 

「流石にこの数は勝つのは難しい。 レッド達の協力が必要だ。 マサキさんはこの七の島から脱出してみんなに連絡を。 それまで俺がロケット団を抑えます!!」

 

 

そう言いながらサトシはカイリュー、ルカリオ、ネギガナイト、ゲンガー、ウオノラゴン、合計6体のフルメンバーを揃える。

 

 

「逃すと思いますか?」

 

 

そう言い、アポロ達5人はサトシとマサキに襲い掛かるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

─── 5の島 ───

 

 

「オ、オレたちを使って……、デオキシスを呼び寄せる?」

 

 

レッドとイエローはチャクラから聞いたその情報に驚く。

 

 

「…どういう事ですか? どうして僕たちがデオキシスを誘き寄せる事が出来るんですか?」

 

「まさか、お前たちが捕獲したもう一体のデオキシスもオレたちに引き寄せられていたのか? どうなんだ!!」

 

 

2人の質問にチャクラは慌てた様子で答える。

 

 

「し、知らねーじゃん!! でも首領(サカキさま)が言ってましたからァ!!」

 

 

チャクラはサカキが言った言葉を言う。

 

 

「デオキシスとお前たち5人は引かれ合っている!! 『サトシ、レッド、グリーン、ブルー、イエローの集まる場所にヤツは現れる!!』って!!」

 

「……もう一体のデオキシス。 オレたち自身がそのデオキシスを引き寄せる存在だと!? それは本当なのか!?」

 

 

レッドはそうチャクラに聞くが、頷くだけでこれ以上は知らなそうだ。

 

 

「とにかく、このことをグリーンとマサキに連絡しないと。 イエローはグリーンに伝えて欲しい。 オレはマサキに連絡する。」

 

「はい。」

 

 

そう言いイエローはポケギアを取り出してグリーンに連絡する。

 

 

「フッシー、そいつを離すなよ!!」

 

 

そう言った後、レッドは先程の情報を伝えようとマサキに連絡を試みる。

 

しかし、

 

 

「繋がらない?」

 

 

その通話は一切繋がらないのだ。

 

チラリとイエローの方を見るが、イエローは普通に連絡出来ている様だ。

 

 

「……(イエローは普通に連絡が出来ている状態、一度ニシキさんに連絡してみるか?)」

 

 

レッド自分が持っているポケギアがハガネールに食われた時に壊れていないか確認する為に1の島に連絡する。

 

 

《もしもし! レッドくんか!!》

 

 

しかし、ポケギアが壊れているという訳では無いようだ。

 

 

「ニシキさん? そんなに慌ててどうしたんだ?」

 

 

ポケギアをつなげた時のニシキの慌て方に疑問を持ち、質問する。

 

 

《君たちは既に知っていると思うが、ロケット団の放送を見て、ナナシマの人々が君達を捕らえてロケット団に引き渡そうとしているみたいなんだ!!》

 

「!?」

 

 

その言葉に“やっぱり”と考える。

 

 

「……ブルーから“可能性”として聞いてはいたけど、キツイな。」

 

 

ナナシマの人達からすれば突然ロケット団が襲ってきた状況。

 

その理由がこのナナシマにいるレッド達5人を捕まえる為だと宣言した以上、レッド達がこのナナシマにいるからこんな状況になったと恨まれる事があると言われていた。

 

 

「……だからこそ、オレたちがこのナナシマにいるロケット団をどうにかしないと!」

 

 

幸いと言って良いのか、変装(元々が男の子の様にしていたので変装を解いたとも言えるが)したイエローがこの付近の人達をフォローした為、被害は最小だ。

 

 

《レッド君。 連絡をしたのはどうしてだい?》

 

「実は──。」

 

 

レッドはマサキと連絡がつかず、ポケギアが壊れているかの確認と、繋がらない理由を聞く事について聞きたく連絡したことを語る。

 

 

《なるほど、少し待ってくれ。》

 

 

ニシキが何か作業をしているのか、機械を動かす音が聞こえ、しばらくすると再び通話に出る。

 

 

《……どうやら7の島全体に通信障害が発生している様だ。 おそらくロケット団の仕業だろう。》

 

「通信障害!?」

 

 

レッドはその言葉を聞き、その理由を悟る。

 

 

「ロケット団は、7の島にいるサトシに集中攻撃しているのか!?」

 

 

自分達が分散している状況。 サトシを孤立無縁にさせてあのアポロ達が攻撃している可能性が高い。

 

 

《今、ナナシマの住民達が君たちを狙っている状況だ。 ポケモン達の回復装置をシーギャロップ号へ運搬している。 この状況じゃポケモンセンターは使えないからね。 このネットワークセンターにも多くの人達が君たちを差し出せと迫っている。 心苦しいけど、これ以上の助力は出来そうにない。 本当にすまない。》

 

「……分かりました。 ありがとうございます。」

 

 

そう言いレッドは電話を切り、イエローに聞く。

 

 

「イエロー。 グリーンとまだ連絡しているだろう? 替わって欲しい。」

 

「え? は、はい。 分かりました、レッドさん。」

 

 

 

 

 

─── 6の島 ───

 

 

三獣士のオウカを捕らえ、何処にオーキド博士がいるのか聞き出しているその時、グリーンが持っているポケギアが鳴る。

 

 

「イエローから?」

 

 

ポケギアの画面にはイエローから連絡が来ている事が分かり、通話をブルーにも聞こえる様にスピーカーにして繋げる。

 

 

「どうした、イエロー。」

 

《グリーンさん! 伝えなきゃいけない事が。 デオキシスについての情報です。》

 

「何?」

 

 

イエローはチャクラから聞いた情報をグリーンに話す。

 

 

「……デオキシスがオレたちと引かれ合っているだと? それは本当何か?」

 

《ロケット団からの情報が正しいならですけど。》

 

 

その情報を聞いてブルーは自分たちを捕まえようとしていた理由を悟る。

 

 

「もし、その情報が正しいなら、ロケット団が私たちを捕まえようとしているのは、デオキシスを捕まえる為って事ね。」

 

「ああ。 これまでのロケット団の不可解な点も納得いく。 おじいちゃんを捕らえたのもオレたちを誘き出して捕らえ、デオキシスを捕獲する。」

 

「更に、その目的の為にナナシマを──。」

 

 

そのことに対して2人は怒りに震える。

 

自分たちを捕らえる為だけにオーキド博士や無関係のナナシマの人達を襲ったロケット団が許せないのだ。

 

 

《いつグリーンさん達の所にデオキシスが来るか分かりません。 気をつけてください………え? はい、分かりました、レッドさん。》

 

「? どうした?」

 

 

イエローが突然レッドの名前を言ったので、疑問を投げる。

 

 

《レッドさんがグリーンさん達に急いで話したい事があるそうです。》

 

 

そう言い、イエローはレッドにポケギアを渡したのか、レッドの声が聞こえる。

 

 

《グリーン!! サトシ達が危ないんだ!! 急いで7の島に言ってくれ!!》

 

「どういうことだ?」

 

 

グリーンの質問にレッドは答える。

 

 

《マサキにポケギアが繋がらなくて、その理由をニシキさんから聞いたんだ! 7の島全体が“通信障害”で繋がらなくなっているらしい!!》

 

「何? まさか、アポロ達は7の島に!?」

 

 

グリーンの言葉にブルーは驚き、オウカも“もうバレたのか”と驚く。

 

 

《多分、この総攻撃はオレたちを分断させてサトシを倒す。 その為の作戦だったんだ!! 6の島からなら近い! 急いで7の島に行ってサトシとマサキを助けて欲しい!!》

 

「……分かった。 すぐに向かう。」

 

 

グリーンの言葉にレッドは安堵する。

 

 

《良かった。グリーン達より遅れるけどオレたちもすぐに5の島から向かうよ。 それま……で、?》

 

 

その時、突然電話先のレッドが言葉を詰まらせる。

 

 

「レッド? どうした。」

 

 

グリーンはそう問いかけるも、レッドは全く答えず、独り言の様の言葉を話す。

 

 

《……なんだ? この感じ。いや、もしかして『コレ』が?》

 

「レッド、何を言っている? どうしたんだ!」

 

 

様子の可笑しいレッドに話しかけるもまったく反応がない。

 

 

《でもこの感じ、どこかで? そうか、()()()()()()()()! でもあの時と違って『コレ』は──》

 

 

そう言い、しばらく沈黙。 そして、

 

 

《今、意味が分かった……、オレたち……自身が…、()()()()()()()!!》

 

「───まさか!?」

 

 

レッドの言葉にグリーンとブルーは察する。

 

この非常事態の時に、()()()()()!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《来る!! オレという存在に引き寄せられ、今、『()()()()()』が此処に現れた!!》

 

 

その言葉と同時に大きな音が聞こえ、通話が途切れた。

 

 

「レッド! レッド!! クソ!! このタイミングで!!」

 

 

 

正に7の島に行ってサトシ達の援護に行こうとしたその時、デオキシスがレッド達に引かれて5の島にやって来たのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─── 7の島 ───

 

「ヘルガー、“かえんほうしゃ”。」

 

 

ヘルガーの“かえんほうしゃ”がアテナのアーボックを抑えているネギガナイトに命中し、隙が生まれた隙に

 

 

「“ギガインパクト”!」

 

 

アーボックの“ギガインパクト”がネギガナイトを攻撃。 吹き飛ばされる。

 

 

「ネギガナイト!!」

 

「よそ見してる暇はあんのか? “ジャイロボール”!!」

 

 

マタドガスの“ジャイロボール”がカイリューに命中。 大きなダメージを受ける。

 

 

「ッ!」

 

 

如何にサトシとはいえ、高い実力を持った4人を同時に相手にするのは厳しい。

 

しかも6体フルメンバーで的確な指示をし続けているのだ。精神的にも体力的にも激しく消耗される。

 

 

「ンフフフフ、順調ですね。」

 

 

1人離れて様子を見ているサキはそう呟きながらも警戒を緩めない。

 

 

「(まさか、未だ一度も出していない『このポケモン』の力を感じ取るとは、それにここまでやってようやく押している状態。 流石は『世界チャンピオン』という事でしょうか。)」

 

 

サキが1人離れているのは理由がある。

 

一つはスターミーを始めとしたポケモン達はアポロ達が来る前に全滅している事。 

 

(もう一体は出すつもりはないので考慮に入れていない。)

 

そして『ある作戦』の為だ。

 

 

「(さて、こちらの作戦通りなら、この7の島にデオキシスが来る筈。 いつ此処に来るか──。)」

 

 

その時、サキに『サカキ』から通信が入る。

 

 

「? サカキさま。 如何しましたか?」

 

 

サキはサカキのその言葉に驚愕する事になる。

 

 

「何!? デオキシスが『5の島』に現れた!?」

 

 

 

 

 

 

─── 6の島 ───

 

 

「5の島にはデオキシス。 7の島にはロケット団の幹部たちがいる。 どうするグリーン? 二手に別れる?」

 

 

そうブルーが言うがグリーンは首を横に振る。

 

 

「いや、デオキシスにせよ、ロケット団幹部達にせよ、危険だ。 オレたちの実力が上がっていると言ってもバラバラでは勝ち目は低い。」

 

 

そう言い、グリーンはある決断をする。

 

 

「……5の島に行こうと思う。」

 

「……どうして?」

 

 

ブルーの質問にグリーンは答える。

 

 

「ロケット団の目的は『デオキシス』だ。 奴等がサトシを狙っているのはその邪魔になるからだ。 だが、その目的であるデオキシスは今、7の島から離れた5の島。 そしてサトシならあの幹部達が5の島に来る余裕すら無いと思う。」

 

「! なるほど、目的のデオキシスとは離れた位置にいる今がそのチャンスって訳ね。  それにロケット団の目的がデオキシスなら、私たちが5の島に向かう事でサトシよりデオキシスの方を優先するかも、そうすれば間接的でも助ける事になる。」

 

 

グリーンの言葉に同意しつつ、ブルーは自身の考えを呟く。

 

 

「ああ、時間がない。 まだ現れていないサカキとミュウツーが7の島にいるにせよ、いないにせよ、急いで5の島に行こう。」

 

「ええ。」

 

 

そう2人がオウカを無力化した後、向かうとしたその時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ブルー!!!」」

 

 

ある男女の声が聞こえる。

 

 

その声を聞き、ブルーはとても驚き、振り向く。

 

 

 

「───嘘、どうして、ナナシマに?」

 

 

ブルーは目の前の人物達を見て自分の目を疑った。 

 

 

 

 

 

 

「──()()()()?」

 

 

 

その夫婦はブルーの両親だったのだ。

 

 

 

 

 

 




以上、如何でしたでしょうか?



次回また。









5の島に『ヤツ』が来たのは間違いじゃないかって?


いや、『合っています』。





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