ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

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本編続きです。


大変お待たせ致しました。


次回も遅れるかも知れませんが、今月中には必ずもう1話投稿します。


では、どうぞ。


VS ロケット団②

 

 

─── トレーナータワー ───

 

 

デオキシスの分身体であるデオキシスディバイドとミュウツーを操るサカキに対して、レッド達図鑑所有者そしてミュウと共に戦闘していたサトシ。

 

 

戦いの中、ミュウツーにダメージを与える事に成功するも、突如現れた謎の機械によってサトシ、ピカチュウ、ミュウは拘束されてしまう。

 

 

「う……なん…だ、これ? 力が……入らない。」

 

「ピ……カ。」

 

「みゅ……。」

 

 

拘束されている機械の影響か、体力が奪われているのが分かる。

 

 

「フッシー!! あの拘束している機械からサトシ達を引き剥がせ!!」

 

 

レッドはすぐにフッシーの“つるのムチ”で拘束しているサトシ達を助けようとする。

 

しかし、フッシーのパワーでも引き剥がす事が出来ない。

 

 

「ムダだ。 それは捕獲したミュウのための専門拘束具を元にサトシを無力化させる為に改良した物。 人間の波動やポケモンのエネルギーを吸収し、逃れられない様にした。」

 

「は、波動? どうして波動を吸収するのが力を出せない事に繋がるんだ!」

 

 

サカキの言葉にレッドは問い詰める。

 

 

「波動はすべてのポケモンや人間に備わっている。 生物の波動の量には限度があり、それを急速に使い果たすと力が無くなり、最悪は命を落とす事もあるのだ。」

 

「! どうしてそれを……。」

 

 

 サトシはその情報を知っている事に驚くが、遠くで聞いていたオーキド博士はその理由を悟る。

 

 

「スマホロトムか!」

 

「そうだ。 サトシが持っていたあの機械の解析の結果だ。 尤も強固なセキュリティーのおかげですべてを知る事が出来なかったがな。」

 

 

サトシが持っていたスマホロトムから得た情報とミュウのサイコパワーを封じる技術を元に生み出したのが今サトシ達を拘束している機械だ。

 

 

「そしてその機械とトレーナータワーのマザーコンピューター「r」が連携する事で中からも外からもその拘束を解く事は不可能だ。」

 

「ソウイウコトダー!!」

 

 

サカキの言葉に続く様に、再び「r」が動き出す。

 

 

「おまえ!!」

 

「オマエラー!! サッキハヨクモヤッテクレタナー!!」

 

 

完全に破壊出来ていなかった事実に驚くグリーン達に「r」は恨み言を言いながら今サトシを拘束している機械の説明を勝ち誇った様に言う。

 

 

「ソノ機械ハオーキドを拘束シテタシステムモツカワレテイルノダヨー!!  タダシ強サハ1()0()0()()()()!! ポケモンノ技ハキキマセン!!」

 

 

そう「r」が話していると、気付く。

 

 

「オット。 サッキミタイニネットワークニ入リコンデ解除シヨウトシテモダーメ!!」

 

 

そう「r」はネットワークに侵入して自身を攻撃しようとしているグリーンのポリゴン2を拘束する。

 

 

「電脳空間ノ中デ鍵シテアゲマシター!!」

 

「ポリゴン2!!」

 

 

グリーンはポリゴン2が「r」によって拘束されたのを見て、叫ぶ。

 

 

「ギャハハハハ!! ゲラゲラゲラ!!」

 

「……「r」は優秀なコンピューターだが、プログラミングをチャクラがしたせいか、少々品が無いな。」

 

 

そう品がない笑いにサカキは額に手を当てつつ呆れる。

 

 

「それはともかく、……これで作戦はすべて完了……、チェックメイトだ。」

 

「!? どういう事だ!!」

 

 

サカキの言葉にレッドはその意味を問う。

 

 

「デオキシスが全形態変化可能となり、ミュウツーも我がものとなった!! そしてサトシとミュウの力も押さえつけた。 そして私の行動を阻むと警戒していたお前たち図鑑所有者達も……、」

 

 

その言葉と共にレッド達を襲っているデオキシスディバイドたちの攻撃が激しくなる。

 

 

「ここでデオキシスディバイドたちが片付け、四天王は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

「彼ら、ギンガ団の事か!!」

 

「サカキさんはギンガ団の事に気づいていた?」

 

 

レッド達はサカキのその言葉に彼がギンガ団の事を把握していた事に驚く。

 

 

「ギンガ団というのか。 ()()がこのナナシマに呼び寄せている事は気付いていた。 そしてそれを知りながらロケット団を疲弊させ、あわよくばロケット団を乗っ取ろうとしている()もな。」

 

 

サカキはギンガ団を呼び寄せた人物とそれを利用してロケット団を乗っ取ろうとしている人物の2人を想像して笑う。

 

 

「もうなんの心配もない。 これで心おきなく探しに行ける。」

 

 

 

そしてサカキの次の言葉に5人全員が驚く。

 

 

わが息子を……取り戻しにいける。

 

「──息子? シルバーの事!?」

 

 

サカキのその言葉にブルーは驚くと同時にサカキの目的を悟る。

 

 

「サカキ、あなたがこの事件を起こしたのは、シルバーに会うためなの!?」

 

 

ブルーのその言葉にサカキは答える。

 

 

「やはりシルバーの事を知っていたか、ブルー。 そうだ。このナナシマの出来事はすべてデオキシスを手に入れ、ミュウツーとデオキシス、そしてメガシンカの力で我が息子シルバーをあの仮面の男から取り戻す為!!」

 

 

サカキの目的を知り、レッド達は驚くと同時にサカキが本気である事を悟る。

 

 

「……シルバーさんに会う為だけに、こんな事件を起こしたんですか!? それならこんな事をしなくても───」

 

「あの仮面の男は私の息子と知りながら、シルバーを誘拐した。」

 

 

イエローの言葉を遮るようにサカキは語る。

 

 

「私の目的、世界の征服を行おうとしたその時にやられたのだ。 あの時の屈辱と無力感は今でも忘れた事は一度も無い!!」

 

 

サカキは当時の自身の無力さに怒りながら語る。

 

 

「シルバーを取り戻したとしても、奴には仮面の男にはその報いを受けてもらう。 その為にミュウツーとデオキシスを手に入れたのだ!!」

 

 

サカキは己の目的を5人に語る。

 

 

「我が息子、シルバーを取り戻す事、そしてあの仮面の男をこの手で倒す!! これを行なってようやく私は、ロケット団は復活するのだ!!」

 

 

サカキは当時の屈辱を晴らすことでようやく自らの夢を追いかける事が出来ると語ったのだ。

 

 

「…シルバーが生きていた事を教えてくれたお前たちだからこの目的を話した。 誰にも言っていない事をな。」

 

 

 

 

サキにはシルバーを取り戻すことしか語っていないし、他の団員達にはそれすら語っていない。 ただロケット団の復活の為としか言っていないのだ。

 

 

「少し話し過ぎたか。 ではさらばだ。」

 

 

そうサカキはクロバットでこのトレーナータワーから飛び去ろうとする。

 

 

「待って、サカキ!!」

 

 

そのサカキを逃すまいとブルーが走り出し、サカキの服を掴む。

 

 

「今、シルバーとあなたを合わせる訳にはいかない。 それに、あの子は絶対にあなたを認めない。 ロケット団の事も!!」

 

「……だから?」

 

 

サカキはブルーの言葉にそう言い反論する。

 

 

「シルバーが私のロケット団と敵対するというのなら()()()()()()()()。 あの子にはあの子の人生がある。 無理矢理ロケット団にするつもりはない。」

 

 

“だが”とサカキは語る。

 

 

「お前も分かるだろう? 仮面の男の事を解決しない限り、シルバーは()()()()()()()()()()()()()!!」

 

 

その言葉にブルーは驚愕する。

 

 

「仮面の男と決着をつけなければお前もシルバーも前に進む事が出来ない。 私はシルバーの未来を閉ざしているあの仮面の男を倒す!! その後あの子がどんな未来を選んだとしても構わない!!」

 

 

そう言いながらブルーを払い退け、そのまま去って行く。

 

それをブルーを含めた6人は複雑な表情でただ見送る事しか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

─── 6の島 ───

 

 

時は少し戻り、ロケット団の飛空艇が6の島の上空を飛んでいた。

 

その飛空艇には2人の人物がいた。

 

 

「マヌケ面でおねんねしているオウカを回収しろチャクラ。」

 

 

サキはそうチャクラに指示する。

 

 

「OKじゃ〰︎〰︎ん!」

 

 

チャクラはそのままハガネールを繰り出し、6の島で気絶しているオウカを回収する。

 

 

「うう〰︎〰︎む。 助かったんだな。」

 

 

そうオウカは起き、2人に感謝を言う。

 

 

「さあて。 事前に決めていた場所へ向かいましょう。 サカキ様をお迎えにね。」

 

 

 

そう飛空艇は予定の場所へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

─── 1の島 ───

 

レッド達が戦っている間、マサキとニシキはこのナナシマにあるであろう巨石の場所を探していた。

 

 

「何処や? 何処に巨石を設置したんや。」

 

「巨石のエネルギーを増幅させるのなら、必ずロケット団の施設関係なのは間違いないでしょう。 しかし、サトシが全く感じなかったことからこの1の島、2の島、4の島、7の島にはないでしょう。あるとすれば3の島、5の島、6の島の3つです。」

 

 

 

これまでの情報から2人は巨石が設置されているだろう島を3つまで絞っていた。

 

 

「……時間もない。 これからわいら3()()でしらみ潰しに行くしかあらへん。」

 

 

マサキの言葉にニシキは同意して後ろに待機している人物に話しかける。

 

 

「まずは3の島を捜索します。 護衛をお願い出来ますか? ()()()()()

 

 

ニシキの言葉にホウエン地方のムロタウンジムリーダートウキは頷く。

 

 

 

「ああ。 ロケット団の基地に向かうなら任せてくれ。」

 

 

そうトウキは同意して2人と共にまずは3の島へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

─── トレーナータワー ───

 

 

サカキがこの場から去った後、デオキシスディバイド達にレッド達は徐々に追い詰められていた。

 

 

「クソ! コイツら。 しつこい!!」

 

「流石に数が多すぎます。」

 

 

グリーンとイエローもどうにか戦っているが徐々に追い詰められているこの状況はまずいと分かる。

 

 

「………みんな。 俺を置いてサカキを追ってくれ!!」

 

「サトシ!?」

 

 

サトシのその言葉にレッド達は驚く。

 

 

「この……ままじゃあ、みんなここで全滅だ! でも、ここから逃げるだけなら……まだ間に合うかもしれない!」

 

「残念だが、それは無理だ。 此処から逃げるだけでも成功するか分からないだけじゃない。 仮に脱出してサカキを追ったとしてもデオキシスとミュウツー、そしてサカキとの戦いはサトシとミュウの力が不可欠!!」

 

「仮に私達がサカキに追いついても勝つのはほぼ不可能。 だったら!」

 

「此処でサトシを助けて一緒にサカキを追うのが最善だ!」

 

「僕たちを信じてください!!」

 

 

4人の言葉には笑って頷き。

 

 

「……分かった。 ならみんなを信じるぜ。」

 

 

そうサトシはみんなが助けてくれるのを待つ。

 

とはいえ戦況が不利なのは変わらない。 徐々に追い詰められてまずいと思ったその時!!

 

 

“ドーン”とタワーの壁が壊れる音が聞こえ、そこからカイリューが顔を出す。

 

「! カイリュー! って事はキワメさんか!!」

 

 

外にいたキワメのカイリューがタワーの一部を破壊し、援護に来たとレッド達は安堵する。

 

 

カイリューはそのまま“はかいこうせん”を繰り出し、デオキシスディバイドを攻撃する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一直線に放たれた“はかいこうせん”はそのまま壁を()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!

 

 

「──違う、()()()()()()()()!!」

 

 

その“はかいこうせん”を見てレッド達はこのカイリューがキワメさんのカイリューではない事を察する。 この様な自由自在な“はかいこうせん”を放つ事ができるカイリューをパートナーとしているトレーナーは『彼』だけだ!!

 

 

周囲にある砂けむりが晴れ、カイリューに乗っている人物がようやく分かる。

 

 

「どうやら間に合った様だな。」

 

「……()()()。」

 

 

 

レッド達のピンチに駆け付けたのはなんと、四天王のワタルだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─── ???? ───

 

 

時は少し戻り、

 

 

ギンガ団のしたっぱ達の進行を抑えているのはジョウト地方のジムリーダー達だ。

 

そう、此処で戦っているのはマツバ、ツクシだけではない。

 

 

「ゴーリキー、“あてみなげ”!!」

 

「アカリちゃん、“かみなり”!!」

 

「エアームド、“はがねのつばさ”!!」

 

 

タンバシティ、ジムリーダーのシジマ。 アサギシティ、ジムリーダーのミカン。 そしてキキョウシティ、ジムリーダーのハヤテの3人もこの戦いに参戦している。

 

 

「こいつら、感情が無えのか!? 一方的に攻めて来てやがる!」

 

「……これほど人数で行動しながら一切連携が乱れない。 これほど不気味な敵はいないな!!」

 

「もしくは、意識を奪われているの?」

 

 

ギンガ団のしたっぱたちの動きにジムリーダー達は不気味さを感じざる得なかった。

 

 

「(これほどの奴らがいたとはな。 だが、こいつらの狙いがグリーン達ならば、師として通す訳にはいかん。)」

 

 

シジマはこれ程の敵の狙いが自身の弟子とその友人達である事実に彼らが巻き込まれている事件の大きさを痛感しつつ、彼らを守るために奮闘する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カントーのジムリーダー達だと!?」

 

 

サターンはメカから現れた人物達を見て、驚愕する。

 

 

 

「そうだ。 オレはニビジムの強くてかたいいしの男、タケシ!!」

 

「ハナダジム! おてんば にんぎょ、カスミ!!」

 

「クチバジム! ライトニング タフガイ、マチス!!」

 

「タマムシジム! 自然を愛するお嬢様、エリカ!!」

 

「セキチクジム! どくのことならなんでもござれ、アンズ!!」

 

「ヤマブキジム! エスパーレディ、ナツメ!!」

 

「グレンジム! 炎の使い手、カツラ!!」

 

 

 

 

 

 

『我ら、カントーのジムリーダー!!』

 

 

「何人集まっても同じだ──っ!! 私たちギンガ団の幹部相手にお前たち7人だけで勝てると思ったか!!」

 

 

サターン、ジュピター、マーズの3人は自身の手持ちポケモンを繰り出す。

 

 

「……驚いたな。 特にその2人。 お前たちはロケット団だろう? なぜジムリーダー達と共に邪魔をする?」

 

 

ジュピターの疑問にマチスは笑う。

 

 

「はっ! 勘違いするなよ。 今回だけは別だ。 俺たちロケット団を舐めてやがるテメェらの好きにさせねぇ為だよ!」

 

「それに勘違いしている様だが、あの方がお前たちの存在に気付かない訳が無い。 お前たちすら利用する計画でもあるのだろう。」

 

 

“だが”とマチスは言う。

 

 

「いくらボスでもテメェらの『目的』までは知る事が出来ねえだろうよ。 万が一、億が一でもその情報をサトシ達から手に入れて仕舞えばその時点でロケット団の敗北も同然。 その可能性を消す為にテメェらを此処で倒すのさ!!」

 

 

マチスの言葉にギンガ団の幹部3人は驚く。

 

 

「……目的だと? 何故それを─── いや、サトシか。」

 

 

サトシは平行世界の人間。 その世界のギンガ団と戦った事があっても不思議ではない。

 

実際にはサトシの世界のロケット団達が教えたのだが、ギンガ団もロケット団も彼らの事は一切知らなかったのでその可能性は頭にない。

 

 

()()()()()()()。 あなた達ギンガ団は私達がここで倒させて頂きます!!」

 

 

わざわざそんな事を言う理由もないし、サトシと同じく情報をロケット団が知っていることを悟らせない様エリカは肯定して7人はギンガ団幹部3人と戦闘を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

「……どうやら、オレ達が出るまでもなさそうだな。」

 

 

それを遠くから見ていた四天王のワタルはそのまま7の島のトレーナータワーへ意識を向ける。

 

そして共に此処で待機していた()()に話す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くぞ、キクコ、シバ、()()()。」

 

 

ワタルの言葉に3人は頷き、トレーナータワーへと向かう。

 

レッド達を助ける為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上、いかがでしたでしょうか?



次回は援軍と共に戦います。


ではまたの機会に。
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