ポケットモンスターSpecial 蒼き少年と冒険記   作:KAZ1421

17 / 137
本編の続きです。

さて、ここから原作とは離れていきます。
どうぞ付き合っていただければ幸いです。


“おつきみやま“の戦闘

ポケモン図鑑の完成のため、旅をしているレッドとサトシは道中、ハナダシティのジムリーダー“カスミ“と出会う。彼女はニビシティのロケット団アジトから逃げた自身のポケモン“ギャラドス“を取り返そうとしていたのだ。レッドの協力もあり、無事ギャラドスを取り戻したカスミは“おつきみやま“に向かおうとするレッドたちに同行する。

 

ーーー おつきみやま洞窟前 ーーー

 

“おつきみやま“にはある目的を果たすために多くのロケット団員がいた。彼らの目的はポケモンを進化させる石『つきのいし』を入手することだ。人数は約30名程おり、5名で1チーム。つまり6チームに分かれ、捜索をしていたのだが、現在は5チームになっていた(・・・・・・・・・・)。なぜなら、

 

「う…。」

「がはっ。」

 

既にあるトレーナーによって倒されてしまったからだ。

 

『応答しろ!! ブラボーチーム! 状況を説明しろ。』

 

ロケット団員は通信機で連絡して来たことに気付き、その通信機を使う

 

「ほ、報告。 我々は突然現れた、トレーナーによって壊滅。 敵は、」

 

その時、件のトレーナーはポケモンに通信機を破壊させた後、その団員をポケモンの攻撃で気絶させる。

 

「がっ!?」

 

完全に気絶しているのを確信して、洞窟のどこかへ去っていく。

 

 

ーーー 3番道路 ーーー

 

レッド、サトシ、カスミの三人はおつきみやまに向かって歩いていた。

 

「この先が“おつきみやまの洞窟“よ。」

 

カスミがそう言い、レッドとサトシはその方向を見ると

 

「! レッド! アイツら。」

 

そう、おつきみやまの洞窟前に黒服の人物がいたのだが、

 

「ああ、ロケット団だ。だけど…、」

 

レッドはその光景(・・・・)を見て驚く

 

「全員倒れてる?」

 

そう、洞窟の入り口前にいたロケット団は全員気絶して倒れていたのだ。

 

「一体誰がロケット団を倒したんだ? 知ってるかカスミ?」

 

サトシはロケット団を倒した人物に心当たりがあるか聞くが、カスミは“知らない“という。

 

「そもそも、ロケット団がおつきみやまにいる可能性自体、さっきオーキド博士からの情報で知ったもの、知らないわ。」

 

レッドは倒れているロケット団を見るとある事に気付く。

 

「サトシ、カスミ、こいつら何かに殴られたような跡がある。」

 

サトシとカスミはロケット団をよく見ると確かに殴られている形跡があった。

 

「ほんとだ。 ポケモンに殴られたのかな?」

「カスミ、とりあえずこいつらはどうするんだ?」

「拘束して放置しましょう。今、警察とは連絡取れたし、ロケット団を倒したトレーナーが危険な目に合っている可能性があるから。」

 

カスミはロケット団を倒した人物が他のロケット団によってやられている可能性を示し、先に行くことを提案する。

 

「わかった。 行こうレッド。」

「ああ。」

 

レッド達はロープなどで拘束した後、おつきみやまの洞窟へ入っていく。

 

ーーー おつきみやま ーーー

 

「暗いわね。」

「懐中電灯でも見えづらいなぁ。」

「ピカ」

 

洞窟内の暗さに対してサトシは持参していた懐中電灯で照らすが洞窟内は見にくいままだ。

 

「へへっ、オレに任せておけって。」

 

レッドはそう言い、手元のモンスターボールを取り出す。

 

「いけ、ピカ!! フラッシュだ!」

「ピッカ!」

 

レッドはピカを繰り出し、ひでんワザのフラッシュを放つ。すると

 

「おお! 明るくなった。」

「これなら安心して歩けるわね。」

 

ピカを中心に洞窟は明るくなった。

しばらく歩いていくとピカチュウとピカが何かに気づき、レッド達に伝える。

 

「ピッ? ピカピ!」

「ピカピ!」

「どうしたんだ?ピカ?」

「! レッド、後ろ!!」

 

サトシがそう言い、後ろを見るとモンスターボールのようなポケモンがこちらに飛んで来るのがわかった。

 

「なんだ!?」

「ピカチュウ、エレキネット!!」

 

サトシはそれがビリリダマというポケモンであり、今まさに自分達を“じばく“で攻撃しようとしていることを見抜き、エレキネットでビリリダマを覆い尽くして、爆発を抑えようとする。しかし

 

“ドッコーーン“

 

と爆発する。エレキネットのおかげで爆発の威力は抑えられたが、洞窟が崩れ、道を塞いでしまう。

 

「いててて、カスミ、ピカ無事か?」

「ええ、大丈夫。」

「ピカ」

 

レッドは近くにいたカスミに怪我の確認をし、カスミは大丈夫と答える。

 

「ッ! サトシは!?」

 

レッドは周りを見るがサトシがいないことに気付く。すると、岩に塞がれた壁の僅かな隙間からサトシが見えた。

 

「レッド、カスミ!! 大丈夫か!?」

「ピーカー!」

「サトシか!?」

 

どうやらレッドとカスミ、ピカはハナダシティ方面、サトシとピカチュウはニビシティ方面と別れてしまったらしい。

 

「こっちだ!! 例の小僧(・・・・)がいたぞ!!」

「ブラボーチームをやったのは奴か!」

「ッ!? ロケット団か!」

 

サトシは後ろからロケット団が迫って来たことに気付く。

 

「サトシ!! 今そっちに「2人とも、そのまま行ってくれ!」ッ!」

 

レッドは自身のポケモンを隙間から送り、助けようとするがサトシはハナダシティに行って欲しいという。

 

「俺は一度外に出てから、カイリューで向こう側の出口に向かう。レッドは先に行ってくれ! 俺はコイツら倒したらすぐに向かう。」

 

レッドはそう話すサトシに頷く。

 

「わかった。出口で会おう。」

「ちょっと! サトシを置いて「問題ないさ、サトシなら」え。」

 

レッドは一度、野宿した時にサトシとポケモンバトルをしたことがあったのだが、一方的でレッドは手も足も出なかった。確かにそれほど強いサトシなら、ロケット団が複数襲って来ても大丈夫だろう。

 

「サトシはオレより何十倍も強い。 絶対に大丈夫さ。カスミ行こう。」

「でも、」

 

カスミがそう言うのと同時にロケット団とサトシのバトルが始まった。隙間で見ると、ピカチュウのみで複数ものロケット団のポケモン達を圧倒している光景が見えた。

 

「すごい。」

「な? それにサトシにはルカリオっていう道案内ができるポケモンがいる。向こうの出口にすぐに行けるよ。」

 

その言葉に納得したカスミはレッドとそのままハナダシティ方向へ向かう。

 

 

 

サトシは一度外に出るため、道中のロケット団を倒しながら向かって行く。

 

「ピカチュウ、10万ボルト!」

「ピカ、チュウ!!」

「ぎゃああ!」

 

ピカチュウの10万ボルトを喰らい、仲間のロケット団員は倒れる。

 

「クソ、これが報告にあった(・・・・・・)小僧の力か!!」

「化け物め、逃げろ!!」

「あ、待て!!」

 

残ったロケット団員がサトシから逃げ出す。しばらくすると空が見える明るい空間に出るが、そこである男と出会う。

 

「お、お前は!?」

「サワムラー、とびひざげり!!」

 

その男はロケット団員達を見るとボールから繰り出した“サワムラー“というポケモンの技で2人を攻撃する。

 

「ぐわっ!」

「がは!」

「ここはオレの修行場、そしてこの洞窟はポケモン達の家でもある。勝手なマネはさせん。」

 

その男はロケット団員達が気絶したのを確認すると、サワムラーをボールに戻し、そのまま他のロケット団を探そうとするが再びこちらに向かって走る音が聞こえた。

 

「ん? まだ仲間がいたか。」

 

走って来る音を聞き、彼はヌンチャクの先のモンスターボールを繰り出す。

 

「エビワラー、いけ!」

 

彼はエビワラーで攻撃を仕掛ける。

 

「ルカリオ! バレットパンチ!!」

 

対してサトシはルカリオの“バレットパンチ“で応戦する。

エビワラーのパンチに対してルカリオは全て捌き、一発、ダメージを与える。

 

「ムッ、できる!? “エビワラー“一度下がれ!!」

 

彼はルカリオの実力を見て、一筋縄ではいかないと踏み、一度下がらせる。そしてサトシと彼はお互いに顔を見合わせる。

 

「あなたは四天王のシバさん!?」

「ん? なぜオレの名と四天王のことを知っている?」

 

シバはこの少年が自分の名前と四天王であることを言われ、疑問に思う。

 

「あ、いや、その、旅の途中で聞いたことがあって、あはは。」

 

サトシはまさか平行世界のシバさんとあったことがあるとは言えず、そういうしかなかった。

 

「そんなことより、入口でロケット団を倒していたのはシバさんだったんですね?」

「ああ、あいつらか、ここはオレの修行場でな。入口で通してくれず、攻撃して来たので気絶させた。」

 

シバはワタルがこの一年以内にあの計画(・・・・)を実行すると聞いており、実行する前にここで鍛えようと来たのだが、入口でロケット団に通させてくれず、話をしても無理矢理追い出そうとしたため、反撃したのだ。

 

「おかげで無事に通れました。ありがとうございます。」

 

サトシはロケット団を倒してくれたことに感謝を示す。

 

「気にするな、オレもここで修行をしたかっただけだ。それよりも、」

 

シバはサトシとピカチュウ、そしてルカリオを見て相当の実力者とわかる。

 

「そのポケモンたちといい、どうやら相当な実力者のようだ。」

「ありがとうございます。オレはサトシ、こっちは相棒のピカチュウ。 でこっちがルカリオです。」

「ピカピカ。」

「バウ。」

 

サトシはシバさんに自己紹介を行う。

 

「サトシか、では改めてオレの名はシバ。 四天王のシバだ。」

 

シバも自己紹介をした後、お互いに握手をする。

 

「どうかな? サトシ。オレとバトルしないか?」

「バトルですか!? あ、でもレッド達と合流しないと。」

「レッド?仲間と逸れたのか。」

「はい。」

 

サトシはレッド達と逸れた現状の説明をすると

 

「そうか、確かに心配だな。早く行くといい。」

「はい。レッドたちと合流したらバトルしましょう。」

「ピカチュウ。」

 

サトシはロケット団を追い出した後にバトルを行うと約束する。その時サトシは空が見えていることに気付く。

 

「そうだ! ここなら、来い、カイリュー」

「リュー。」

 

サトシはここからならカイリューで空に行けると判断してカイリューを繰り出す。シバはサトシが繰り出した“ドラゴンポケモン“に驚く。

 

「カイリューか、いいバトルになりそうだ。」

 

カイリューは優秀なポケモントレーナーにしか扱えないポケモンだ。つまり、サトシはカイリューを手懐けられる程の実力者ということなので、ますますバトルをしたいと考えていた。

 

「はい、レッド達を見つけたらまたここに来ます。」

「ピカ!」

 

そう言ってサトシはルカリオをボールに戻し、カイリューで空を飛ぶ。

それを見送ったシバはロケット団をこの洞窟から追い出すため捜索していると、後ろから女性の声が聞こえる。

 

「こんな所にいたのね。シバ。」

「…修行をしようとここに来たらロケット団がいてな。それに後で久しぶりに強敵とバトルするのでな。」

 

女性はそんな楽しそうにしているシバを見て珍しく思う。

 

「へえ、あなたが強敵と言うなんて相当な実力者ね。」

「ああ、オレのエビワラーの攻撃を全て捌いただけじゃなく、ダメージを入れられた。」

「ッ! なるほど、確かに強敵ね。」

 

彼女はシバがバトルしようとしているトレーナーがエビワラーと互角に渡り合ったと聞き、シバに同意する。

 

「ああ、あの子、サトシと戦うため、今忙しいのだが、なんのようだカンナ(・・・)

 

シバは彼女“カンナ“にここに来た理由を聞く。

 

「今のあなたに言うのは大変心苦しいけど、ワタルから四天王は今すぐ全員集合との連絡よ。」

「何?」

 

シバはカンナの言葉に反応する。

 

「集合するとはまさか、」

「ええ、キクコの実験は成功。これでジムバッジを数個集めるだけで作戦を実行できる。今回はそのジムバッジをいつ、どのように奪うか、ロケット団やジムリーダーに対してどうするか決めたいとのことよ。」

 

カンナの言葉を理解したがそれはつまり、

 

「ここから離れろと言いたいのか?ロケット団、そしてサトシとのバトルも無視して。」

「ええ、気持ちはわかるけど。私たちの仲間になったならリーダーの指示に従う。そういう契約でしょう?

それに、もうロケット団はサトシだっけ? その子が向かったハナダシティ方面の入口付近しかいないわ。他は私が倒したもの。」

「…確かにサトシならそれぐらい余裕だろう。だがそれは、」

 

そう、つまりサトシとのバトルは一旦諦めろと言う。

 

「安心しなさい。それほどの実力者、私も興味あるわ。 あなたとそのサトシっていうトレーナーとバトルをする機会を作ってあげるわ。」

「本当か?」

 

シバはカンナの言葉が本当かどうか聞く。

 

「ええ、もし、私たちの同胞になるならいい戦力になるじゃない。そのスカウトも兼ねてね。」

 

カンナの言葉に納得し、シバはサトシが来た時のために集合場所に手紙を置き、カンナと共に集合場所へ向かう。

 

 

 

 

一方、サトシと分かれてしまったレッドとカスミはハナダシティ方向の出口に向かっていた。

 

「サトシは大丈夫かしら?」

「サトシは無事さ、こっちは早く出口に行かないと。」

 

レッドはサトシと合流するため、早く洞窟の出口に向かうと途中、岩にぶつかる。

 

「あ、いててて。…クソ、こんな所に岩が…」

 

レッドはここに岩があることに文句を言おうとするが、

 

「それ…、岩じゃない…。」

「え?」

 

カスミが今ぶつかったのが岩では無いことをレッドに伝え、よく見ると“ギロリ“と岩だと思っていたポケモンに睨みつけられた。

 

「うわあああ!?」

 

レッドが驚いていると後ろからこのポケモンのトレーナーらしき人物とその部下がぞろぞろと現れる。

 

「子供がこんなところをウロついていてはダメじゃ無いか?」

「あ、このガキです!!ポケモンセンターで邪魔をしたのは。」

 

現れたロケット団員の中にニビシティのポケモンセンターで戦ったロケット団員がいた。

 

「何? そうか。 どうやら我々の仲間が世話になったようだな?それに貴様ら、あのピカチュウを連れた小僧(・・・・・・・・・・・)と共にいた奴らだな?」

 

岩みたいなポケモン“サイホーン“のトレーナーがサトシを知っていることにレッドとカスミは疑問に思う。

 

「サトシのことか? そう言えば、岩で塞がれた時、後ろのロケット団もサトシを警戒してたな、なんで?」

「サトシというのか。あの小僧から何も聞いていないのか、いいだろう。おまえ達を人質に奴を倒したら始末するんだ。冥土の土産に教えてやろう。」

 

サイホーンのトレーナーはロケット団がサトシを警戒する理由を話し出す。

 

「半年前、我々はカントーからジョウト地方へ侵攻するため、その前線基地として、数ヶ所にアジトを作り、その後、ある目的のため、ロケット団の1/3の戦力を送ったのだが、」

 

次のセリフでレッドとカスミは驚きの事実を聞く。

 

「あの小僧、サトシと言ったか。奴が二ヶ月前に現れ、僅か二週間で

ジョウト地方全てのアジトを壊滅(・・・・・・・・・・・・・・)。つまり、1/3の戦力が失ったのだ!!」

「「な!?」」

 

レッドとカスミはサトシがジョウト地方のロケット団を壊滅させたことを聞き、驚く。

 

「今回、我々がこのおつきみやまにいるのも、その失った戦力を補充するため、そのためにつきのいしが必要なのだ。」

 

サイホーンのトレーナーはつきのいしを求める理由を言い、“だが“と言いながらこちらに指を指す。

 

「貴様らを人質にすればあの小僧を倒すことができるだろう。どうやら貴様らは知り合いのようだからな。いけ、サイホーン!!」

 

ロケット団の男はサイホーンに攻撃を指示する。

 

「サイホーン、いわおとし!」

 

サイホーンはレッドの近くにいたピカにいわおとしを行う。

 

「ピカ! 下がれ!」

 

レッドはピカを下がらせることで回避する。

 

「いけ、“でんきショック“!!」

 

ピカはでんきショックをサイホーンに当てるとサイホーンは倒れる。

 

「何!?」

「どうだ! ピカの電撃は!」

 

男はじめんタイプであるはずのサイホーンが電撃で倒された事に驚く。

 

「……くくくっ、まったく。しょうがないガキどもだ。」

 

男は驚いた顔から直ぐに笑い始め、懐から注射器を取り出す。

 

「ロケット団にはむかうとどうなるか…、捻り潰せ!!」

 

そしてその注射器をサイホーンに刺して何かを注入すると、サイホーンは“ムクムク“と姿が変わり、サイドンに進化する(・・・・・・・・・)

 

「ゴガアアアア」

「サイホーンがサイドンに!?」

「ッ! そうか、ニビシティで研究していたのはこれね!?」

 

カスミはニビシティでロケット団が研究していた内容を知っていたため、今の光景はその研究成果であったと確信した。

 

「ああ、そうだ。ハナダシティのジムリーダーの貴様は知っていたな。これはその研究成果だ!」

「…その研究に私のギャラドスも…許せない。 ヒトちゃん!!」

 

カスミはヒトデマンこと“ヒトちゃん“を繰り出し、みずでっぽうで攻撃する。

 

「よし、良いぞ!! いける!」

 

レッドはサイドンは岩と地面のタイプを持つサイドンには効果は抜群で大きなダメージを受けているように見える。

 

「フフフ…、それはどうかな?」

 

ひとつポケモンの進化について話そう。ポケモンは進化した直後は通常より、大きな能力を発揮する。そしてこのサイドンは手段はどうあれ、進化した。 つまり、通常ならば倒されている攻撃でも耐えることができるのだ(・・・・・・・・・・・)

 

「サイドン、つのドリルだ!!」

 

ヒトちゃんの“みずでっぽう“に“つのドリル“を当てる。すると流れが変わり、逆にカスミやレッドに攻撃が当たってしまう。

 

「きゃあ!?」

「うわ!?」

 

レッドはピカを抱えて近くの岩につかみ凌ぐが、カスミはそのまま壁にぶつかり、気絶してしまう。

 

「カスミ!」

「次は…おまえの番だ。小僧!! おとなしく捕まってもらおうか。」

 

男は次にレッドを狙う。

 

「クソ、ピカ、“でんきショック“だ!」

 

ピカがでんきショックを繰り出そうとするが

 

「サイドン、ふみつけだ!」

 

いつの間にか、近づいてきていたサイドンがピカをふみつける。

 

「ピカ!! クソ。」

 

レッドが手持ちのフッシーを繰り出そうとするが、

 

「無駄だ! サイドン!!」

 

その前にサイドンによって捕らわれてしまう。

 

「ぐぅ!?」

「さあ、おとなしくしてもらおうか。」

 

今、レッドは拘束されて動けず、ピカはサイドンの足で動けない。カスミはまだ気絶している状況だ。

 

「クソ、てめーらみたいな悪党に…負けてたまるか!」

 

今できることはピカに声をかける事だけだ。

 

「頼む、ピカ!」

 

その時、ピカの体から今までの電撃とは桁違いの電気が発生する。

 

「ピッカ!!」

 

その威力によってサイドンは飛ばされ、レッドを離す。

 

「何!?」

「今の、まさか“10万ボルト“!?」

 

レッドはピカがサトシのピカチュウが常に使用している技である、10万ボルトを使ったとわかった。

 

「ピカピ!」

「ッ! ああ、いくぜ!」

 

レッドはピカに答え、指示をする。

 

「ピカ、“10万ボルト“!!」

「ピッカ!!」

 

ピカから放たれた10万ボルトがサイドンに命中し、サイドンは体が濡れているのも含めて大きなダメージを受けて倒れる。

 

「ハア、ハア、やったぜ!」

「ピカ!」

 

レッドとピカはサイドンを倒したことに喜ぶ。しかし、

 

「フン、小僧やりおるな。だが、油断したな。ベトベトン!!」

 

いつの間にか後ろにいた“ベトベトン“というポケモンにレッドとピカは首を掴まれてしまう。

 

「ピッ…カ…。」

「う…いつの…まに…。」

「フフフ、教えてやろう。ベトベトンは“ちいさくなる“を使って貴様らの後ろにいたのだ。」

 

男は自身のポケモンであるベトベトンに“ちいさくなる“を使い、サイドンと戦闘していたレッドとピカの後ろに回っていたのだ。

 

「貴様も人質するつもりだったが止めだ。成長すれば貴様は脅威になるかもしれん。ここで死ね!」

 

その言葉を聞き、ベトベトンはレッドとピカを掴む力を強くする。

 

「ピッ…。」

「う…ぁ…。」

 

レッドとピカは意識が薄れていくのを感じた。

 

「(意識が…もう……。)」

 

その時、知っている声が聞こえた。

 

「ルカリオ! “はどうだん“!!」

 

ルカリオのはどうだんがベトベトンに命中し、その際にレッドとピカは解放された。

 

「ピカ! ピカ…ピカ…。」

「ゲホ! ゲホ! ハア、ハア…。」

「大丈夫か!? レッド、ピカ!!」

 

そう、ハナダシティ方面から来たサトシがギリギリ間に合ったのだ。

 

「サ、サンキュー、サトシ。助かったよ。」

「間に合って良かった。」

「ピカチュウ。」

 

レッドはサトシに礼を言う。サトシはそこで後ろで倒れているカスミを見つける。

 

「カスミ…。」

「ええい、来てしまったか。だが、ここで貴様らを殺せばいいだけよ。いけ、アーボック“ようかいえき“!!」

 

男はアーボックを繰り出し、ようかいえきをサトシ達に放つ。

 

「…ピカチュウ、“アイアンテール“。」

「…ピカ。」

 

しかし、ようかいえきはピカチュウのアイアンテールで弾き飛ばされる。

 

「な!? バカな! バリアすら貫く“ようかいえき“を弾き飛ばすとは!一体何…を…!」

 

そこで男“キョウ“は気づく。サトシが静かに、だが確実に怒っていることに(・・・・・・・・)

 

キョウさん(・・・・・)、ジムリーダーのあなたがどうしてロケット団にいるかは分かりません。」

「な!?」

 

キョウは自身の名前と正体を言い当てられ驚くが、サトシの気迫に警戒を強めた。

 

「でも、俺の友達や仲間を傷つけるのは絶対に許せない!!」

 

サトシとロケット団のキョウとのバトルが始まる。

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
サトシがなぜ、ジョウト地方のロケット団を壊滅したかは理由は言えませんが、結果的になっただけです。

次回、サトシvsキョウです。

ではまたの機会に
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。